罪状は【零】

毒の徒華

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最終章 来ない明日を乞い願う

最終話 罪状は【零】

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【50年後】

 美しい硝子の細工は色とりどりに並んでいて、一つの絵のようになっていた。
 それはまるで天使のようだ。
 六枚の翼と赤い髪の天使。

 硝子の絵から光が射しこむと、白を基調とした室内が七色に輝く。
 長い木の椅子が整然と一方向に並べられている。人々がその長椅子に座って一方向を見ていた。その正面でフードを被った1人の女が本を片手に話をしている。
 ここは町の小さな教会だ。

「こうして1人の人間の男の為に、あらくれ者の吸血鬼族と、六翼の魔女は魔族を率いてこの世界から魔女を隔離し、世界には安息が訪れました。めでたし、めでたし……」

 話が終わると人々は拍手とお辞儀をして出て行った。人々の顔には希望が満ち溢れ、楽しそうに談笑をしながら教会を出て行く。
 たった1人の車椅子の老人を除いて。

「もうその話は聞き飽きた……」

 白い服を着ているその女は、分厚い教典を片手に教会にきた人々へ毎日そう教えを説いていた。
 話し終えたその女は、1人の老人に近寄って膝をついて視線の高さを合せる。
 その老人は車椅子で点滴のチューブを腕に刺していて、呼吸を助けるボンベも車椅子につけていた。
 その病人の姿とは相反し、武骨な首輪と手枷を身体につけている。
 女が老人の様子を確認すると、もう長くはないと診断する。

「……もう、この話を聞くのはきっとあなたにとって今日が最期になるでしょう」
「あぁ……やっと……あいつの側にいける……そうしたら、あいつの……隣で眠らせてくれ……」

 教会の一番奥には、大きなガラスケースがあり、その中に沢山の花が敷き詰められていて、その真ん中に赤い髪の六枚の翼を持つ女が横たえられていた。
 生前の姿そのままに、手を胸の前で組み安らかな表情で眠っている。

「もう……50年も経ってしまったんですね……」
「ゴホッ……ゴホッ……お前らが……この世の為にノエルを犠牲にしていなかったらノエルは死なずに済んだのに……」
「あなたに毎日そう言われ続けてきましたが、それも今日が最後になりそうですね……」

 どこか、女は寂しそうな表情を浮かべた。

「本当に……あの吸血鬼のせいだ……あいつが現れなかったら、ずっとあのままだったのに。何も知らないまま、幸せな最期を俺は迎えられたんだ……」
「しかし、魔女がこちらの世界からいなくなって、やっと争いはなくなりました。ノエルのお陰です」

 今でも彼女の記憶の中に鮮明に残っている。

「その言い分も聞き飽きた……この世のことなんかどうでもいい……」

 老人は一言一言いい終わるたびに、苦しそうに肩で息をした。

「あのいけ好かない吸血鬼と婚姻を結ぶだなんて……今でも思い出して腹が立つ」
「ノエルはあぁ言ってましたけど、気持ちはあなたにしか向いていなかったと思いますよ」
「……最後まで俺のものだった……今もそうだ」
「あなたの一生もノエルのものだと誓ったから、あなたは以前ノエルがつけていた首輪と手枷をずっと身に着けているのでしょう?」

 老人は首輪に手をかけた。生前、ノエルが服従の証として身に着けていたものだ。

「ノエルがいた時間は……俺が生きてきた中でほんの数年の短い時間だったのに……俺の一生……ゴホッ……ゴホッ……!」

 老人は言い終わる前に激しく咳込んだ。
 彼はノエルの心配している顔と、そして優しい手、暖かい身体を思い出した。
 咳き込む度に何度もノエルの姿を鮮明に思い出す。
 赤い髪も、瞳も。

 自分を呼ぶ声も。

「あぁ……お前は……これからどうするつもりなんだ……? シャーロット」

 白い服と白い髪の女性――――シャーロットは苦笑いをした。

「私は、このことを風化させないように、ここでずっと教え続けます。もう誰も争いで亡くなってほしくないですから」
「人間同士でも争うもんだ。異種族がいなくなったって、その矛先が同族に向くだけだ」

 50年前からずっと変わらない姿のシャーロットは、あと何年、何十年、何百年生きるのか老人には解らなかった。

 結局、魔女の心臓自体はノエルの物を使っても、それを行使する魔女がこちらの世界に一人残る必要があったようだ。
 その大義をノエルはシャーロットに一任していた。
 シャーロット自身は妹のアビゲイルと別れるのは辛かったが、それでもノエルの願いを聞き入れた。
 命を賭して守りたかった世界を、シャーロットは守ることにした。
 魔族はシャーロットが異界への入口を開け、異界に還されてから何の音沙汰もない。

 当然だ。
 あちら側からこちらにくることはできないようにノエルはした。リゾンが魔術を試しても、こちらへの世界を開くことは出来ないだろう。
 シャーロットはそれを知りながら何も言わずに別れた。

 ――もうあの白い龍も大人になっただろうか

 と老人は考える。
 どう言ってノエルが別れたのか解らないが、納得させて離れたわけではないだろう。色々なことをあの白い龍から話を聞いた。
 ノエルの知らなかった一面をいくつも聞いたときはすぐには飲み込めなかったのを思い出す。

