解放

かひけつ

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第1章 終盤情報(*第1章読破推奨)

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龍児の異能
・神子の力…流れるものの知覚・制御・操作する力。異能の発動距離に制限があるものの、目立った弱点のない非常に応用の利く力。流れるものと知覚したもの限定でしか異能は発動されないため、認識を改変し動的にとらえられるものが増えると異能の効果対象が増える。
・流眼…流れるものを知覚する上で、視覚情報に特化させた眼。通常の視覚情報では得られない『音』や『電気』を見ることもできる。
・???…お父さんからは自分の持つ異能は神子の力だけでないと言う……。情報不足にて説明不可能。アピスに一泡吹かせる可能性があるもの。

龍児が神子の力で動的に捉えたもの
水、風(音)、砂、電気、隕石(?)



神子の力の根源であるナニカに対する見解
・アピス「『神子』の異能は不思議だよな。この世に1つ存在し続けている。さらに異能は強力になり続けている。これは成長を示すのでは?『神子』の異能は引き継がれているのではないだろうか?」

・龍児「誰かに乗っ取られるような感覚はなく、込みあがるナニカが力をくれた。それは嫌悪感を覚えるものではなく、自分と似ているような、しかし強い衝動が見え隠れしていた。それがあったからこそ冷静でいれたのかもしれない。こんなの異能に対して抱く感情じゃないかもしれないが、ずっと一緒にいたからこそ頼れる兄貴のように感じたんだ」

・??「異能が意思を持つのではない。オレが言わば『神子』に憑ついたのだ」



第1章の雑なまとめ
主人公は記憶喪失の幼児だったが、そのあまりにちぐはぐな現実に不安を抱えつつも現状を把握するために検証を重ねる。アピスは敵で、グラさんは中途半端な味方、それ以外の人間はいたとしても、それほど好意的とは思えないと判断を下す。異能が流れるものに作用する能力だと気づき、隠しながらそれを磨いていくが同じように施設に入れられた子供(=隣人。主人公が神子)の脱出計画に便乗し、逃走を図るもアピスには勘づかれ、グラさんに付き纏われる。だが、知る。いや、思い出す。自分がグラさんの子供だということを。それを知るとほぼ同時に父を亡くす。自分の野望を熟考することで本当にしたいことを見つける。アピスを許さない。自分も巻き込んで、隕石を呼び寄せたのだった。
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