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聖女降臨? 編
ミラクルEX1 猛虎達の思惑
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「本当に、アナタ自ら行かれるおつもりなのですか? それも、おひとりで」
「ああ。留守の間、族長代理を任せたぞテオ」
砂漠に住まう虎獣人の部族、ンノカジ族。その族長であるロアのテント。大事な話をするから来い、と側近達を集め、ロアが告げたのは、『ちょっと魔術師ミタライに砂漠を案内してくるから7日ほど留守にする』というものだった。
「あの度し難い女にそこまで入れ込んだか、親父」
真っ先に不服を唱えたのは、息子であるガレットだ。ロアの第一夫人の息子にして、次期族長の座に最も近いとされる男。父親譲りの恵体と、ロア・テオに次ぐ実力の持ち主である彼には、若き取り巻き達も少なくない数いるが、彼らはまだロアには認められていないため、族長会議へは参加できない
「ミタライとは随分派手に揉めたらしいな、ガレット」
「フン! テオに先を越されたというのに、あの女にまだ未練がましく執着するとは、親父も耄碌したもんだ!」
「俺達はそういう関係じゃないぞ、ガレット」
族長・父を侮辱する言葉に反応したのは、当人よりもテオである。ミタライとテオはできている、等と言い触らされてしまったせいで、再婚するのか、等と周囲に好奇の目を向けられただけでなく、ふたりの息子達からも『ミタライがかーちゃんになるの?』等とキラキラした目で言われてしまったせいで、最近やや疲れ気味のようだ。
テオ自身、ミタライのことは魅力的な女であると思っているし、そういう仲になることも吝かではないのだが、獣人と人間という種族差、それに、皆にはまだ伏せてはいるものの、彼女が聖女であるという事実が、なかなか彼に踏ん切りを付けさせられずにいる。
「どうだか!」
「フ。お前も族長になるのならば、覚えておくがいいガレット」
父親が4人の妻を差し置いて、よその女、それも人間の、を連れて旅行に行くも同然のことを言い出したがために、やや不服気味で態度の悪いガレットと、そんなガレットの子供じみた悪態をなんと諫めるべきか悩むテオの間に張り詰めた空気をぶった切ったのは、他ならぬ族長ロアである。
「どんな過程を経ようとも、欲しいものは最後に手に入れることができればそれでよいのだ」
「アイツが産んだ子供が、アンタの子供じゃなかったとしてもか?」
「そうだ。我が妻の産んだ子供ならば、皆等しく我が子である」
「だから、ミタライとはまだそういう関係じゃありませんって!」
まだ、の時点で語るに落ちたも同然だが、そこは流してロアは話の主導権を奪い返す。
「お前達が何を言おうと、コレは決定事項である。我は明朝、魔術師ミタライを連れしばしの旅に出、留守の間のことはテオに一任するものとする。では解散!」
族長ロアは、圧倒的な武力とカリスマ性によってンノカジ族の頂点に君臨している。たとえば今ここで、テオを覗く全ての側近達が彼に襲いかかったとしても、彼はそれを退けるだろう。弱き男、愚かな男に族長は務まらない。よって、会議はいつも円滑に進み、円満に終わる。ガレットが茶々を入れなければ。
「ご夫人方はさぞ荒れるでしょうね」
「そうだな。ミタライについてあることないこと言い合いながら、互いに牽制し合う姿は愚かしくも可憐だ」
「悪趣味ですよ、族長。そうやってミタライもその毒牙にかけるおつもりですか?」
皆を退室させ、ふたりきりになった族長ロアとテオ。族長用のテントと族長の妻用のテントは別であり、ロアの許可がなければ妻とてここへ勝手に踏み入ることは許されない。何百年も昔からずっと、そういう村社会構造なのだ、ンノカジ族は。
「毒牙とは、言ってくれるではないか。お前もあの女が欲しいか?」
「茶化さないでください。確かに彼女は魅力的ですが、ことはそんなに単純じゃない」
もしもミタライが本当に聖女としてこの砂漠に雨を降らせた場合、その影響はどれほど広範囲に及ぶか、考えるだけで頭が痛くなってくる、とテオはロアを睨み付ける。
「そう難しい話でもあるまい。お前も聴いたであろう? あやつは聖女としての栄誉や名声にはまるで頓着しておらぬ。むしろ、面倒事を避けたいがために、人知れずコッソリとパンシャンの塔に行く、等と言い出した女ではないか」
「それは、そうですが」
