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第六章
星空の下で
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「はあ! 良い気持ち」
満天の星空の下、展望風呂にエリスが浸かっていた。
「エリス。疲れていないか?」
「大丈夫です。でも……洗い物とか全部マリカちゃん達に任せちゃって、なんだか悪いかな」
「気にすることはない。これはエリスにしかできないことだ」
「そうですね」
「では始めるぞ」
俺は浴槽の底から、泡を放出した。
白い裸体を、泡が舐めていく。
「ああ!」
喘ぎ声ではないが、エリスは気持ちよさそうに声を上げる。
浴槽の底から伸ばした触手でエリスの身体を支えた。
ケルプの上に浮かぶラッコのようにエリスは湯に浮いている。
背中から臀部、太もも、ふくろはぎに泡を吹き付け、次第に身体をほぐしていった。
頃合いを見て……
「ああ!」
肛門に泡を吹きつけた。
「ああああん!」
泡の向きを変えて、大陰唇を掠めるように吹き付ける。
「あ! あ! あ!」
そろそろいいか。
壁から、人型分体を分離した。顔はエリス好みに変えてある。
俺は湯の中に足を踏み入れ、エリスを抱き上げた。
エリスは恍惚とした目で俺を見つめている。
俺が顔を近づけると、エリスは瞼を閉じた。
そのまま俺は唇を重ねる。
舌を差し込み絡ませあう。
口づけをしたまま湯の中に腰を降ろし、エリスを横抱きに抱きしめた。
最初に会った時より、少し大きくなった胸を優しくもんでみる。
「あああ! ランドール!」
「エリス。愛しているよ」
まだ毛の生えていない下腹部を愛撫する。
「ああ! い……いい!」
クリトリスを弄る。
「あああああ!」
膣に指入れてみた。そこはしっかり濡れている。
俺はエリスの身体を抱き上げ、俺の先端を膣口に当てる。
痛みを感じないように大きさを変えながら、中に入れていく。
「ああああ! 入ってくる! 私の中に入ってくる」
膣内で脈動させた。
「あ! あ! あああ!」
先端を子宮にぶつけた。
「ああん! い……いくう!」
エリスは、ビクっとのけ反った。
同時に身体から大量の精気が溢れ出す。
とりあえず、水の国まで戻れるだけの精気は確保できた。
「エリス、可愛いよ」
膝の上で横抱きにしたまま、俺はエリスの頭を撫ぜていた。
しばらくして、エリスは上を見上げる。
星を見ているようだ。
「ランドールさんが住んでいた星って、どれですか?」
そういえば、数日前にしいちゃんに太陽はどれかと聞いたことがあったな。
「ここからは見えないんだ。千光年近く離れているらしい」
「千光年?」
「光の速度でも、千年かかる距離だ」
「そんな遠くから……帰りたいとは思わないのですか?」
「思わないね。いい思い出なんか何もなかった」
「そうなのですか?」
「ああ」
「私は見てみたいな。ランドールさんの星」
「仮に帰れたとしても、俺はどこも案内できないよ。ずっと部屋に引きこもっていたから」
「それなら、私も同じですね。ずっと寺院に閉じこめられていましたから……」
「エリス。出たかったのか?」
「はい。今は、寺院から出られて、毎日がとても楽しいです」
「そうか」
俺だって好きで引きこもっていたわけではない。本当は外へ出たかった。だが怖くて外へは出られなかった。
「エリス。ひょっとして、寺院から出してくれないという事で、王様を恨んでいたのか?」
「そんな事は……ちょっとは恨んでいました。でも、分かっています。王様は私が大切だから、寺院から出さなかったって」
エリスの母親は、娘を不憫に思って俺をエリスの前に転生させたのだろうか?
それこそ、神のみぞ知るだな。俺が考えたって分かる事じゃない。
満天の星空の下、展望風呂にエリスが浸かっていた。
「エリス。疲れていないか?」
「大丈夫です。でも……洗い物とか全部マリカちゃん達に任せちゃって、なんだか悪いかな」
「気にすることはない。これはエリスにしかできないことだ」
「そうですね」
「では始めるぞ」
俺は浴槽の底から、泡を放出した。
白い裸体を、泡が舐めていく。
「ああ!」
喘ぎ声ではないが、エリスは気持ちよさそうに声を上げる。
浴槽の底から伸ばした触手でエリスの身体を支えた。
ケルプの上に浮かぶラッコのようにエリスは湯に浮いている。
背中から臀部、太もも、ふくろはぎに泡を吹き付け、次第に身体をほぐしていった。
頃合いを見て……
「ああ!」
肛門に泡を吹きつけた。
「ああああん!」
泡の向きを変えて、大陰唇を掠めるように吹き付ける。
「あ! あ! あ!」
そろそろいいか。
壁から、人型分体を分離した。顔はエリス好みに変えてある。
俺は湯の中に足を踏み入れ、エリスを抱き上げた。
エリスは恍惚とした目で俺を見つめている。
俺が顔を近づけると、エリスは瞼を閉じた。
そのまま俺は唇を重ねる。
舌を差し込み絡ませあう。
口づけをしたまま湯の中に腰を降ろし、エリスを横抱きに抱きしめた。
最初に会った時より、少し大きくなった胸を優しくもんでみる。
「あああ! ランドール!」
「エリス。愛しているよ」
まだ毛の生えていない下腹部を愛撫する。
「ああ! い……いい!」
クリトリスを弄る。
「あああああ!」
膣に指入れてみた。そこはしっかり濡れている。
俺はエリスの身体を抱き上げ、俺の先端を膣口に当てる。
痛みを感じないように大きさを変えながら、中に入れていく。
「ああああ! 入ってくる! 私の中に入ってくる」
膣内で脈動させた。
「あ! あ! あああ!」
先端を子宮にぶつけた。
「ああん! い……いくう!」
エリスは、ビクっとのけ反った。
同時に身体から大量の精気が溢れ出す。
とりあえず、水の国まで戻れるだけの精気は確保できた。
「エリス、可愛いよ」
膝の上で横抱きにしたまま、俺はエリスの頭を撫ぜていた。
しばらくして、エリスは上を見上げる。
星を見ているようだ。
「ランドールさんが住んでいた星って、どれですか?」
そういえば、数日前にしいちゃんに太陽はどれかと聞いたことがあったな。
「ここからは見えないんだ。千光年近く離れているらしい」
「千光年?」
「光の速度でも、千年かかる距離だ」
「そんな遠くから……帰りたいとは思わないのですか?」
「思わないね。いい思い出なんか何もなかった」
「そうなのですか?」
「ああ」
「私は見てみたいな。ランドールさんの星」
「仮に帰れたとしても、俺はどこも案内できないよ。ずっと部屋に引きこもっていたから」
「それなら、私も同じですね。ずっと寺院に閉じこめられていましたから……」
「エリス。出たかったのか?」
「はい。今は、寺院から出られて、毎日がとても楽しいです」
「そうか」
俺だって好きで引きこもっていたわけではない。本当は外へ出たかった。だが怖くて外へは出られなかった。
「エリス。ひょっとして、寺院から出してくれないという事で、王様を恨んでいたのか?」
「そんな事は……ちょっとは恨んでいました。でも、分かっています。王様は私が大切だから、寺院から出さなかったって」
エリスの母親は、娘を不憫に思って俺をエリスの前に転生させたのだろうか?
それこそ、神のみぞ知るだな。俺が考えたって分かる事じゃない。
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「死神幼女に勧誘されて異世界のスライムに転生。早く人間になりたい!」エロ要素を抜いてこちらのサイトに載せてみました。よろしければブックマークなどの応援お願いします。
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