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20、敗走
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ゴオオオオウウウウッッ!!!
唸りをあげて、巨大な戟が振り下ろされた。
パッと炎が舞う。それは、激突による火花ではなかった。
渦巻く火炎のなかから現れたのは、ショートヘアにショートパンツの、紅蓮の炎天使。
「オメガッ・・・フェニックスッ!!」
「ジャキーンっと!! あっぶな~、間にあったネ!」
両腕の手首で輪をつくる火炎が、虎狼の戟を弾き返す。
小柄な身体からは、想像できぬパワーだった。右半身で構えた態勢からは、武の香りが濃厚に漂う。
「貴様ッ・・・たしなんでいるなッ!?」
目に見えぬ戟の連撃が、怒涛となってオメガフェニックスを襲う。
装着した炎のリングで、次々に受け切る若き炎天使。攻撃だけでなく、渦巻く炎は防御でも広い効果を発揮した。
「コイツッ・・・技術では、オメガヴィーナスの遥か上をゆくかッ!!」
「ここはあたしに任せて、ふたりは早く逃げてヨ! 〝無双”の虎狼とは、一度は手合せしてみたかったのよネ!」
「フェニックス・・・でも」
「途中からしか聞こえなかったけどサ、妹の言うことの方が、正しいと思うナ。天音は光属性の特別な戦士、オメガヴィーナスだもん。今日、大切なひとを守れなかったなら・・・明日守れるようになろうヨ」
炎と戟との攻防のさなか、跳ね上がった炎天使の右脚が、ハイキックを放つ。
わずかではあるが、スピードでオメガフェニックスは勝っていた。虎狼の側頭部に、パンパンに張った右脚が弧を描いて吸い込まれる。
グラリと揺れた虎狼は、バック宙を繰り返し、一気に距離を置いた。
「ま、口で言うほど簡単なことじゃないけどネ。でも、今は逃げることが、郁美を助けることになる、でしょ」
猫のような顏を、ニコリと綻ばせてオメガフェニックスはウインクした。
その剥き出しになった腹筋に、朱色の横線が疾っている。
もう皮一枚、深く斬られていたら、激しく出血していただろう。虎狼が並の妖化屍でないことを、紅蓮の炎天使もまた理解していた。
「さ、早く! あの林を越えた先に、『水辺の者』が待っているはずヨ! 今はこの危地を脱しましょう!」
オメガフェニックスが渦巻く炎を噴きあげるのを合図に、姉妹は支え合うようにして細い山道を駆けていく。
逃げていく紺青のケープを眺めながら、〝無双”の虎狼は追いかけようとはしなかった。
「ふ~ん。けっこうアッサリしてるんだ。それとも、このあたしを相手にして、ヨソに気を取られてる場合じゃないと思ったのかナ!?」
小柄ながら、ムチムチに実ったグラマラスボディを前に、弁髪の武人はクスクスと笑った。
「面白い小娘だ。先程、貴様の拳と我が戟が交錯した瞬間に、互いの実力は嗅ぎ取ったはずだがな?」
虎狼に負けじと、オメガフェニックスもまた、唇を吊り上げた。
両手首に渦巻く炎が、一層激しく燃え上がる。
「そう? あたしはちっとも、負ける気しないけどナ」
「貴様、敗北を知らんな。若さとは、時に己を見誤らせる」
「敗北なんて、知るはずないわ。オジサンほどの年になったら、負けるのが怖くなるかもしれないけどネ」
「フンッ・・・貴様は999人目の我が獲物だ。オメガヴィーナスの前菜として・・・我が戟のサビとなれ」
「う~ん、盛り上がってるところ、申し訳ないんだけど・・・」
3人目の声が沸いたのは、突然のことだった。
「私も、混ぜてもらっていいかしらぁ? 998名の破妖師を手に掛けた〝無双”の虎狼・・・指をくわえて見逃すほど、優しくなれないのよね」
蒼碧の水天使・オメガセイレーン。
胸の「Ω」マークから、かすかに煙を昇らせながらも、妖艶な美女は微笑を浮かべていた。まるで、仇を討てることが、楽しくて堪らない、とでも言うように。
「ようやくミョルニルの洗礼から解放されたわ・・・。苦しめられたけど、あれで斃せるほどオメガスレイヤーは脆くないのよ。天音ちゃんのご両親の無念・・・私が代わって晴らさせてもらうわ」
雑木林を走り抜けると、平坦な地が現れた。
郁美の肩を支えにして、ようやくオメガヴィーナスはここまでを移動することができていた。戦闘の疲労とダメージが、重くのしかかっている。天空を翔けるようにジャンプしていたのとは、比べようもないほどに体力を消耗し切っている。
オメガセイレーンの話によれば、『水辺の者』と呼ばれる組織の仲間が、乗用車を用意して待っているはずだった。それに乗れば、安全な場所まで運んでくれる手筈だろう。
果たして、クルマはあった。白塗りのワンボックス。これなら、傷ついた天音を休め、応急処置を取ることもできそうだ。
だが、この地に着いた瞬間、美しき姉妹は絶句した。
「・・・酷い・・・」
恐らくは虎狼の仕業であろう。目障りなものは処理すると、あの妖化屍自身が口にしていたではないか。
20は下らぬ人の肉体が、細切れになって散らばっていた。
雨と血とで、水溜りが黒く濁っている。ほとんどの遺体は、キレイな断面を覗かせて輪切りになっていた。
オメガスレイヤーの仲間であると察した瞬間、虎狼は場にいる者の皆殺しを決断したのだろう。
「許せない・・・虎狼ッ・・・六道妖ッ・・・!!」
握力もなくなったはずの右手で、天音は拳を握っていた。
敵を屠るのは、闘いの常套かもしれない。しかし・・・あの男は、邪魔だからという理由だけで罪なき人々を殺した。あたかも、羽音がうるさい蚊を、叩き潰すように。
許すことはできなかった。そして六道妖とは、妖化屍とは・・・人々の命をムシと同等に捉えて、消し潰す存在なのだ。
闘わねばならなかった。天音が。オメガヴィーナスの力を得た、白銀の戦士が。
「天音ッ!! あのひと・・・生きてるよッ!」
モゾモゾと蠢く人影があることを、郁美は見つけた。
男が生きていた。見た限り、天音とさほど年齢が変わらなそうな青年。あちこちに痣や火傷の痕があり、内臓もいくつか損傷しているようだが、早々に戦闘不能になったことで逆に虎狼の戟からは逃げおおせたようだった。
「大丈夫ですかッ!? 私は四乃宮天音。こっちは妹の郁美です。あなたは・・・『水辺の者』の方ですか!?」
「・・・よかった。あなたがオメガヴィーナス・・・四乃宮天音さんですね。お迎えに、あがりました・・・大丈夫、運転するくらいの余力はあります」
ふたりが近づくのに気付き、青年は無理矢理に身体を起こした。
身長170cm、体重70kgというところか。中肉中背ではあるが、ワイシャツのなかの筋肉はよく引き締まっていそうだ。
真っ直ぐに見つめる瞳は、やけに澄んだ色をしていた。
「オレの名はヒジリシグマ。聖司具馬です。この命に換えても、あなたたちふたりを無事に送り届けますよ!」
慌ただしく、ワンボックスカーに乗り込んだところで、四乃宮郁美の記憶は切れていた。安堵した瞬間、張り詰めた気が緩み、失神してしまったのだ。
それから数日は、嵐のように日々が過ぎていった。組織の息がかかった病院での、検査入院。父母の告別式。死に方が死に方だけに、警察による尋問も多少受けた。
こうした事態に備えていたのか、両親の蓄えは学生である姉妹の将来を、十分約束するだけのものがあった。それでも天音は、大学を中退した。彼女の置かれた立場と使命を思えば、大学に大した意味があるはずもない。
破妖師の組織には、それなりの資産があるらしく、特定の職に就かずともオメガスレイヤーは食うに困らぬらしかった。
引っ越しもした。ふたりで住むには、それまでの住居は広すぎたから。一番の理由は、父と母を、どうしても思い出してしまうからだが。
一週間ほど経って、ようやく姉妹は落ち着いた。
両親を失った事実が、その頃になって、身に染みた。
郁美は泣いた。天音は・・・泣いていたのかも、しれない。妹の前では、涙を見せなかった。それが寂しくて、郁美はますます泣き続けた。
ずっと泣いていたら、涙が枯れた。
あれ以来、天音は郁美に、オメガスレイヤーについての話をしようとしなかった。
何度頼んでも、頑なに断った。
六道妖の追手が現れるかと懸念もしたが、生活が脅かされることはなかった。
だが、時折天音は、オメガヴィーナスとなって妖化屍やケガレを退治に出掛けていった。
そうして、5年前の日々は過ぎ去っていった――。
唸りをあげて、巨大な戟が振り下ろされた。
パッと炎が舞う。それは、激突による火花ではなかった。
渦巻く火炎のなかから現れたのは、ショートヘアにショートパンツの、紅蓮の炎天使。
「オメガッ・・・フェニックスッ!!」
「ジャキーンっと!! あっぶな~、間にあったネ!」
両腕の手首で輪をつくる火炎が、虎狼の戟を弾き返す。
小柄な身体からは、想像できぬパワーだった。右半身で構えた態勢からは、武の香りが濃厚に漂う。
「貴様ッ・・・たしなんでいるなッ!?」
目に見えぬ戟の連撃が、怒涛となってオメガフェニックスを襲う。
装着した炎のリングで、次々に受け切る若き炎天使。攻撃だけでなく、渦巻く炎は防御でも広い効果を発揮した。
「コイツッ・・・技術では、オメガヴィーナスの遥か上をゆくかッ!!」
「ここはあたしに任せて、ふたりは早く逃げてヨ! 〝無双”の虎狼とは、一度は手合せしてみたかったのよネ!」
「フェニックス・・・でも」
「途中からしか聞こえなかったけどサ、妹の言うことの方が、正しいと思うナ。天音は光属性の特別な戦士、オメガヴィーナスだもん。今日、大切なひとを守れなかったなら・・・明日守れるようになろうヨ」
炎と戟との攻防のさなか、跳ね上がった炎天使の右脚が、ハイキックを放つ。
わずかではあるが、スピードでオメガフェニックスは勝っていた。虎狼の側頭部に、パンパンに張った右脚が弧を描いて吸い込まれる。
グラリと揺れた虎狼は、バック宙を繰り返し、一気に距離を置いた。
「ま、口で言うほど簡単なことじゃないけどネ。でも、今は逃げることが、郁美を助けることになる、でしょ」
猫のような顏を、ニコリと綻ばせてオメガフェニックスはウインクした。
その剥き出しになった腹筋に、朱色の横線が疾っている。
もう皮一枚、深く斬られていたら、激しく出血していただろう。虎狼が並の妖化屍でないことを、紅蓮の炎天使もまた理解していた。
「さ、早く! あの林を越えた先に、『水辺の者』が待っているはずヨ! 今はこの危地を脱しましょう!」
オメガフェニックスが渦巻く炎を噴きあげるのを合図に、姉妹は支え合うようにして細い山道を駆けていく。
逃げていく紺青のケープを眺めながら、〝無双”の虎狼は追いかけようとはしなかった。
「ふ~ん。けっこうアッサリしてるんだ。それとも、このあたしを相手にして、ヨソに気を取られてる場合じゃないと思ったのかナ!?」
小柄ながら、ムチムチに実ったグラマラスボディを前に、弁髪の武人はクスクスと笑った。
「面白い小娘だ。先程、貴様の拳と我が戟が交錯した瞬間に、互いの実力は嗅ぎ取ったはずだがな?」
虎狼に負けじと、オメガフェニックスもまた、唇を吊り上げた。
両手首に渦巻く炎が、一層激しく燃え上がる。
「そう? あたしはちっとも、負ける気しないけどナ」
「貴様、敗北を知らんな。若さとは、時に己を見誤らせる」
「敗北なんて、知るはずないわ。オジサンほどの年になったら、負けるのが怖くなるかもしれないけどネ」
「フンッ・・・貴様は999人目の我が獲物だ。オメガヴィーナスの前菜として・・・我が戟のサビとなれ」
「う~ん、盛り上がってるところ、申し訳ないんだけど・・・」
3人目の声が沸いたのは、突然のことだった。
「私も、混ぜてもらっていいかしらぁ? 998名の破妖師を手に掛けた〝無双”の虎狼・・・指をくわえて見逃すほど、優しくなれないのよね」
蒼碧の水天使・オメガセイレーン。
胸の「Ω」マークから、かすかに煙を昇らせながらも、妖艶な美女は微笑を浮かべていた。まるで、仇を討てることが、楽しくて堪らない、とでも言うように。
「ようやくミョルニルの洗礼から解放されたわ・・・。苦しめられたけど、あれで斃せるほどオメガスレイヤーは脆くないのよ。天音ちゃんのご両親の無念・・・私が代わって晴らさせてもらうわ」
雑木林を走り抜けると、平坦な地が現れた。
郁美の肩を支えにして、ようやくオメガヴィーナスはここまでを移動することができていた。戦闘の疲労とダメージが、重くのしかかっている。天空を翔けるようにジャンプしていたのとは、比べようもないほどに体力を消耗し切っている。
オメガセイレーンの話によれば、『水辺の者』と呼ばれる組織の仲間が、乗用車を用意して待っているはずだった。それに乗れば、安全な場所まで運んでくれる手筈だろう。
果たして、クルマはあった。白塗りのワンボックス。これなら、傷ついた天音を休め、応急処置を取ることもできそうだ。
だが、この地に着いた瞬間、美しき姉妹は絶句した。
「・・・酷い・・・」
恐らくは虎狼の仕業であろう。目障りなものは処理すると、あの妖化屍自身が口にしていたではないか。
20は下らぬ人の肉体が、細切れになって散らばっていた。
雨と血とで、水溜りが黒く濁っている。ほとんどの遺体は、キレイな断面を覗かせて輪切りになっていた。
オメガスレイヤーの仲間であると察した瞬間、虎狼は場にいる者の皆殺しを決断したのだろう。
「許せない・・・虎狼ッ・・・六道妖ッ・・・!!」
握力もなくなったはずの右手で、天音は拳を握っていた。
敵を屠るのは、闘いの常套かもしれない。しかし・・・あの男は、邪魔だからという理由だけで罪なき人々を殺した。あたかも、羽音がうるさい蚊を、叩き潰すように。
許すことはできなかった。そして六道妖とは、妖化屍とは・・・人々の命をムシと同等に捉えて、消し潰す存在なのだ。
闘わねばならなかった。天音が。オメガヴィーナスの力を得た、白銀の戦士が。
「天音ッ!! あのひと・・・生きてるよッ!」
モゾモゾと蠢く人影があることを、郁美は見つけた。
男が生きていた。見た限り、天音とさほど年齢が変わらなそうな青年。あちこちに痣や火傷の痕があり、内臓もいくつか損傷しているようだが、早々に戦闘不能になったことで逆に虎狼の戟からは逃げおおせたようだった。
「大丈夫ですかッ!? 私は四乃宮天音。こっちは妹の郁美です。あなたは・・・『水辺の者』の方ですか!?」
「・・・よかった。あなたがオメガヴィーナス・・・四乃宮天音さんですね。お迎えに、あがりました・・・大丈夫、運転するくらいの余力はあります」
ふたりが近づくのに気付き、青年は無理矢理に身体を起こした。
身長170cm、体重70kgというところか。中肉中背ではあるが、ワイシャツのなかの筋肉はよく引き締まっていそうだ。
真っ直ぐに見つめる瞳は、やけに澄んだ色をしていた。
「オレの名はヒジリシグマ。聖司具馬です。この命に換えても、あなたたちふたりを無事に送り届けますよ!」
慌ただしく、ワンボックスカーに乗り込んだところで、四乃宮郁美の記憶は切れていた。安堵した瞬間、張り詰めた気が緩み、失神してしまったのだ。
それから数日は、嵐のように日々が過ぎていった。組織の息がかかった病院での、検査入院。父母の告別式。死に方が死に方だけに、警察による尋問も多少受けた。
こうした事態に備えていたのか、両親の蓄えは学生である姉妹の将来を、十分約束するだけのものがあった。それでも天音は、大学を中退した。彼女の置かれた立場と使命を思えば、大学に大した意味があるはずもない。
破妖師の組織には、それなりの資産があるらしく、特定の職に就かずともオメガスレイヤーは食うに困らぬらしかった。
引っ越しもした。ふたりで住むには、それまでの住居は広すぎたから。一番の理由は、父と母を、どうしても思い出してしまうからだが。
一週間ほど経って、ようやく姉妹は落ち着いた。
両親を失った事実が、その頃になって、身に染みた。
郁美は泣いた。天音は・・・泣いていたのかも、しれない。妹の前では、涙を見せなかった。それが寂しくて、郁美はますます泣き続けた。
ずっと泣いていたら、涙が枯れた。
あれ以来、天音は郁美に、オメガスレイヤーについての話をしようとしなかった。
何度頼んでも、頑なに断った。
六道妖の追手が現れるかと懸念もしたが、生活が脅かされることはなかった。
だが、時折天音は、オメガヴィーナスとなって妖化屍やケガレを退治に出掛けていった。
そうして、5年前の日々は過ぎ去っていった――。
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