テオは思い出す。最初に彼女と出会った時のことを。あの時はこの砂漠における水の価値を知らなかったとはいえ、彼女自身が幾らでも無尽蔵に水を生み出すことができるとはいえ、それでも彼女は這い蹲って慈悲を冀う自分に水を差しだしてくれたことを。
「……だからこそ、心配なんです。もしミタライが、あの優しい人が、争いの火種となり、殺し合いに巻き込まれたらと思うと」
「何、その時は我らが守ってやればよい。水と引き換えにそういう誓いを立てた、というのもあるが、あやつを守るために命を懸けることに、我は最早抵抗などないぞ?」
お前は違うのか? という問いに、違いません、とテオは即答で首を横に振る。
「案ずることは何もない。お前も族長代理ならば、芯を強く持て。皆はガレットを目にかけてはおるようだが、あやつはまだ若く、未熟だ。俺に何かあれば、皆を纏めるのはそなたを置いて他にあるまいよ」
族長ロアに肩を叩かれ、テオは背筋をまっすぐに伸ばす。
「ではな」
「どちらへ行かれるのですか?」
「フ、知れたこと。7日も留守にするのだぞ? その間ずっとお預けを食らう我が愛しき妻達を、満たしてやらねば酷であろう」
笑いながらテントを出ていったロアの背中は迷いなく、揺るぎなく。男として、族長として、戦士としての器の大きさを強く感じさせられ、テオはため息を吐く。ロアは息子を未熟と称したが、族長に比べれば自分とてまだまだ半端者だ。彼のように全てを併せ呑まんとする大きな男になるにはまだ遠い。
ミタライはどう思うだろうか。人間である彼女もやはり俺のような半端者より、族長のような強い雄に惹かれるのだろうか。ロアの腕の中に抱き込まれる彼女の姿を思うと、テオの胸はチクリと痛んだ。どうやら自分は自分が思っていたより遥かに、彼女に惹かれているらしい、と。
『とーちゃん、ミタライと結婚するのー?』
『ミタライがかーちゃんになってくれるのかー?』
『どうかな。とーちゃん、まだ分かんないや』
『なんでー?』
『なんで分かんないのー? ねーなんでー?』
タオとハオ。まだ幼いふたりの息子達にキラキラした眼差しで嬉しそうに抱き着かれた先日のことを思い出す。あの子達には母親が必要だ、等と傲慢なことを言うつもりはない。が、それが彼女であってくれたなら、嬉しい、と思う自分がいる。
そろそろ覚悟を決めるべき時が来たのかもしれない、と彼はテントを出ていき、そして族長のテント内には誰もいなくなった。
「ああ。留守の間、族長代理を任せたぞテオ」
砂漠に住まう虎獣人の部族、ンノカジ族。その族長であるロアのテント。大事な話をするから来い、と側近達を集め、ロアが告げたのは、『ちょっと魔術師ミタライに砂漠を案内してくるから7日ほど留守にする』というものだった。
「あの度し難い女にそこまで入れ込んだか、親父」
真っ先に不服を唱えたのは、息子であるガレットだ。ロアの第一夫人の息子にして、次期族長の座に最も近いとされる男。父親譲りの恵体と、ロア・テオに次ぐ実力の持ち主である彼には、若き取り巻き達も少なくない数いるが、彼らはまだロアには認められていないため、族長会議へは参加できない
「ミタライとは随分派手に揉めたらしいな、ガレット」
「フン! テオに先を越されたというのに、あの女にまだ未練がましく執着するとは、親父も耄碌したもんだ!」
「俺達はそういう関係じゃないぞ、ガレット」
族長・父を侮辱する言葉に反応したのは、当人よりもテオである。ミタライとテオはできている、等と言い触らされてしまったせいで、再婚するのか、等と周囲に好奇の目を向けられただけでなく、ふたりの息子達からも『ミタライがかーちゃんになるの?』等とキラキラした目で言われてしまったせいで、最近やや疲れ気味のようだ。
テオ自身、ミタライのことは魅力的な女であると思っているし、そういう仲になることも吝かではないのだが、獣人と人間という種族差、それに、皆にはまだ伏せてはいるものの、彼女が聖女であるという事実が、なかなか彼に踏ん切りを付けさせられずにいる。
「どうだか!」
「フ。お前も族長になるのならば、覚えておくがいいガレット」
父親が4人の妻を差し置いて、よその女、それも人間の、を連れて旅行に行くも同然のことを言い出したがために、やや不服気味で態度の悪いガレットと、そんなガレットの子供じみた悪態をなんと諫めるべきか悩むテオの間に張り詰めた空気をぶった切ったのは、他ならぬ族長ロアである。
「どんな過程を経ようとも、欲しいものは最後に手に入れることができればそれでよいのだ」
「アイツが産んだ子供が、アンタの子供じゃなかったとしてもか?」
