せんたくする魚

白い靴下の猫

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食べ物の恩はすさまじい

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イリアが行った軍の指揮系統の乱し方は巧みだった。
まず、サメを振るまわれた貧困者たちが、志願兵として軍総司令に群がる。
正規の雇用された兵ではない。ただ、食べた分を働くという押しかけなど、なんの役にも立たぬはずだった。
だが、イリアは、サメの頭から真珠を取り出しては、訓練をつけられるレベルの士官の名を叫んだ。
真珠に導かれたと、どうぞ、海神の守護ある方の元でと、高価な真珠を差し出されて求められれば、大抵の男はやる気にもなる。
押しかけの兵士たちを引き受けた士官には、アミュから定期的にサメが与えられたし、サメの換金経路はすでに確立されていた。
そうこうしているうちに、イリアの口から、今度は宰相直属の士官の名も飛び出すようになる。自分の立場を考えて受け入れられなくとも、人望は上がり、真珠が手の中に転がる。無視しても無視しても、シュップの兵に最敬礼をされれば、人間はそれなりに軟化するものだった。

イリアは、個人の好悪の念をおいても、海神の守護ある士官の命令は優先せよと、説いた。そして、シュップ様の御心のままに、という姿勢を崩さなかった。人前でシュップに暴行を受けてもなされるがままだ。表立って宰相を排除する言動をとることもない。
海神を信じる人も男性の権威にこだわる人も、食い詰めた人も裕福な人も、宰相派もシュップ派も、アミュの呼びかけの前に集まってしまうのだ。隙さえあればいがみ合い、一致団結することなどありえない人々がだ。
かくして、指揮系統は混乱を極める。
アミュが直接指揮をとらない限り、集まった者たちが統一行動をとることができないという歪な軍隊になっていった。

一方で、この事態に至っても、宰相はアミュを排除できなかった。
経済の好転、食料の確保、軍の人数的な強化、治安の安定、これらが全てたかだか半年のうちに達成されたのだ。
さすがにこれを表立って粛清することは、砂国の根本を揺るがす暴挙と言わざるを得なかった。
アミュの技術を手に入れるしかない。
シュップではなく、宰相こそがその技術を握り、民の支配に使うべきなのだ。
宰相の頭の中で、砂国の安定は仕事、アミュとの対決は楽しみ、と分離されつつあった。

宰相が、シュップすぐに潰せなかったのは、彼らが、宰相にとって未知の技術を持っていたからだ。アミュの、いや、イリアのサメよけや、サメ捕獲の技術だ。

海岸のそばに住むのは、港の兵士や市場のやり手商人もいるが鉄などの生産から脱落した貧困層も多い。貧困層にとっての海岸は鉱物も取れず、作物も育たないので、飢えと隣り合わせだった。
だが、ここにイリアが現れ、飢えを払拭した。
あろうことかイリアは数人の忠実な部下に、サメを捕獲する技術を教え、ご丁寧に、サメの食べ方まで教えた。
よりにもよって、これがうまいのだという。
捕獲してから時間が経つとあっという間に臭くなるので、これまで海岸に打ち上がったサメが出たとしても、これを食すものはいなかった。
しかし、今は、一時を待たずサメの残骸すらほとんど残らなくなる。肉のみならず、内蔵から皮に至るまで、全て商品価値がつく。
市場でも盛んに取引され、砂漠の奥からわざわざ仕入れに来る奴も多い。
サメの内臓や頭からとった油で肉のミンチを揚げるなどと、めちゃくちゃな加工をしたサメ食料で財産を築く者まで出た。

軍総司令の力が大きくなりすぎたのを気にしていたところだったから、シュップが粗相をしたこと自体は、宰相に好都合に映った。
「宰相ではなく、軍総司令に!」民にそんなことを叫ばせたシュップは、何を奪われても、首を取られても、反論できなかろう。
シュップを、いつでもつぶせるような状態で、都合の良い働きをさせる。
そのためにも、急がず、じわじわと追い詰めようと思った。
だが、そのあいだに、サメの肉は数千人の口に渡った。
気づいた時には、貧困者だけでなく有力者の口にすら入っていた。これにはさすがに驚いた。
対応が後手に回ったというよりも、あまりに浸透が早かった。

