偏食王子は食用奴隷を師匠にしました

白い靴下の猫

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67※ひょっとして

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ユオの反応を見ていて、ひょっとして、自分で処理、っていう選択肢をもっていないのかも?という可能性が頭をよぎる。そうなるともうその可能性が気になって仕方がない。
「えーっと、師匠」

「ふぁ、い」

「・・・まさかと、思いますけど、女性に失礼なこと聞くなって、いわれそうですけど。ひょっとして、自分で、できないんですか?」

「ん、なに、を?」

「なにって、だから、その、なに、です・・だって、左手のユオは、ずいぶん、えーっと、大胆っていうか、進んでました、よね?」

「あんの左手、って自業自得か。ヤツ、そういえば、エロゲも、つよかったかも・・」

「意味、も、わからなかったり、します?」

ユオも自分でやって恥ずかしくなっちゃえ、っておもっていたので。ちょっと計算外にたじろいで、おどおどと覗き込む。

「ん?知識は、ある、よ。でも、それ、筋力、いるでしょ。前世の由生は、筋肉の病気だったもので、そういう欲求が芽生える時期には、すでに実践不能、でした」

なんだろ、これ。ものすごく貴重な機会な気がするのって、僕は煩悩の塊でしょうか。
もっと触れて熟れさせて、ぐちゃぐちゃにしたいとかって、僕の頭がおかしいですか?

「もやもや、します?」

「します、ねぇ」

「最後、すっきり出来たら、もうしばらく、苦しくても、いいですか?」

「んー、サフラが、とれーにんぐ、いかないでくれるなら、いいよ?」

トレーニング?そんなのこんな状態のユオ置いて、行くわけないでしょう!と口から出かかって。

でも、キルヤ様の家に行くって書いたあのふざけたメモにも、そう書いてあったと思いだす。

あれは、なんだ?

「遺言、と、いっしょ?」

「・・・」

だまっちゃう、わけか。

「・・・いいですよ。時間をかけて、じわじわ虐めながら聞いてあげます」

力の入っていないユオの両手なんて、片手で簡単に頭上に抑えてしまえるけれど。

「うで、頭より上に置いておいてもらっていいですか?勝手に下げたら、トレーニング、行きますね」

そういうと、ユオは、しまった、って顔をして、大人しく両手を頭より少し上に投げ出した。
脇の下が晒されて、びくびくしているのがわかる。
うーん、不良だとか悪役だとか、頭の中でののしっているんだろうなぁ。

窪んだ脇の下から肘までを、何度も指一本で、往復する。
わき腹も、お臍の周りも、足の付け根も、下着と太腿の境界あたりを力を抜いてしまった手の先で、何度もなぞる。

「んんーっ。んんんんーっ」

腕こそ降ろさないけれど、ユオの息はすぐに苦し気になって。
鳥肌をびっしり立てて、首を振りたくった。

「くすぐったい?あんなこと書いた理由、教えてくれたら、すぐにおわりますよ?」

「やだ、ひどいこと、しないでよ・・・」

「ユオのほうが、相当ひどいと思うんですけど」

ユオが、泣くから、ルールを決めることにした。

5分僕が虐めたら、1分はユオの自由。5分の間に僕の言うこと守れなかったり、イっちゃったりしたら僕はトレーニングに行く。
ユオが僕をトレーニングに行かせたくない理由を教えてくれたら、僕がユオをイカせてあげて、お風呂も入れてあげて、すっきりして、ご飯にする。
僕の下半身が限界になっても、おしまい。

ユオは、腹が立つほど上手に嘘がつけるし、僕はいつも誤魔化される側だったから、正直、こんなに、ユオが劣勢にまわるなんて、思ってなかった。

ユオは、すごく小さくちぇって舌打ちをしたあと、僕の好きにさせた。

急にひどくくすぐったりはしない。
息を詰めて、体に力を入れれば我慢できるぐらいの擽りと、きもちいいと言ってもらったことがある場所の愛撫を、やすみなく繰り返す。
彼女が教えてくれたおかげで、僕の手の動きに合わせて震えよじれるユオの体が、イキたがって苦しんでいるのがわかる。
そりゃ、そうだよね、もう何時間も、生殺しだったはずだもの。

「くるしいですか?」

ユオは、唇を引き結んで耐えていたけれど、体のほうが先に泣いてべとべとになった。
もどかし気に足をばたつかせるユオは、とてつもなく魅力的だ。

「はい、五分おわり。ぐったりしていても楽にならないと思うのですが・・」

ユオが、なんのことかわからない、という顔をするから。ユオの手をユオの脚の間に誘導してみると、プイと顔を反らした。

「ユオは自分でするの、本当に苦手なんですね。降参しませんか?また堪らない5分がはじまっちゃいますよ?」

脅してもすかしても、ほんっと強情。
それにしても、ユオはこんなに、色っぽかったろうか。
もちろん昔からすごく美人だったけれど、こころなしか、ウエストがきゅってなって、胸とかお尻とか、丸くなった気がする。
汗ではりついた髪の毛をかき分けて、耳を触った時の喘ぎ声とか、ほんと、溶けそう。

「ううう。ゆるしてよぉ。も、やぁ」

ユオの目に涙が浮かんで、ホールドアップ。

「んーと、じゃぁ、なんでずっと僕の治癒拒否していたのか、教えてくれたら、やめてあげます」

あちこちさわるたびに上げてくれるユオの喘ぎ声が苦しそうになって来たから、ちょっとだけ折れると。
綺麗にうるんだ瞳が、迷ったように、揺れた。

あー、こっちの質問の方が、答えやすいんだ。

そういえば、さっきは、治癒を拒否しなかった。
こぼれた力を外がわに塗りたくってみたら、むちゃくちゃ過敏に反応するようになったから、それよりはましと思っただけかもしれないけれど。

くるくる、くるくる。飛び出している乳首以外の乳房を、何度も何度も円を書くようになぜ上げる。白い肌から、ピンクベージュに色が変わりそうな場所までくると、ユオはとてもかわいらしく喘ぐし、くるくると遠ざかった行くのを哀しそうに目で追うのが堪らない。

それから、いつもより赤い唇が、小さくサフラって動く。
頑張らないと、僕の方が先に降参しそう。

とっくに下着は脱がせてしまっていたけれど、下着の縁だった太腿の付け根あたりとか、花びらの縁とかをくるくる撫ぜられては、ユオは涙を散らしながらガタガタと体を揺する。

体中、すごく敏感なユオは、気持ち良すぎるところを触るとすぐにイっちゃいそうだったから。乳首とか、花芯とか、秘裂の内側なんかは触らないで、そのギリギリをたくさんたくさん撫ぜる。

「も、っと、さわってぇ。がまんできないよ・・」

うわ、半開きの口と、上目遣いが破壊的。も、早めに折れてもらわないと、僕が窒息しちゃう!あせって強く触ったりしないように気を付けながら、左の乳首と、花芯のうえを、そぉっとそおっとよしよし撫でた。

「いいですよ、いつでも一杯触ってあげます。イっちゃっときます?」

汗だくの体は、僕の指から逃げようと波打っているのに、ユオの目は僕からはなれなくて

「・・・そ、したら、サフラ、も、行っちゃう、の?」

って。これは、トレーニングに、という意味?正直、違う方にイっちゃいそうです。

「ルール、ですから」

そういいながら、ゆっくり、ゆっくり、突起をなぶり、時たま、ぎゅっと摘まみ上げる。

「あ、や、いかないで、がまんする、か、ら、ここにいて」

壮絶に色っぽい表情でお願いされてしまって、無茶苦茶ズボンの中が痛いです。ピンチです。

「足りない?」

そう聞きながら、両人差し指の下にある突起を、捏ね回す。

「あっ、あっ、あっ」

ユオの手足に筋が浮き出すほど力が入るけれど、目をぎゅっと閉じ、唇を引き結んで一生懸命我慢している姿に、脳天を直撃される気分。

脚がぶるぶる震えはじめて、イっちゃうかな、ってところで、ピピって、アラームが鳴って、指から突起を解放してあげる。

ユオは、うーっ、って苦しそうに呻いて、自分の体を抱くようにして涙を浮かべて身悶えた。

「ほら、泣かないで。自分で触れば大丈夫だよ」

ユオの手を、ふたたび足の間に誘導してやると、ものすごくおずおずと花芯に指を這わせる。
ありゃりゃ、そんなおっかなびっくり?
見てる方がもどかしくてたてがみが逆立ちしそうです。

案の状、一分なんてあっという間で。
ユオはすぐに自分の両手を取り上げられて、泣き叫ぶはめになる。

あまりに泣き続けるから、喉とかいためるんじゃないかと心配で、意地悪をやめて抱きしめてみる。

「お願いですから、もう降参して?」

「治癒拒否の、ひっく、理由だけで、ひっく、許してくれる?」

「もちろんです。引き分けに、しましょう?」

こくこく。腕の中のユオが頷いた。

「焼孔があったときは、そこから、さふらの、金色の、力が、厄災の次元に流れ出やすくて。だから、嫌だったの」

「厄災の、次元に?」

思ってもみなかった事実に、ぽかんとしてしまう。

「うん。どうせ何かしらの力は押し出される仕組みだから、サフラのせいじゃないんだけど、サフラの力は規格外だから、厄災も強くて、なるべく避けた方がいいかなって?」

やれやれ。あの悍ましい厄災を生みだしたのは、僕の力のせいでもあったってわけか。
罪悪感に沈むのが人としてあるべき姿かなって、思わなくはないけれど、正直、僕は、ユオを害したこの世界なんて、もっと積極的に壊しちゃいたい位だから。結構平気。

「いつ、気づいたの?」

「火山に足が生えたみたいなのが、出た時。マグマの中に、サフラの金色があったから」

「うー、なっとく。今も?」

戻ってきた後だって、僕に癒されるのを嫌がった。

「今はもう平気。でも、体が特別予算の新品だから、触覚過敏をひどくする金色は嫌」

「そっかぁ、嫌なんだ」

しょぼん。
自分が厄災メーカーな事より、こっちの方がよっぽどダメージ。
肩を落とすと、ユオはあわてて言葉を継いだ。

「あ、金色が嫌いなんじゃなくて、ユオの力は大好き。でも、神経が尖りすぎて、困る。ずっと、死にかけだったから。元気な体のぴかぴか過敏って、慣れない」

「ぴかぴか過敏?」

「さわられたとこも、みられたとこも、きす、のあとも、じんじんして、泣きそう。サフラをもとめすぎて、泣きそう」

・・・結論、僕の負け。
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