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「第八話 ユリ武伝 ~海棲の刺客~」

23章

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 いつからだろう? 姉に勝てるかも、と思うようになったのは。
 
 小さいころから、一緒のふたり。顔も性格も行動までもそっくりで。
 双子として同じように育てられたふたり。時として姉であり、時として友人であった存在は、一緒のはずなのにどこか遠くて眩しくて。
 気がつけば、いつも姉の後を歩いていた。
 なにをやっても敵わない、きっとこの関係はずっと続くんだと思っていたのに。
 
 もしかして、私の方が強いのかも。
 
 中学生になったころから、どこかでぼんやりと気付き始めていた。
 8割ほどの力でやる柔術の稽古。毎晩繰り返される、姉妹だけの練習のなかで、なんとなく、どことなくわかり始めていたふたり。
 
 そして、あの日。15になった誕生日の夜。
 過酷な現実が、明らかになった日。
 
 勝者は私で、姉は敗者で。
 でも、でも、そう、今でも私はわかっているの。
 
 私は、お姉ちゃんがいないとダメなの―――
 
 
 
 「死ねッッ、ファントムガール・ユリアッッッ!!!」
 
 オレンジ色の熱線が、巨大ヤドカリの鋏から一直線に放たれる。
 赤茶色の岩石が集合してできたような怪物の破壊光線は、タコに四肢を絡み取られ、身動きできない黄色の女神の背中に直撃する。
 
 「きゃああああああああッッッ――――ッッッ!!!!」
 
 爆発とともに火花が飛び散り、海の中でジュウジュウと音をたてる。
 細身の背中は、赤色に焼け爛れていた。銀色の輝く肌は、あちこちが黒焦げになっている。陶酔しそうな美しき女神の肢体は、いまや悪魔に蹂躙されて、その輝きをほとんど失っている。
 
 ヴィーン・・・ヴィーン・・・ヴィーン・・・
 
 海岸を流れる女神苦闘の調べは、ファントムガール・ユリアが登場してから間もなく、点滅を開始していた。
 
 誰の目にも明らかなほど、ユリアは衰弱し切っていた。
 
 ヤドカリの巨獣シェルと、タコの淫獣クトルとの間に、颯爽と現れた黄色と銀の妖精。
 だが、出現した瞬間から、肩で大きく息をしていた守護天使は、一撃の攻撃も繰り出すことなく、二匹の魔獣に嬲られ続けていた。
 
 ヤドカリとタコの間を、フラフラと往復するファントムガール・ユリア。
 シェルの巨大な鋏がユリアの胸を、腹部を突き刺す。仰け反ったところを、クトルの8本の鞭が、銀の皮膚をはぎとる勢いで叩き伏せる。全身に血を滲ませる少女戦士を、凶悪な鋏が今度はハンマーと化して頭部を殴りつける・・・
 リンチと呼ぶにはあまりに凄惨な処刑が、美しい海岸をバックに展開される。
 
 グッタリと脱力したユリアを、濃緑の足が首に巻きついて、吊り下げる。
 ゴボゴボと白泡を垂れ流し、窒息死を迎えんとする闘少女を、すんでのところでシェルが抱えあげる。
 だが、それは次なる嗜虐の始まりでしかなかった。
 細い胴体に食い込んだふたつの鋏が、ギリギリと圧迫していく。
 メシメシと悲鳴をあげる肋骨。徐々に破壊される壮絶な激痛に、ふたつに纏めた髪を振り乱して絶叫するユリア。
 
 助けられたと思ったら責められ、死ぬ寸前で助けられる・・・
 少女を破壊する愉悦に震える悪魔二匹によって、黄色の守護天使はそんな苦悶の煉獄にずっと陥っているのであった。
 
 「ハハハハハ、いかがですか、ユリアくん? 最期の時を迎えた心境は?」
 
 クトルの足が四肢を捕えて、上空高くにユリアを固定する。
 仰向け状態のユリアの視界に、夏の満天の星空が飛び込んでくる。ズキズキと疼く全身の激痛が、爽快な星空のなかで、より一層際立って少女戦士に染み込んでくる。
 
 “・・・私・・・・・・・これ・・・から・・・・・・殺され・・・るんです・・・ね・・・”
 
 悪鬼どもの暴力の捌け口と堕してしまった、無力な己。
 弱い自分を自覚した武道少女は、無念のまま、死を迎えようとしている。
 天の川が・・・キレイだな・・・・・・
 地獄の口に向う者としては相応しくない、静かな感情がユリの内面には広がっている。
 
