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第五章

認識の相違は多々あれども、相互の関係が良好になるならば、概ね目論み通りってこと

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「ダミアンさーん。藁を敷き直すので、運べるだけ持ってきて下さい」

「分かった!」


 どすどすと巨漢を揺らしながら、小走りで厩舎から外に出ると、清々しい朝の日差しに目を細めつつ、ダミアンは額にかいた汗を拭う。


 ダミアンが聖堂の厩舎で働き始めて、早一ヶ月。

 働き始めた当初は、自らの置かれた状況を嘆いていた彼だったが、現在何とか職場に馴染んでいた。

 ダミアンにとって良かったのは、ここの従業員たちが、ダミアンの出自に関して、一切の情報を持たなかったこと。
 
 実は、働き始めた初日に『何故、この僕が、馬糞の片付けなどしなければならないのだ!』と、ぶち切れたダミアンだったのだが、その日一緒に作業に当たっていた同僚のケビンに『何をお貴族様みたいなこと言ってるんですか。あ。さては、没落貴族のご子息様で? それなら俺と一緒だ。さ、今日も生きる金を得るためにチャキチャキ働きましょう!』と、裏のない笑顔で言われて、すっかり毒気を抜かれてしまった。

 しでかしたことを考えれば、生きていられることすら奇跡である事は、聖堂の牢から出される時に、兄のスティーブンから散々聞かされていた、ダミアン。
 またここで騒ぎを起こしたらどうなるかは、流石に理解していた。

 渋々ながらも、言われた通りに作業をこなしていくうちに、次第に周囲の同僚たちの対応は柔らかくなっていく。
 共に働き暮らしていく中で、同僚たちの視線からは、侮蔑といったマイナスの感情が一切感じられないことに気づいたダミアンもまた、素直に指示に従うようになっていった。


 そんな、予想外にも穏やかな日常生活をおくっていたダミアンの元に、昨晩唐突に訪れたのは、彼の次兄であるスティーブン。

 やって来て早々に告げられた内容は『今後週一で、聖騎士が剣術を教えにやって来る』ということ。


 ダミアンは戦慄した。

 自らが公爵令息であることを知っている存在が関わって来ることで、今までの穏やかな生活を奪われることも恐ろしかったが、何より、先にフランにされたように、『地に落ちた豚には、労働がお似合いだ』などと嘲笑されたら、冷静でいられる自信もなかった。

 絶望的な顔で 首を横に振るダミアンに対し、スティーブンは綺麗な笑みを浮かべて一言つげた。


「決定事項よ」

「でも、お兄様。僕だって、これ以上の蔑みを受けるのは耐えられません……!」

「大丈夫よ。彼はアナタを蔑みやしないわ。覚えているでしょう? 魔力持ちの彼よ」

「そんな!余計嫌です。僕は以前あいつを侮辱して……絶対仕返しされるに決まってる!」

「しないったら! 私が思うに、彼、貴方に多少、気があると思うの」

「はっ? 気があるって……?」

「言葉の通りよ?」

「僕は男ですが?」

「本当にイイ男っていうのは、男からも憧れられるものよ? 私みたいにね」


 ダミアンが半眼を向けると、スティーブンは ころころと笑った。


「だって、色々選択肢を出したのに、呑んだのは、貴方に剣術を教えることだったのよ?」

「他のが、嫌だっただけじゃ……」

「それだけじゃ無いわ!
 貴方の魔導披露失敗の罪を被ってくれたのは彼!そして、聖女様強襲事件の時、アナタが死刑にならないように、聖女様を最終的に説得してくれたのもまた、彼なのよ?
 こんなの、好意がなきゃできないと思わない?」

「僕に……好意が? にわかに信じ難いんですが……」

「ま、いいじゃない。とりあえず彼、明日挨拶に来るから、くれぐれも真面目に仕事しているところを見せるようにね」


 言いたいことだけ言うと、魅惑的なウインクを一つ残し、さっさと帰って行った昨晩の兄。
 その後ろ姿を思い出して、ダミアンは一つ、小さくため息を漏らした。


 頼まれた通り、積めるだけの麦わらを一人用の一輪車に積み上げて戻った先、厩舎の中がやけに騒がしいことにダミアンは気づく。
 そっと扉を開けて中に入ると、同僚たちが、今やって来たらしい聖騎士に向かって、挨拶をしている声が耳に届いた。


(なんだ? 随分と、人気があるんだな)


 大人しく聞き耳を立てていると、その聖騎士から差し入れを貰ったことを、厩舎の取りまとめ役 ロバート翁が、陽気に告げた。 
 同僚たちは、嬉しげに歓声を上げる。


「大したものでは ありませんので」

「なぁに。厩舎担当にまで気を使うような聖騎士は、お前さんくらいしかおらんのだ。たまには しこたま感謝されるが良いさ」


 謙遜している聖騎士の背中を、ロバート翁は豪快に叩いている。


(そうだった。この男は、彼を侮辱した僕やその友人たちに対しても、丁寧な対応を崩さないような奴だった。
 こんな男が……僕を?)


「さぁて、お前たち!そろそろ作業に戻れよ」


 ロバート翁の一喝で 作業に戻る同僚たちに倣い、ダミアンは何となく こそこそと、依頼主 ケビンの元へ麦わらを届けた。


「やぁ、有難う。
 しかし、今日はラッキーですね。まさか、クルスさんにお目にかかれるなんて!」


 黙々と作業しつつも、満面の笑みで声をかけてくるケビン。
 ダミアンは、眉を寄せて尋ねる。


「何がラッキーなんだ?」
 
「何って、知らないんですか? 俺たちが、普段口にできる菓子類の八割は、クルスさんの差し入れなんです。
 仕事で会えば、いつもこちらに敬意を持った対応をしてくれるし、厩舎番であの人を嫌いな人なんて、いないんじゃないかな?」

「それほどか?」

「ええ。でも、珍しいな。こんな時間に。
 また神官長に、仕事でも押し付けられたのか?」

「っ‼︎」


(まさか僕の為に来たなんて、流石に言い出せないぞ?)


 ダミアンが冷や汗を拭った時、背後から穏やかな声音が聞こえた。


「おはようございます。仕事には、大分慣れたようですね?」


 ケビンは、顔をぱぁっと輝かせた。

「クルスさん!」

「おはようございます、ケビンさん。とても丁寧な指導をしていると、ロブさんから聞きました。有難うございます」


 ダミアンの横に立って、何故か、ダミアンに対する指導の礼を言う聖騎士。
 ダミアンは、俯いて体を強張らせる。


(何故、お前が礼を言うんだ。お前は僕の兄か何かか? それとも……)


 萎縮していると、聖騎士はわずかに屈み、口元を手で隠しながら、ダミアンの耳元で小声で告げた。


「失礼。ダミアン様。敬称でお呼びすると、何かと不都合でしょうから、恐れながら、この場では同僚の皆様と同様に呼ばせていただきますが……」

「ひゃっ。はっ、はい」


 耳元で囁かれる優しげな中低音に、ダミアンは肩を縮こまらせて、何とか返事を返す。
 その反応に、一瞬だけ小首を傾げたが、やがて目元を優しげに細めると、聖騎士は直ぐに体を離した。


「今日は、馬の手入れを習うそうですね?
 私も自分の馬の手入れをしますので、ケビンさんが宜しければ、指導を代わりましょう」

「なーんだ。その様子だと、お二人はお知り合いだったんですね?でしたら、僕が断る理由は無いです」

「ちょ、待て! ケビンさん! 俺はアンタから習いたい」

「何言ってるんです? ダミアンさん。
 クルスさんに教えて貰える機会なんて、普通ないんですよ? こいつの世話がなければ、僕だってご一緒したいくらいだ」


 からからと笑いながら、ケビンはさっさとブラッシングに取り掛かるようだった。

 取り残されたダミアンは、油の切れた蝶番の軋む音が聞こえるような心持ちで、モタモタと首を動かし、隣に立つ聖騎士の顔を見上げた。

 漆黒の髪や、同じ黒に彩られた長い睫毛は、この辺りではかなり珍しく、全体的に小綺麗に整った顔立ちは、涼しげなのに どこか艶やか。


(本当に、この男が、僕を?)


「では、行きましょうか。ダミアンさん」


 声をかけて踵を返した聖騎士に、ダミアンは渋々付き従った。

 案内された先には、王都内ではあまり見かけない漆黒の馬。
 挨拶するように手を上げた聖騎士に、頬を擦り寄せる様は、絵画にして切り取っておきたいほど、さまになっている。

 そう思っていたのはダミアンだけでは無かったらしく、周囲にいた同僚たちから、ほぅっと小さくため息が漏れるのが聞こえる始末。


「それでは、始めましょう」


 聖騎士は、手に持っていた鞄の中から、巻物状に巻かれた布の入れ物を取り出すと、邪魔にならない場所で広げていく。
 そこには、複数のブラシが綺麗に収納されていた。


「普段は、こちらの固めのブラシで汚れを落とすところから始めるのですが、昨晩ある程度綺麗にしましたので、今日は、この革製のミトンでマッサージをして、こちらの柔らかいブラシをかけていきます」


 彼は、説明しながら、道具を一つずつ見せてくれた。

 ダミアンは、普段通り、ポケットから羊皮紙の切れ端を取り出すと、携帯用の筆記具でブラシの形状などを書き記した。

 ダミアンが、人より記憶することが下手である事に気づいたのも、この厩舎に来てから。
 何度でも根気よく説明してくれるケビンに申し訳なくて、魔導士学校の時にほったらかしにしていた道具を、使い回す事にした。


「学習意欲があって、とても良いですね」


 聖騎士は、再び優しげに目を細める。


(褒められた!……って言うか、こんな柔らかい表情をする男だったか?)


「では、挨拶から始めましょうか」


 そう言って、おもむろに手を差し出されて、ダミアンは戸惑った。


(何だ? これは。まるで、ダンスにレディーをエスコートするような仕草だな)


 おずおずと手を差し出すと、その腕をそっと支えながら、馬の頭のある方へ誘導された。


(なんだ。立ち位置と、手の置き場所の説明か。驚かすなよ!)


「よく撫でてあげて下さい。カザハヤは大人しいですから、直ぐに慣れてくれますよ」
 

 一瞬の安堵の直後、真後ろ上、吐息を感じるほど近い位置から聞こえた声に、ダミアンは体を強張らせる。


(ちかっ!近すぎないか?)


 一人で焦っているうちに、スッと離れていってしまう聖騎士。
 ダミアンは、自分だけ焦っていたことが無性に気恥ずかしくなる。

 聖騎士は、革製のミトンを手に戻ってきた。
 そしてまた、先ほどと同様後方に立ち、ダミアンの右手にミトンをはめてくれた。


「上手です。
 慣れて来たら、少しずつ力を加減しながら、マッサージしていきましょう。
 立つ位置が後ろすぎると、馬によっては足を踏まれることもありますので、普段はこの位置をキープして下さい。左手は馬の首に置いたまま、ゆっくりミトンを動かします」


 後ろから抱き込まれるように手を添えられて、ダミアンは何故か増していく鼓動の速さに身を縮めた。


(人気がある上に優しくて……しかも、何だか、風呂上がりみたいな、石鹸の良い匂いがするんだが?
 こんな綺麗な男が……本当に、僕を?
 いや!まて!待ってくれ!
 僕は女が好きなんだ!……でも……。
 くそっ!何だ!この訳のわからない胸の高鳴りは?不整脈か!
 こんなに近くにいては、聞こえてしまうかもしれない……)


 顔を赤らめたり青ざめたりさせながら、ミトンを動かしているダミアンの後方で、(今日も、カザハヤの体調は良さそうだな……)と、レンが優しげに目を細めていたのは、また別の話。







「そういう事になったから、上に上げる報告を、上手くちょろまかしておいてね?」


 王宮内。
 王女殿下付き騎士団事務局の横にある応接室には、スティーブンと、顔を顰めているユリシーズの姿があった。


「いや。普通に違法ですし、あんなくだらない賭けの負け分で、そんな際どいこと頼まれたら、首が幾つあっても足りませんよ」

「あら? 別に、今まで通りですーって書いといてくれればイイのよ? 貴方は何も知らない。以上」


 ユリシーズは、深くため息をつく。


「晩餐会の時、ちょっと派手に動いちゃったじゃない? そのせいで、私が気づいた限りでも複数人が、『レイン』という名前の王国騎士を調べたみたいなのよね。いないのがバレると、面倒じゃない?」

「だからって、公爵領に戸籍まで用意して、無理やり王国騎士名簿に登録するなんて、無茶苦茶ですよ。
 それに、いくら位置付けがスティーブン様の影扱いにしたって、本人が最低でも月一回は、王宮に顔出さなきゃいかんでしょうが。
 よく彼が、その条件を飲みましたね?」

「んふふ。私、賭けに負けたことって、生まれて一度も無いのよね」

「でたでた。勝つのが分かってて賭けを吹っ掛ければ、そりゃ負けなしでしょう。
 おれ、もう二度と、スティーブン様とは賭けをしませんから」

「あら。残念」

「はぁ。とりあえず、何かあった時はフォローするようにしますが、彼が王宮にいる間の見張りは、基本ご自身でお願いしますよ」

「分かっているわ」

「で? そっちが賭けの代償ってことは、まさかお礼は別に貰ったんですか?」

「ええ。早速今日、ダミアンと会っているはずよ。来週から、週一回、剣術を教えてもらう約束なの」

「不憫すぎて、泣けてくるんですが……。あのダミアン様が、彼の言うことを大人しく聞くとも思えないんですけど?」

「あら、大丈夫よ。ダミアンには、ないこと無いこと吹き込んでおいたから」

「最早、虚偽じゃないっ? で、いったい何を」


 呆れた顔をするユリシーズに、スティーブンはニタリと微笑む。


「『いつも貴方を助けてくれるんだもの。きっとレン君は、貴方に気があるわよー』ってね?」

「ナニソレ。酷すぎない?」

「貴方はそう言うけど、自分に好意を持っていると推測される相手には、人間、あまり不遜な態度を取れないものでしょう?
 互いの認識に多少の相違は有っても、それで関係が良好になるならば、問題ないと思わない?」

「そうやって、無闇にダミアン様を焚き付けて、実際何かが始まってしまったら、どうするおつもりで?
 元々彼は、男性騎士達からも人気があるんですよ?」

「やだ。そんなの、私が面白いだけじゃない」


 薄ら笑うスティーブンに、ユリシーズは深い溜め息を吐き出した。


「彼が最初に登城する際は、必ずお声がけ下さい」

「分かったわ」


(不遇って、彼のためにある言葉だな)


 ユリシーズは半眼になりつつ、応接を辞した。
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