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海神系アミュのお誘い
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その更に一年後、海民と砂民は開戦の予感にピリピリしていた。
砂民の国内が大混乱をしていたため、そこへつけ込んで、海民が鉄を強奪しようと考えたのが原因だ。エラブ以外の海民は鉄を持たず、しかも二年という長期にわたってエラブ艦隊は遠征に出かけて戻らない状況下での砂の国の大混乱。
この大混乱は、海民にとってはチャンスであると同時に不思議な現象だった。
従来の砂の国は、宰相を頂点とする鉄壁のヒエラルキーのもと、軍の統制は抜群だった。
だが、ここ1~2年でそれがガタガタになっていた。軍の指揮系統が異常に分断されているのだ。海民と小競り合い程度に刃を交える時でさえ、砂民の軍は動きが悪く、砂民同士がにらみ合ったり同士討ちに陥ったりする有様だ。
海岸のいくつかには、まともに動ける兵が配置されていないポイントすらある。
世代交代か、お家騒動か。
だが、民の暮らし向きは良くなったらしく、砂民のサメの入江へのダイブは急激に減った。いかにもアンバランスだった。
市場には出入りする海民にも、そこそこの情報は入ってくる。砂国宰相とその直下に位置するはずの軍総司令の確執が原因だそうだ。
だが、なぜそれがいつまでも続くのかがわからない。
ガツンとぶつかって、どちらかが叩き伏せられて終で良さそうなものだった。これまでは宰相が必ずそうして勝ってきた。
同じ頃から急激に砂民の支持を集め始めた、海神の使いと呼ばれる女、アミュが問題なのかもしれない。
この女が何者なのか、どちらについているのかなどは全くわからない。
海民が、こんなにも長く本格的な戦を挑まなかったのは、海民の象徴的な存在であるエラブ艦隊が未知の海域に入り、他の海民との連絡が取れなくなったからだ。
もちろんエラブ艦隊は生存している。たまに海民の艦長達にあてた連絡が届くことはある。だが、他の海民側からの連絡を届ける術はなかった。
エラブは、強大な戦力を持つ一方で、今回の戦いの元である鉄を必要としない。
エラブの意向は聞きたいが、現状ではエラブの鉄は海民にいきわたるほどの量ではない。
海民たちは、情報を集めながらジリジリと待っていた。
だが、もうエラブが消えて二年だ。これ以上は待てない。
海民は、海岸に布陣した。当然、当初の布陣にエラブ艦隊の姿はない。
すでに沿岸での小競り合いは始まって、港にははいれなくなった。戦争状態だ。
エラブ以外の海民の基地は貧弱だ。物資の量から考えれば、海民は短期決戦を挑むべきだった。それでも海民が攻めあぐねているのは、たまにアミュという女が前線に出てくると、急激に分断されていたはずの軍が統一されたまともな動きをするからだ。海神の使いを名乗るなら海民の都合を考えやがれと毒つきながらも、アミュの情報収集に追われる。
砂国の軍は機能不全ではあるが、機能がいつ回復するかわからない。これは海民にとって、ひどく作戦が立てにくいものだった。
そんな状態で、開戦はしたものの小競り合いばかりという煮え切らない状況だった。
だが、沿岸と海岸は、ひと月ほどすると大騒ぎになる。
ふらりとしか言いようがない手ごたえのなさで、あっさりとエラブ艦隊が帰ってきたのだ。
外見上、艦の数は減ってはいないようだった。
せっかく土産も持ってきたのになんだ戦中かよと言わんばかりに、遠巻きに布陣に加わる。
積極的に戦に参加するのかどうかがわからない陣取りだった。帰還したばかりで、どれほど物資に余裕があるのかもわからない。
今頃、艦長たちが随分と情報交換と意思疎通に苦労しているだろうと思えるその瞬間、砂民から、最大級の攻撃があった。
信じられない。これまで、砂民の軍は海岸からの大砲の届く範囲から出なかったし、その射程距離は限られたものだった。
海民は、十分に射程距離から離れて布陣していたし、射程距離内には、たとえ 人魚が誘っても入るなと厳命している。
だが奴らは、小舟に大砲を積んで近づいてきたらしいのだ。
信じられない。
大砲は鉄だ。小舟で大砲が運べるはずがない。沈むはずだ。
だが、至近距離で爆発音がして、あっという間に舵や帆や武器がずたずたにされていく。砲撃はなぜだか斜め上に向かい過ぎていて、人的な損耗はほとんど出ていない。
