93 / 93
93☆できごころ
しおりを挟む
その時僕は、近づいてくるユオの気配を感じて、神経が全部ユオに向いていた。だから、他人がぜんぜん見えていなくて。
ユオと視線が合う直前に、女性に抱きつかれて本当に驚いた。
顔を見ると、知り合いの先輩。
僕の所属する研究所は、各国の国境街の共同機関で、人気も高いから、クェリテからも、数人所属している。抱きついてきた子もそう。
僕は、頭にユオを追っかけるのことしかなく、一瞬思いっきり振り払いそうになって、あわてて抱きとめる。顔見知りをいきなり路面に叩きつけるとかさすがにない。彼女も、距離感が異様に近いけれど、わりと誰にでもそうだし、頭脳的には優秀でまっとうな人だ。
「サウラ!久しぶりね!」
不意を突いた上に、勢いをつけて首にぶら下がるように抱きつかれたので、半周回って勢いを減らしてから、彼女を着地させる。
「危ない挨拶はやめてくれませんか、先輩」
動線上、背中を向ける方向になってしまったけれど、ユオの気配はつかんだままで。ユオの足が止まったのが分かった。
本当に出来心で、ほんのちょっと、ユオの反応がみたいな、なんて思ってしまった。
だって、この先輩、基本的に挨拶はハグだし、頬レベルなら男女問わずキス魔だし。
ユオと、恋人に、なった。
ユオは、自分が寿命僅かではないことを納得してくれた。
好きだといったら、好きだと返してくれる。それから、何度も一緒のベッドで過ごした。
だから、ほんのちょっと。誤解して拗ねたり、嫉妬してくれたり、怒ってくれたり。そんなユオを期待した。昔とは関係が変わったのだと、確信が欲しくて。
でも、足を止めたユオは、穏やかに、笑った、と、おもう。
そして、踵を返し、僕を置いて、遠ざかっていこうとする。家とすら、違う方向に。
あのクローンの女の子の治癒を誤解した時とか、女の子達がプレゼントを持ってきてくれた時とかと、まったく同じように。
「サウラ?ごめん、ど、どっか痛めた?顔が真っ青・・・」
「すみません先輩、また今度!」
ユオの気配を追って走り出す。
僕の、くだらない考えを見やぶって、その意趣返しだったらいい。
ユオが、僕と先輩をみて『おめでとう』とか考えたのでなければそれで。
「ユオ!」
ユオに届くまでの人ごみが、ほんとうにゴミにみえて、力のままに撥ね飛ばしてしまいそうだ。
「ユオっ!」
ユオが僕を振り向いて、目をみはる。
「え・・・」
ドンッ
ユオをかっさらうように抱えて、自分の背中から土の壁にぶつかって止まる。
ぎゅう
ユオを抱きしめていても、心臓のばくばくは、不安と焦燥のせいでしかない。腕をゆるめたら、ユオが人ごみに攫われ、手の届かないところまで流されて行ってしまいそう。
「サフラ?」
「どこに、行くんです?なんで・・」
僕の、誕生日だから、一緒に、過ごしてくれるって言ったのに。背中を向けて、遠ざかっていくなんて。
「え、知り合いと居たから・・」
居たから?
