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第68話 胸騒ぎ
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王都を出発したその帰り際、森林フィールドに”転移”して”海王の片手剣”の試し斬りがてらトロールを倒すことにした。
『楽しみだな…』
早速”気配察知”に反応があったのでトロールのもとへ向かった。
『行くぞ!』
俺は力を入れずに落とす感じでトロールの頭に斬りかかった。
すると、ほとんど斬っている感覚がないのにも関わらず両断した。
切り口を見て斬ると、骨まできれいな断面ができていた。
『っ!?すごいな…』
あまりの性能の高さに圧巻した。
その後”鑑定&略奪”をしてみると、”超回復F”を習得した。
これは自然治癒力が大幅に上昇するスキルのようだ。
『これは便利だな…怪我をしてもわざわざ光属性魔法を使わずに済む。』
それから30匹倒して”超回復”がEになった。
『そろそろ帰るか。』
海上都市でやれることはもうトロールの討伐しかない。
しかし、トロールは海上都市にしかいないわけではないのでもう拠点を帰るのが得策だろう。
『鉱山都市と山岳都市どっちに行こうかな…』
俺は金貨を取り出し、コイントスで決めた。
結果、鉱山都市に行くことにした。
『…まだ日が落ちるまで時間があるし、ギルドの手続きに行くか。』
テレサさんにまた転勤させてしまうのが申し訳ない。
「あ、ダグラス君!数日ぶりだね!」
「こんばんはテレサさん。少し話があるんですけどいいですか?」
「いいよ!どうしたの?」
「そろそろ海上都市でやれることがなくなってきたのでまた拠点を変えようかなって思いまして…」
「やっぱり?そろそろだと思ってたよ!」
「またテレサさんも一緒になるんですよね?」
「うん。嫌かな?」
「いえ!テレサさんに何度も転勤させるのが申し訳なくて…」
「それなら気にしなくていいわ!それなりに報酬も出てるし、なにより私は昔から色んな場所に行ってみたかったの!」
「そうだったんですね。じゃあ一緒に色んな街を巡りましょう!」
「うん!それで、出発はいつにするの?」
「テレサさんの支度が終わり次第いつでも行けます!」
「じゃあ1日だけ待ってくれるかしら?」
「分かりました。」
「あとギルマスにも同じ話してもらっていいかな?」
「はい。」
俺はギルマス室に向かった。
「ダグラスです。」
「はぁ~い。入って~。」
「失礼します。」
「どうかしたの?」
「明後日に海上都市を発って鉱山都市に行こうかと思いまして。」
「そうなのね。寂しいわ…」
「それで、書類があるんですよね?」
「ええ。ただ、今から書いて送ると最低でも5日はかかるわ。」
「そうですか…」
「あまり礼儀正しくはないんだけど、書類を直接渡してもらえないかしら?それだったら大丈夫のはずよ~。」
「ありがとうございます。」
「気を付けてね~!」
「はい!」
日が傾き始めたので俺は屋敷に戻った。
明日はトロールをひたすら倒して”鑑定&略奪”をする予定だ。
今日試し切りして感じたのだが、普通の魔物を倒すには性能が高すぎるので通常武器は今まで通りゼフソードAと魔剣レーヴァテインSを使おうと思う。
『鉱山都市楽しみだな…』
鉱山都市のダンジョンで取れる鉱石は自由に持ち帰れるのだ。
海龍の鱗よりもランクの高い鉱石はなかなか見つからないだろうが、採掘は夢や希望で詰まっている。
高ランク鉱石が取れる確率も0ではないからだ。
『そういえばマルコが古の時代の鉱石は高ランクって言ってたな…まあ未到達階層くらいまで潜らないと見つからないだろうけどな。』
ダンジョン攻略はある程度の階層まで可能だろう。
しかし、この世界を満喫するまで死にたくないので念には念を入れて準備したい。
また、俺は前世でもゲームの実績をすべて解除するなど収集癖があるため、ダンジョン踏破もいいが魔物スキルの収集もしたいのだ。
『…魔物スキルの収集をしてからダンジョン攻略でいいかな。』
翌朝、朝食を終えて1度ギルドに向かった。
「あ、ダグラス君!おはよう!」
「おはようございますテレサさん。これからトロール討伐を受けるんですけど、住処とかの情報はありますか?」
「うーん…ないわ。でも湿気が多いところにいるから今日はいっぱいいるかも。」
「分かりました。ありがとうございます!」
森林フィールドの奥には湧水が流れており、普段そこに多く生息している。
今日は雨が降っているため湿気が多いのだ。
『好都合だな…!!』
俺は携帯食を持って早速森林フィールドに向かった。
すると、浅い場所にも関わらず”気配察知”に3体の反応があった。
『街に近いところまで来てるじゃないか…!!』
ここは初心者が薬草採取やゴブリン討伐で来るところなので、このまま放置していたら危ないだろう。
また、このまま街までたどり着いてしまうかもしれない。
『一掃しておくか…』
街に近い部分から順番に倒していった。
王都とは違い、ここは2割ほどしか森林フィールドに接していないので殲滅が楽だった。
『それにしても多すぎないか…?』