 「君のように美しく、脆いオモチャはずっと遊んでいたいところですが・・・あいにく始末するよう言われてましてね。命が果てたあとにでも、ゆっくりその未熟な身体は味あわせてもらいますよ」
 
 4つの手足に2本づつ絡んだタコの触手が、天高く大の字に拘束した黄色の妖精をギリギリと引き伸ばしていく。
 
 「ギャアアアッッッ・・・!!! アアアアアッッッ~~~ッッッ!!!」
 
 鈴の声が引き攣る悲鳴を奏でる。
 付け根から四肢をもがれる苦痛。ミシミシと皮膚が、筋肉が千切れていくおぞましい音が、孤独な闘少女を苛んでいく。
 
 ギュオオオオオオッッ―――ッッッ!!!
 
 磔のユリアの真下に移動したシェルが、背負った巨大貝殻を高速で回転させる。
 白いドリルの凶悪な回転音が、苦痛にもがく可憐な妖精の耳朶を打つ。
 
 「さらばだッ、ファントムガール・ユリアッッ!!!」
 
 大の字のまま、華奢な黄色の女神が、背中からヤドカリのドリルに落とされる。
 
 ギュリュリュリュリュリュ!!! ブチイッッ!! ドバアッッ!! ビシャアッッ!!
 
 「キャアアアアアアアアアアアッッッ――――――ッッッ!!!!」
 
 闇を切り裂く凄惨な悲鳴。
 貝殻のドリルがユリアの背中を突き刺し、ギュルギュルと回転しながら、銀の皮膚を、柔らかな乙女の背肉を抉っていく。
 噴き出す鮮血が白いドリルを朱色に染めていく。ビチャビチャと細胞の破片が飛び散り、砂浜を桃色に霞ませる。
 ゴボリと血塊が花びらのような唇からこぼれる。全身を突っ張らせ、ビクビクと痙攣するファントムガール・ユリア。胸の中央のクリスタルが激しく明滅し、青い瞳の光も点灯と消滅を繰り返す。
 
 闘えぬ少女戦士に処せられた、過酷な串刺し刑。
 ひと思いにお腹まで突き貫くことはできるだろうに、敢えて魔獣二匹は永遠の安息を簡単にはユリアに与えなかった。四肢に絡めた触手を放したクトルは、その吸盤の先で、妖精の乳首の先を、女裂の襞を、臍を、腋を、尻肉の割れ目の中を、次々と吸いついて瀕死の少女を弄ぶ。ヤドカリの鋏がぶらさがった細い両手首に食い込み、生贄少女の動きを封じる。背中の中央を貝殻のドリルで抉られながら、ユリアはただヤドカリの上で垂れ下がっているしかない。
 
 ギュルルルルルル・・・・ギュルルルルルル・・・・・・
 
 「ふぇああああああッッッ―――ッッッ!!!! んんええあアアアッッ・・・!!! ひぎいイイイッッッ―――ッッッ!!!!」
 
 細い背中に穴を開けられていく、守護天使・ユリア。
 ドクドクと真っ赤な血が垂れ落ちていく。壮絶な激痛と執拗な魔悦。徐々に滅ぼされていく、凄惨な処刑ショーが、夏の海岸に大パノラマで広がっている。
 
 「いい悶え具合ですよ、ユリアくん! 君の苦しみと悦びが身体からよく伝わってきます。さあ、このままゆっくりじっくり、お腹を突き破ってあげますからね。苦しみながら死んでいきなさい!」
 
 「オレ様のドリルで八つ裂きにしてくれる。二度と復活できないよう、バラバラになって死ね、ユリア!」
 
 “・・・・・・・・・し・・・・・死・・・・・ぬ・・・・・・・・・・お姉ちゃ・・・・・・ん・・・・・・”
 
 クリスタルの点滅音が、小さく、遅くなっていく。
 瞳と胸の水晶体の青色が、暗く翳り、消え入るように薄くなっていく。
 
 「ユリアッッッ―――――ッッッ!!!!」
 
 海岸に響き渡る、絶叫。
 兼子賢児の運転するバイクに跨った、セミロングの美少女。
 衰弱しきった身体は毛布に包まれ、赤黒い血が口元にこびりついている。悪魔の拷問から、命からがら生還した不運な柔術少女。己の身もいまだ危険な状態であるのは間違いない。だがしかし、普段は蚊の鳴くような声しか出せない内気な少女が、どこにこんな力が残されていたかと思う大声で、愛しき者の名を叫ぶ。
 
