4 / 19
隣の駄目人間①
しおりを挟む
ところで、城崎真白はけっこうな駄目人間だ。
そう言い切っても、あいつの生態を知る人間は否定できないに違いない。なにせ、極度の面倒くさがりなのだ。放っておいたら飯も食わない、外にも出ない。おまけに大学も行きやがらない。
届いたメッセージを一読して、慎吾は無言で頭を振った。「あいつ、今日も講義出てないけど、大丈夫?」なにひとつ大丈夫ではなかったが、「大丈夫」とスタンプを返す。
明日は引きずってでも向かわせようと心に決めて、スマホをしまう。佳代子さんの心配がものの見事に的中していて笑えない。
――どうしたもんかな、本当。
誰も面倒を見なかったら死ぬんじゃねぇの、と疑うレベルの面倒くさがりは、死んでも治らない気がする。
いや、俺がこうやって面倒を見るから、あいつはいつまで経ってもなにもしないのか。
直視したくない真実から目を逸らして、慎吾は、夢見荘まであと数分の角を曲がった。手にしたエコバッグが、ずしりと重い。
築云十年の二階建てアパートの鉄製階段を上って、目の前の自室を素通り。隣室の二〇二号室の鍵を開ける。合鍵はお互いに交換済みだ。
お互いひとり暮らしなんだし。一緒にごはん食べたほうが経済的だし。佳代子さんに頼まれてるし。
……という言い訳のもと、慎吾は真白の家でごはんをつくり続けていた。もはやひとり暮らしではなくふたり暮らしである。幼稚園、小学校、中学校に高校ときて、まさかの大学まで一緒。なかなかの腐れ縁だよなぁと思いながら、慎吾は「ただいま」と真白の家のドアを開けた。
【隣の駄目人間】
「ただいま」
案の定、部屋は薄暗いままである。電気くらいつけろよと呆れたものの、言って聞いたためしはない。そんなわけで、今日も慎吾が電気紐を引っ張った。
やっと部屋が明るくなる。もしかして朝からずっとベッドにいたのだろうか。それはちょっと想像したくない。
ベッドの上で毛布の塊がもぞもぞとうごめくのを、ちらりと一瞥。
なにを言っているのかは謎だが、かすかに声が聞こえてきた。おそらく「おかえり」、あるいは「腹減った」だ。
どこの小学生だ。苦笑ひとつで、慎吾は毛布の塊に背を向けた。エコバッグの中身を冷蔵庫に片付けて、台所に立つ。背後に気配を感じたのは、野菜を切り始めてからだった。振り返ると、寝起きのぽやぽやした顔と目が合う。
「ごはん、なに?」
だからどこの小学生だ。童顔も相まってものすごく幼い。なまぬるい笑みを浮かべたまま、慎吾は応じた。
「今日はなべ。昨日食べたいって言ってたでしょ」
「なべ」
幸せそうに繰り返す幼馴染みは、完全に寝ぼけている。
普段もこれくらいぽやっとしてたらかわいいのに。そこまで思ってしまってから、いやいやいやと脳内で慎吾は盛大に否定した。
傍若無人じゃない真白とか、無理。気持ち悪い。いや、べつにエムとかそういうあれじゃないけど。
「というわけだから、カセットコンロ準備してくれる?」
誤魔化すように指示を出せば、目が覚めてきたらしい真白が嫌そうな顔で明後日のほうを向いた。いや、それくらいしろよ、おまえ。
慎吾の非難が通じたのかどうかは謎だが、真白がぺたぺたと歩き出した。押し入れをがさごそとあさっている音に安堵した瞬間、甘えくさった声が飛んでくる。
「なぁ、慎吾。ないー」
「ないわけないでしょ、ないわけ。このあいだ、おまえがしまったよね?」
「でも、ねぇもん。ないもんはない」
小学生でもできるだろうお手伝いを、小学生以下の台詞で諦めた幼馴染みが、そのままベッドにダイブする。ぼすっというまぬけな音に、慎吾は無言で白菜をぶった切った。
この駄目人間。だから佳代子さんは、おまえにひとり暮らしは無理って断言したんだろうが。
――いや、まぁ、だからって、いやいや面倒見てるわけじゃないけどさぁ。
でもやっぱり、俺が甘やかしすぎているのかもしれない。内省しながら慎吾は押し入れの襖を引いた。右。左。
「え。めっちゃふつうにあるんですけど」
あっというまに見つかった探し物に、おのずと声のトーンが下がった。真白の探す気がなさすぎる。
「えー、どこに?」
「おまえ、どうせ右側しか開けてないんでしょ。ちょっと左も開けたらあったよ、目の前に」
「えー、マジで。ごめん。悪い」
「まったく謝ってるように聞こえないんだけど。……あ、ごめん。電話だ。しろ、コンロ準備しといて」
戻ってきたときにできてなかったら、ちょっと怒る。
言外に匂わせたものに気づいているのかいないのか。毛布の塊は、もぞもぞと奇妙な動きを見せている。出る気はあるらしい。
……ま、大丈夫だろ。
大丈夫でなければ、雷を落とすだけである。そう判断した慎吾は、塊の横をすり抜けて外に出た。
錆びた手すりに背を預けて通話ボタンをタップした瞬間に、かなみの明るい声が耳元で弾けた。真白ご自慢の妹である。
「慎吾くん? もしもーし、今、大丈夫だった?」
「うん、大丈夫だよ。でも、どうしたの。珍しいじゃん。かなちゃんが俺に電話してくるの」
隣家の城崎兄妹はブラコンにシスコンだ。そんなわけなので、兄経由で連絡がくることのほうが圧倒的に多いのだ。
「いや、それがさぁ。このあいだ、お兄ちゃんから変なラインがきてさ。まぁ、お兄ちゃんは変なのが通常運転と言えばそうなんだけど」
「まぁ、そうだねぇ」
「でしょ? ところで、それはそうとして、慎吾くん。とうとうお兄ちゃんに手ぇ出したの?」
不覚にも返答に詰まってしまった。
「もしもーし? 慎吾くん?」
「えっと、かなちゃん。なんでまた」
我に返った慎吾の猫なで声に、「だって」とかなみが含み笑いになる。
「お兄ちゃんが、あいつは見境なく手を出すホモの変態だ、気をつけろとか言うから。勢い余ってヤッちゃったのかと思ったよぉ」
「……かなちゃん」
知りたくもなかったことを楽しげに報告されて、こめかみを押さえて唸った。というか、勢い余ってってなんだ。勢いって。
「してないから。本当になにもしてないから」
「うん。だとは思ったんだけど。慎吾くん、へたれだもんね。でも、万が一ってこともあるかもと思って。ちょっとだけ心配しちゃったぁ」
それが、散々男関係の面倒を見てきてやった俺への評価なのか。そう思わなくもなかったが、「そうだねぇ」と笑って受け流すことを慎吾は選んだ。
なにが「そう」なのかは、自分でもちょっとよくわからない。
「まぁ、とにかく、変わりがないんなら、べつにいいや。じゃあ、慎吾くん。お兄ちゃんによろしくねー」
「……うん。大丈夫。任せて」
「本当に慎吾くん、健気だよねぇ」
ドンマイと言わんばかりの笑い声を最後に、通話が切れる。なんだか疲れた。どっと疲れた。この無敵のマイペースさ加減は、兄に通じるところがあるかもしれない。お互い認めなさそうだけど。
溜息を呑み込んで、慎吾はドアノブを回した。どうせ俺がへたれだよ。何年もあほみたいなおままごとやってるよ。挙句の果てに、かなちゃんのこと好きなんじゃないかって疑われてるよ。
「ただい……ま」
浮かべかけた愛想笑いが中途半端に固まる。座卓の上にセットされたガスコンロと、どうだとばかりの幼馴染みのドヤ顔。
……なんで、こんなあほな小学生みたいなやつじゃないと駄目なんだろ。
「わー、すごいね。しろ。ちゃんとできたねー」
自問しながらも、慎吾はとりあえず成果を褒めた。とんだ棒読みだったが、言われた当人はドヤ顔のままだった。どこのひとりでできるもんだ。
「まぁな、さすがにこれくらいはな」
「そうだねぇ。できれば最初から、それくらいはしてほしかったけどねぇ」
準備を終えていた土鍋をガスコンロの上に置いて点火する。嫌味を完全にスルーした真白は、器用に瞳だけをきらめかせて鍋を見つめていた。
こいつ、好きだよなぁ、なべとかおでんとか。ついでに言うと、妙に凝ったのとかおしゃれなのとかじゃなくて、ふつうのが好きなんだよなぁ。
わかっていたのに、たまには毛色の違うものを出したくて、先週末にトマトなべにチャレンジしたのである。その結果、なんとも言えない顔で「うまいけど、ふつうの水炊きが食いたくなった」と言われてしまったのだけれど。
そういったわけで、今日はなべリベンジなのだった。真白の好みに合わせた、ものすごくシンプルな水炊き。
――これも「甘やかしてる」に入んのかなぁ。
でも、おいしいもん食わせてやりたいし、どうせなら、喜ばせたいし。しみついた甘やかし思考をぐるぐるとさせながら、鍋掴みを装着する。
……ま、佳代子さんに食費プラスアルファもらってるしな。
うちのあほがご迷惑おかけします、というていでいただいてしまっているので、リクエストを聞く義務はあるだろう。そう言い聞かせて、煮立ってきた鍋の蓋を取る。
食欲をそそるにおいがふわりと、部屋全体に広がった。
そう言い切っても、あいつの生態を知る人間は否定できないに違いない。なにせ、極度の面倒くさがりなのだ。放っておいたら飯も食わない、外にも出ない。おまけに大学も行きやがらない。
届いたメッセージを一読して、慎吾は無言で頭を振った。「あいつ、今日も講義出てないけど、大丈夫?」なにひとつ大丈夫ではなかったが、「大丈夫」とスタンプを返す。
明日は引きずってでも向かわせようと心に決めて、スマホをしまう。佳代子さんの心配がものの見事に的中していて笑えない。
――どうしたもんかな、本当。
誰も面倒を見なかったら死ぬんじゃねぇの、と疑うレベルの面倒くさがりは、死んでも治らない気がする。
いや、俺がこうやって面倒を見るから、あいつはいつまで経ってもなにもしないのか。
直視したくない真実から目を逸らして、慎吾は、夢見荘まであと数分の角を曲がった。手にしたエコバッグが、ずしりと重い。
築云十年の二階建てアパートの鉄製階段を上って、目の前の自室を素通り。隣室の二〇二号室の鍵を開ける。合鍵はお互いに交換済みだ。
お互いひとり暮らしなんだし。一緒にごはん食べたほうが経済的だし。佳代子さんに頼まれてるし。
……という言い訳のもと、慎吾は真白の家でごはんをつくり続けていた。もはやひとり暮らしではなくふたり暮らしである。幼稚園、小学校、中学校に高校ときて、まさかの大学まで一緒。なかなかの腐れ縁だよなぁと思いながら、慎吾は「ただいま」と真白の家のドアを開けた。
【隣の駄目人間】
「ただいま」
案の定、部屋は薄暗いままである。電気くらいつけろよと呆れたものの、言って聞いたためしはない。そんなわけで、今日も慎吾が電気紐を引っ張った。
やっと部屋が明るくなる。もしかして朝からずっとベッドにいたのだろうか。それはちょっと想像したくない。
ベッドの上で毛布の塊がもぞもぞとうごめくのを、ちらりと一瞥。
なにを言っているのかは謎だが、かすかに声が聞こえてきた。おそらく「おかえり」、あるいは「腹減った」だ。
どこの小学生だ。苦笑ひとつで、慎吾は毛布の塊に背を向けた。エコバッグの中身を冷蔵庫に片付けて、台所に立つ。背後に気配を感じたのは、野菜を切り始めてからだった。振り返ると、寝起きのぽやぽやした顔と目が合う。
「ごはん、なに?」
だからどこの小学生だ。童顔も相まってものすごく幼い。なまぬるい笑みを浮かべたまま、慎吾は応じた。
「今日はなべ。昨日食べたいって言ってたでしょ」
「なべ」
幸せそうに繰り返す幼馴染みは、完全に寝ぼけている。
普段もこれくらいぽやっとしてたらかわいいのに。そこまで思ってしまってから、いやいやいやと脳内で慎吾は盛大に否定した。
傍若無人じゃない真白とか、無理。気持ち悪い。いや、べつにエムとかそういうあれじゃないけど。
「というわけだから、カセットコンロ準備してくれる?」
誤魔化すように指示を出せば、目が覚めてきたらしい真白が嫌そうな顔で明後日のほうを向いた。いや、それくらいしろよ、おまえ。
慎吾の非難が通じたのかどうかは謎だが、真白がぺたぺたと歩き出した。押し入れをがさごそとあさっている音に安堵した瞬間、甘えくさった声が飛んでくる。
「なぁ、慎吾。ないー」
「ないわけないでしょ、ないわけ。このあいだ、おまえがしまったよね?」
「でも、ねぇもん。ないもんはない」
小学生でもできるだろうお手伝いを、小学生以下の台詞で諦めた幼馴染みが、そのままベッドにダイブする。ぼすっというまぬけな音に、慎吾は無言で白菜をぶった切った。
この駄目人間。だから佳代子さんは、おまえにひとり暮らしは無理って断言したんだろうが。
――いや、まぁ、だからって、いやいや面倒見てるわけじゃないけどさぁ。
でもやっぱり、俺が甘やかしすぎているのかもしれない。内省しながら慎吾は押し入れの襖を引いた。右。左。
「え。めっちゃふつうにあるんですけど」
あっというまに見つかった探し物に、おのずと声のトーンが下がった。真白の探す気がなさすぎる。
「えー、どこに?」
「おまえ、どうせ右側しか開けてないんでしょ。ちょっと左も開けたらあったよ、目の前に」
「えー、マジで。ごめん。悪い」
「まったく謝ってるように聞こえないんだけど。……あ、ごめん。電話だ。しろ、コンロ準備しといて」
戻ってきたときにできてなかったら、ちょっと怒る。
言外に匂わせたものに気づいているのかいないのか。毛布の塊は、もぞもぞと奇妙な動きを見せている。出る気はあるらしい。
……ま、大丈夫だろ。
大丈夫でなければ、雷を落とすだけである。そう判断した慎吾は、塊の横をすり抜けて外に出た。
錆びた手すりに背を預けて通話ボタンをタップした瞬間に、かなみの明るい声が耳元で弾けた。真白ご自慢の妹である。
「慎吾くん? もしもーし、今、大丈夫だった?」
「うん、大丈夫だよ。でも、どうしたの。珍しいじゃん。かなちゃんが俺に電話してくるの」
隣家の城崎兄妹はブラコンにシスコンだ。そんなわけなので、兄経由で連絡がくることのほうが圧倒的に多いのだ。
「いや、それがさぁ。このあいだ、お兄ちゃんから変なラインがきてさ。まぁ、お兄ちゃんは変なのが通常運転と言えばそうなんだけど」
「まぁ、そうだねぇ」
「でしょ? ところで、それはそうとして、慎吾くん。とうとうお兄ちゃんに手ぇ出したの?」
不覚にも返答に詰まってしまった。
「もしもーし? 慎吾くん?」
「えっと、かなちゃん。なんでまた」
我に返った慎吾の猫なで声に、「だって」とかなみが含み笑いになる。
「お兄ちゃんが、あいつは見境なく手を出すホモの変態だ、気をつけろとか言うから。勢い余ってヤッちゃったのかと思ったよぉ」
「……かなちゃん」
知りたくもなかったことを楽しげに報告されて、こめかみを押さえて唸った。というか、勢い余ってってなんだ。勢いって。
「してないから。本当になにもしてないから」
「うん。だとは思ったんだけど。慎吾くん、へたれだもんね。でも、万が一ってこともあるかもと思って。ちょっとだけ心配しちゃったぁ」
それが、散々男関係の面倒を見てきてやった俺への評価なのか。そう思わなくもなかったが、「そうだねぇ」と笑って受け流すことを慎吾は選んだ。
なにが「そう」なのかは、自分でもちょっとよくわからない。
「まぁ、とにかく、変わりがないんなら、べつにいいや。じゃあ、慎吾くん。お兄ちゃんによろしくねー」
「……うん。大丈夫。任せて」
「本当に慎吾くん、健気だよねぇ」
ドンマイと言わんばかりの笑い声を最後に、通話が切れる。なんだか疲れた。どっと疲れた。この無敵のマイペースさ加減は、兄に通じるところがあるかもしれない。お互い認めなさそうだけど。
溜息を呑み込んで、慎吾はドアノブを回した。どうせ俺がへたれだよ。何年もあほみたいなおままごとやってるよ。挙句の果てに、かなちゃんのこと好きなんじゃないかって疑われてるよ。
「ただい……ま」
浮かべかけた愛想笑いが中途半端に固まる。座卓の上にセットされたガスコンロと、どうだとばかりの幼馴染みのドヤ顔。
……なんで、こんなあほな小学生みたいなやつじゃないと駄目なんだろ。
「わー、すごいね。しろ。ちゃんとできたねー」
自問しながらも、慎吾はとりあえず成果を褒めた。とんだ棒読みだったが、言われた当人はドヤ顔のままだった。どこのひとりでできるもんだ。
「まぁな、さすがにこれくらいはな」
「そうだねぇ。できれば最初から、それくらいはしてほしかったけどねぇ」
準備を終えていた土鍋をガスコンロの上に置いて点火する。嫌味を完全にスルーした真白は、器用に瞳だけをきらめかせて鍋を見つめていた。
こいつ、好きだよなぁ、なべとかおでんとか。ついでに言うと、妙に凝ったのとかおしゃれなのとかじゃなくて、ふつうのが好きなんだよなぁ。
わかっていたのに、たまには毛色の違うものを出したくて、先週末にトマトなべにチャレンジしたのである。その結果、なんとも言えない顔で「うまいけど、ふつうの水炊きが食いたくなった」と言われてしまったのだけれど。
そういったわけで、今日はなべリベンジなのだった。真白の好みに合わせた、ものすごくシンプルな水炊き。
――これも「甘やかしてる」に入んのかなぁ。
でも、おいしいもん食わせてやりたいし、どうせなら、喜ばせたいし。しみついた甘やかし思考をぐるぐるとさせながら、鍋掴みを装着する。
……ま、佳代子さんに食費プラスアルファもらってるしな。
うちのあほがご迷惑おかけします、というていでいただいてしまっているので、リクエストを聞く義務はあるだろう。そう言い聞かせて、煮立ってきた鍋の蓋を取る。
食欲をそそるにおいがふわりと、部屋全体に広がった。
20
お気に入りに追加
134
あなたにおすすめの小説

絶対にお嫁さんにするから覚悟してろよ!!!
toki
BL
「ていうかちゃんと寝てなさい」
「すいません……」
ゆるふわ距離感バグ幼馴染の読み切りBLです♪
一応、有馬くんが攻めのつもりで書きましたが、お好きなように解釈していただいて大丈夫です。
作中の表現ではわかりづらいですが、有馬くんはけっこう見目が良いです。でもガチで桜田くんしか眼中にないので自分が目立っている自覚はまったくありません。
もしよろしければ感想などいただけましたら大変励みになります✿
感想(匿名)➡ https://odaibako.net/u/toki_doki_
Twitter➡ https://twitter.com/toki_doki109
素敵な表紙お借りしました!(https://www.pixiv.net/artworks/110931919)



初恋はおしまい
佐治尚実
BL
高校生の朝好にとって卒業までの二年間は奇跡に満ちていた。クラスで目立たず、一人の時間を大事にする日々。そんな朝好に、クラスの頂点に君臨する修司の視線が絡んでくるのが不思議でならなかった。人気者の彼の一方的で執拗な気配に朝好の気持ちは高ぶり、ついには卒業式の日に修司を呼び止める所までいく。それも修司に無神経な言葉をぶつけられてショックを受ける。彼への思いを知った朝好は成人式で修司との再会を望んだ。
高校時代の初恋をこじらせた二人が、成人式で再会する話です。珍しく攻めがツンツンしています。
※以前投稿した『初恋はおしまい』を大幅に加筆修正して再投稿しました。現在非公開の『初恋はおしまい』にお気に入りや♡をくださりありがとうございました!こちらを読んでいただけると幸いです。
今作は個人サイト、各投稿サイトにて掲載しています。

多分前世から続いているふたりの追いかけっこ
雨宮里玖
BL
執着ヤバめの美形攻め×絆されノンケ受け
《あらすじ》
高校に入って初日から桐野がやたらと蒼井に迫ってくる。うわ、こいつヤバい奴だ。関わってはいけないと蒼井は逃げる——。
桐野柊(17)高校三年生。風紀委員。芸能人。
蒼井(15)高校一年生。あだ名『アオ』。

30歳まで独身だったので男と結婚することになった
あかべこ
BL
4年前、酒の席で学生時代からの友人のオリヴァーと「30歳まで独身だったら結婚するか?」と持ちかけた冒険者のエドウィン。そして4年後のオリヴァーの誕生日、エドウィンはその約束の履行を求められてしまう。
キラキラしくて頭いいイケメン貴族×ちょっと薄暗い過去持ち平凡冒険者、の予定
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる