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第五章
舞台は晩餐会から舞踏会へ
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晩餐会のメニューは、贅を尽くしたコース料理。
しかも、完全版宮廷フルコースだから、前菜だけでも何回出てきたのか覚えられないほど。
大きなお皿に、ほんの少量ずつ、見た目も鮮やかに美しく飾られた料理たちは、宝石を散りばめたように美しい。
あぁ。
なんて素敵な料理なのかしら!
きっと王宮のシェフたちが、腕によりをかけて作って下さった、この世界における、最高の晩餐。
何も考えずに頂く事が出来たならば、さぞ、幸福の絶頂なんだろうけど……。
わたしは、内心緊張でカチコチになりながら、細心の注意を払ってシルバーを動かしていた。
先ほどから、話しかけられないタイミングを見計らって、少なめの食べ物を口に運ぶのだけど、周りの視線が気になって、全然食べた気がしないんですが?
礼儀作法やテーブルマナーは、母から厳しく躾けられているから、それほど問題無いだろうと安易に考えていた。
でも、全然違う!
お母様の仰る『素敵』は、本当に貴族の一定水準なんだなぁと、今、心の底から理解した。
お向かい、王族の皆様は、途轍もなく優雅に会話をなさっているのに、いつの間にかお皿の中が空っぽになっているの。
アレ、何でなの?
そして、驚くべきはエミリオ様よね。
幼い頃から当たり前に、そう躾けられているのだとは思うけど、まだ十歳でいらっしゃるのに、他の王族の皆様と比べても、全く見劣りしない。
隣のヴェロニカ様と和かに談笑している様は、落ち着いて見えて、とても素敵だわ。
あまり見つめていてはいけないので、たまにチラリと拝見しては、感嘆の溜息を落とす。
で、そんな気遣いと全く無縁なのが、わたしの隣に座る、奔放なリリアさん。
先ほどから、異常な熱量の視線を、ひたすらエミリオ様に送っている。
エミリオ様も、当然それは分かっていて、あえて気付かないふりで視線をこちらに向けない。
お陰でわたしも、目が合う心配をせずに、お姿を拝見出来て、ある意味ラッキーだったりして。
ただ、やはり程々に抑えておかないと、ヴェロニカ様に失礼だから……などと考えながら、今日も麗しい彼女のお姿を拝見する。
今日は、王子殿下固有のカラー『赤』を意識した臙脂色のドレスなのね!
赤色系はキツくなりがちだけど、紫みが強いお色を選ぶことで、はっきりとした赤色のタイをつけていらっしゃるエミリオ様より控えめに見えて、とてもエレガントでいらっしゃる。
世界中何処を探しても、この人以上に、王子様の婚約者に相応しい方は、いないよね。
同性のわたしから見ても、憧れるほどに綺麗だ。
特に美しいのは、洗練された所作。
指先にまで神経が行き届いていて、何処を切りとって見ても、光が零れ落ちるよう。
もう、美麗としか言いようがない。
生まれ持ってのものだけでは無い、品性や教養、努力によって裏打ちされた『究極の美』って、こう言うことなんだわ。
うっとり眺めていたら、ヴェロニカ様から優しい微笑みを頂きました。
はぁ~。
この世のものとは思えない。
全力で推せる!
さておき、顔赤くなってないよね?
鼻の下伸びてないよね?
などと心配しながら、こちらからも笑みを返した。
その時、それまで周囲の会話を柔らかい微笑みで見守っていた陛下が、口を開いた。
「各々方、食事は楽しめているだろうか?冒頭でも述べたが、今年もこうして会を開けたことを嬉しく思う。また、聖堂には、今年は特に、我が息子エミリオに学びを与えてくれたこと、深く感謝する」
「はは~。有り難きお言葉、この神官長マヌエル、光栄の極みでございます」
間髪入れず、その場で恭しく頭を下げて、媚びへつらった笑みを浮かべるマヌエル神官長。
って!
それを貴方が言うんかいっ‼︎
ぉおっと、いけない。
危うく、素の突っ込みを入れてしまうところだったわ。
でも、聖堂職員は、多分そう思ったよね?
周囲を見渡すと、神官長の左右に座る神官さんと、聖騎士の皆さんが半眼になっていた。
神官長の下で働いている人ほど、色々突っ込みたいこと有るんだろうなぁ。
だって、色々全部、最終的に何とかしてくれたのは、二人の補佐であり、性格はどうあれ聖女様よね?
神官長は、肝心な時に逃げ回っていたくせに、美味しいところは全て持っていくの?
ぐぬぬ。
何だか無性に悔しいんですが?
丁度サーブされたばかりのメインのステーキを、忌々しい思いで小さくカットし、悔し紛れに口に運んだ。
ん?
なにこれ!
えっ?
やわらかっ!
甘みのある肉汁が、噛めば噛むほど溢れ出して、イライラした気分は一気に幸福感に取って変わった。
牛さん、ありがとう!
わたしの気分を上げてくれて!
本当に美味しいです‼︎
感無量になりつつ、陛下と神官長の会話の続きに耳を傾けた時、
「それから、聖堂の案内を受け持ってくれた二人の新人聖女候補にも、礼を言いたい。エミリオが聖堂へ興味を持つきっかけとなった。感謝する」
不意に、そんな言葉が陛下の口から放たれた。
…………。
っっっ⁈⁈
いまっ!
今、陛下は、わたしとリリアさんにお声をかけて下さった⁈⁈
待ってまって?
少しだけ待ってくださいね!
軽くパニックも起こしてますが、それよりも何よりも、今、口の中に牛さんがいます。
笑顔をつくって、小さく会釈した後、見苦しくない程度に素早く咀嚼していると、横からハツラツとした声が響いた。
「はいっはいっっ!私、リリアーナがご案内させて頂きました。エミリオ様はぁ、私に会うために、わざわざ聖堂まで来て下さったんです。リリア、感激!」
挙手して、満面の笑顔で立ち上がるリリアさん。
待ってーっ‼︎‼︎
『食事中は立ち上がりません』以前の問題。
今言うべきなのは、それじゃない!
ってか、言ってることは間違ってないかもしれないけれど、言い方っ!
それだと、あからさまに周囲に誤解を与えるでしょう?
エミリオ様のイメージが、悪くなっちゃうから!
あと、口の中!食べ物っ!
突っ込みどころが多すぎて、フォロー出来ないわっ。
内心、滝のように汗をかきつつ、リリアさんのドレスの裾をそっと引くと、彼女は怪訝そうにこちらを見た後、ニヤリとドヤ顔で微笑み、わたしに向かって指でVサインを作りながら、ストンと腰をおろした。
いや。
そんな、マウント取られても……。
周りの空気が、不味いことになっているんだけど?
王族の皆様は静かに凍りつき、ヴェロニカ様は、いっそ清々しいほどの作り笑顔。
エミリオ様に至っては、右手で額を覆っている。
対する聖堂側も、反応は冷ややか。
何のために、直前数週にわたって礼儀作法を叩き込まれたと思っているんだろう。
これでは、聖堂の教育が行き届いていないと思われても否定できない。
聖女様は、困ったような笑みを浮かべたまま、陛下に向かって頭を下げ、神官長は青筋を立てて不機嫌顔。
後ろに立っているジャンカルロさんに至っては、顔色を真っ青にして、怒りに体を震わせている。
彼は、今日、偶然リリアさん警護の配置についただけで、普段は全くと言って良いほど無関係。
それなのに、後ろに立っているから、とばっちりでイメージが最悪に……気の毒すぎる!
会場内、周囲のテーブルで食事をしていた貴族の皆さんも、静まりかえって聞き耳を立てているみたい。
本人だけは全く動じていない、と言うより、気づいていないのかな?
その図太さ、どうなってるの?
その静まり返った空気を、柔らかい笑いと共に崩して下さったのは、陛下だった。
「あっはっは。そうか。君が」
「はい!」
「うむ。それから、ローズマリー嬢だね。これからも、エミリオと仲良くしてやってほしい」
陛下がこちらに話を振って下さったので、小さく息を吸って心を落ち着けてから、一言づつ丁寧にお返事をした。
「陛下よりお言葉を賜り、光栄でございます。わたくしどもでは、至らぬ事も多いかと存じますが」
「よいよい」
陛下がにっこり微笑まれたので、わたしも笑顔で会釈を返す。
何とか引き攣らないで済みました。
これで、とりあえずこの話題は幕引きかな?
周囲に会話が戻ってきたので、わたしは胸を撫で下ろした。
陛下が、小説の通りのおおらかな性格で良かったわ。
お陰で万事丸く収まった。
厳格な方だったら、例え相手が聖女候補だとしても、エミリオ様との交流を許すはずがない。
実際、ヴェロニカ様の横に座っている、側妃殿下の形相は、かなり険しいものになっている。
ぶっちゃけ、そちらが普通の反応だわ。
場合によっては、自分の息子の妾候補になるわけだから、常識や教養は、無いよりあったほうがいいに決まっているものね。
エミリオ様は、王位継承順位第二位だから、まだ完全に国王になれないと決まったわけではない。
折角イメージアップしている最中だから、微妙な噂を立てられたくないよね。
即妃殿下に視線を向けると、ちょうど殿下もこちらを見たところだったみたい。
やんわりと微笑み会釈すると、彼女も目元を細め、柔らかく微笑んで下さった。
もっと厳しい視線が飛んでくると思っていたわたしは、思ったより優しい対応に、ほっと息を落とす。
そのあと即妃殿下は、エミリオ様への熱視線攻撃を再開しているリリアさんに視線をうつし、くっきりと眉間に皺を寄せた。
リリアさんは、気づく気配もない。
……強心臓すぎる。
くわばらくわばら……。
とりあえず、前世の記憶にある雷除けの呪文を、わたしは胸中で、そっと唱えてみた。
◆
晩餐会が終わると、しばらくの休憩を挟み、その後は舞踏会が催される。
わたしたちは、一度、与えられた控え室に戻って、お化粧直しやら、あれこれ済ませて、会場に戻った。
因みに、今回は、成人の儀が行われた広いホールではなくて、宮殿の中にある中規模な会場。
二階にあるので、ガーデンスペースは無く、出席者は、ほぼ全員同じホール内にいることになる。
その方が、警護をしやすいからかな?
でも、バルコニーも有るので、閉塞感はそれほど無い。
途中で休憩に行く事も出来るようだし。
それにしても、宮殿の一部を使用した、貴人を招いての会だからか、警備体制が前回の比では無いみたい。
参加者名簿に記載が無ければ、宮殿の中に入る事も出来無いことには、驚いた。
実は、宮殿に入る際に、それで一悶着あったのよね。
つまり、王宮までの警護を担っていた聖騎士であっても、宮殿の中に入れる人間と、待機場所で待つ人間とに分かれたから。
慈悲深い笑みを浮かべながら、控えめにクレームをつけたのは、聖女様だった。
曰く、『補助とは言え、これも聖女付きです。模擬戦で良い成績をおさめた褒美に、今日は舞踏会でのエスコートを任せたかったのですが……』と。
執事たちの返答は、キッパリとノー。
その後、聖女様の控室で、名簿作成の責任者であるエンリケ様が、エグいほど嫌味を言われていたとか、いないとか。
きっと、エンリケ様のことだから、暖簾に腕押しで、飄々と躱していたに違い無いけれど。
そんなわけで、現在レンさんは、第一の城門内部にある待機場所で、数名の聖騎士さんと共に待機中なのよね。
中に付いて来てくれると安心だと思う人ほど、除外される件。
今日わたしに付いてくれている聖騎士、ターナーさんは、伯爵家の出身者だそうで、家柄が良いからか何処かおっとりしている。
初めてお目にかかる聖騎士さんだし、こんな言い方は失礼だけど、ちょっぴり不安だ。
社交の場で、必ずフォローを入れて下さるジェフ様も、今日は、いらっしゃらないし。
ナーバスになりかけて、気持ちを立て直すべく頭を振る。
晩餐会では、周囲を見回している余裕が無かったけど、会場の何処かには両親がいるし、エミリオ様の周囲にはお兄様もいる。
それに、舞踏会の間は、大人しく壁の花でもしていれば良いのだから!
そう思って会場の中に入ると、入り口付近で、プリシラさんと長い銀髪の男性が、お話しているのが見えた。
わぁ!
あの方、凄く綺麗な顔立ちだわ。
それに、なんて鮮やかな青い瞳。
腰まで伸ばされたサラサラの銀髪も、手入れが行き届いてキラキラ輝いている。
プリシラさんのお知り合いかな?
ご友人?
それとも、もっと深い仲だったりして。
きゃーっ!本当に⁈
なんて、最初は興味本意で眺めていたんだけど、それにしては、どこか雰囲気がおかしいかも?
男性は、さりげなくプリシラさんの腰に手を回して……あ!ほら。
プリシラさんは眉根を寄せると、一歩前に出て、その手から逃れた。
え?もしかして、嫌がってる?
「やめて下さいませ」
「なんだい。嫌がるふり?あざといなぁ。で、も。そんな可愛い顔をしていたら、全然説得力がないよ」
「いえ!本当に」
「またまた。君と僕の仲じゃないか」
「いやっ。離して」
聞こえてくる会話から、確信した。
これ、完全に嫌がってるわ。
あ!
しかも、また腰に腕を回してっ!
プリシラさんは、今度こそしっかり捕まってしまっている。
その上、耳元で何か……え?怖いんですが?
ちょっと!
プリシラさん担当のライアンさんは、何処に行ったの?
周囲を見回すと、どうやらエンリケ様と、調整中。
視線はプリシラさんにあるから、様子は見ているみたいだけど、少し離れているから、会話は聞こえて無いかもしれない。
遠くから見ている分には、仲が良さそうに見えるものね。
わたしは、意を決して声をかけた。
「あの」
「やぁ。何だい?可愛い、子うさぎちゃん」
ぞわわっっ!
何です?
その、キザったらしい第一声。
鳥肌が……。
「ああ。君も僕に興味があるんだね。分かるよ。でも、今は彼女と過ごしているから、また後でね?」
「え?いぇ。わたしは……」
「分かってる。後でゆっくり、ね?」
「いえあの」
「ローズマリーさん!結構よ。では、あちらで伺いますわ」
最後に言葉を遮ったのは、プリシラさん。
え?
さっきまで嫌がってませんでした?
一人取り残されて、わたしは呆然と立ち尽くした。
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