277 / 287
第十二章
腕(かいな)の中のリリアーナ 123(後日談) イチャイチャ回は続く……(^◇^)
しおりを挟む
クリスティアナがノックをしながら声をかける。
「シンシア様、私です。クリスティアナです」
数秒の後、扉が開いて侍女が顔を出した。
「クリスティアナ王女殿下、どうぞお入りください」
侍女が一歩下がって道を空け、深く頭を垂れる。クリスティアナはその前を通り、ソファに腰掛けているシンシアに歩み寄った。
「シンシア様、お久しぶりですね」
クリスティアナが微笑むと、シンシアは気まずそうに視線を外した。
「話を聞いていたのでしょう?」
「ええ」
「なら、なぜ笑顔でいられるの……?」
注)クリスティアナとシンシアは同い年で仲良しさんなので、友達口調です。
シンシアが咎めるように、クリスティアナを見上げた。
「シンシア、兄様が言っていた事は本当よ?」
「何を言っているの!? サファイア様が愛人がいると仰ったじゃない!」
「あの愛人とは、貴方の事よ」
「………え?」
「兄様がデレデレした顔で、この部屋に足繁く通うものだから、サファイアが勘違いをしたの。私は何となく、雰囲気で分かっていたのだけど……」
「じゃあ、なぜ私の滞在は秘されているの? 部屋からも出してもらえないの!?」
「カーディスの件以外にも、揉め事が重なっていたから、貴方を巻き込みたくなかったのだと思うわ。後は、公表したら、貴方との時間を私達に奪われると考えたんじゃないかしら? 私とサファイアは、貴方の事が大好きだから」
(本当はもう一つ理由があるのだけど、兄様が直接本人に言うべきよね……)
「でも、それは貴方の憶測だわ。アレクセイ様は、”人前に出したくないのは確かだ”って仰ったもの――。きっと、地味で冴えない私を見られたくなくて、外に出さないのよ……!」
クリスティアナは軽くため息を吐いて、困り顔で微笑んだ。
「自己評価が低すぎるわ、シンシア」
「だって、もし私が魅力的だったら……」
「魅力的だったら?」
「アレクセイ様は、……してくれる筈…ですもの」
「………シンシア、悪いけど、もう少し大きい声でお願い」
シンシアは、頬を紅色に染めて、繰り返す。
「……してくれる……筈」
「もう少し、大きい声で」
「……して」
「じゃあ、耳打ちして?」
シンシアに耳打ちされて、クリスティアナは驚きで目を見開いた。
「本当に……?」
「やっぱり、変……よね?」
シンシアは膝に置いた両手をぎゅっと握り締め、今にも泣きだしそうな表情を浮かべる。
「兄様ったら……”名君の器”と誉れ高い王子なのに。実はヘ……」
「ヘ……?」
ぶつぶつと呟くクリスティアナに、言葉を聞き取れなかったシンシアが聞き返す。
「あ、何でもないの。暫く外に出ていないでしょう? 散歩して、テラスで昼食を取りましょうよ。おあつらえ向きに天気も良いし」
「え、ええ……」
クリスティアナがにっこりと微笑み、不思議そうにシンシアが頷いた。
***
「邪魔をされたくない――」
カイトにじっと見つめられ、唇を親指でなぞられて……リリアーナの背筋はぞくりとし、身体を微かに震わせる。恥ずかしそうに頬を赤らめるリリアーナに、ゆったりとした動作で、カイトが顔を近づけてきた。くちづけられる予感を覚え、リリアーナはギュッと目を瞑るが、唇へのキスではなく…耳元でそっと囁かれた。
「いいか…?」
耳朶に、優しくくちづけられる。
「――っ、」
狼狽えて目を見開くと、カイトがリリアーナの首筋に顔を埋めていた。
広い肩幅と、骨ばった首筋を目の当たりにして、リリアーナの顔に血が上る。
カイトが…彼女の感じやすい首の付け根を、軽く噛んだ。
「んっ、……」
背筋にぴりっと快感が走り、リリアーナは思わず手にしていたシャツを、ギュッと握る。
リリアーナの首筋から顔を上げたカイトが、至近距離で返事を促した。
「リリアーナ?」
「え、……?」
リリアーナはぼうっとしてしまい、何を質問されたのか、分からずにいる。
カイトは彼女の両頬に手を添えて、柔らかい唇に自分のそれを押し当ててから、もう一度問うた。
「嫌なのか? フランを部屋に入れたほうがいいなら、鍵を抜くが――」
我に返り、質問を理解したリリアーナがふるふると首を横に振る。
「嫌じゃない。私も、……じゃ、邪魔、……」
この状態で、”邪魔をされたくない”とは、はしたないようで言い難く、リリアーナは言葉を詰まらせてしまう。
カイトは彼女の膝裏と背中に腕を差し入れ、いともたやすく抱き上げた。
「分かった」
こめかみに、そっとキスを落としてから、ソファへと大きな歩幅で運ぶ。
彼女を腕に抱いたまま、ふんわりとソファに腰を掛け、リリアーナは彼の膝の上に、ちょこんと横向きに収まった。
まじろぎもしない目でカイトに見つめられて、リリアーナは頬を桜色に染め、時折ちらっと彼を見返す。
「ところで、これは――?」
リリアーナがしっかりと握っている白いシャツを、カイトが指先で軽く掴んだ。
「これは、……!」
咄嗟の事に、リリアーナは少し慌てる。
「起きたら、腕の中にあったの――」
真実でもあるし、ほっとしながら言うリリアーナに、カイトは面白そうな顔をした。
「そうだったのか」
目の届かないところに隠そうと、リリアーナがシャツを引っ張るも、カイトは離さずに掴んだままでいる。リリアーナが必死に引っ張っているのに対して、指先だけで造作なく、引き戻すカイトが恨めしい。何となく自分が、肉食獣に弄ばれている小動物のような気分になってきた……。
「タンスの中にも、俺のシャツが二枚あった」
突然の呟きに、リリアーナは身体をぴくっとさせて、不自然に視線をさまよわせる。
「カイトが、18才に戻ったら、すぐ着れるように用意していたから…」
「その割にはアイロンがかかっていなかったし、シャツからは、ほのかに君の香りが…」
「×××××――!」
「どうかしたのか?」
「私のタンスだから、匂いがついてしまったんだわ、きっと! アイロンは……」
段々と言い訳が苦しくなってきたリリアーナを、カイトが物憂げに見つめる。
「そうか、残念だな……。俺の代わりに抱き締めてくれているものだとばかり、思っていたのに」
途端にボンッ、と首まで真っ赤になるリリアーナに、カイトが堪えきれずに、クスクスと笑いを零した。それを見て、リリアーナが訝し気な顔をする。
「……知っていて、……からかったのね?」
「ん……」
素直に認めたカイトに、リリアーナは恥ずかしさと腹立たしさから、拳で胸を叩こうとした。
「酷いわ、からかうなんて、凄く恥ずかしかったのに!」
カイトは振り上げたリリアーナの手を難なく掴み、自らの胸に抱き寄せた。
「ごめん。懸命に弁解しているリリアーナが、とても…可愛かったから」
いかにも愛しそうに、カイトがリリアーナを見つめた為、リリアーナの怒りは急激に萎んでしまい、文句も言いづらくなる。
「まだ、許してはいないんだから……」
リリアーナは頬を膨らませて、残った左手でカイトの胸を押し返し、少し身体を離そうとした。彼女の耳元に顔を寄せて、カイトが囁く。
「どうすれば許してくれる?」
掴んだリリアーナの右手を、自分の首の後ろに回させ、彼女の腰に当てた手にグッと力を入れて、リリアーナを更に引き寄せた。
「――っ、」
鋼のように引き締まった身体と密着し、唇は今にも触れそうだ。リリアーナは息を呑んで、ただただ頬を紅潮させる。
「カイ……」
「ん……?」
カイトが首を傾けて、静かにリリアーナの唇を塞いだ。
denntyuu様、以前に頂いたコメントの、シンシア部分の”巻き込まれないように”を使わせて頂きました! 私が考えたのは”煩わされないように”だったのですが、”巻き込む”を使ったほうがピッタリくるのですよ、これが!
またお願いいたします! ヾ(・(●●)・;)ォィ(自主ツッコミ)
「シンシア様、私です。クリスティアナです」
数秒の後、扉が開いて侍女が顔を出した。
「クリスティアナ王女殿下、どうぞお入りください」
侍女が一歩下がって道を空け、深く頭を垂れる。クリスティアナはその前を通り、ソファに腰掛けているシンシアに歩み寄った。
「シンシア様、お久しぶりですね」
クリスティアナが微笑むと、シンシアは気まずそうに視線を外した。
「話を聞いていたのでしょう?」
「ええ」
「なら、なぜ笑顔でいられるの……?」
注)クリスティアナとシンシアは同い年で仲良しさんなので、友達口調です。
シンシアが咎めるように、クリスティアナを見上げた。
「シンシア、兄様が言っていた事は本当よ?」
「何を言っているの!? サファイア様が愛人がいると仰ったじゃない!」
「あの愛人とは、貴方の事よ」
「………え?」
「兄様がデレデレした顔で、この部屋に足繁く通うものだから、サファイアが勘違いをしたの。私は何となく、雰囲気で分かっていたのだけど……」
「じゃあ、なぜ私の滞在は秘されているの? 部屋からも出してもらえないの!?」
「カーディスの件以外にも、揉め事が重なっていたから、貴方を巻き込みたくなかったのだと思うわ。後は、公表したら、貴方との時間を私達に奪われると考えたんじゃないかしら? 私とサファイアは、貴方の事が大好きだから」
(本当はもう一つ理由があるのだけど、兄様が直接本人に言うべきよね……)
「でも、それは貴方の憶測だわ。アレクセイ様は、”人前に出したくないのは確かだ”って仰ったもの――。きっと、地味で冴えない私を見られたくなくて、外に出さないのよ……!」
クリスティアナは軽くため息を吐いて、困り顔で微笑んだ。
「自己評価が低すぎるわ、シンシア」
「だって、もし私が魅力的だったら……」
「魅力的だったら?」
「アレクセイ様は、……してくれる筈…ですもの」
「………シンシア、悪いけど、もう少し大きい声でお願い」
シンシアは、頬を紅色に染めて、繰り返す。
「……してくれる……筈」
「もう少し、大きい声で」
「……して」
「じゃあ、耳打ちして?」
シンシアに耳打ちされて、クリスティアナは驚きで目を見開いた。
「本当に……?」
「やっぱり、変……よね?」
シンシアは膝に置いた両手をぎゅっと握り締め、今にも泣きだしそうな表情を浮かべる。
「兄様ったら……”名君の器”と誉れ高い王子なのに。実はヘ……」
「ヘ……?」
ぶつぶつと呟くクリスティアナに、言葉を聞き取れなかったシンシアが聞き返す。
「あ、何でもないの。暫く外に出ていないでしょう? 散歩して、テラスで昼食を取りましょうよ。おあつらえ向きに天気も良いし」
「え、ええ……」
クリスティアナがにっこりと微笑み、不思議そうにシンシアが頷いた。
***
「邪魔をされたくない――」
カイトにじっと見つめられ、唇を親指でなぞられて……リリアーナの背筋はぞくりとし、身体を微かに震わせる。恥ずかしそうに頬を赤らめるリリアーナに、ゆったりとした動作で、カイトが顔を近づけてきた。くちづけられる予感を覚え、リリアーナはギュッと目を瞑るが、唇へのキスではなく…耳元でそっと囁かれた。
「いいか…?」
耳朶に、優しくくちづけられる。
「――っ、」
狼狽えて目を見開くと、カイトがリリアーナの首筋に顔を埋めていた。
広い肩幅と、骨ばった首筋を目の当たりにして、リリアーナの顔に血が上る。
カイトが…彼女の感じやすい首の付け根を、軽く噛んだ。
「んっ、……」
背筋にぴりっと快感が走り、リリアーナは思わず手にしていたシャツを、ギュッと握る。
リリアーナの首筋から顔を上げたカイトが、至近距離で返事を促した。
「リリアーナ?」
「え、……?」
リリアーナはぼうっとしてしまい、何を質問されたのか、分からずにいる。
カイトは彼女の両頬に手を添えて、柔らかい唇に自分のそれを押し当ててから、もう一度問うた。
「嫌なのか? フランを部屋に入れたほうがいいなら、鍵を抜くが――」
我に返り、質問を理解したリリアーナがふるふると首を横に振る。
「嫌じゃない。私も、……じゃ、邪魔、……」
この状態で、”邪魔をされたくない”とは、はしたないようで言い難く、リリアーナは言葉を詰まらせてしまう。
カイトは彼女の膝裏と背中に腕を差し入れ、いともたやすく抱き上げた。
「分かった」
こめかみに、そっとキスを落としてから、ソファへと大きな歩幅で運ぶ。
彼女を腕に抱いたまま、ふんわりとソファに腰を掛け、リリアーナは彼の膝の上に、ちょこんと横向きに収まった。
まじろぎもしない目でカイトに見つめられて、リリアーナは頬を桜色に染め、時折ちらっと彼を見返す。
「ところで、これは――?」
リリアーナがしっかりと握っている白いシャツを、カイトが指先で軽く掴んだ。
「これは、……!」
咄嗟の事に、リリアーナは少し慌てる。
「起きたら、腕の中にあったの――」
真実でもあるし、ほっとしながら言うリリアーナに、カイトは面白そうな顔をした。
「そうだったのか」
目の届かないところに隠そうと、リリアーナがシャツを引っ張るも、カイトは離さずに掴んだままでいる。リリアーナが必死に引っ張っているのに対して、指先だけで造作なく、引き戻すカイトが恨めしい。何となく自分が、肉食獣に弄ばれている小動物のような気分になってきた……。
「タンスの中にも、俺のシャツが二枚あった」
突然の呟きに、リリアーナは身体をぴくっとさせて、不自然に視線をさまよわせる。
「カイトが、18才に戻ったら、すぐ着れるように用意していたから…」
「その割にはアイロンがかかっていなかったし、シャツからは、ほのかに君の香りが…」
「×××××――!」
「どうかしたのか?」
「私のタンスだから、匂いがついてしまったんだわ、きっと! アイロンは……」
段々と言い訳が苦しくなってきたリリアーナを、カイトが物憂げに見つめる。
「そうか、残念だな……。俺の代わりに抱き締めてくれているものだとばかり、思っていたのに」
途端にボンッ、と首まで真っ赤になるリリアーナに、カイトが堪えきれずに、クスクスと笑いを零した。それを見て、リリアーナが訝し気な顔をする。
「……知っていて、……からかったのね?」
「ん……」
素直に認めたカイトに、リリアーナは恥ずかしさと腹立たしさから、拳で胸を叩こうとした。
「酷いわ、からかうなんて、凄く恥ずかしかったのに!」
カイトは振り上げたリリアーナの手を難なく掴み、自らの胸に抱き寄せた。
「ごめん。懸命に弁解しているリリアーナが、とても…可愛かったから」
いかにも愛しそうに、カイトがリリアーナを見つめた為、リリアーナの怒りは急激に萎んでしまい、文句も言いづらくなる。
「まだ、許してはいないんだから……」
リリアーナは頬を膨らませて、残った左手でカイトの胸を押し返し、少し身体を離そうとした。彼女の耳元に顔を寄せて、カイトが囁く。
「どうすれば許してくれる?」
掴んだリリアーナの右手を、自分の首の後ろに回させ、彼女の腰に当てた手にグッと力を入れて、リリアーナを更に引き寄せた。
「――っ、」
鋼のように引き締まった身体と密着し、唇は今にも触れそうだ。リリアーナは息を呑んで、ただただ頬を紅潮させる。
「カイ……」
「ん……?」
カイトが首を傾けて、静かにリリアーナの唇を塞いだ。
denntyuu様、以前に頂いたコメントの、シンシア部分の”巻き込まれないように”を使わせて頂きました! 私が考えたのは”煩わされないように”だったのですが、”巻き込む”を使ったほうがピッタリくるのですよ、これが!
またお願いいたします! ヾ(・(●●)・;)ォィ(自主ツッコミ)
0
お気に入りに追加
1,638
あなたにおすすめの小説
6年後に戦地から帰ってきた夫が連れてきたのは妻という女だった
白雲八鈴
恋愛
私はウォルス侯爵家に15歳の時に嫁ぎ婚姻後、直ぐに夫は魔王討伐隊に出兵しました。6年後、戦地から夫が帰って来ました、妻という女を連れて。
もういいですか。私はただ好きな物を作って生きていいですか。この国になんて出ていってやる。
ただ、皆に喜ばれる物を作って生きたいと願う女性がその才能に目を付けられ周りに翻弄されていく。彼女は自由に物を作れる道を歩むことが出来るのでしょうか。
番外編
謎の少女強襲編
彼女が作り出した物は意外な形で人々を苦しめていた事を知り、彼女は再び帝国の地を踏むこととなる。
私が成した事への清算に行きましょう。
炎国への旅路編
望んでいた炎国への旅行に行く事が出来ない日々を送っていたが、色々な人々の手を借りながら炎国のにたどり着くも、そこにも帝国の影が・・・。
え?なんで私に誰も教えてくれなかったの?そこ大事ー!
*本編は完結済みです。
*誤字脱字は程々にあります。
*なろう様にも投稿させていただいております。
【完結】いてもいなくてもいい妻のようですので 妻の座を返上いたします!
ユユ
恋愛
夫とは卒業と同時に婚姻、
1年以内に妊娠そして出産。
跡継ぎを産んで女主人以上の
役割を果たしていたし、
円満だと思っていた。
夫の本音を聞くまでは。
そして息子が他人に思えた。
いてもいなくてもいい存在?萎んだ花?
分かりました。どうぞ若い妻をお迎えください。
* 作り話です
* 完結保証付き
* 暇つぶしにどうぞ
七年間の婚約は今日で終わりを迎えます
hana
恋愛
公爵令嬢エミリアが十歳の時、第三王子であるロイとの婚約が決まった。しかし婚約者としての生活に、エミリアは不満を覚える毎日を過ごしていた。そんな折、エミリアは夜会にて王子から婚約破棄を宣言される。
【完結】お花畑ヒロインの義母でした〜連座はご勘弁!可愛い息子を連れて逃亡します〜
himahima
恋愛
夫が少女を連れ帰ってきた日、ここは前世で読んだweb小説の世界で、私はざまぁされるお花畑ヒロインの義母に転生したと気付く。
えっ?!遅くない!!せめてくそ旦那と結婚する10年前に思い出したかった…。
ざまぁされて取り潰される男爵家の泥舟に一緒に乗る気はありませんわ!
★恋愛ランキング入りしました!
読んでくれた皆様ありがとうございます。
連載希望のコメントをいただきましたので、
連載に向け準備中です。
*他サイトでも公開中
日間総合ランキング2位に入りました!
王太子の子を孕まされてました
杏仁豆腐
恋愛
遊び人の王太子に無理やり犯され『私の子を孕んでくれ』と言われ……。しかし王太子には既に婚約者が……侍女だった私がその後執拗な虐めを受けるので、仕返しをしたいと思っています。
※不定期更新予定です。一話完結型です。苛め、暴力表現、性描写の表現がありますのでR指定しました。宜しくお願い致します。ノリノリの場合は大量更新したいなと思っております。
あなたの子ですが、内緒で育てます
椿蛍
恋愛
「本当にあなたの子ですか?」
突然現れた浮気相手、私の夫である国王陛下の子を身籠っているという。
夫、王妃の座、全て奪われ冷遇される日々――王宮から、追われた私のお腹には陛下の子が宿っていた。
私は強くなることを決意する。
「この子は私が育てます!」
お腹にいる子供は王の子。
王の子だけが不思議な力を持つ。
私は育った子供を連れて王宮へ戻る。
――そして、私を追い出したことを後悔してください。
※夫の後悔、浮気相手と虐げられからのざまあ
※他サイト様でも掲載しております。
※hotランキング1位&エールありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる