2 / 246
第2話 想起
しおりを挟む
「…か?…ぶか?…大丈夫か、アルフレッド?」
「え…あ、うん。」
厳格な男性と、優し気な女性がこちらを見ている。
誰だろうか…?
…いや、この人達を知っている。
間違いなく俺の両親だ。
「うっ…!!」
「本当に大丈夫なのかしら…?」
この世界で過ごした記憶が突然脳内に流れ込み、激しい頭痛に襲われた。
体感は長く感じたが、実際はほんの数秒の出来事だっただろう。
「もう大丈夫です…」
「…そうか。本当に辛くなったら部屋で休むんだぞ。」
「はい。」
「じゃあ改めて。アルフレッド、誕生日おめでとう。」
「父上、母上、ありがとうございます!」
「アルももう5歳なのね~早いわ~」
どうやら神様との約束通り、5歳なったので前世の記憶を取り戻したようだ。
今はひとまず誕生日会に集中し、終わり次第状況を把握しよう。
「アルフレッド、明日から毎日剣の練習をするのだぞ。時々稽古をつけてやろう。」
「剣の…?」
「そうだ。我らペンシルゴン家は魔の森から国を守る守護騎士の称号を頂いているからな。
アルフレッドは三男だから家督は継げないが…それでも家名に泥を塗らないよう鍛えるんだぞ。」
「…頑張ります!」
「ところであなた、ジルとレイフはいつ帰ってくるのかしら?」
「今は騎士学校の遠征に行ってるからな…当分は帰ってこないぞ。」
「寂しいわぁ…」
食事をとりながら会話をし、デザートを食べた後自室に戻った。
「ふぅ…まあまあ美味しかったな。」
時間ができたので状況を整理しよう。
転生先の俺の名前はアルフレッド=ペンシルゴン。
長男ジルベスター=ペンシルゴン、次男のレイフィールド=ペンシルゴンに次ぐ三男だ。
「…定番だなぁ」
しかし、実際に貴族の三男以降はファンタジーを夢見る異世界人にとって最高のポジションだ。
ある程度の教養を身に付けた後、出家して自由に過ごせるのだから。
…それはさておき、この世界は地球を参考にしたらしく、暦は前世と全く同じである。
また、文明は神様の先輩が作った世界を参考にしたらしく、異世界ものまんまである。
そのため電気やガスなどは全くない。
それにも関わらず、キッチンには水道やコンロ、換気扇などがあるのはなぜか…?
そう、これは異世界ものの定番中の定番、魔道具である。
魔道具とは、魔物の核である魔石を利用した便利グッズを総称して言う。
科学文明は進んでいないが、その分魔道具技術が発展しているのだ。
「…まあ魔道具で十分足りてるし科学は無くてもいいか。」
前世の知識チートでウハウハライフ…なんてのもやってみたいが、社畜で無知な俺には無縁の話だ。
「さて…次は肝心のステータスか。…”鑑定”!」
すると、目の前にディスプレイのようなものが出てきた。
名前 アルフレッド=ペンシルゴン Lv.1
HP 30/30 TP 10/10
STR 10 VIT 10 DEX 10 AGI 10 INT 10 LUK 10
スキル
なし
ユニークスキル
言語理解 鑑定 アイテムボックス 獲得経験値10倍 状態異常無効
「なるほど…」
説明通り、前世でやっていたゲームまんまのステータス画面である。
ちなみにSTR=力、VIT=体力、DEX=器用さ、AGI=敏捷性、INT=知力、LUK=幸運を表す。
「ユニークスキルは…ちゃんとあるな!」
これは神様から頂いた、いわゆるチートだ。
『神様、チートは何を下さるんですか…?』
「そうですね…先輩が与えていた”異世界転生セット”でどうでしょう!!」
『セットの内容を伺っても…?』
「あ、はい!説明書があるのでこちらをどうぞ!!」
『ありがとうございます。』
<異世界転生セット>
”言語理解”:全ての言語を使用可能になる。
”鑑定”:対象を詳しく知ることができる。ステータスも確認可能。
”アイテムボックス”:異空間に無限に物を収納することができる。ただし、生物は収納不可。
”獲得経験値10倍”:得られる経験値量が10倍になる。尚、効果は個人にしか発動しない。
『なるほど…ではこれをください。』
「分かりました!!あと、あなたは初めての来訪者なので私から1つ何でもスキルを授けます!!」
『いいんですか…!?』
「はい!!」
『ありがとうございます…!!』
そして30分ほどかけて吟味し、”状態異常無効”のスキルを選んだ。
”状態異常無効”:麻痺や毒など、あらゆる状態異常を無効化する。
魔法が無い分自然回復力が高いらしいが、状態異常は死に直結すると考えたのだ。
薬草はあるが、高価なうえに採取できる場所が高難易度エリアなのだ。
「ではこの5つで良いですね?」
『はい。』
「分かりました!」
神様とのやり取りを思い出し、改めて感謝した。
さて…
現状について大体のことは把握したが、肝心の剣についてはまだ何もわからない。
剣の能力は数値で表すのか、Lv制で表すのか…
はたまた表記されないのか…
「…それはおいおい調べていけばいいか。」
豪華な食事で満腹になったこともあり、睡魔が襲ってきた。
まだ幼いので活動時間が社畜時代よりだいぶ短いようだ。
「今日はもう寝るか…」
これからの異世界生活を想像して幸せな気分になりながら、俺は眠りについた。
「え…あ、うん。」
厳格な男性と、優し気な女性がこちらを見ている。
誰だろうか…?
