ひどくされても好きでした

白い靴下の猫

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140. ※ちゅ、させて頂きます?

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シェドは、お湯ふわマットから、シャワーヘッドを1つだけ抜いて、とろとろ液をきれいに流し始めた。シェドのモノはなんか、つるぴかになった気がする。

でも私の足の間を流される時は大変だった。

先にシェドの手で受けてくれたり、遠くにしてくれたり、お腹から伝うようにしてくれたり、つらくない方法を考えてくれたけれど、全部無駄だった。
ぬるぬるの手が止まっていないんだから当たり前だ。

情けなくぴぃぴぃ叫んだ。

シェドは、自分のつるぴかを、もう一度シャワーで流してから、

「嫌な感じが、しなかったら、ちゅ、とか、してくれると、よろこびますが、どうでしょう?」

ときいた。
何て答えるのが、普通ですか?いや、質問自体、普通ですか?

「よ、よろしく、ちゅ、させて頂きます?」

シェドに横抱きされていた私の体を、自分でずりずり引きずって下げようとしたら、後ろからお尻を抱えられて、シェドを跨ぐように、くるんと回された。
しかも、自分は仰向けに寝っ転がるとか!

私は、シェドの顔すれすれまで腰を落とした潰れた四つん這いになって、おまけに目の前がシェドのつるぴかなのですが!
ちゅ、するからって、この格好は、いくら何でも、ひどいと思う!

「うわ。ミケの、ここ、すっごく出っ張っちゃった。ちゅ、しやすそう」

って!
やめて、やめて、こんなにじんじん痺れているのに、ちゅ、とか我慢できるはずがない。

「無理・・はずかし、いし、今、されるの、我慢できないよ・・」

「んー、先手必勝で、ちゅ、して、俺のこと、動けなくしちゃえば、舐められないかもよ?」

せ、先手必勝?
シェドも今の私ぐらい、じんじんになれば、それどころじゃないとか?
あ、そか、出してもらえば、強制的に賢者になる?!

シェドが、花芯をぬるぬるするのを、すごくゆっくりにしてくれたので、シェドのつるぴかさんに、ちゅ、してから、口に入れてみる。
うわ、温かい。

舌とほっぺの内側で潰してみると、不思議な感触。
それから、なるべく奥の方まで入れてみると、ビクビク暴れるし、舌で形の変わっているところとか先の方とか、舐め擦ると震えるし。表情豊か、ですね。

つるぴかさんが舐められたがる、あちこちの窪みに舌をあてながら、口の中一杯に詰め込んで頭ごと動かすと、シェドが呻いた。
ちょっと苦しげだったから一瞬固まると、その隙に、花芯に吸い付かれて、両脚が痙攣したみたいに震える。

「んー、んんン――ッ」

口がふさがっていなかったら、多分大絶叫になっていたと思う。それ位、ひどい刺激なのに、つるぴかさんに悲鳴を潰された喉が気持ちいいとか、思ってしまった。

悔しくて、つるぴかさんも、休ませてあげずに虐めると、シェドも足が震えるし、呼吸が荒れるし、苦しそうに呻くのがわかった。シェドも私と同じなのにびっくりだし、シェドの苦しそうな声が嬉しい自分にもびっくり。

でも、おんなじだったのはほんの少しの間で、あっという間にシェドの方が優勢になってしまった。シェドは、花びらや蜜口を舐める時ですら、花芯にお休みを許さず、私が泣き出すまで、足の間を虐めた。

私が、泣いて動けなくなってしまうと、シェドは、少し自分の体をずり上げてから体を起こした。
私のお尻がシェドをすべると、シェドは、そのまま私を、つるぴかさんで刺した。

「あう―ッ」

いい子だったつるぴかさんはいなくなり、シェドの凶器になって、シェドと一緒に私を虐めるし、シェドの右手は執着お化けだったから、息が苦しくなって、前に倒れそうになったのに。
シェドはまるで私が逃げようとしたみたいに、あまった手で後ろからぎゅっと抱いて、背中を、舐めまわした。

「ひっ。ひゃ、いや――っ」

快感なのだと、気づくのも難しいようなぞわぞわがきて、泣き叫んだ。
頭の中とお腹の中を、直接擽られているような、耐えられない感覚なのに、足の間のびしゃびしゃが噴き出す。

「ミケ、動いて?」

動けないよ、無理だよ。
首を横に振ると、花芯をさする手が、罰モードに、なった。

「ああっ、ひんっ、きひぃ!」

くじったりつまんだりぐりぐり圧し込むように動いたり、容赦なく甚振られ、すこしでも逃がそうと腰を浮かせては、抱きしめたほうに腕でガツンと楔に打ち付けられる。

泣き叫ぶ自分の声が遠くなって、少し意識が飛んでいたのかもしれない。
気が付くと仰向けになっていた。シェドの顔がすぐ近くで揺れていて、蜜口にシェドのモノがゆっくり出たり入ったりしていた。
花芯は、ぬるぬるだけは許してもらっていたけれど、休めないように、上から押されて、シェドの楔が入るときに、一緒に引き込まれる虐めをうけていた。