まだ中くらいのところまでしか来ていないが、すでにトロールを68体倒していた。
いつもの森林最奥部分くらいの量だ。
『何事もなければいいが…』
『楽しみだな…』
早速”気配察知”に反応があったのでトロールのもとへ向かった。
『行くぞ!』
俺は力を入れずに落とす感じでトロールの頭に斬りかかった。
すると、ほとんど斬っている感覚がないのにも関わらず両断した。
切り口を見て斬ると、骨まできれいな断面ができていた。
『っ!?すごいな…』
あまりの性能の高さに圧巻した。
その後”鑑定&略奪”をしてみると、”超回復F”を習得した。
これは自然治癒力が大幅に上昇するスキルのようだ。
『これは便利だな…怪我をしてもわざわざ光属性魔法を使わずに済む。』
それから30匹倒して”超回復”がEになった。
『そろそろ帰るか。』
海上都市でやれることはもうトロールの討伐しかない。
しかし、トロールは海上都市にしかいないわけではないのでもう拠点を帰るのが得策だろう。
『鉱山都市と山岳都市どっちに行こうかな…』
俺は金貨を取り出し、コイントスで決めた。
結果、鉱山都市に行くことにした。
『…まだ日が落ちるまで時間があるし、ギルドの手続きに行くか。』
テレサさんにまた転勤させてしまうのが申し訳ない。
「あ、ダグラス君!数日ぶりだね!」
「こんばんはテレサさん。少し話があるんですけどいいですか?」
「いいよ!どうしたの?」
「そろそろ海上都市でやれることがなくなってきたのでまた拠点を変えようかなって思いまして…」
「やっぱり?そろそろだと思ってたよ!」
「またテレサさんも一緒になるんですよね?」
「うん。嫌かな?」
「いえ!テレサさんに何度も転勤させるのが申し訳なくて…」
「それなら気にしなくていいわ!それなりに報酬も出てるし、なにより私は昔から色んな場所に行ってみたかったの!」
「そうだったんですね。じゃあ一緒に色んな街を巡りましょう!」
「うん!それで、出発はいつにするの?」
「テレサさんの支度が終わり次第いつでも行けます!」
「じゃあ1日だけ待ってくれるかしら?」
「分かりました。」
「あとギルマスにも同じ話してもらっていいかな?」
「はい。」
俺はギルマス室に向かった。
「ダグラスです。」
「はぁ~い。入って~。」
「失礼します。」
「どうかしたの?」
「明後日に海上都市を発って鉱山都市に行こうかと思いまして。」
「そうなのね。寂しいわ…」
「それで、書類があるんですよね?」
「ええ。ただ、今から書いて送ると最低でも5日はかかるわ。」
「そうですか…」
「あまり礼儀正しくはないんだけど、書類を直接渡してもらえないかしら?それだったら大丈夫のはずよ~。」
「ありがとうございます。」
「気を付けてね~!」
「はい!」
日が傾き始めたので俺は屋敷に戻った。
明日はトロールをひたすら倒して”鑑定&略奪”をする予定だ。
今日試し切りして感じたのだが、普通の魔物を倒すには性能が高すぎるので通常武器は今まで通りゼフソードAと魔剣レーヴァテインSを使おうと思う。
『鉱山都市楽しみだな…』
鉱山都市のダンジョンで取れる鉱石は自由に持ち帰れるのだ。
海龍の鱗よりもランクの高い鉱石はなかなか見つからないだろうが、採掘は夢や希望で詰まっている。
高ランク鉱石が取れる確率も0ではないからだ。
『そういえばマルコが古の時代の鉱石は高ランクって言ってたな…まあ未到達階層くらいまで潜らないと見つからないだろうけどな。』
ダンジョン攻略はある程度の階層まで可能だろう。
しかし、この世界を満喫するまで死にたくないので念には念を入れて準備したい。
また、俺は前世でもゲームの実績をすべて解除するなど収集癖があるため、ダンジョン踏破もいいが魔物スキルの収集もしたいのだ。
『…魔物スキルの収集をしてからダンジョン攻略でいいかな。』
翌朝、朝食を終えて1度ギルドに向かった。
「あ、ダグラス君!おはよう!」
「おはようございますテレサさん。これからトロール討伐を受けるんですけど、住処とかの情報はありますか?」
「うーん…ないわ。でも湿気が多いところにいるから今日はいっぱいいるかも。」
「分かりました。ありがとうございます!」
森林フィールドの奥には湧水が流れており、普段そこに多く生息している。
今日は雨が降っているため湿気が多いのだ。
『好都合だな…!!』
俺は携帯食を持って早速森林フィールドに向かった。
すると、浅い場所にも関わらず”気配察知”に3体の反応があった。
『街に近いところまで来てるじゃないか…!!』
ここは初心者が薬草採取やゴブリン討伐で来るところなので、このまま放置していたら危ないだろう。
また、このまま街までたどり着いてしまうかもしれない。
『一掃しておくか…』
街に近い部分から順番に倒していった。
王都とは違い、ここは2割ほどしか森林フィールドに接していないので殲滅が楽だった。
『それにしても多すぎないか…?』
まだ中くらいのところまでしか来ていないが、すでにトロールを68体倒していた。
いつもの森林最奥部分くらいの量だ。
『何事もなければいいが…』
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