…いや、この人達を知っている。
間違いなく俺の両親だ。
「うっ…!!」
「本当に大丈夫なのかしら…?」
この世界で過ごした記憶が突然脳内に流れ込み、激しい頭痛に襲われた。
体感は長く感じたが、実際はほんの数秒の出来事だっただろう。
「もう大丈夫です…」
「…そうか。本当に辛くなったら部屋で休むんだぞ。」
「はい。」
「じゃあ改めて。アルフレッド、誕生日おめでとう。」
「父上、母上、ありがとうございます!」
「アルももう5歳なのね~早いわ~」
どうやら神様との約束通り、5歳なったので前世の記憶を取り戻したようだ。
今はひとまず誕生日会に集中し、終わり次第状況を把握しよう。
「アルフレッド、明日から毎日剣の練習をするのだぞ。時々稽古をつけてやろう。」
「剣の…?」
「そうだ。我らペンシルゴン家は魔の森から国を守る守護騎士の称号を頂いているからな。
アルフレッドは三男だから家督は継げないが…それでも家名に泥を塗らないよう鍛えるんだぞ。」
「…頑張ります!」
「ところであなた、ジルとレイフはいつ帰ってくるのかしら?」
「今は騎士学校の遠征に行ってるからな…当分は帰ってこないぞ。」
「寂しいわぁ…」
食事をとりながら会話をし、デザートを食べた後自室に戻った。
「ふぅ…まあまあ美味しかったな。」
時間ができたので状況を整理しよう。
転生先の俺の名前はアルフレッド=ペンシルゴン。
長男ジルベスター=ペンシルゴン、次男のレイフィールド=ペンシルゴンに次ぐ三男だ。
「…定番だなぁ」
しかし、実際に貴族の三男以降はファンタジーを夢見る異世界人にとって最高のポジションだ。
ある程度の教養を身に付けた後、出家して自由に過ごせるのだから。
…それはさておき、この世界は地球を参考にしたらしく、暦は前世と全く同じである。
また、文明は神様の先輩が作った世界を参考にしたらしく、異世界ものまんまである。
そのため電気やガスなどは全くない。
それにも関わらず、キッチンには水道やコンロ、換気扇などがあるのはなぜか…?
そう、これは異世界ものの定番中の定番、魔道具である。
魔道具とは、魔物の核である魔石を利用した便利グッズを総称して言う。
科学文明は進んでいないが、その分魔道具技術が発展しているのだ。
「…まあ魔道具で十分足りてるし科学は無くてもいいか。」
前世の知識チートでウハウハライフ…なんてのもやってみたいが、社畜で無知な俺には無縁の話だ。
「さて…次は肝心のステータスか。…”鑑定”!」
すると、目の前にディスプレイのようなものが出てきた。
名前 アルフレッド=ペンシルゴン Lv.1
HP 30/30 TP 10/10
STR 10 VIT 10 DEX 10 AGI 10 INT 10 LUK 10
スキル
なし
ユニークスキル
言語理解 鑑定 アイテムボックス 獲得経験値10倍 状態異常無効
「なるほど…」
説明通り、前世でやっていたゲームまんまのステータス画面である。
ちなみにSTR=力、VIT=体力、DEX=器用さ、AGI=敏捷性、INT=知力、LUK=幸運を表す。
「ユニークスキルは…ちゃんとあるな!」
これは神様から頂いた、いわゆるチートだ。
『神様、チートは何を下さるんですか…?』
「そうですね…先輩が与えていた”異世界転生セット”でどうでしょう!!」
『セットの内容を伺っても…?』
「あ、はい!説明書があるのでこちらをどうぞ!!」
『ありがとうございます。』
<異世界転生セット>
”言語理解”:全ての言語を使用可能になる。
”鑑定”:対象を詳しく知ることができる。ステータスも確認可能。
”アイテムボックス”:異空間に無限に物を収納することができる。ただし、生物は収納不可。
”獲得経験値10倍”:得られる経験値量が10倍になる。尚、効果は個人にしか発動しない。
『なるほど…ではこれをください。』
「分かりました!!あと、あなたは初めての来訪者なので私から1つ何でもスキルを授けます!!」
『いいんですか…!?』
「はい!!」
『ありがとうございます…!!』
そして30分ほどかけて吟味し、”状態異常無効”のスキルを選んだ。
”状態異常無効”:麻痺や毒など、あらゆる状態異常を無効化する。
魔法が無い分自然回復力が高いらしいが、状態異常は死に直結すると考えたのだ。
薬草はあるが、高価なうえに採取できる場所が高難易度エリアなのだ。
「ではこの5つで良いですね?」
『はい。』
「分かりました!」
神様とのやり取りを思い出し、改めて感謝した。
さて…
現状について大体のことは把握したが、肝心の剣についてはまだ何もわからない。
剣の能力は数値で表すのか、Lv制で表すのか…
はたまた表記されないのか…
「…それはおいおい調べていけばいいか。」
豪華な食事で満腹になったこともあり、睡魔が襲ってきた。
まだ幼いので活動時間が社畜時代よりだいぶ短いようだ。
「今日はもう寝るか…」
これからの異世界生活を想像して幸せな気分になりながら、俺は眠りについた。
3
お気に入りに追加
1,275
あなたにおすすめの小説
女神のチョンボで異世界に召喚されてしまった。どうしてくれるんだよ?
よっしぃ
ファンタジー
僕の名前は 口田 士門くちた しもん。31歳独身。
転勤の為、新たな赴任地へ車で荷物を積んで移動中、妙な光を通過したと思ったら、気絶してた。目が覚めると何かを刎ねたのかフロントガラスは割れ、血だらけに。
吐き気がして外に出て、嘔吐してると化け物に襲われる…が、武器で殴られたにもかかわらず、服が傷ついたけど、ダメージがない。怖くて化け物を突き飛ばすと何故かスプラッターに。
そして何か画面が出てくるけど、読めない。
さらに現地の人が現れるけど、言葉が理解できない。
何なんだ、ここは?そしてどうなってるんだ?
私は女神。
星系を管理しているんだけど、ちょっとしたミスで地球という星に居る勇者候補を召喚しようとしてミスっちゃって。
1人召喚するはずが、周りの建物ごと沢山の人を召喚しちゃってて。
さらに追い打ちをかけるように、取り消そうとしたら、召喚した場所が経験値100倍になっちゃってて、現地の魔物が召喚した人を殺しちゃって、あっという間に高レベルに。
これがさらに上司にばれちゃって大騒ぎに・・・・
これは女神のついうっかりから始まった、異世界召喚に巻き込まれた口田を中心とする物語。
旧題 女神のチョンボで大変な事に
誤字脱字等を修正、一部内容の変更及び加筆を行っています。また一度完結しましたが、完結前のはしょり過ぎた部分を新たに加え、執筆中です!
前回の作品は一度消しましたが、読みたいという要望が多いので、おさらいも含め、再び投稿します。
前回530話あたりまでで完結させていますが、8月6日現在約570話になってます。毎日1話執筆予定で、当面続きます。
アルファポリスで公開しなかった部分までは一気に公開していく予定です。
新たな部分は時間の都合で8月末あたりから公開できそうです。
【完結】異世界転移特典で創造作製のスキルを手に入れた俺は、好き勝手に生きてやる‼~魔王討伐?そんな物は先に来た転移者達に任せれば良いだろ!~
アノマロカリス
ファンタジー
俺が15歳の頃…両親は借金を膨らませるだけ膨らませてから、両親と妹2人逃亡して未だに発見されていない。
金を借りていたのは親なのだから俺には全く関係ない…と思っていたら、保証人の欄に俺の名前が書かれていた。
俺はそれ以降、高校を辞めてバイトの毎日で…休む暇が全く無かった。
そして毎日催促をしに来る取り立て屋。
支払っても支払っても、減っている気が全くしない借金。
そして両親から手紙が来たので内容を確認すると?
「お前に借金の返済を期待していたが、このままでは埒が明かないので俺達はお前を売る事にした。 お前の体の臓器を売れば借金は帳消しになるんだよ。 俺達が逃亡生活を脱する為に犠牲になってくれ‼」
ここまでやるか…あのクソ両親共‼
…という事は次に取り立て屋が家に来たら、俺は問答無用で連れて行かれる‼
俺の住んでいるアパートには、隣人はいない。
隣人は毎日俺の家に来る取り立て屋の所為で引っ越してしまった為に、このアパートには俺しかいない。
なので取り立て屋の奴等も強引な手段を取って来る筈だ。
この場所にいたら俺は奴等に捕まって…なんて冗談じゃない‼
俺はアパートから逃げ出した!
だが…すぐに追って見付かって俺は追い回される羽目になる。
捕まったら死ぬ…が、どうせ死ぬのなら捕まらずに死ぬ方法を選ぶ‼
俺は橋の上に来た。
橋の下には高速道路があって、俺は金網をよじ登ってから向かって来る大型ダンプを捕らえて、タイミングを見てダイブした!
両親の所為で碌な人生を歩んで来なかった俺は、これでようやく解放される!
そして借金返済の目処が付かなくなった両親達は再び追われる事になるだろう。
ざまぁみやがれ‼
…そう思ったのだが、気が付けば俺は白い空間の中にいた。
そこで神と名乗る者に出会って、ある選択肢を与えられた。
異世界で新たな人生を送るか、元の場所に戻って生活を続けて行くか…だ。
元の場所って、そんな場所に何て戻りたくもない‼
俺の選択肢は異世界で生きる事を選んだ。
そして神と名乗る者から、異世界に旅立つ俺にある特典をくれた。
それは頭の中で想像した物を手で触れる事によって作りだせる【創造作製】のスキルだった。
このスキルを与えられた俺は、新たな異世界で魔王討伐の為に…?
12月27日でHOTランキングは、最高3位でした。
皆様、ありがとうございました。
前世ポイントッ! ~転生して楽しく異世界生活~
霜月雹花
ファンタジー
17歳の夏、俺は強盗を捕まえようとして死んだ――そして、俺は神様と名乗った爺さんと話をしていた。話を聞けばどうやら強盗を捕まえた事で未来を改変し、転生に必要な【善行ポイント】と言う物が人より多く貰えて異世界に転生出来るらしい。多く貰った【善行ポイント】で転生時の能力も選び放題、莫大なポイントを使いチート化した俺は異世界で生きていく。
なろうでも掲載しています。
スキルスティール〜悪い奴から根こそぎ奪って何が悪い!能無しと追放されるも実はチート持ちだった!
KeyBow
ファンタジー
日常のありふれた生活が一変!古本屋で何気に手に取り開けた本のタイトルは【猿でも分かるスキルスティール取得法】
変な本だと感じつい見てしまう。そこにはこう有った。
【アホが見ーる馬のけーつ♪
スキルスティールをやるから魔王を倒してこい!まお頑張れや 】
はっ!?と思うとお城の中に。城の誰かに召喚されたが、無能者として暗殺者をけしかけられたりする。
出会った猫耳ツインズがぺったんこだけど可愛すぎるんですが!エルフの美女が恋人に?何故かヒューマンの恋人ができません!
行き当たりばったりで異世界ライフを満喫していく。自重って何?という物語。
悪人からは遠慮なくスキルをいただきまーーーす!ざまぁっす!
一癖も二癖もある仲間と歩む珍道中!
異世界の約束:追放者の再興〜外れギフト【光】を授り侯爵家を追い出されたけど本当はチート持ちなので幸せに生きて見返してやります!〜
KeyBow
ファンタジー
主人公の井野口 孝志は交通事故により死亡し、異世界へ転生した。
そこは剣と魔法の王道的なファンタジー世界。
転生した先は侯爵家の子息。
妾の子として家督相続とは無縁のはずだったが、兄の全てが事故により死亡し嫡男に。
女神により魔王討伐を受ける者は記憶を持ったまま転生させる事が出来ると言われ、主人公はゲームで遊んだ世界に転生した。
ゲームと言ってもその世界を模したゲームで、手を打たなければこうなる【if】の世界だった。
理不尽な死を迎えるモブ以下のヒロインを救いたく、転生した先で14歳の時にギフトを得られる信託の儀の後に追放されるが、その時に備えストーリーを変えてしまう。
メイヤと言うゲームでは犯され、絶望から自殺した少女をそのルートから外す事を幼少期より決めていた。
しかしそう簡単な話ではない。
女神の意図とは違う生き様と、ゲームで救えなかった少女を救う。
2人で逃げて何処かで畑でも耕しながら生きようとしていたが、計画が狂い何故か闘技場でハッスルする未来が待ち受けているとは物語がスタートした時はまだ知らない・・・
多くの者と出会い、誤解されたり頼られたり、理不尽な目に遭ったりと、平穏な生活を求める主人公の思いとは裏腹に波乱万丈な未来が待ち受けている。
しかし、主人公補正からかメインストリートから逃げられない予感。
信託の儀の後に侯爵家から追放されるところから物語はスタートする。
いつしか追放した侯爵家にザマアをし、経済的にも見返し謝罪させる事を当面の目標とする事へと、物語の早々に変化していく。
孤児達と出会い自活と脱却を手伝ったりお人好しだ。
また、貴族ではあるが、多くの貴族が好んでするが自分は奴隷を性的に抱かないとのポリシーが行動に規制を掛ける。
果たして幸せを掴む事が出来るのか?魔王討伐から逃げられるのか?・・・
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
モブ高校生と愉快なカード達〜主人公は無自覚脱モブ&チート持ちだった!カードから美少女を召喚します!強いカード程1癖2癖もあり一筋縄ではない〜
KeyBow
ファンタジー
1999年世界各地に隕石が落ち、その数年後に隕石が落ちた場所がラビリンス(迷宮)となり魔物が町に湧き出した。
各国の軍隊、日本も自衛隊によりラビリンスより外に出た魔物を駆逐した。
ラビリンスの中で魔物を倒すと稀にその個体の姿が写ったカードが落ちた。
その後、そのカードに血を掛けるとその魔物が召喚され使役できる事が判明した。
彼らは通称カーヴァント。
カーヴァントを使役する者は探索者と呼ばれた。
カーヴァントには1から10までのランクがあり、1は最弱、6で強者、7や8は最大戦力で鬼神とも呼ばれる強さだ。
しかし9と10は報告された事がない伝説級だ。
また、カードのランクはそのカードにいるカーヴァントを召喚するのに必要なコストに比例する。
探索者は各自そのラビリンスが持っているカーヴァントの召喚コスト内分しか召喚出来ない。
つまり沢山のカーヴァントを召喚したくてもコスト制限があり、強力なカーヴァントはコストが高い為に少数精鋭となる。
数を選ぶか質を選ぶかになるのだ。
月日が流れ、最初にラビリンスに入った者達の子供達が高校生〜大学生に。
彼らは二世と呼ばれ、例外なく特別な力を持っていた。
そんな中、ラビリンスに入った自衛隊員の息子である斗枡も高校生になり探索者となる。
勿論二世だ。
斗枡が持っている最大の能力はカード合成。
それは例えばゴブリンを10体合成すると10体分の力になるもカードのランクとコストは共に変わらない。
彼はその程度の認識だった。
実際は合成結果は最大でランク10の強さになるのだ。
単純な話ではないが、経験を積むとそのカーヴァントはより強力になるが、特筆すべきは合成元の生き残るカーヴァントのコストがそのままになる事だ。
つまりランク1(コスト1)の最弱扱いにも関わらず、実は伝説級であるランク10の強力な実力を持つカーヴァントを作れるチートだった。
また、探索者ギルドよりアドバイザーとして姉のような女性があてがわれる。
斗枡は平凡な容姿の為に己をモブだと思うも、周りはそうは見ず、クラスの底辺だと思っていたらトップとして周りを巻き込む事になる?
女子が自然と彼の取り巻きに!
彼はモブとしてモブではない高校生として生活を始める所から物語はスタートする。
異世界転生したらよくわからない騎士の家に生まれたので、とりあえず死なないように気をつけていたら無双してしまった件。
星の国のマジシャン
ファンタジー
引きこもりニート、40歳の俺が、皇帝に騎士として支える分家の貴族に転生。
そして魔法剣術学校の剣術科に通うことなるが、そこには波瀾万丈な物語が生まれる程の過酷な「必須科目」の数々が。
本家VS分家の「決闘」や、卒業と命を懸け必死で戦い抜く「魔物サバイバル」、さらには40年の弱男人生で味わったことのない甘酸っぱい青春群像劇やモテ期も…。
この世界を動かす、最大の敵にご注目ください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる