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91☆乳歯
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しゃべらないサフラに、ずーっとひっついて歩く。
サフラがゆっくり歩いてくれるせいもあるけれど、いつまで歩いても息が上がらないのは、わりと新鮮。
そっかぁ。今の私には、焼き孔も、転移紋もないのかぁ。
思い返してみれば、まじめな師匠をしていた時も、サフラのほうが強くなった後も、左手がクローン人形していたときも、ヨレヨレのヨボヨボだったものねー。
なんとなく楽しくなってスキップしてしまうと、前を歩くサフラの横顔が見える。
・・・強張ってるけど。
「自己嫌悪、と、自制で、息苦しいので、ひとりにしてもらえますか」
「あ。ごめんね、気がつかなくて・・」
しょぼん
立ち止まって、回れ右。
師匠とは名ばかりの黒歴史生産機ですからねー。おとなしくしますとも。
・・あれ?でも私の処刑歴知ってるってことは、もう何年も前から師匠じゃなかったこともばれちゃってるのか。
師匠になったときにもらったピンキーリングを引き抜いて、掌に転がす。
10年も、ご一緒したんだねぇ。
ごくろうさまでした。
労ってみたら、抜けた乳歯みたいに思えてきた。屋根の上に投げたら、ヨレヨレのヨボヨボだった私がすくすくに生え変わるかな。
そんな気分になって、ひときわ大きな屋根の集合商店の前で振りかぶる。
とどくかなあ?
がしっ
今まさに振りぬこうとしていた腕が動かなくなり、ピンキーリングを握ったこぶしが別の体温で抱き込まれる。
どろぼー?
いや、青い顔したサフラだった。
今さっき、ついてくんなと言われた気がするんですけど?
おまけに身長に差があるんだから腕でも手首でもひっつかめばいいものを、前に回って抱きとめるからぶっちゃったじゃない。
えー?これも私が悪いの?
「ごめ・・」
「やめたい、ですか」
何をかな?
「僕の師匠を、やめたいですか」
やめたいわけではなくて、現状の追認というか、つじつま合わせというか。
「・・・きれいな青が、藍より出ちゃってから随分経ちますからねー」
「金色は嫌いになりましたか。青色のほうが気になりますか」
私はサフラが出藍の誉れ♡って話をしてるつもりだったのに、どうやらサフラはキルヤ様の青色の力の話に持っていくつもりらしい。いきなりつるし上げちゃったから罪悪感かな?でも、あの人基本的にサフラに甘いから大丈夫だと思う。
「キルヤ様ならケガもしてなきゃ、怒ってもなかったよ?」
むしろ嬉々として利用してたよね・・
サフラにつるし上げられた姿わざわざさらした後、キルヤ様ときたら親族やら王都側からの伝令やら手紙やら要望書やらにまとめて同じ文章で返信だせって命令してたもん。
『申し訳ないが、私の一存で決めることはできない。いや、0.1存もないようだ』って。
サフラが中央に与するなって脅したみたいじゃない。
あれは絶対、傀儡の王さまのふりでシガラミ全般なぎ倒すつもりだ。
図々しいというか、無駄がないというか。
握っていたこぶしがひらかれて、金色のピンキーリングがサフラの手に移る。
「金色は・・・役立たずで、身の程知らず、ですね」
うわ。板挟みの中間管理職状態。
不快な思いしたのはサフラなので、全力でおもねてフォローに入るべきなんだけど。
でも左手は、ケバケバから助けてくれた上に、クレーム係さんに頼んで転移紋も消してくれた上に、なにより私なので、文句言えた義理じゃない。その左手がそそのかしたキルヤ様も同様・・ってか、完全に私が悪い。
「あー、うー、うちに、かえろっか」
目抜き通りに、姉弟設定で、板挟み。
口を開いただけで失敗を上塗りする未来しか見えないから、黙っててくてくおうちに向かう。
サフラも機嫌が悪いのはわかるけれど、家に向かう道すがら、やたらと通行人を威嚇するのはやめないか。
そもそも、心やましいのも、気恥ずかしいのも、私のほうが重症ではあるまいか。
ピーピー泣いちゃったし。
それに、エッチも、ね。左手が手紙だった頃のサフラは、あんなだったのかなって、ちょっと圧倒された。
思いの丈をストレートにぶつけられる相手への熱情。それは、私に向くべきではない大事なもので。頭色々頭いじられた上の事故って点を差し引いても、私がもらっちゃうのは、避けるべきだったと思う。乳歯が居座ると永久歯に悪いのだ。
サフラは部屋に入るなり私を椅子に座らせて、テーブルの上で手を握った。
「何を考えてるか、きいてもいいですか」
「どう、謝ろうかと」
「・・・僕が謝ったら、きいてもらえるんですか。かなしそうな顔、してたんですよ?気づいてないんですか?」
あー。ひとりになりたかったのに、私が悲しそうに見えてついてきちゃったのか。
「悲しくはないけど、サフラに嫌な思いをさせたことは大変遺憾におもっております?」
「とっさに指輪投げ捨てたくなるほど?嫌な思いって?僕は、あやまることもできないのに!」
いつからこんな息を詰めるみたいな話し方するようになったかなぁ。手におかしな力がはいって震えてる。
「なにに、怒ってるの?」
「怒って、ません。怖がってるだけ」
怖いものが、あるのかよ。
サフラを脅かすのは神様だっててこずるのに。
そう思いながらも条件反射でサフラを撫でる。
よしよし、なぜなぜ、何も怖くないですよー。
「ごめん、指輪を投げようとしたのは、ただの験担ぎ。資格はく奪されたのばれたくなくて、師匠を偽装する用だったから、役目おえた乳歯みたいに・・・」
「僕のすべてが、あなたにとっては、乳歯や、はしかや、突発性発疹ですよね」
「突発性発疹・・・は、さすがに・・」
生後半年くらいでかかるやつでしょうが。
「子どもにありがちな、一過性の、容易に忘れ去れる代替品。僕がどんなに必死になっても、あなたにとっては偽物だ。道行く男どもが、あなたを邪な目で見て欲を感じてるのと、変わらない」
私が悲しそうだったとか言っといて、その顔は反則だと思う。
「サフラの想いや成し遂げてきたことを偽物だと思ったことは、一度もない、です」
たまたま偽物確定だった自分が、サフラの近くにいただけで、サフラが偽物化することはないので、そこは誤解してほしくないところ。
「・・・いいですよ、否定して。いくらでも、不幸になれます。世界がすっぱい葡萄まみれになっても、ユオ以外欲しくない。どうせ昨晩のことも、腹を立てるでも、嫌うでもなく、『あれ』が、他の人にも、向くものだと、思ったんですよね」
うっわ、嫌みなんて言えるようになったのかぁ。
しかもなかなかの切れ味。
私みたいのとじゃなく、ピカピカな恋をして、キラキラな幸せ街道を爆走してほしかったなーってのは、私の理想であって、サフラのじゃないってか。
でも、大人が、子どもに夢見ちゃうことは、よくあるでしょう?
うちの子は天才だわ!医者になって大統領にもなってノーベル賞で世界一の企業家になるのよ!ってやつ。
今の私って、そんな愛息に『僕、ミュージシャンになるね!』とか言って、学校辞められちゃって。あたふたしてる保護者みたいなものでは?
それって、
「急に受け入れられる大人のほうが少なくない?・・徐々に、さ、少しずつ、受け入れられるようになるんだと思うの」
ミュージシャンでも大成してくれるなら、大成しなくても幸せなら、幸せって明言できなくてもそこそこ楽しいなら・・・そうやって、ゆっくり。
「ゆっくりなら、いいんですか。触れなければ、見なければ、あなたが、誰のものになっても、耐えれば?飢え死ぬまで『待て』をしてれば、信じてくれるんですか」
・・・
怖い弟子に、育ったなぁ。
「・・・恋人、みたいに、なってみる?もっと幸せになってほしかったなぁ、とは、まだ
思う。相手が私じゃ『めでたしめでたし』じゃなくて『やれやれ』って感じだし。でも、それがサフラのエンディングって決まったわけでもないし」
金縛りがとけたみたいに。サフラの目からきれいなしずくが落ちて。
「もっと幸せって、何ですか。みたいって?あなたが好きです、ユオ。恋人になりたいです」
サフラがゆっくり歩いてくれるせいもあるけれど、いつまで歩いても息が上がらないのは、わりと新鮮。
そっかぁ。今の私には、焼き孔も、転移紋もないのかぁ。
思い返してみれば、まじめな師匠をしていた時も、サフラのほうが強くなった後も、左手がクローン人形していたときも、ヨレヨレのヨボヨボだったものねー。
なんとなく楽しくなってスキップしてしまうと、前を歩くサフラの横顔が見える。
・・・強張ってるけど。
「自己嫌悪、と、自制で、息苦しいので、ひとりにしてもらえますか」
「あ。ごめんね、気がつかなくて・・」
しょぼん
立ち止まって、回れ右。
師匠とは名ばかりの黒歴史生産機ですからねー。おとなしくしますとも。
・・あれ?でも私の処刑歴知ってるってことは、もう何年も前から師匠じゃなかったこともばれちゃってるのか。
師匠になったときにもらったピンキーリングを引き抜いて、掌に転がす。
10年も、ご一緒したんだねぇ。
ごくろうさまでした。
労ってみたら、抜けた乳歯みたいに思えてきた。屋根の上に投げたら、ヨレヨレのヨボヨボだった私がすくすくに生え変わるかな。
そんな気分になって、ひときわ大きな屋根の集合商店の前で振りかぶる。
とどくかなあ?
がしっ
今まさに振りぬこうとしていた腕が動かなくなり、ピンキーリングを握ったこぶしが別の体温で抱き込まれる。
どろぼー?
いや、青い顔したサフラだった。
今さっき、ついてくんなと言われた気がするんですけど?
おまけに身長に差があるんだから腕でも手首でもひっつかめばいいものを、前に回って抱きとめるからぶっちゃったじゃない。
えー?これも私が悪いの?
「ごめ・・」
「やめたい、ですか」
何をかな?
「僕の師匠を、やめたいですか」
やめたいわけではなくて、現状の追認というか、つじつま合わせというか。
「・・・きれいな青が、藍より出ちゃってから随分経ちますからねー」
「金色は嫌いになりましたか。青色のほうが気になりますか」
私はサフラが出藍の誉れ♡って話をしてるつもりだったのに、どうやらサフラはキルヤ様の青色の力の話に持っていくつもりらしい。いきなりつるし上げちゃったから罪悪感かな?でも、あの人基本的にサフラに甘いから大丈夫だと思う。
「キルヤ様ならケガもしてなきゃ、怒ってもなかったよ?」
むしろ嬉々として利用してたよね・・
サフラにつるし上げられた姿わざわざさらした後、キルヤ様ときたら親族やら王都側からの伝令やら手紙やら要望書やらにまとめて同じ文章で返信だせって命令してたもん。
『申し訳ないが、私の一存で決めることはできない。いや、0.1存もないようだ』って。
サフラが中央に与するなって脅したみたいじゃない。
あれは絶対、傀儡の王さまのふりでシガラミ全般なぎ倒すつもりだ。
図々しいというか、無駄がないというか。
握っていたこぶしがひらかれて、金色のピンキーリングがサフラの手に移る。
「金色は・・・役立たずで、身の程知らず、ですね」
うわ。板挟みの中間管理職状態。
不快な思いしたのはサフラなので、全力でおもねてフォローに入るべきなんだけど。
でも左手は、ケバケバから助けてくれた上に、クレーム係さんに頼んで転移紋も消してくれた上に、なにより私なので、文句言えた義理じゃない。その左手がそそのかしたキルヤ様も同様・・ってか、完全に私が悪い。
「あー、うー、うちに、かえろっか」
目抜き通りに、姉弟設定で、板挟み。
口を開いただけで失敗を上塗りする未来しか見えないから、黙っててくてくおうちに向かう。
サフラも機嫌が悪いのはわかるけれど、家に向かう道すがら、やたらと通行人を威嚇するのはやめないか。
そもそも、心やましいのも、気恥ずかしいのも、私のほうが重症ではあるまいか。
ピーピー泣いちゃったし。
それに、エッチも、ね。左手が手紙だった頃のサフラは、あんなだったのかなって、ちょっと圧倒された。
思いの丈をストレートにぶつけられる相手への熱情。それは、私に向くべきではない大事なもので。頭色々頭いじられた上の事故って点を差し引いても、私がもらっちゃうのは、避けるべきだったと思う。乳歯が居座ると永久歯に悪いのだ。
サフラは部屋に入るなり私を椅子に座らせて、テーブルの上で手を握った。
「何を考えてるか、きいてもいいですか」
「どう、謝ろうかと」
「・・・僕が謝ったら、きいてもらえるんですか。かなしそうな顔、してたんですよ?気づいてないんですか?」
あー。ひとりになりたかったのに、私が悲しそうに見えてついてきちゃったのか。
「悲しくはないけど、サフラに嫌な思いをさせたことは大変遺憾におもっております?」
「とっさに指輪投げ捨てたくなるほど?嫌な思いって?僕は、あやまることもできないのに!」
いつからこんな息を詰めるみたいな話し方するようになったかなぁ。手におかしな力がはいって震えてる。
「なにに、怒ってるの?」
「怒って、ません。怖がってるだけ」
怖いものが、あるのかよ。
サフラを脅かすのは神様だっててこずるのに。
そう思いながらも条件反射でサフラを撫でる。
よしよし、なぜなぜ、何も怖くないですよー。
「ごめん、指輪を投げようとしたのは、ただの験担ぎ。資格はく奪されたのばれたくなくて、師匠を偽装する用だったから、役目おえた乳歯みたいに・・・」
「僕のすべてが、あなたにとっては、乳歯や、はしかや、突発性発疹ですよね」
「突発性発疹・・・は、さすがに・・」
生後半年くらいでかかるやつでしょうが。
「子どもにありがちな、一過性の、容易に忘れ去れる代替品。僕がどんなに必死になっても、あなたにとっては偽物だ。道行く男どもが、あなたを邪な目で見て欲を感じてるのと、変わらない」
私が悲しそうだったとか言っといて、その顔は反則だと思う。
「サフラの想いや成し遂げてきたことを偽物だと思ったことは、一度もない、です」
たまたま偽物確定だった自分が、サフラの近くにいただけで、サフラが偽物化することはないので、そこは誤解してほしくないところ。
「・・・いいですよ、否定して。いくらでも、不幸になれます。世界がすっぱい葡萄まみれになっても、ユオ以外欲しくない。どうせ昨晩のことも、腹を立てるでも、嫌うでもなく、『あれ』が、他の人にも、向くものだと、思ったんですよね」
うっわ、嫌みなんて言えるようになったのかぁ。
しかもなかなかの切れ味。
私みたいのとじゃなく、ピカピカな恋をして、キラキラな幸せ街道を爆走してほしかったなーってのは、私の理想であって、サフラのじゃないってか。
でも、大人が、子どもに夢見ちゃうことは、よくあるでしょう?
うちの子は天才だわ!医者になって大統領にもなってノーベル賞で世界一の企業家になるのよ!ってやつ。
今の私って、そんな愛息に『僕、ミュージシャンになるね!』とか言って、学校辞められちゃって。あたふたしてる保護者みたいなものでは?
それって、
「急に受け入れられる大人のほうが少なくない?・・徐々に、さ、少しずつ、受け入れられるようになるんだと思うの」
ミュージシャンでも大成してくれるなら、大成しなくても幸せなら、幸せって明言できなくてもそこそこ楽しいなら・・・そうやって、ゆっくり。
「ゆっくりなら、いいんですか。触れなければ、見なければ、あなたが、誰のものになっても、耐えれば?飢え死ぬまで『待て』をしてれば、信じてくれるんですか」
・・・
怖い弟子に、育ったなぁ。
「・・・恋人、みたいに、なってみる?もっと幸せになってほしかったなぁ、とは、まだ
思う。相手が私じゃ『めでたしめでたし』じゃなくて『やれやれ』って感じだし。でも、それがサフラのエンディングって決まったわけでもないし」
金縛りがとけたみたいに。サフラの目からきれいなしずくが落ちて。
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