 ――やけにいろいろなことを思い出すな……

 もう老人は視界が霞んできていた。
 静かに『死』の迎えの足音が聞こえてきており、老人自身もそれははっきりと感じた。

「……頼みがある……俺を……ノエルの隣に横たわらせてくれないか……」
「ええ……いいですよ」

 シャーロットはノエルのガラスケースを外した。
 中からむせる程の花の香りが漂う。
 老人は点滴もボンベも外し、シャーロットの肩を借りてその花の中のノエルの隣に寄り添うように横になった。
 まるで翼に抱かれるかのように。
 そして老人はその懐かしい肌の感触や匂いを感じていた。

 触れてみると死んでいるとは思えないような柔らかな肌をしている。
 冷たい感触が指に伝わると、やはり彼女は死んでいるのだとそれは告げる。
 生前から変わらないその美しい姿。
 老人はノエルと出逢った頃から別れのときまでのことを思い出していた。
 その声を、言い方を、肌の暖かさを老人は今でも鮮明に思い出せる。

 やっと長かった人生がこれで終わりだと思うと、涙が溢れ始める。

「……本当に……お前は自分勝手なことばっかり……俺のことなんてちっとも考えてねぇじゃねえかよ……ッノエル……」

 どんなに老人が後悔しても、ノエルはもう笑いかけることはない。
 悲しい顔もしないし、困った顔もしない、泣いたりもしない、共に時間を過ごすこともない。
 あのとき彼らの時間は、完全に別れてしまった。
 もっと大事にしてやればよかったと後悔が募る。

 老人は心の中で懺悔した。

 ――それでも、俺のこと好きになってくれてありがとうな……

 こんなにも俺はノエルを傷つけていたのに、苦しませていたのに、それなのに文句の一つも言わずにずっと俺を気にかけてくれていた。
 本当の愛情を俺に注いでくれていた。
 俺がそれを感じ取れなかったように、ノエルも俺の気持ちを感じ取っていなかった。
 あんなに長い間一緒にいたのに。
 俺たちは何一つお互いのことを知らなかった。

 もっと話をすればよかった。
 何の話でもいい。
 どんな話でもいい。
 喧嘩になってもいいから、もっと俺に自分の気持ちを伝えてくれた良かったのに。

 ――離れてから、やっとお互いの気持ちが解るなんてな……

 後悔がとめどなくこぼれてくる。
 後悔の海へと溺れてしまいそうになる。息ができなくなるくらい老人は泣いた。
 ノエルが泣いていた分も全部その時間を埋めるように。
 自分が褒めたから切らないと言った赤い髪が、淡い光を浴びて赤く輝いている。

 ――お前は最期まで、俺が好きだと言った赤い髪を切らなかったんだな……

 白い翼に抱かれながら、老人の意識はそこで途絶えた。



 ◆◆◆



 ひたすらに黒が広がっている空間だ。
 自分の身体もあるのかないのか解らない。息苦しさや、動きづらさのようなものがないのを考えると、今までの感覚とは全く違った。
 だが、行くべき方向だけは解った。
 自分と何かを繋ぐものがあり、その繋がっているものを辿るように俺はその方向へ向かう。

 俺は引き寄せられるように、一方向に進んでいく。すると、白い鳥のようなものがいた。
 膝を抱えるように俯き、自分の身体を六枚の翼で抱きかかえるようにしている。
 白い翼から長く赤い髪が垂れていた。
 その周りに、自分と繋がっている糸のようなものががんじがらめになっている。
 その変わらない姿を見て、俺は心の底から安堵した。

「おい」

 俺がそう呼ぶと、そいつはうつむいていた顔を上げて赤い瞳で俺の方を見た。
 自分の身体とそいつをつなぐ糸のようなものは、俺たちが互いを認識すると溶けるように消えていった。

「ずっと……待ってました……あなたがくるのを……」
「俺も、お前にずっと会いたいと思ってた。ノエル……死ぬその瞬間までな」

 自分が死んだという事は誰から説明されずとも、解っていた。
 俺はノエルの側に近づき、抱きしめるような形となる。
 ような、というのは自分の身体が知覚できない為に腕をまわしているのかどうかわからないからだ。
 しかし、確かに暖かさを感じる。

 ノエルの魂のようなものと触れ合うと、話すことも叶わなかった互いの時間は言葉を交わさずとも互いに理解した。
 どれだけノエルが苦しんでいたのか、あの世界を憂いていたのか解ると、なんともいえない苦しさを俺は感じた。

「ずっと、気づいてやれなくて悪かった」
「僕もごめんなさい。沢山つらい想いをさせてしまいました」
「…………お前の遺した世界は、上手くいってる。もう、何も心配すんな」
「はい……共にいきましょう」
「あぁ」

 ひたすらに暗い世界に一筋の光の道ができた。その光に導かれるように、俺たちは二人で再び歩みだす。
 二度と、どんな運命も俺たちを別つことなんてできない。

 絶対に――――――――



 ◆◆◆



 シャーロットはその老人の死を見届けて、誰も見ていないことを確認してから彼の身体に魔術をかけた。
 老人の身体はみるみる若返り、ノエルと死に分かれたあの日の姿、あのときのゼロの姿となる。
 そしてノエルに抱かれるように永遠の眠りについた彼を、そのままに硝子ケースを閉じた。
 彼の最期の望み通り、ノエルの傍らに寄り添うように。

「安らかに眠ってください。ノエル、ゼロ」

 シャーロットはもう誰もいない協会を出て行った。
 七色の光がノエルとゼロの柩にふりそそぐと、その木の柩につけられた金のプレートが眩く光る。
 二人の入っている硝子ケースの木でできた部分にこう刻まれていた。

【翼人と魔女の混血 最高位魔女 ノエル 罪名・罪状は『零《ゼロ》』】 と。



 END


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