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お花畑から出て魚つりに行きます
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そんな混沌とした口論は、パールが追いかけてきたことで収束に向かう。
パールは継続的に山民と付き合いがあったし、山民の文献もよく見ていた。
粘土版から版画したような不鮮明ものではあったが、あののたくったような文字と、イグアナとサンショウウオのあいのこのような両生類の絵が共に記載されている文献も見たことがあるという。
『そう、この字は、おとぎ話の中にしかいないと思っていた、ペドロのものだったか、ふーん』と、ほとんど追加の質問すらなく即座に納得した。
また、絵では、今ほど大きく書かれてはいないといい、おとぎ話のようなたくさんの絵の話は、イリアの記憶とも一致した。
坑道にあったのは、魚と酒を交換している一連の絵だったらしい。三色の草が編まれて、まるこまっている花嫁の冠の絵もあったはずだと、パールは証言する。
イリアは昔、母の横でたくさんの絵を見たがストーリーを追ったことはない。
ただ沢山の場面があった。ペドロが出てくるのも出てこないのも。
ペドロは人と共に酒を酌み交わし、どれもとても優しい顔で書かれていたとイリアは嬉しそうに語る。パールはその声に耳を傾けたあと、エラブを一括して武装解除させ、交渉役にイリアを選んでくれた。
イリアは、対訳の粘土版をしばらくお守りにしていただけあって、いくつかの字を書くことができた。
ゼノも子供の頃ミステリー心で遊んだというだけあって、いくつかの字を読み書きできた。ただ、相手にも、このレベルの記憶があれば、どっちが女かぐらいはバレてるだろうといってゼノの花嫁案は却下された。そしてパールはリノではなくゼノをイリアのフォローにつけた。
『ギリギリまでペドロを信じて見守っていろ』。どう考えてもリノにその役割が果たせるとは思えなかったからだろう。
イリアは、喜んだ。
そうだ、昔母が話してくれた山民のおとぎ話に、別の種族と仲良くなるために卵を交換する話があった。卵の代わりに、指輪や宝石を冠の中に入れて交換する絵がとても綺麗だった。あんな感じだろうか。
自分はきっと役に立てる。
自分にしかできないことがあることがイリアにはとても嬉しかった。
リノはきっとわかってくれる。
リノの説得をパールに任せて、イリアは朝早くから船の外に出てペドロを待った。ペドロが足を踏み鳴らしたその場所で。
ぎょろりと飛び出した目と、下から上がるまぶた。
壁画の顔に特によく似ているハンサムなペドロが、イリアを迎えに来た。
体の割には細くよく動く尻尾でくるりと支えられて、背中の殻に載せられる。
のっしのっしと歩いていくと、周りにどんどんペドロが増え、整然と列を組んで洞窟の中にすいこまれていく。
きれいな円形で壁の白い部屋に着くと、ハンサム・ペドロはハミングのような音を出す。他のペドロはそれに応えるように白い部屋から出て行った。
ありゃ、二人きり?
頭に冠をまいたイリアは背中に乗せられたまま殻に額が着くまでお辞儀をした。
するとハンサム・ペドロの細くて紫の舌が伸びて、イリアを撫で回した。
冷たいし、くすぐったいし、落っこちそうだし。
イリアは体をこわばらせて耐えたが、数秒で悲鳴に変わった。
ハンサム・ペドロは、イリアの悲鳴を聞くと、一度床にイリアをおろした。
気のせいでなければ、心配そうな目だ。
多分相手は悪気ではない。
でも、何を望まれているかもわからない。
しばらく経つとまた背中の殻にあげられて撫で回される。
悲鳴。
数度繰り返されると、息が切れて動けなくなった。
これはまずい。死にはしないだろうけど、頭を回転させられる状況じゃない。
待たれているのだ。
どうすれば、終わるだろう。
放卵?人間には無理なんですけどっ。
文句を言ってやりたいが言葉は通じない。
種族のルーツが遠ければ子は生まれない。
これほど知性が発達しているペドロならわかっているはずだ。
昔みた一連の絵が、バラバラに蘇る。
人間が冠の中に小さな卵を入れて差し出している絵。
人間に卵は出せない。擬似的なもののはずだ。
大切なものを花嫁の冠に入れて交換した話と同じでいいのだろうか。
イリアは、とうに床に落ちていた冠に向かって、数粒の真珠をこぼした。
ペドロの動きが止まる。卵でないことはペドロにもわかったはずだ。
あってる?
それとも怒らせたか?
ペドロはすぐにイリアを床におろした。
幸い真珠の一粒は、冠のすぐそばで見つかった。
イリアは真珠を冠の中に入れて、おとぎ話の絵のように差し出す。
ペドロはイリアを尻尾で遠ざけると、冠の上を通った。
そして通り過ぎたあとには、薄紫の綺麗なゼリーにつつまれた冠と真珠が残った。
ほっ。
多分あってる。
よく動く尻尾がイリアをなぜ、ハンサム・ペドロがイリアを見た。
「りょーこそー、りょーこそー」
明らかに、ペドロ同士の意思疎通の時とは異なる発声だった。
ひょっとして、「ようこそ?」。
「ありがとう。ようこそ。ありがとう。ようこそ」
イリアは、ペドロの尻尾に顔をおしあてながら繰り返した。
それから、かなり怪しかったけれども、床の泥にのたくった字の『おめでとう』を書いた。
ペドロは舌で、たくさんの字を書いた。
ほとんどわからなかったが三つだけイリアが知っている字があった。
「未来」「仲良く」「海」
イリアはその三つの文字のよこに「私も」と書いた。
それから、渓谷の民の字で「ようこそ」と書いて、『りょーこそー』と繰り返す。
ペドロはしばらくそれを見ていた。
やがてペドロはイリアを背の殻に乗せて洞窟の中をあるきはじめ、天井が見えないぐらい天井がたかい、開けた場所に出た。
数十のペドロがいる。ハンサム・ペドロが真珠入りの花嫁の冠をみせると、ハミングの大合唱になった。
周囲にはたくさんの半透明な瓶がある。あの根っこの丸い植物を切り出してコルクで栓をしたものだ。十メートルに達そうかという巨大なものから、握りこぶしぐらいの小さなものまで、すべてが半透明のクリーム色に輝いている。
食事の準備だろうか。幼虫やもぐらのような動物、おおきなミミズなどの動物性蛋白がずらりとならぶ。その合間に果物もちらほら見える。
アロエのような植物と一緒に水につけられているのは麻黄か?そうだとするとお酒なのだろう。
ハンサム・ペドロは何かをしきりに周囲に発声している。
しばらくすると、別のペドロが、いくつかの粘土版を運んできた。これの注文だったのだろう。
ペドロと山民との交流は、イリアが思ったよりもずっと継続的で親密だったのだと思う。ペドロは、人間の存在を覚えていた。
砂国の港からここまで来られる船はエラブ艦隊以外にないが、イリアが開いた港からならば、遠いというほどではない。西の海は崩れて崖になる前は、きっと地形も違ったのだろう。
海を渡ったのか、半ば陸続きだったのか。
イリアの読める字の粘土版もあったので、抜き出して並べた。
ペドロがいくつかの字を舌でさす。
「教える」「交換」「魚」
動物性蛋白としての魚がほしいのだろうか。壁画には魚と酒を交換しているものがあった。
イリアは必死で指差した。
「私」「教える」「魚」「交換」「欲しい」「水」
どよめきが起きる。
この島の周りは、切り立ったように海が急に深くなり、ひどい渦が起きるのだ。
エラブの船ですらその渦で難破する位だ。簡単に作れる小舟レベルで海に出るのは危険だろう。
船を出して魚を釣るよりは、陸から釣るほうがよい。
当然釣具がいる。釣具の針は、石や木では作りにくい。リノに教えてもらった限りでは、魚の骨でつくった針が一番よく釣れた。
イリアは、出された食事を食べた。果物だけでなく、動物性蛋白・・多分想像したくないけどなんかの幼虫とかだ・・も出来るだけ。
一応味付けがされているような気がする。薄い塩味。
イリアがありがとうを指差すと、ペドロは嬉しそうだ。
麻黄の水はやはり酒がわりだったようだ。
警戒していたので舐めるだけにしておいたのだが、儀式の詰めだったらしい。
最後は勧められて思い切って飲んだ。酷く目が回る。
イリアがだめでもともととおもいながら
「ありがとう」「帰る」「欲しい」
と指差すと、ペドロは
「あす」「くる」
と舌でさして、あっさりとイリアを背中にのせて外に出た。
帰れるのももちろん嬉しいが、信頼されている事が信じられなく嬉しい。
明日は釣り針を持ってこれるだろうか。もってこられたら、魚釣りの話をしよう。それから水と船の修理ができる木材をくれるように頼もう。
イリアは、ペドロから降りると、すこしふらつきながらも力強く、船に向かって歩き始めた。
パールは継続的に山民と付き合いがあったし、山民の文献もよく見ていた。
粘土版から版画したような不鮮明ものではあったが、あののたくったような文字と、イグアナとサンショウウオのあいのこのような両生類の絵が共に記載されている文献も見たことがあるという。
『そう、この字は、おとぎ話の中にしかいないと思っていた、ペドロのものだったか、ふーん』と、ほとんど追加の質問すらなく即座に納得した。
また、絵では、今ほど大きく書かれてはいないといい、おとぎ話のようなたくさんの絵の話は、イリアの記憶とも一致した。
坑道にあったのは、魚と酒を交換している一連の絵だったらしい。三色の草が編まれて、まるこまっている花嫁の冠の絵もあったはずだと、パールは証言する。
イリアは昔、母の横でたくさんの絵を見たがストーリーを追ったことはない。
ただ沢山の場面があった。ペドロが出てくるのも出てこないのも。
ペドロは人と共に酒を酌み交わし、どれもとても優しい顔で書かれていたとイリアは嬉しそうに語る。パールはその声に耳を傾けたあと、エラブを一括して武装解除させ、交渉役にイリアを選んでくれた。
イリアは、対訳の粘土版をしばらくお守りにしていただけあって、いくつかの字を書くことができた。
ゼノも子供の頃ミステリー心で遊んだというだけあって、いくつかの字を読み書きできた。ただ、相手にも、このレベルの記憶があれば、どっちが女かぐらいはバレてるだろうといってゼノの花嫁案は却下された。そしてパールはリノではなくゼノをイリアのフォローにつけた。
『ギリギリまでペドロを信じて見守っていろ』。どう考えてもリノにその役割が果たせるとは思えなかったからだろう。
イリアは、喜んだ。
そうだ、昔母が話してくれた山民のおとぎ話に、別の種族と仲良くなるために卵を交換する話があった。卵の代わりに、指輪や宝石を冠の中に入れて交換する絵がとても綺麗だった。あんな感じだろうか。
自分はきっと役に立てる。
自分にしかできないことがあることがイリアにはとても嬉しかった。
リノはきっとわかってくれる。
リノの説得をパールに任せて、イリアは朝早くから船の外に出てペドロを待った。ペドロが足を踏み鳴らしたその場所で。
ぎょろりと飛び出した目と、下から上がるまぶた。
壁画の顔に特によく似ているハンサムなペドロが、イリアを迎えに来た。
体の割には細くよく動く尻尾でくるりと支えられて、背中の殻に載せられる。
のっしのっしと歩いていくと、周りにどんどんペドロが増え、整然と列を組んで洞窟の中にすいこまれていく。
きれいな円形で壁の白い部屋に着くと、ハンサム・ペドロはハミングのような音を出す。他のペドロはそれに応えるように白い部屋から出て行った。
ありゃ、二人きり?
頭に冠をまいたイリアは背中に乗せられたまま殻に額が着くまでお辞儀をした。
するとハンサム・ペドロの細くて紫の舌が伸びて、イリアを撫で回した。
冷たいし、くすぐったいし、落っこちそうだし。
イリアは体をこわばらせて耐えたが、数秒で悲鳴に変わった。
ハンサム・ペドロは、イリアの悲鳴を聞くと、一度床にイリアをおろした。
気のせいでなければ、心配そうな目だ。
多分相手は悪気ではない。
でも、何を望まれているかもわからない。
しばらく経つとまた背中の殻にあげられて撫で回される。
悲鳴。
数度繰り返されると、息が切れて動けなくなった。
これはまずい。死にはしないだろうけど、頭を回転させられる状況じゃない。
待たれているのだ。
どうすれば、終わるだろう。
放卵?人間には無理なんですけどっ。
文句を言ってやりたいが言葉は通じない。
種族のルーツが遠ければ子は生まれない。
これほど知性が発達しているペドロならわかっているはずだ。
昔みた一連の絵が、バラバラに蘇る。
人間が冠の中に小さな卵を入れて差し出している絵。
人間に卵は出せない。擬似的なもののはずだ。
大切なものを花嫁の冠に入れて交換した話と同じでいいのだろうか。
イリアは、とうに床に落ちていた冠に向かって、数粒の真珠をこぼした。
ペドロの動きが止まる。卵でないことはペドロにもわかったはずだ。
あってる?
それとも怒らせたか?
ペドロはすぐにイリアを床におろした。
幸い真珠の一粒は、冠のすぐそばで見つかった。
イリアは真珠を冠の中に入れて、おとぎ話の絵のように差し出す。
ペドロはイリアを尻尾で遠ざけると、冠の上を通った。
そして通り過ぎたあとには、薄紫の綺麗なゼリーにつつまれた冠と真珠が残った。
ほっ。
多分あってる。
よく動く尻尾がイリアをなぜ、ハンサム・ペドロがイリアを見た。
「りょーこそー、りょーこそー」
明らかに、ペドロ同士の意思疎通の時とは異なる発声だった。
ひょっとして、「ようこそ?」。
「ありがとう。ようこそ。ありがとう。ようこそ」
イリアは、ペドロの尻尾に顔をおしあてながら繰り返した。
それから、かなり怪しかったけれども、床の泥にのたくった字の『おめでとう』を書いた。
ペドロは舌で、たくさんの字を書いた。
ほとんどわからなかったが三つだけイリアが知っている字があった。
「未来」「仲良く」「海」
イリアはその三つの文字のよこに「私も」と書いた。
それから、渓谷の民の字で「ようこそ」と書いて、『りょーこそー』と繰り返す。
ペドロはしばらくそれを見ていた。
やがてペドロはイリアを背の殻に乗せて洞窟の中をあるきはじめ、天井が見えないぐらい天井がたかい、開けた場所に出た。
数十のペドロがいる。ハンサム・ペドロが真珠入りの花嫁の冠をみせると、ハミングの大合唱になった。
周囲にはたくさんの半透明な瓶がある。あの根っこの丸い植物を切り出してコルクで栓をしたものだ。十メートルに達そうかという巨大なものから、握りこぶしぐらいの小さなものまで、すべてが半透明のクリーム色に輝いている。
食事の準備だろうか。幼虫やもぐらのような動物、おおきなミミズなどの動物性蛋白がずらりとならぶ。その合間に果物もちらほら見える。
アロエのような植物と一緒に水につけられているのは麻黄か?そうだとするとお酒なのだろう。
ハンサム・ペドロは何かをしきりに周囲に発声している。
しばらくすると、別のペドロが、いくつかの粘土版を運んできた。これの注文だったのだろう。
ペドロと山民との交流は、イリアが思ったよりもずっと継続的で親密だったのだと思う。ペドロは、人間の存在を覚えていた。
砂国の港からここまで来られる船はエラブ艦隊以外にないが、イリアが開いた港からならば、遠いというほどではない。西の海は崩れて崖になる前は、きっと地形も違ったのだろう。
海を渡ったのか、半ば陸続きだったのか。
イリアの読める字の粘土版もあったので、抜き出して並べた。
ペドロがいくつかの字を舌でさす。
「教える」「交換」「魚」
動物性蛋白としての魚がほしいのだろうか。壁画には魚と酒を交換しているものがあった。
イリアは必死で指差した。
「私」「教える」「魚」「交換」「欲しい」「水」
どよめきが起きる。
この島の周りは、切り立ったように海が急に深くなり、ひどい渦が起きるのだ。
エラブの船ですらその渦で難破する位だ。簡単に作れる小舟レベルで海に出るのは危険だろう。
船を出して魚を釣るよりは、陸から釣るほうがよい。
当然釣具がいる。釣具の針は、石や木では作りにくい。リノに教えてもらった限りでは、魚の骨でつくった針が一番よく釣れた。
イリアは、出された食事を食べた。果物だけでなく、動物性蛋白・・多分想像したくないけどなんかの幼虫とかだ・・も出来るだけ。
一応味付けがされているような気がする。薄い塩味。
イリアがありがとうを指差すと、ペドロは嬉しそうだ。
麻黄の水はやはり酒がわりだったようだ。
警戒していたので舐めるだけにしておいたのだが、儀式の詰めだったらしい。
最後は勧められて思い切って飲んだ。酷く目が回る。
イリアがだめでもともととおもいながら
「ありがとう」「帰る」「欲しい」
と指差すと、ペドロは
「あす」「くる」
と舌でさして、あっさりとイリアを背中にのせて外に出た。
帰れるのももちろん嬉しいが、信頼されている事が信じられなく嬉しい。
明日は釣り針を持ってこれるだろうか。もってこられたら、魚釣りの話をしよう。それから水と船の修理ができる木材をくれるように頼もう。
イリアは、ペドロから降りると、すこしふらつきながらも力強く、船に向かって歩き始めた。
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○表紙絵は市瀬雪さまに依頼しました。
(作品シェア以外での無断転載など固くお断りします)
○雪さま
(Twitter)https://twitter.com/yukiyukisnow7?s=21
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