そしてここに爆弾が加わる。
サメがそこまで旨いはずがあるか、というまっとうな疑問を呈した宰相はサメを食し、大笑いを始めた。
何と懐かしく、激烈な記憶を引きずり出してくる味なことか。
長い事口にしていないが、間違いなく山民の香辛料だった。
しかも新鮮。少なくとも8年前のものではない。
アミュに海神のイメージが強すぎて気づかなかったが、イリアには、はじめから山民が協力している。
それも相当に力のある山民だ。
「生きているのか?ローヌ」
ローヌが生きて、イリアと通じたのなら、どれほど宰相への恨みをたぎらせただろうか。
それを考えると嬉しくてたまらない。
自分を思い、悔しさと怒りに歯ぎしりし、剣をもって向かって来い。
群衆の心をつかみ、この座から引きずり降ろそうと反乱を起こして見せろ。

イリア。お前は、煉獄回廊で閉ざされたはずの山民の国と交流し、自由に物資を入手し、エラブの技術と融合させ、砂民の国の軍を割ったのか。
素晴らしい。
ポヌ、お前はイリアにどれだけのものを教えたのだろうな。
楽しみにしている。

恨み事を聞きながら、全力で、捻り潰してやろう。
どれほど実力が開いているか、わからせてやろう。
至高の存在で居続けた自分の強固な力を、思う存分見せつけてやろう。

海神アミュ。宰相はその名を聞いた時の高揚を思い出す。
そんな名を名乗って私に向かってくる人間は一人しかいないだろう、イリア?
ポヌの心を、宰相たる自分が愛したポヌの心を、最後まで掴んで、自分にひとかけらも渡させなかった娘たち。
ポヌの目がとじたら、殺してやろうと何年も念じて来たのに、殺すのにすらなんの手応えもなかったつまらぬ娘たち。
彼女らを殺すとき思ったものだ。
向かってこい。昔、お前たちが生まれる前のポヌが私に向かってきたように。
それはないものねだりに終わった。いや、そうおもっていた。
だが、イリアは来た。怒りと圧倒的な技術を、形ばかりの父親にぶつけて、ひねり潰そうと。
昔のポヌが自分を正面から見たように、イリアが自分を見る日が来るとは。
もう一度、奪ってやろう。もう一度やり直すのだ。
宰相の血が騒いだのは何年ぶりだったろう。


「顔色が悪いです。だいじょうぶですか?」
イリアが訪ねていくと、いつも澄んだ声で気遣ってくれる少年がいる。
熱狂する群衆の中に、ひどく落ち着いて立っていた8歳の子供、リュウ。
どういう訳かついて歩かれ、イリアが市場で換金しようとした真珠をみて、
「やっぱりパール殿の真珠ですね。私は、あなたの味方だと思います」
と言ったのだ。
それ以来の付き合いだ。
「ありがとう、大丈夫よ。お母さんいる?」
「はい。どうぞこちらへ」
敵でないこと、お互いの利害が一致していること。
これがすべてだ。協力関係に必須でない限り、お互い余計な詮索はしない。
だから、明らかに8歳の子持ちではなかろうと思われる若い女性を、お母さんと呼んでいる。
それでも、彼女に会うととてもほっとするのだ。
まだ20代だろうに、状況判断に迷ったところを見たことがない。
明確な意志と、優先順位。彼女はリュウの益になる限り、決してイリアを裏切らない。
「こんにちは。山民の方々のご意向はいかがでしたか」
やわらかい気配を感じて、イリアはしゃべりながら視線をあげる。
リノに似た明るい瞳がにこりと笑う。
「宰相を殺せるのなら、という条件は付いていますが、全面的に協力するそうです」
「ありがとうございます。私の方は、宰相がダミーの薬を盗んでいきましたので、準備は完了です」
イリアがそういうと、リュウのお母さんは、ちょっと心配そうな顔をしてくれた。
「ソラニンの芽を飲み過ぎてはいませんか?呼吸が早い。あなたがシュップの軍を操れることは疑っていませんし、シュップと宰相がもう引き返せないことも否定しません。ですが、宰相の守りは固く、あなたは、弱っている。私が切りましょうか?」
切りましょうか?か。うん、すごい自信。きっと強いのだろうとも思う。
「いえ、移民への協力をお願いする側が殺した方が、話の通りが良いと思います。エラブも戻りましたし、さくっとヤッてしまおうかと」
イリアがそういうと、リュウのお母さんは軽く笑った。
「宰相への恨みが余っている者は多いので、必要なものがあればなんなりと」
「香辛料をいただけて、開港と移民の協力までお約束いただいたのです。充分すぎます」
あとは決行あるのみ。
さくっとやってしまおう。本当にさくっと。
いつのまにか、イリア達にとって、宰相の死は、ただの交換条件になっていた。

リュウのお母さんは、宰相が率いる軍に、氏族を軒並み宰相に殺されたらしい。忠誠を誓った主人を死なせた上、赤子のリュウを守って壮絶な死線をくぐっている間に、近隣の赤子狩りでさらに知り合い達が殺されたのだ。
イリアとて、宰相には母を壊され、妹地獄を見さされ、リノの顔を見られない程ぼろぼろの体になった。
それなのに。イリアとリュウのお母さんの話題には、まったく上がらないのだ。
宰相に目にもの見せてやろう、とか、宰相をぐちゃぐちゃに引き裂いて苦しめて許しを請わせてやろうとか、そういう話が。
そんな無駄なことはどうでもいい。宰相の気持ちなど、どうでもいい。
『さくっとおわらせちゃいますね』
『そうですか、とりあえず原因がどうあれ死んでもらえれば山民の協力は私が取り付けますよ』
彼女らの打ち合わせは、いつも、物事をどう動かしたいかだった。
宰相の死は、人を動かすための現象であり、起こりさえすれば構わない。
この割り切りが、イリアたちの行動指針だったし、お互いの信頼の礎だった。

そんな頃、シュップは、アミュを踏みつけるのに必死だった。
砂国は男尊女卑で、砂民の男たちにとって、女の指示に従うことは壮絶なストレスだ。
シュップがアミュに操られているようにみえたが最後、沿岸軍は崩壊する。
技術も戦略も指示系統も、アミュが直接指示を出さないと回らない現実から、目をそらさせ続けること。
シュップはその役目に汲々とせざるを得なかった。

アミュが、シュップに力を貸していることを知らない者はいないのだ。
シュップが海神の知識をアミュから授けられるのは、愛人として支配下に置いているからでなければならないし、踏みつけて吐き出させたものを、活用しているに過ぎないのだとアピールし続けなければならない。

そんな状況だったから。
その事件は起こるべくして起こった。
アミュがシュップに踏みつけられて動けない間に、宰相の手のものが、シュップの屋敷に忍び入り、アミュが作った薬を根こそぎ持っていったのだ。
イリアの居所は知れている以上、いずれ起こる出来事だった。
宰相は、イリアの身辺から、サメよけとサメ捕獲のための薬を盗み出させることに成功したのだ。

盗み出したサメよけの薬は、水にまぜると泡を出した。
イリアが泳いだあとにはいつもかすかな泡がたっていたではないか。
宰相は、盗み出した薬をつけさせた数人を海に放り込む。
しかし、その者たちが襲われる様子はなかった。
サメよけに成功すれば、海中に餌と罠を仕掛けに行ける。アミュでなくともサメは狩れるのだ。

宰相は、民を集めた。
演説。そして、自ら薬をつけて、サメの海にはいるという。
宰相自らが飢えのない乾季を作り出せるというデモンストレーション。
これに成功すれば、宰相はシュップの功績を丸ごと得ることができる。

一方のシュップは、宰相がサメを扱う技術を手に入れた意味を悟った。
自分は、再び宰相の下にひれ伏すのだ。
それならばせめて、少しでも恩を売り、少しでも長生きせねばならない。
シュップは、イリアを絞り上げ、持てる限りの技術を吐かせて、宰相のもとにひれ伏した。
サメよけの薬を試し、保存法を教え、製造法を教えるので、自分も参加させてくれとねじ込んだのだ。
海民との戦のために、シュップとの不仲説を払拭しておく必要があった宰相は、それを認めた。アミュのついていないシュップなど、わざわざ殺す価値もない。

当日、薬を付けて海に入った宰相とシュップはし、ばらくのあいだ勝ち誇ったように泳ぎ回ることができた。だがそれは、ほんの一つ、二つ、布でくるんだ小さなつぶてが彼らの近くに落ちるまでだった。
つぶては、イリアのボウガンから目立たないように放たれた。中は、腐りかけた生肉と、サメの誘引剤、それに興奮剤が少々。
滲み出る腐りかけた血は、海神の使いのように波の間を優しく走り、サメたちに宴の始まりを告げた。
その直後、黒く大きな塊が、不自然な波を立てておし寄せる。
血の匂いに刺激され、捕食モードになったサメが何種族も入り乱れ、狂乱したダンスを踊りながら、宰相とシュップ、そしてその取り巻きをあっさりと食った。
不自然な波が少しおさまるころ、イリアは、ごく軽く笑って、自分も海に入った。
「不良品でしたか、宰相。」
下半身がほとんどくわれた宰相のそばをイリアが泳ぐと、サメは宰相から離れていった。イリアがつけている薬と、宰相たちがつけている薬が違うことは明白だ。
粗末な板に上半身を載せた宰相を曳いて、イリアは陸に戻った。
シュップには目もくれなかった。ああ、死んでいるな、と、ただそれだけ。

戻る途中、宰相は意識があった。イリアを認めて口を開く。
「なぜだ、ちゃんと泡もたった・・・」
「盗賊用の偽物です。そちらはエゴの木の枝からとりました。界面活性剤には違いないのでサメはどちらかといえばそれが嫌いですけどね。捕食行動をねじ伏せるほどではありません。海のものには海の毒」
イリアは穏やかに笑う。
「そうか。だが残念だったな。お前の手で、私の臓腑を引きずり出して、ひれ伏させたかったのだろう?もうそのチャンスは・・・」
血を吐きながら言い募ろうとする宰相に、イリアは首を傾げた。
「いえ、事故死していただいて構いませんよ、宰相。なんの変哲もなく、ね」
宰相は茫然とした顔をした。
海に入ればサメに襲われる。本当に何の変哲もない話だ。
「反乱の準備を・・・」
「ああ、フリだけです。山民の国に開いた港に、大勢で行くもので、軍隊には別方面に出かけていただきたくて」
「私に、言いたいことは・・・」
「別に。もう邪魔になりそうもありませんし、それで充分では?」
力を失っていく宰相の目に、過去のポヌが浮かぶ。
イリアが生まれてからポヌは、宰相を見ていなかったのかもしれない。
ただ、邪魔をするな、と。
「負けたよ、ポヌ」
宰相は、最後にそうつぶやいて目を閉じた。
「ポヌ、ね。それが最後の言葉ですか、宰相」
イリアは、そう返したが、その言葉を宰相はもう聞くことはできなかった。
ため息をひとつ。恨みはちゃんとあるが、そんなものを晴らして回るほど暇ではない。
思い知らせに来るはずだ、だから反乱が本命だと、信じて疑わなかったのが、宰相の敗因だ。
砂国の男たちは総じて思い込みが激しくて、優先順位が画一的だった。これならば、何度でもひっかけられる。せいぜい新しい世界で、カモの役割を果たしてほしいものだ。

陸に戻ると、宰相を助けに飛び込み、サメを寄せ付けることもなく、遺体を持ち帰ったイリアに、熱狂が吹き付けた。
だが、イリアは、その場で、その熱狂を切った。
海神の力は、シュップに渡してあった。シュップの死により、アミュのちからは海へと帰ったと言い放ったのだ。
どうせいつまでも迷信を曳いてはおけない。
潮の流れと海に沈んだわざとらしい鉄の組み合わせがサメを呼んでいるのだ。
だから、サメ自体は、数百とったぐらいで枯渇したりはしない。
だが、いずれは減っていくだろう。戦が減り、わざとらしい鉄が引き上げられて減ってしまえば、サメもわざわざこんなところに溜まったりしないのだから。
その時にはこの入江は、もう少し綺麗で小魚のゆりかごになるだろう。それはまたそれで良し、だ。
そして、停戦に至る段取りを教えると、当面の軍の指揮をムンドに委ねた。
男性の権威がないと、この国の仕組みは動かない。これからも変わるまい。
イリアは残念ながらこの国が好きではない。
それは許されると思う。

今、戦場になるから疎開させるなどと適当な理由をつけて移動させている、数百人の一群がある。中身は、第一次の移民の希望者。イリアと同じようにこの国自体が好きではない人々だ。ほとんどが女性と彼女らが連れた子供だった。
海民の奴隷になったほうがましだとサメの入江に入るのは、年配の男が多かったことをおもえば、面白いものだ。
この人々を、自由に生きていけるようにすること。それができれば、イリアの仕事はおしまいでいいと思っていた。きっとアミュもそう言ってくれるはずだ。
あれだけのソラニンの芽を飲んだのに、イリアの体はまだ動く。
イリアがたのめば、エラブは協力してくれるだろう。
可能だ。数百人の女性と、その子供たちの自由と生存を作り出すことが。
それを大切なことだ、と思いたい。これが終わるまでリノのそばにいることや、生きていてるふりをすることが、リノに許してもらえる位に大切なことだ、と。
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