引っ張られて、すり潰されて、揉み込まれて、つらすぎるビリビリがとまらない。
頭まで痺れて、ゆるしてほしいのに、勝手に腰が揺れる。

「あん、ふ、ううん、ひどいよ、も、ゆるして」

「ミケ、つらいね。俺なんかに執着されて、いつまでも離してもらえなくて。きっとこれからも、うんと虐められちゃうよ?逃げたい?」

「ひゅ、あ、逃げると、バイバイされちゃうの?」

「逃げられないよ。捕まえて、逃げたのを後悔するくらいお仕置きして、無理矢理好きって言わせるから」

「うぁ、あふ、べ、べたーなそれで・・んっ」

シェドは、ぷぷって笑って、

「じゃ、今日は、願掛け80年分位で我慢するかぁ。ぜんっぜん足りないけど!」

人間やめなきゃ足りるのでは?!

それから、お腹が苦しくなるまで突かれた。

奥が苦しくなると、勝手に、お腹に変な力が入る。膨らんで外に押し出すみたいな力の入り方。これまで、イキそうになると、ナカは縮こまって引きこもるみたいな力の入り方だったのに逆向き。

お腹に変な力が入ると、入って来る楔を反対方向に刮ぐみたいになって、こすられる感覚が増幅されるし、なんか、びゅうびゅう出て来るし、自分の体の反応にまで泣かされた。

怖くなって何度もシェドを呼ぶ。

「シェド、シェド、私、カラダがおかしい」

「おかしくないよ、気持ち良さそう。いっぱい出しながらイって?」

おかしくないの?この凶暴なのもきもちいいなの?

シェドは、突き上げを規則正しいペースにして、私がタイミングを計りやすくした。
たぶん、好きな時に、好きな風にイけるようにしてくれたのだと思うけど、もう、縄跳びに入れないとか、滑り台に踏み出せない子どもの気分。

何度もイキそうになって、引き返して、ぴいぴい泣いたけれど、シェドは急かさずに、

「ミケ、可愛いなぁ」

って、言って、お腹や背中を撫でてくれた。

そして、お腹の中から、力の入ってしまう波が来る。

「うあ、うぁっ、あぐ―――ッ!」

凶暴な気持ちいいが全身を突き抜ける間中、自分の胎内から押し出される液体が、ビュルビュルと花芯の裏を叩く。苦しい気持ちいいがなかなか治まらなくて、体をよじって泣き悶えた。

痙攣していた筋肉がふやけて、目の前が白くなっていくのに、花芯のビリビリがおさまらなくて、腰もナカも勝手にビクビク動く。

シェドに動かれると、よだれといっしょに、ひっきりなしに甘えた声が出るし、シェドがお腹を軽く押すと、残っていた液体がぴゅっと出て、その時の刺激で震えてしまう。

「うわ、めちゃくちゃエロくなっちゃったね、ミケ。カラダがまだイきたがっているみたい」

絶対嘘だと思うのに。
どこを触れられても、カラダがひくついて、力が抜けきらない。
そんな中を、ゆっくりだけれど、シェドの楔が止まらずに滑る。

「ひぅぅ。も、だめぇ」

気持ちいいが体の中を通っても、動けず力が入らないのは、麻痺で防御ができなくなるのと似ていた。でも、感覚が全部あるのに防御できないのは、すごく苦しい。

受け止めきれない快感で、体が破れそう。

シェドに助けを求めて、一生懸命手を伸ばす。シェドはその手をすくって握ってくれたけど、

「うわ、虐めてぇ。俺ってドSかも」

って。
虐められたら、きっと、死んじゃう。シェドに会えなくなっちゃう。
そう思ったら、涙が、ぽろぽろぽろぽろ零れて。

シェドが慌てた顔をした。

「ごめん。しないから、そんな顔で泣かないで。ゆってみただけです。虐めません」

そして、私の頭をよしよし撫でて、抱きしめるみたいにして、名残惜しそうに、奥で楔を揺らした。

酸欠、なのかな。それともシェドに撫でられたからかな。
意識を失う前みたいに、怖い気持ちが消えて、防御が全部切れたのが、わかる。

同時に、バックドラフトみたいに。快感を吸い込んだからだが、暴発した。
ぎゅいんぎゅいんと体の中に衝撃波が走っていく。

「うそ、だろ・・んくっ、ふ、ぁ」

シェドが、喘いで。
ちょっと時間が空いて、お腹の中に、シェドの方からあたたかいびゅるびゅるが来て、ぽかぽかになった。

私の体は、長いこと、衝撃波に振り回されていた。もうなされるがままで、苦しいのに、自分に何もできることがないから、逆に安心して。

怖いのはぜんぶお湯に溶けてしまい、お腹のぽかぽかと、シェドの感触と、気持ちいい、だけが、拾われて。

幸せに呆けた。
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