たが、今後の戦略が著しく制限されることは明らかだった。船の素早い移動を阻止し、攻撃力を奪う。戦端を開く意欲ごと戦力が著しく削がれていくが止めようがない。
微妙に距離が遠く暗闇に紛れた小さい的に、海民の攻撃は有効ではなかった。砲撃は、敵の兵が密集していなければ無駄が多い。矢で射るには遠い。それでも何人かは射落としたのに、なぜかサメに食われる風もなく、仲間の小舟が拾っていく。
指揮系統の分断など全く感じさせない、見事な連携だった。
アミュが出たのだと、すぐにわかる。
砂民が新たな武器を持ったことも、アミュさえいれば軍が機能してしまうことも明白だった。
そしてさらなる問題が加わる。
砂民は、エラブを目の敵にしていたはずだ。
鉄でねじ伏せることもできず、船でも果物を収穫する異分子に、何度も暗殺を企ててさえいた。
だが、今回海民を震撼させるような攻撃で、エラブの周りには一切の攻撃が行われなかった。
明確な意思表示と見るしかない。アミュは、エラブに価値を見出しているのだ。
☆
「露骨な避け方だな。イリアか?」
エラブが可能性の一つとして聞いた質問に、リノは確信で答えた。
「イリアだよ。今の攻撃、木砲だ。木で作る大砲。鉄じゃねーから軽くて当たり前。舟に積まなくても木砲だけで浮く。二、三発しかもたないし、今回は弾もサンゴ石とか貝殻の安もんだけどな。ただ、あのやり方だと火薬の方水に強くしなきゃなんねーし、反動の調節が大変なんだ。だから、できるのあいつだけ」
全く。イリアとリノが戦うのは、砂民にとっても海民にとっても避けるべきだろうな、とエラブは思う。
「お前を捨てても、それなりの情は残ったと見える」
エラブがからかうようにリノに言った。
「うるせーよ。簡単に使える薬は全部説明するから、適当に勝っといてくれ。・・・見てくる」
何をとは言わなくても、リノがイリアに会いにいくつもりなのがわかる。
「捨てられ、盗られ、敵対されて。それでも戻るなり砂の国の奥まで見に行くのか」
あきれた奴だと全身で表現するエラブに、リノは目もくれない。
「悪いか」
むしろ舵を強奪してでもすぐに引き返さなかったことを奇跡と思え、とリノは自分の忍耐を絶賛する。
「さてな。年寄りにはわからん」
「しばらく戻らないけど、心配するな。じゃ、行ってくる」
鮫を避け、敵の布陣を避け、宰相の懐までの道のりを、まるで散歩に行くように「行ってくる」か。エラブは苦笑するしかない。大したものだ、俺とパールの息子は。
エラブはその実、イリアがリノよりもムンドを男として選び、ともに船を降りたとは思っていない。
ただ、イリアにはやりたいことができたのだろうと。そう思う。
あの娘も普通ではなかった。
リノは、イリアがほかの男に組み伏せられることを心配して、随分熱心に剣を教えていた。だが、細身で軽い剣を持つようになった途端、リノのほうが上達せざるを得なくなるほど、あっという間にイリアは強くなった。
頭も知識もすごかった。半年もしないあいだに、リノと新しい薬の話ができるようになり、リノの鉄を再生させ、二人で、なんだかんだと新しい発明をしては喜んでいた。同じ瞳の色と輝きをして。
あんな二人をみてイリアに手を出せる男などそうそういない。
それがわからないのは、十六になって、えらく娘として綺麗になったイリアに目がくらみ、焦ってからまわっていた十四のガキ、当のリノぐらいだ。
だが、その分、イリアが自分の力を冷静に見つめるようになれば、色恋沙汰以外で自分の使命を見つけても驚かない。
例えば、砂国を転覆させるような。
二年前の砂国の圧政は、ひどいものだったらしい。
海民の奴隷になれば生き延びられると信じて、サメの入江に入って行く砂民が大量にでた。そして、奇跡的に生きて海民に拾われる者もまたいた。
イリアも何か拾ったのだろう。
自分の力のすべてをたたきつけたくなる何かを。
それがエラブのおおまかな予想だった。
そして、エラブが帰ってくるなり行われた、露骨にエラブを避けたデモンストレーション感満載の攻撃。
イリアはエラブ艦隊に用があるのだ。
ほうっておいてもいずれコンタクトがあるだろうに。リノはそれを待つ気はさらさらないようだった。
砂民の国内が大混乱をしていたため、そこへつけ込んで、海民が鉄を強奪しようと考えたのが原因だ。エラブ以外の海民は鉄を持たず、しかも二年という長期にわたってエラブ艦隊は遠征に出かけて戻らない状況下での砂の国の大混乱。
この大混乱は、海民にとってはチャンスであると同時に不思議な現象だった。