 「ユリアッッ!!! 私が“許可”・・・いいえ、“命令”するわ! そいつらと闘って! そして・・・ぜったいに勝ちなさい!!」
 
 消えかけていた女神の瞳が、カッと強い光を放つ。
 
 幻聴? いや、間違いない。間違えるわけはない。
 全てを諦め掛けていたファントムガール・ユリア、西条ユリの耳に聞こえてきた、あの鈴のような声は。優しく、心地良く、時に厳しく、頼りがいのあるあの声は、忘れることなどできるはずのないあの人の声。
 
 “・・・・・・お姉・・・ちゃんッッ!!・・・”
 
 「うあああああああッッッ!!!!」
 
 串刺しを待つだけの脱力した銀の肢体に、光の力が蘇る。
 潤んだ唇が咆哮する。遠慮がちな少女戦士の、生命にしがみつく叫び。
 拘束されていない両足がグンと撥ねあがる。
 空を大きな弧を描いて腰の上へ。さらに頭の上へ。
 脚をふんばる反動で、ズブズブと背中にドリルが埋まっていく。構わず勢いよく回転する長い美脚。
 ヤドカリ巨獣の背中の上で、ちょうど後ろ回りする形となったユリアの柔肉から、貝のドリルが抜けていく。
 
 「せやああああッッッ―――ッッ!!!」
 
 脚から優雅に着地した武道天使が、処刑の脱出から一気に逆転の柔術を仕掛ける。
 巨大な鋏に挟まれた両手首を、内側から旋回するように捻る。
 ベキン! ゴキン!
 軽やかな音を響かせて、怪物となった総合格闘家の手首は、いとも鮮やかに外されていた。
 
 「ッッ??! ぎィッッ?!!」
 
 「想気流柔術・櫓落とし!」
 
 奇妙に捻れたヤドカリの鋏に、両手首を挟ませたまま、銀の女神が一本背負いの要領で巨獣の懐に飛び込む。
 
 ベキッ! ボキイッッ!! ボコッッ!!
 
 手首を折られる痛み、肘関節を砕かれる激痛、肩関節を脱臼する苦痛が電流のように一瞬で巨獣の右腕を駆け巡る。スピード、タイミング、そして激痛に自ら飛びあがる敵の勢い・・・その全てを芸術的に融合させた天才の投げ技が、3倍以上の質量がある巨体を、風車のように大回転させる。
 
 「キシャアアアアアアッッッ―――ッッッ!!!」
 
 砂浜が揺れる。海が波立つ。
 巨獣が叩き伏せられ、人工的な地震が観光地を揺らす。倣岸な「皇帝」が、惨めな鳴き声を夜空に轟かす。
 
 「ユッ・・・ユリアァァァッッ~~~ッッ・・・き、貴様ァ・・・・・・」
 
 右腕を破壊された痛みに、ブルブルと震えながら巨大ヤドカリが立ちあがる。
 その赤い眼に飛び込んできたものは。
 光の矢を引き絞り、照準を己へと合わせた、黄色の妖精の姿。
 
 「なッッ?!!」
 
 ドンンンンンッッッ!!!!
 
 強固なシェルターに入る間もなく、狙いすました必殺の嚆矢が、赤茶色の肉体の中央に突き刺さる。
 一瞬の静寂。
 溢れる聖なるエネルギーの爆発に、巨大ヤドカリの肉体は白い貝殻ごと、木っ端微塵に吹き飛んだ。
 
 「やったぜ! 今度こそ、ファントムガールの完全勝利だ!」
 
 「・・・まだ・・・です・・・」
 
 踊りあがらんばかりに吼える兼子賢児を、西条エリが制する。
 確かにヤドカリ巨獣・シェル、人間を破壊することに愉悦を覚える総合格闘家・兵頭英悟は倒した。
 だが、本当の闘いはこれから。
 成す術もなく惨殺されてしまった最悪の敵、クトル。
 柔術を操るユリアにとって、天敵ともいえる最悪の宿敵が、再度守護天使を地獄に落とさんと構えている。
 
 「驚きましたね。あの状態から、まだ抵抗できるとは・・・。思わぬ人物が現れたものです」
 
 ヘドロの塊のごとく見えるタコの淫獣が、赤い眼をちらりと浜辺のエリに向ける。
 当然のように、魔獣はユリアを蘇生させたキーパーソンの存在に気付いていた。あの状態で久慈仁紀のもとを脱け出してくるとは、思いもよらなかったが・・・だが、この死闘の場に現れた邪魔者は、ファントムガールを処刑したあと、始末すればよい。
 
 軟体生物タコの能力を引き継いだキメラ・ミュータント、クトル。
 関節技を主体とするユリアは、彼にとっては獲物でしかない。ましてすでに限界を迎え、瀕死と呼んで差し支えない状態。目前でシェルが葬られても、慌てることなく、哀れな銀の妖精に近付いていく。
 
 「ハア・・・ハア・・・ハア・・・ハア・・・・・・」
 
 後退する守護天使。
 肩で大きく息をし、ガクガクと揺れる武道少女が、無意識に下がっていく。胸のクリスタルが、ヴィーン・・・・・・ヴィーン・・・・・と、か細く点滅を繰り返している。
 
 「ユリアッッ!! “無撃”を使いなさい! 関節技が効かない相手には、打撃しかないわ」
 
 衰弱した肉体に鞭打って、再びセミロングの少女が大声で叫ぶ。
 声は間違いなく届いていた。しかし、素直な少女戦士は、いつになく、ふるふると細い首を横に振る。
 
 「どうやら私に勝てないことは、ユリアくん自身が一番理解しているようですねぇ。安心なさい。女の悦びをたっぷり教えながら殺してあげますよ」
 
 「・・・う・・・・ううぅ・・・・・・・」
 
 ズルズルと8本の触手を蠢かしながら、タコのミュータントが細身の女神に迫る。
 火傷に黒ずみ、背中からドクドクと鮮血を流す凄惨な姿の天使。彼女に残された体力も時間もわずかしかない。絶望的な状況が、正体は15歳にしか満たない少女を追い詰めていく。
 
 「ユリッッ―――ッッッ!!! やりなさいッッ!!!」
 
 思わず正体の名を叫んだ姉の声が、さそり座のもとに響き渡ったとき、濃緑の悪魔が8つの触手を踊らせて、震える守護少女に殺到する。
 
 しかし。
 先に突っ込んだのは、ファントムガール・ユリア。
 突進して放つ、右拳の突き。
 
 「愚かな!」
 
 真っ直ぐに伸びたストレートが、ヘドロの肌に触れた瞬間、濃緑の足はユリアの右拳はもとより、全身に絡みついていた。
 ボロボロの少女戦士の打撃は、本来の速度から遠くかけ離れていた。触れるのが精一杯で、威力を与えられなかった右拳は、容易くクトルに捕えられた。
 
 ――――かのように見えた。
 
 「え??」
 
 ガクン
 
 骨格のない巨大タコの全身が、ぐらりと大きく揺らぐ。
 悦楽に魅入られた魔獣を襲ったのは、つっかえ棒をなくしたような喪失感。全身の力がバラバラになって迷走する感覚。
 久慈仁紀が西条エリに味あわされた奇妙な感覚、あの再現が正邪の死闘で行われる。
 
 ユリアの右腕は絡まれたのではない。
 絡ませたのだ。
 
 「想気流柔術奥義・無撃ッッ!!」
 
 全身の力を失った無防備な腹部に、大砲のごとき衝撃が叩きこまれる。
 
 「ゴボオオオオオッッッ!!!」
 
 どす黒い吐血を大量に撒き散らしながら、濃緑の巨体が美しい海岸を飛んでいく。
 天まで届く波飛沫をあげて、海中に落ちていくタコの魔獣。
 嵐のごとき津波が浜辺に打ち寄せられる。油断しきったたるんだ腹部に、ボーリングの玉を撃ち込まれたような衝撃。少女戦士の何分の一かのダメージを負った醜いキメラ・ミュータントの姿は、掻き消すように忽然と伊豆の海岸から消えていた。
 
 「ハァ・・・・・・・・ハァ・・・・・・・・・・あ・・・・・・・・・」
 
 しばし勝利をもたらした右拳を見詰める黄色の女神。
 瞳から青い色が消えていくのにあわせるように、ゆっくりと後方に倒れていく。
 正義の少女が海岸を揺るがせる直前、その麗しく可憐な肢体は、白い光の粒子と化して、夜の空間に溶けていった。
 
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