解放

かひけつ

文字の大きさ
上 下
93 / 97
設定詳細 (ネタバレ注意)

第2章 終盤情報(*第2章読破推奨)

しおりを挟む
ルコの異能

⊡異能の新情報
・射程は3mほどか

・動的に捉えたもの
火、夢、時間、電気信号、光、溶液、気体、水ガラス、記憶

⊡予測
・ルコはケイト譲りの優れた演算能力が三次元でも応用でき、そこらの武人や軍人でも完封しうる可能性を秘めている。最適化された行動に隙はなく、その予測可能範囲の広さもあってかなり有能。



・ケイト(♀)
一人称:わて
身体:基礎スペックは非常に優れているが女の体であることや頭脳派ということもあり体をはることは歳を重ねるごとに減っていった。
精神:ある程度の境地に達してかどこか達観していて落ち着いている。唯一の欠点はグルバンの前で強がるため少しだけIQが下がることくらいだろうか。

・グルバン(♂)
一人称:わし
身体:基礎スペックは比較的優れていて、文武両道タイプ。ケイトの後ろを任されるようになってより体を鍛えるようになったが、その根底の狂気じみたケイトへの愛が原動力。
精神:ケイトとリンのために本気で抗った。身を粉にしてというより要領よく、何より決めたことに突き進む推進力が武器。



第2章の雑なまとめ
ルコは龍成(グラさん)の幼馴染だった。密かに想いを抱いていたが、言うタイミングを悉く失い、何とも言えないまま気持ちのまま時間だけが経過していった。龍成の妻のアイナが死んだ時も、龍成の子供の龍児がアピスに虐められている時も、何もできなかった。せめて、龍成の心の支えになることさえできれば、結果は変わっただろうかなどできやしないことを反芻し半ば鬱になっていた。運命の日、龍成が死んだ。五行の神?なんのことかわからないまま心行くままに施設を壊した。それが、平行世界の物語だと言われた。異能の力で過去に戻ったり、龍成をどうにかしたい気持ちもあったが、精神世界で龍成と話したりすることで吹っ切れる。水晶や薬品、使えるものをふんだんに使ってグルバンの目を覚ましに殴り込む。なんとか精神世界に引っ張り出し誤解を解くことで、グルバンと共に現世舞台を去ることになったが、ケイトもグルバンも龍成も納得できるような結果に運べた。はずだった。アピスはグルバンたちの覚悟を踏みにじって王になり、まさに独り勝ち。全てを無駄にした。
しおりを挟む

処理中です...