キスをする。道端でするにははばかられるようなキスを、恥も外聞もなく。
「ふみゃ・・っ、ん、ちょ・・っ!」
ユオは、あわてているのか嫌がっているのか、じたばたと僕を引っぺがそうとした。
「暴れないで、めちゃくちゃしそう」
「いやいや、既にめちゃくちゃご乱心だってば!背徳姉弟で売り出す気?!」
そんなの、どうでもいい。
ユオがこっそり出かけただけで、研究も仕事も手につかないのに。
どれだけ好きだと言ってもらっても、ユオの秘密が怖くてたまらないのに。
「僕と待ち合わせをしていたのに、どこにいくの?」
「待ち合わせ時間まで、ちょっと時間があるから、わすれものを取りに行こうかと」
「家と、方向が違う。それに、僕が居たの、気づいたでしょう?」
キスをする。キスをする。キスをする。
「ぶへ・・・、ぴ、ピノアさんの・・・」
「噓を、つかないで、師匠。お願いです」
我ながら情けない声で、すがる。往来のど真ん中で、今にも泣きそう。
「うー。できれば見せたくないな、とか、恥ずかしいな、ということは、私にもあったりするので・・」
ユオの嫌がることはすまいと、毎日のように誓うのに。
なぜこんなにも、僕には余裕がないのだろう。困った顔のユオの手を、ぎゅうと握る。
「置いて、いかないで・・・」
平気で僕を、他の女性の隣に置いてどこかに行ってしまおうとしないで。
きれいになりすぎたユオは、だれでも虜にしてしまう。
このまま居なくなってしまうのではないかと、不安にさせないで。
「わかったっ、わかりました!ついてきていいです」
ユオは、僕が握ってしまった手の上に自分の手をかぶせて引っ張って。
それから、子どもの頃のように、僕の手を握ったまま歩き始めた。
路地横から、薄暗い階段をおりた。それから、僕が見たことのない形の鍵を取り出して、古くてぼろい扉を開ける。
中は、岩盤の隙間を利用した無造作な地下室。
静かで、涼しくて、じめじめという程ではないけれど、ちょっとかび臭い。
厄災や魔獣からの一時避難用だと思うけれど、長時間いるのはしんどそうなサイズだ。
ユオは小さな蝋燭に火をともすと、僕から離れて甕が並んでいる台に歩いて行った。
板に、お世辞にも上手とは言えないけれど、分かりやすいユオの字が書いてある。
数字。日付?
「ここねぇ、ピノアさんの息子さんが持ち主さんで、私が格安で借りている秘密の場所です」
こんなに狭くて暗い地下が、僕に秘密の、場所。
「よく、来るの?」
「よく、来られるようになりたいの。あ、目的はぁ、シュロ酒をね、インスタントじゃなくて、醸造、しようかと。甕にいれて」
「カーヴ、なの?」
話の筋道がみえない。お酒用の地下倉庫に、よく、来られるようになりたい?
「うん。上手になったら、5年ものとか、10年ものとか。今まで考えたことがない位、長い時間をかけたヴィンテージものとか、サフラの金色とか、作ってみたくて」
・・・ああ、そうか。
ここはユオが、今まで考えたことがない長い時間を、はじめて考えて、それを形にした場所なんだ。
この先を生きようとしてくれた証で、嬉しいはずなのに、涙が勝手に上がって来る。
『できれば見せたくないな、とか、恥ずかしい』とか、そんな表現で、秘密にしたくなるくらい、ひっそりした、踏み荒らされるにはあまりに弱々しい、芽吹き。
「・・・無理に、踏み込んで、ごめんなさい」
ユオの秘密が怖くて、暴かずにいられなくて、ごめんなさい。
「へいきへいき。ようこそ、サフラ」
ユオは、やわらかく笑いながら両手を広げて、僕を見る。
この人は、僕に怒ったことがない。
ただの危険物だった7つの時も、思春期が雪崩を起こしていた時も、ユオの傷口に貼りつく怯えたお荷物になり果てた今も。
どこまでも受け入れてくれてしまう。
だから、僕がとまらなきゃ、いけないのに。
広げられたユオの腕にふみこめずに固まっていたら、ユオがとてとてと近づいて来て、僕を包み込んだ。
「今日のは、まだ入れたばっかりだけど、サフラの誕生日だから、一緒に飲もうとおもって、とりに来たの。嫌なことを思い出させたならごめん?」
いなくならないよと、なだめるような、そんな話し方で。子ども扱いじゃなくて、宝もの扱いなのだと、わからせるような抱きしめ方で。
「駄目弟子、ですね」
「ん?国境の人たちに愛されて、キルヤ様まで従えて、研究所のホープで?嫌みだわぁ」
そう言いながら、僕の頭を撫でる。