従来の砂の国は、宰相を頂点とする鉄壁のヒエラルキーのもと、軍の統制は抜群だった。
だが、ここ1~2年でそれがガタガタになっていた。軍の指揮系統が異常に分断されているのだ。海民と小競り合い程度に刃を交える時でさえ、砂民の軍は動きが悪く、砂民同士がにらみ合ったり同士討ちに陥ったりする有様だ。
海岸のいくつかには、まともに動ける兵が配置されていないポイントすらある。
世代交代か、お家騒動か。
だが、民の暮らし向きは良くなったらしく、砂民のサメの入江へのダイブは急激に減った。いかにもアンバランスだった。
市場には出入りする海民にも、そこそこの情報は入ってくる。砂国宰相とその直下に位置するはずの軍総司令の確執が原因だそうだ。
だが、なぜそれがいつまでも続くのかがわからない。
ガツンとぶつかって、どちらかが叩き伏せられて終で良さそうなものだった。これまでは宰相が必ずそうして勝ってきた。
同じ頃から急激に砂民の支持を集め始めた、海神の使いと呼ばれる女、アミュが問題なのかもしれない。
この女が何者なのか、どちらについているのかなどは全くわからない。
海民が、こんなにも長く本格的な戦を挑まなかったのは、海民の象徴的な存在であるエラブ艦隊が未知の海域に入り、他の海民との連絡が取れなくなったからだ。
もちろんエラブ艦隊は生存している。たまに海民の艦長達にあてた連絡が届くことはある。だが、他の海民側からの連絡を届ける術はなかった。
エラブは、強大な戦力を持つ一方で、今回の戦いの元である鉄を必要としない。
エラブの意向は聞きたいが、現状ではエラブの鉄は海民にいきわたるほどの量ではない。
海民たちは、情報を集めながらジリジリと待っていた。
だが、もうエラブが消えて二年だ。これ以上は待てない。
海民は、海岸に布陣した。当然、当初の布陣にエラブ艦隊の姿はない。
すでに沿岸での小競り合いは始まって、港にははいれなくなった。戦争状態だ。
エラブ以外の海民の基地は貧弱だ。物資の量から考えれば、海民は短期決戦を挑むべきだった。それでも海民が攻めあぐねているのは、たまにアミュという女が前線に出てくると、急激に分断されていたはずの軍が統一されたまともな動きをするからだ。海神の使いを名乗るなら海民の都合を考えやがれと毒つきながらも、アミュの情報収集に追われる。
砂国の軍は機能不全ではあるが、機能がいつ回復するかわからない。これは海民にとって、ひどく作戦が立てにくいものだった。
そんな状態で、開戦はしたものの小競り合いばかりという煮え切らない状況だった。
だが、沿岸と海岸は、ひと月ほどすると大騒ぎになる。
ふらりとしか言いようがない手ごたえのなさで、あっさりとエラブ艦隊が帰ってきたのだ。
外見上、艦の数は減ってはいないようだった。
せっかく土産も持ってきたのになんだ戦中かよと言わんばかりに、遠巻きに布陣に加わる。
積極的に戦に参加するのかどうかがわからない陣取りだった。帰還したばかりで、どれほど物資に余裕があるのかもわからない。
今頃、艦長たちが随分と情報交換と意思疎通に苦労しているだろうと思えるその瞬間、砂民から、最大級の攻撃があった。
信じられない。これまで、砂民の軍は海岸からの大砲の届く範囲から出なかったし、その射程距離は限られたものだった。
海民は、十分に射程距離から離れて布陣していたし、射程距離内には、たとえ 人魚が誘っても入るなと厳命している。
だが奴らは、小舟に大砲を積んで近づいてきたらしいのだ。
信じられない。
大砲は鉄だ。小舟で大砲が運べるはずがない。沈むはずだ。
だが、至近距離で爆発音がして、あっという間に舵や帆や武器がずたずたにされていく。砲撃はなぜだか斜め上に向かい過ぎていて、人的な損耗はほとんど出ていない。
たが、今後の戦略が著しく制限されることは明らかだった。船の素早い移動を阻止し、攻撃力を奪う。戦端を開く意欲ごと戦力が著しく削がれていくが止めようがない。
微妙に距離が遠く暗闇に紛れた小さい的に、海民の攻撃は有効ではなかった。砲撃は、敵の兵が密集していなければ無駄が多い。矢で射るには遠い。それでも何人かは射落としたのに、なぜかサメに食われる風もなく、仲間の小舟が拾っていく。
指揮系統の分断など全く感じさせない、見事な連携だった。
アミュが出たのだと、すぐにわかる。
砂民が新たな武器を持ったことも、アミュさえいれば軍が機能してしまうことも明白だった。
そしてさらなる問題が加わる。
砂民は、エラブを目の敵にしていたはずだ。
鉄でねじ伏せることもできず、船でも果物を収穫する異分子に、何度も暗殺を企ててさえいた。
だが、今回海民を震撼させるような攻撃で、エラブの周りには一切の攻撃が行われなかった。
明確な意思表示と見るしかない。アミュは、エラブに価値を見出しているのだ。
☆
「露骨な避け方だな。イリアか?」
エラブが可能性の一つとして聞いた質問に、リノは確信で答えた。
「イリアだよ。今の攻撃、木砲だ。木で作る大砲。鉄じゃねーから軽くて当たり前。舟に積まなくても木砲だけで浮く。二、三発しかもたないし、今回は弾もサンゴ石とか貝殻の安もんだけどな。ただ、あのやり方だと火薬の方水に強くしなきゃなんねーし、反動の調節が大変なんだ。だから、できるのあいつだけ」
全く。イリアとリノが戦うのは、砂民にとっても海民にとっても避けるべきだろうな、とエラブは思う。
「お前を捨てても、それなりの情は残ったと見える」
エラブがからかうようにリノに言った。
「うるせーよ。簡単に使える薬は全部説明するから、適当に勝っといてくれ。・・・見てくる」
何をとは言わなくても、リノがイリアに会いにいくつもりなのがわかる。
「捨てられ、盗られ、敵対されて。それでも戻るなり砂の国の奥まで見に行くのか」
あきれた奴だと全身で表現するエラブに、リノは目もくれない。
「悪いか」
むしろ舵を強奪してでもすぐに引き返さなかったことを奇跡と思え、とリノは自分の忍耐を絶賛する。
「さてな。年寄りにはわからん」
「しばらく戻らないけど、心配するな。じゃ、行ってくる」
鮫を避け、敵の布陣を避け、宰相の懐までの道のりを、まるで散歩に行くように「行ってくる」か。エラブは苦笑するしかない。大したものだ、俺とパールの息子は。
エラブはその実、イリアがリノよりもムンドを男として選び、ともに船を降りたとは思っていない。
ただ、イリアにはやりたいことができたのだろうと。そう思う。
あの娘も普通ではなかった。
リノは、イリアがほかの男に組み伏せられることを心配して、随分熱心に剣を教えていた。だが、細身で軽い剣を持つようになった途端、リノのほうが上達せざるを得なくなるほど、あっという間にイリアは強くなった。
頭も知識もすごかった。半年もしないあいだに、リノと新しい薬の話ができるようになり、リノの鉄を再生させ、二人で、なんだかんだと新しい発明をしては喜んでいた。同じ瞳の色と輝きをして。
あんな二人をみてイリアに手を出せる男などそうそういない。
それがわからないのは、十六になって、えらく娘として綺麗になったイリアに目がくらみ、焦ってからまわっていた十四のガキ、当のリノぐらいだ。
だが、その分、イリアが自分の力を冷静に見つめるようになれば、色恋沙汰以外で自分の使命を見つけても驚かない。
例えば、砂国を転覆させるような。
二年前の砂国の圧政は、ひどいものだったらしい。
海民の奴隷になれば生き延びられると信じて、サメの入江に入って行く砂民が大量にでた。そして、奇跡的に生きて海民に拾われる者もまたいた。
イリアも何か拾ったのだろう。
自分の力のすべてをたたきつけたくなる何かを。
それがエラブのおおまかな予想だった。
そして、エラブが帰ってくるなり行われた、露骨にエラブを避けたデモンストレーション感満載の攻撃。
イリアはエラブ艦隊に用があるのだ。
ほうっておいてもいずれコンタクトがあるだろうに。リノはそれを待つ気はさらさらないようだった。
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✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
2022/05/30、エタニティブックスにて一位、本当に有難うございます!
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
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○表紙絵は市瀬雪さまに依頼しました。
(作品シェア以外での無断転載など固くお断りします)
○雪さま
(Twitter)https://twitter.com/yukiyukisnow7?s=21
(pixiv)https://www.pixiv.net/users/2362274
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