精霊地界物語

山梨ネコ

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1巻

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 今日は、ミー君かデザインした服のモデルのお仕事。ミー君は、日本でアパレルショップの店員さんだったから、おしゃれ好き。でも、この世界は、はっきりいって服の選択肢が少ない。だから、僕は凄く嬉かった。

「しおん君、この黒のスキニーパンツと白シャツお願い。まずは、普通に着て。次は、裾を少し入れて片方出す感じで着崩して。白スキニーバージョンもね。」

「了解。」

カシャッ  カシャッ      カシャッ カシャッ

「しおん君最高ー。」

「あっハル君来たんだ。」

「遅れてごめん。」

「ハルくんは、しおん君の来た服をハンガーに掛けたり色々手伝ってね。」

「OK、ミー君」

「次は、Tシャツだよ。2色あるからスキニーは、そのまま。」

カシャッ  カシャッ  カシャッ  カシャッ

「はい、次の色」

カシャッ  カシャッ  カシャッ  カシャッ

「次は、セットアップだよ。」

「これ凄く可愛い。」

「そうでしょ。こっちはかっちりしたスーツって感じしかないからさ、少し可愛い系の欲しいよね。」

「これ欲しい」

「あーこの表情撮りたいのに。」

「使わないなら撮っていいよ。」

「やったー。」

「着れたよ、着心地もいいね」

「ありがとう。撮るね」

カシャッ  カシャッ   カシャッ  カシャッ
カシャッ   カシャッ

「まだあるからね。」

「了解。次は?」

「白いスキニーにビックシャツと大きめロンティーこれの黒スキニーも撮るから。」

「はーい。」

カシャッ  カシャッ   カシャッ   カシャッ

「いいね。スニーカー欲しいね」
   
「ほんと」

「次、開発してよ。」

カシャッ  カシャッ  カシャッ  カシャッ


「えっと次は、太め目パンツにそれぞれを合わせるよ。ダボダボ系ね」

カシャッ  カシャッ  カシャッ



「疲れたね。」

「でも、まだあるんだよ。」

「タンクトップ。これは、大きめとジャストで重ね着して。」

「これってマッチョの筋肉見るた目?」

「当たり」

「クスクス」

カシャッ  カシャッ

「あとは、ジェンダーレスの可愛い系でお腹みせ。」

「これは、不味いんでは?ハーフパンツダメならこれは・・・」

「そうだよ。でも、僕は着たいから。」

「家で着るのは、OKかな。もしかしたら着たい人いるかもね。僕は好きだよ。しおん君は?」

「僕も好きだよ」

カシャッ  カシャッ  カシャッ

「はぁー疲れた。でも楽しかった。ミー君、いっぱい服作ってね」

「そうそう、ハル君。魔写真の自撮り機能どう?」

「なかなか上手くいかないみたい、もう少し待ってね。」

「了解」

「しおん君、下着もそろそろ完成なんだ。パーツモデルもよろしくね。」

「えーどんなの?」

「普通のとちょっとエロいの。」

「クスクス、ミー君らしいね。」

「3人には、内緒だよ。あと、撮影前は、少しお尻ケア、鍛えたいからいつ?」

「実は、完成は、3日後。」

「2週間は鍛えないと。」

「1週間後に撮影しないと、もう子作りでしょ。」

「そうだね。うーん、了解。頑張る。二人も撮ろうね。」

「ありがとう。えっ、無理だよ」「無理」

「却下。お願いね」




1週間後

「しおん君、下着はこれとこれなんだ。」

「思ったより普通。ボクサータイプとぴったりタイプのビキニ。」

「しおん君、これはね。次のは、エロいよ」

「さぁ撮影しよ。」

「さすが、お尻キレイ」

「ありがとう久しぶりに頑張ったよ。」

カシャッ カシャッ カシャッ カシャッ 

カシャッ  カシャッ  カシャッ 

「次は、これ」

「えっマジ?」

「うん、Tバック風」

「日本よりは、太いでしょ。シンプルバージョンと柄があるんだよ。」

「確かに太めだけど(笑)。でも、けっこう好きかも、シンプルもいいし。前面は、シンプルだけど後ろのバラ可愛いね。クモの巣バージョンもいい。」

「二人も早く着替えて、交代で撮影しよう。寝た感じがいいと思う。」

「うっうっ、恥ずかしい。しおん君」

「ほら、早く」

「しおん君ってすごいね。ミー君」

「うん、そうだね。ハル君」

カシャッ カシャッ  カシャッ  カシャッ

「僕たちがこんなにことするなんて。」

「大丈夫だよ。二人ともかわいいよ」

「次、しおん君」

「OK」

カシャッ  カシャッ  カシャッ  

「流石だね、お尻キレイ。これやばいかも。」

「うん。」  カシャッ  カシャッ


「あー楽しかった。パーツモデルもいいかも。スニーカー楽しみにしてるから。」

「了解。またね。」

「うん。またね。」
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