「不安定で、依存癖で、疑心暗鬼で。・・・捨てたく、なりませんか」
「なりませんよぉ。サフラの金色が、とても綺麗だから、シュロ酒でつくりたくなったわけだし?自慢の弟子よ?」
ユオの微笑みが、透明で、泣きたくなる。
この人の側に居られるのなら。
自慢の弟子だと言ってくれる声を伝える空気とか、距離が近いとわかるこの空間とか、ユオとの家やこの地下室がある国とか、まるごと守りたいと思う。
「好きです、ユオ。あなたと共に死ねないような異形には、絶対になりません」
僕は、あなたと生きて、あなたと死ぬ。
綺麗なあなたに、喜んでもらうためだけに、あなたが綺麗だという力を使う。
ぱちくりと、ユオが目を瞬かせた。
「きょ、共依存では?」
「そ、ですね。メンタルの共依存というより物理な共有結合かと」
かなり不穏な声で言ってみたのに。
弟子が優しい。
そういって、ユオは笑った。
涙が出てきてしまって、言葉が継げない。
「わ、泣かないで。ん、と、弟子って言ったからかな?こっ、こいびと?弟子じゃなくて、恋人が優しい!正解?!」
「・・はい」
大外れだけど、はい。
僕の涙はクイズじゃないけど、はい。
弟子・・じゃなくて恋人っ、の成長を抑制するダメ師匠が、怠惰で享楽的な人生にご招待しますからねー、まずはお酒で!なんて言いながら、ユオがシュロ酒を選んでいく。
格付け試験のフィールドで初めて飲ませてもらったときは、月の光に浮かんだ気がした。
あたたかでやわらかで、痛みや恐怖のシミが抜けていく感覚が不思議で。
きっと今日も、それから、その先何度も、僕はユオの光に浮かぶのだろう。
おしまい
ユオと視線が合う直前に、女性に抱きつかれて本当に驚いた。
顔を見ると、知り合いの先輩。
僕の所属する研究所は、各国の国境街の共同機関で、人気も高いから、クェリテからも、数人所属している。抱きついてきた子もそう。
僕は、頭にユオを追っかけるのことしかなく、一瞬思いっきり振り払いそうになって、あわてて抱きとめる。顔見知りをいきなり路面に叩きつけるとかさすがにない。彼女も、距離感が異様に近いけれど、わりと誰にでもそうだし、頭脳的には優秀でまっとうな人だ。
「サウラ!久しぶりね!」
不意を突いた上に、勢いをつけて首にぶら下がるように抱きつかれたので、半周回って勢いを減らしてから、彼女を着地させる。
「危ない挨拶はやめてくれませんか、先輩」
動線上、背中を向ける方向になってしまったけれど、ユオの気配はつかんだままで。ユオの足が止まったのが分かった。
本当に出来心で、ほんのちょっと、ユオの反応がみたいな、なんて思ってしまった。
だって、この先輩、基本的に挨拶はハグだし、頬レベルなら男女問わずキス魔だし。
ユオと、恋人に、なった。
ユオは、自分が寿命僅かではないことを納得してくれた。
好きだといったら、好きだと返してくれる。それから、何度も一緒のベッドで過ごした。
だから、ほんのちょっと。誤解して拗ねたり、嫉妬してくれたり、怒ってくれたり。そんなユオを期待した。昔とは関係が変わったのだと、確信が欲しくて。
でも、足を止めたユオは、穏やかに、笑った、と、おもう。
そして、踵を返し、僕を置いて、遠ざかっていこうとする。家とすら、違う方向に。
あのクローンの女の子の治癒を誤解した時とか、女の子達がプレゼントを持ってきてくれた時とかと、まったく同じように。
「サウラ?ごめん、ど、どっか痛めた?顔が真っ青・・・」
「すみません先輩、また今度!」
ユオの気配を追って走り出す。
僕の、くだらない考えを見やぶって、その意趣返しだったらいい。
ユオが、僕と先輩をみて『おめでとう』とか考えたのでなければそれで。
「ユオ!」
ユオに届くまでの人ごみが、ほんとうにゴミにみえて、力のままに撥ね飛ばしてしまいそうだ。
「ユオっ!」
ユオが僕を振り向いて、目をみはる。
「え・・・」
ドンッ
ユオをかっさらうように抱えて、自分の背中から土の壁にぶつかって止まる。
ぎゅう
ユオを抱きしめていても、心臓のばくばくは、不安と焦燥のせいでしかない。腕をゆるめたら、ユオが人ごみに攫われ、手の届かないところまで流されて行ってしまいそう。
「サフラ?」
「どこに、行くんです?なんで・・」
僕の、誕生日だから、一緒に、過ごしてくれるって言ったのに。背中を向けて、遠ざかっていくなんて。
「え、知り合いと居たから・・」
居たから?