「そうだ。我が妻の産んだ子供ならば、皆等しく我が子である」
「だから、ミタライとはまだそういう関係じゃありませんって!」
まだ、の時点で語るに落ちたも同然だが、そこは流してロアは話の主導権を奪い返す。
「お前達が何を言おうと、コレは決定事項である。我は明朝、魔術師ミタライを連れしばしの旅に出、留守の間のことはテオに一任するものとする。では解散!」
族長ロアは、圧倒的な武力とカリスマ性によってンノカジ族の頂点に君臨している。たとえば今ここで、テオを覗く全ての側近達が彼に襲いかかったとしても、彼はそれを退けるだろう。弱き男、愚かな男に族長は務まらない。よって、会議はいつも円滑に進み、円満に終わる。ガレットが茶々を入れなければ。
「ご夫人方はさぞ荒れるでしょうね」
「そうだな。ミタライについてあることないこと言い合いながら、互いに牽制し合う姿は愚かしくも可憐だ」
「悪趣味ですよ、族長。そうやってミタライもその毒牙にかけるおつもりですか?」
皆を退室させ、ふたりきりになった族長ロアとテオ。族長用のテントと族長の妻用のテントは別であり、ロアの許可がなければ妻とてここへ勝手に踏み入ることは許されない。何百年も昔からずっと、そういう村社会構造なのだ、ンノカジ族は。
「毒牙とは、言ってくれるではないか。お前もあの女が欲しいか?」
「茶化さないでください。確かに彼女は魅力的ですが、ことはそんなに単純じゃない」
もしもミタライが本当に聖女としてこの砂漠に雨を降らせた場合、その影響はどれほど広範囲に及ぶか、考えるだけで頭が痛くなってくる、とテオはロアを睨み付ける。
「そう難しい話でもあるまい。お前も聴いたであろう? あやつは聖女としての栄誉や名声にはまるで頓着しておらぬ。むしろ、面倒事を避けたいがために、人知れずコッソリとパンシャンの塔に行く、等と言い出した女ではないか」
「それは、そうですが」
テオは思い出す。最初に彼女と出会った時のことを。あの時はこの砂漠における水の価値を知らなかったとはいえ、彼女自身が幾らでも無尽蔵に水を生み出すことができるとはいえ、それでも彼女は這い蹲って慈悲を冀う自分に水を差しだしてくれたことを。
「……だからこそ、心配なんです。もしミタライが、あの優しい人が、争いの火種となり、殺し合いに巻き込まれたらと思うと」
「何、その時は我らが守ってやればよい。水と引き換えにそういう誓いを立てた、というのもあるが、あやつを守るために命を懸けることに、我は最早抵抗などないぞ?」
お前は違うのか? という問いに、違いません、とテオは即答で首を横に振る。
「案ずることは何もない。お前も族長代理ならば、芯を強く持て。皆はガレットを目にかけてはおるようだが、あやつはまだ若く、未熟だ。俺に何かあれば、皆を纏めるのはそなたを置いて他にあるまいよ」
族長ロアに肩を叩かれ、テオは背筋をまっすぐに伸ばす。
「ではな」
「どちらへ行かれるのですか?」
「フ、知れたこと。7日も留守にするのだぞ? その間ずっとお預けを食らう我が愛しき妻達を、満たしてやらねば酷であろう」
笑いながらテントを出ていったロアの背中は迷いなく、揺るぎなく。男として、族長として、戦士としての器の大きさを強く感じさせられ、テオはため息を吐く。ロアは息子を未熟と称したが、族長に比べれば自分とてまだまだ半端者だ。彼のように全てを併せ呑まんとする大きな男になるにはまだ遠い。
ミタライはどう思うだろうか。人間である彼女もやはり俺のような半端者より、族長のような強い雄に惹かれるのだろうか。ロアの腕の中に抱き込まれる彼女の姿を思うと、テオの胸はチクリと痛んだ。どうやら自分は自分が思っていたより遥かに、彼女に惹かれているらしい、と。
『とーちゃん、ミタライと結婚するのー?』
『ミタライがかーちゃんになってくれるのかー?』
『どうかな。とーちゃん、まだ分かんないや』
『なんでー?』
『なんで分かんないのー? ねーなんでー?』
タオとハオ。まだ幼いふたりの息子達にキラキラした眼差しで嬉しそうに抱き着かれた先日のことを思い出す。あの子達には母親が必要だ、等と傲慢なことを言うつもりはない。が、それが彼女であってくれたなら、嬉しい、と思う自分がいる。
そろそろ覚悟を決めるべき時が来たのかもしれない、と彼はテントを出ていき、そして族長のテント内には誰もいなくなった。
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