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私の運命
ストーリー10
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買い物が終わり店を出ると、外は茜色の空に変わっていた。そしてもうすぐ夜になろうとしている。
「後は……服だな」
進藤さんはそう言って、今度は数々のアパレルショップが入っているショッピングモールへと向かった。
そこでは外着、部屋着、下着など購入した。進藤さんは必要経費だとは言っていたけど、こんなに買ってもらって良かったのかな。
「これで必要な物は揃ったな」
「はい。こんなにたくさん買ってもらっちゃって、本当にありがとうございます」
「必要経費と言っただろう?仕事する前に生活が出来なくなっても困るからな」
進藤さんはさり気なく私が持つ沢山の荷物を全部持ってくれた。
元彼の義雄と一緒に買い物に来ても、荷物を持ってもらった事なんて一度もない。むしろ、荷物持ちは私だった。
だからこういう優しさを受けると戸惑いもあり嬉しさも感じる。
買い物が終わりショッピングモールを出ようとすると、入り口付近で福引をやっていた。
「あ、さっき買い物した時に福引券もらったんですよ」
私は福引券を手に持ち、小走りで福引コーナーへ向かう。
チャンスは4回。
「よーし。頑張るぞ~」
私は右の手先に全神経を集中させ、気合いを入れて福引のガラガラを回す。
出てきたのは白の玉。残念賞のティッシュだ。
「よし、次」
同じく気合いを入れて福引のガラガラを回す。
やっぱり白の玉。そして3回目も白の玉だった。ダメだ、今日はついてない。
「ラストは進藤さん引いて下さい」
私は諦め、進藤さんの持つ荷物を預かり、最後の1回を任せる。
進藤さんはサクッとガラガラを回した。そして出てきたのは…赤玉。
「赤玉、おめでとうございまぁす。こちらが景品です」
福引の店員は当たり鐘を上にあげ、思いっきり鳴らしながら景品を渡してきた。
「わぁ、進藤さん凄い。何が当たったんですか?」
福引コーナーから少し離れて2人で景品を確認する。当たったのは最新の人気ゲーム機&ゲームソフトだった。
「このゲーム機、今めっちゃ人気あるやつだぁ」
「……面白いのか?」
「私はこのゲーム機でプレイした事ないですけど、そもそも進藤さんってゲームとかするんですか?」
「いや、やった事ない」
ですよね~。きっとゲームとは縁のない人だとは思ったがやっぱりだったか。
「たまにはこういう遊びもいいかもな」
進藤さんはゲーム機を見ながら笑みを浮かべる。てっきりこんな物要らないと言うかと思ったけど、意外と庶民的なところもあるんだなぁっと思いながら、思わず進藤さんをじぃっと見た。
「ん?何だ」
私の視線に気づいた進藤さんがこっちを見る。
「あ、いえ……何でもないです」
「じゃあ帰るか」
進藤さんはまた私から荷物を取り上げて、車を停めている駐車場へ向かう。
駐車場に着くと車に荷物を乗せ、乗り込んだ。車の中は今日買った荷物でいっぱいになった。
「後は……服だな」
進藤さんはそう言って、今度は数々のアパレルショップが入っているショッピングモールへと向かった。
そこでは外着、部屋着、下着など購入した。進藤さんは必要経費だとは言っていたけど、こんなに買ってもらって良かったのかな。
「これで必要な物は揃ったな」
「はい。こんなにたくさん買ってもらっちゃって、本当にありがとうございます」
「必要経費と言っただろう?仕事する前に生活が出来なくなっても困るからな」
進藤さんはさり気なく私が持つ沢山の荷物を全部持ってくれた。
元彼の義雄と一緒に買い物に来ても、荷物を持ってもらった事なんて一度もない。むしろ、荷物持ちは私だった。
だからこういう優しさを受けると戸惑いもあり嬉しさも感じる。
買い物が終わりショッピングモールを出ようとすると、入り口付近で福引をやっていた。
「あ、さっき買い物した時に福引券もらったんですよ」
私は福引券を手に持ち、小走りで福引コーナーへ向かう。
チャンスは4回。
「よーし。頑張るぞ~」
私は右の手先に全神経を集中させ、気合いを入れて福引のガラガラを回す。
出てきたのは白の玉。残念賞のティッシュだ。
「よし、次」
同じく気合いを入れて福引のガラガラを回す。
やっぱり白の玉。そして3回目も白の玉だった。ダメだ、今日はついてない。
「ラストは進藤さん引いて下さい」
私は諦め、進藤さんの持つ荷物を預かり、最後の1回を任せる。
進藤さんはサクッとガラガラを回した。そして出てきたのは…赤玉。
「赤玉、おめでとうございまぁす。こちらが景品です」
福引の店員は当たり鐘を上にあげ、思いっきり鳴らしながら景品を渡してきた。
「わぁ、進藤さん凄い。何が当たったんですか?」
福引コーナーから少し離れて2人で景品を確認する。当たったのは最新の人気ゲーム機&ゲームソフトだった。
「このゲーム機、今めっちゃ人気あるやつだぁ」
「……面白いのか?」
「私はこのゲーム機でプレイした事ないですけど、そもそも進藤さんってゲームとかするんですか?」
「いや、やった事ない」
ですよね~。きっとゲームとは縁のない人だとは思ったがやっぱりだったか。
「たまにはこういう遊びもいいかもな」
進藤さんはゲーム機を見ながら笑みを浮かべる。てっきりこんな物要らないと言うかと思ったけど、意外と庶民的なところもあるんだなぁっと思いながら、思わず進藤さんをじぃっと見た。
「ん?何だ」
私の視線に気づいた進藤さんがこっちを見る。
「あ、いえ……何でもないです」
「じゃあ帰るか」
進藤さんはまた私から荷物を取り上げて、車を停めている駐車場へ向かう。
駐車場に着くと車に荷物を乗せ、乗り込んだ。車の中は今日買った荷物でいっぱいになった。
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