キスをする。道端でするにははばかられるようなキスを、恥も外聞もなく。
「ふみゃ・・っ、ん、ちょ・・っ!」
ユオは、あわてているのか嫌がっているのか、じたばたと僕を引っぺがそうとした。
「暴れないで、めちゃくちゃしそう」
「いやいや、既にめちゃくちゃご乱心だってば!背徳姉弟で売り出す気?!」
そんなの、どうでもいい。
ユオがこっそり出かけただけで、研究も仕事も手につかないのに。
どれだけ好きだと言ってもらっても、ユオの秘密が怖くてたまらないのに。
「僕と待ち合わせをしていたのに、どこにいくの?」
「待ち合わせ時間まで、ちょっと時間があるから、わすれものを取りに行こうかと」
「家と、方向が違う。それに、僕が居たの、気づいたでしょう?」
キスをする。キスをする。キスをする。
「ぶへ・・・、ぴ、ピノアさんの・・・」
「噓を、つかないで、師匠。お願いです」
我ながら情けない声で、すがる。往来のど真ん中で、今にも泣きそう。
「うー。できれば見せたくないな、とか、恥ずかしいな、ということは、私にもあったりするので・・」
ユオの嫌がることはすまいと、毎日のように誓うのに。
なぜこんなにも、僕には余裕がないのだろう。困った顔のユオの手を、ぎゅうと握る。
「置いて、いかないで・・・」
平気で僕を、他の女性の隣に置いてどこかに行ってしまおうとしないで。
きれいになりすぎたユオは、だれでも虜にしてしまう。
このまま居なくなってしまうのではないかと、不安にさせないで。
「わかったっ、わかりました!ついてきていいです」
ユオは、僕が握ってしまった手の上に自分の手をかぶせて引っ張って。
それから、子どもの頃のように、僕の手を握ったまま歩き始めた。
路地横から、薄暗い階段をおりた。それから、僕が見たことのない形の鍵を取り出して、古くてぼろい扉を開ける。
中は、岩盤の隙間を利用した無造作な地下室。
静かで、涼しくて、じめじめという程ではないけれど、ちょっとかび臭い。
厄災や魔獣からの一時避難用だと思うけれど、長時間いるのはしんどそうなサイズだ。
ユオは小さな蝋燭に火をともすと、僕から離れて甕が並んでいる台に歩いて行った。
板に、お世辞にも上手とは言えないけれど、分かりやすいユオの字が書いてある。
数字。日付?
「ここねぇ、ピノアさんの息子さんが持ち主さんで、私が格安で借りている秘密の場所です」
こんなに狭くて暗い地下が、僕に秘密の、場所。
「よく、来るの?」
「よく、来られるようになりたいの。あ、目的はぁ、シュロ酒をね、インスタントじゃなくて、醸造、しようかと。甕にいれて」
「カーヴ、なの?」
話の筋道がみえない。お酒用の地下倉庫に、よく、来られるようになりたい?
「うん。上手になったら、5年ものとか、10年ものとか。今まで考えたことがない位、長い時間をかけたヴィンテージものとか、サフラの金色とか、作ってみたくて」
・・・ああ、そうか。
ここはユオが、今まで考えたことがない長い時間を、はじめて考えて、それを形にした場所なんだ。
この先を生きようとしてくれた証で、嬉しいはずなのに、涙が勝手に上がって来る。
『できれば見せたくないな、とか、恥ずかしい』とか、そんな表現で、秘密にしたくなるくらい、ひっそりした、踏み荒らされるにはあまりに弱々しい、芽吹き。
「・・・無理に、踏み込んで、ごめんなさい」
ユオの秘密が怖くて、暴かずにいられなくて、ごめんなさい。
「へいきへいき。ようこそ、サフラ」
ユオは、やわらかく笑いながら両手を広げて、僕を見る。
この人は、僕に怒ったことがない。
ただの危険物だった7つの時も、思春期が雪崩を起こしていた時も、ユオの傷口に貼りつく怯えたお荷物になり果てた今も。
どこまでも受け入れてくれてしまう。
だから、僕がとまらなきゃ、いけないのに。
広げられたユオの腕にふみこめずに固まっていたら、ユオがとてとてと近づいて来て、僕を包み込んだ。
「今日のは、まだ入れたばっかりだけど、サフラの誕生日だから、一緒に飲もうとおもって、とりに来たの。嫌なことを思い出させたならごめん?」
いなくならないよと、なだめるような、そんな話し方で。子ども扱いじゃなくて、宝もの扱いなのだと、わからせるような抱きしめ方で。
「駄目弟子、ですね」
「ん?国境の人たちに愛されて、キルヤ様まで従えて、研究所のホープで?嫌みだわぁ」
そう言いながら、僕の頭を撫でる。
「不安定で、依存癖で、疑心暗鬼で。・・・捨てたく、なりませんか」
「なりませんよぉ。サフラの金色が、とても綺麗だから、シュロ酒でつくりたくなったわけだし?自慢の弟子よ?」
ユオの微笑みが、透明で、泣きたくなる。
この人の側に居られるのなら。
自慢の弟子だと言ってくれる声を伝える空気とか、距離が近いとわかるこの空間とか、ユオとの家やこの地下室がある国とか、まるごと守りたいと思う。
「好きです、ユオ。あなたと共に死ねないような異形には、絶対になりません」
僕は、あなたと生きて、あなたと死ぬ。
綺麗なあなたに、喜んでもらうためだけに、あなたが綺麗だという力を使う。
ぱちくりと、ユオが目を瞬かせた。
「きょ、共依存では?」
「そ、ですね。メンタルの共依存というより物理な共有結合かと」
かなり不穏な声で言ってみたのに。
弟子が優しい。
そういって、ユオは笑った。
涙が出てきてしまって、言葉が継げない。
「わ、泣かないで。ん、と、弟子って言ったからかな?こっ、こいびと?弟子じゃなくて、恋人が優しい!正解?!」
「・・はい」
大外れだけど、はい。
僕の涙はクイズじゃないけど、はい。
弟子・・じゃなくて恋人っ、の成長を抑制するダメ師匠が、怠惰で享楽的な人生にご招待しますからねー、まずはお酒で!なんて言いながら、ユオがシュロ酒を選んでいく。
格付け試験のフィールドで初めて飲ませてもらったときは、月の光に浮かんだ気がした。
あたたかでやわらかで、痛みや恐怖のシミが抜けていく感覚が不思議で。
きっと今日も、それから、その先何度も、僕はユオの光に浮かぶのだろう。
おしまい
0
お気に入りに追加
14
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。


とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

巨乳令嬢は男装して騎士団に入隊するけど、何故か騎士団長に目をつけられた
狭山雪菜
恋愛
ラクマ王国は昔から貴族以上の18歳から20歳までの子息に騎士団に短期入団する事を義務付けている
いつしか時の流れが次第に短期入団を終わらせれば、成人とみなされる事に変わっていった
そんなことで、我がサハラ男爵家も例外ではなく長男のマルキ・サハラも騎士団に入団する日が近づきみんな浮き立っていた
しかし、入団前日になり置き手紙ひとつ残し姿を消した長男に男爵家当主は苦悩の末、苦肉の策を家族に伝え他言無用で使用人にも箝口令を敷いた
当日入団したのは、男装した年子の妹、ハルキ・サハラだった
この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる