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侵入者 七
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「アレクサンダーの方の準備はできたか?」
こちらもかなり苦戦したが、二人の男の太い腕によっておさえつけられ、香油の助けをかりて道具はどうにかアレクサンダーの内におさまった。
「うううう……」
誇りたかい軍人貴族は、この異常なはずかしめに頬を烈火のごとく燃やし、怨嗟の瞳をピロテスに向けてきたが、そんなものでひるむピロテスではない。
「喜ぶがよいシャルロット、おまえの初めての男はアレクサンダーになるのじゃ。これほどの美男なのじゃから、不足はないじゃろう?」
「ああ……」
覆われたシャルロットの目はなにを見ていたか。
「さぁ、始めるがよい。おまえたちの初夜じゃ」
言うやピロテスはのけぞって笑った。どこか人離れして見える。
「ああっ……」
「よ、よせ!」
介添えをする男二人がアレクサンダーの腰を押す。
シャルロットが嗚咽した。
本能的に尚のがれようとするシャルロットの身体を抑える青年の手は、すこしふるえていた。
最初はなかなかうまくいかなかった。
何度かやりなおすことになったが、やがて、アレクサンダーの臀部から突き出す薄紅の道具に、シャルロットの身体が引き寄せられるようにして、二人の身体が密着していく。
「い、いやあぁー……」
シャルロットの、いままでかろうじて純潔をたもっていた花園が蹂躙されていく。
だがそれは犯すアレクサンダーにとっても苦痛と屈辱でしかない。
厳密に言うとアレクサンダーが犯しているわけでもないのだ。むしろアレクサンダー自身も人工の悪魔めいた道具によってシャルロットと同時に犯され蹂躙されていることになるのだ。
アレクサンダーはシャルロットに背を向けているかたちになり、見ようによっては、シャルロットがアレクサンダーに覆いかぶさっているように見える。
こちらもかなり苦戦したが、二人の男の太い腕によっておさえつけられ、香油の助けをかりて道具はどうにかアレクサンダーの内におさまった。
「うううう……」
誇りたかい軍人貴族は、この異常なはずかしめに頬を烈火のごとく燃やし、怨嗟の瞳をピロテスに向けてきたが、そんなものでひるむピロテスではない。
「喜ぶがよいシャルロット、おまえの初めての男はアレクサンダーになるのじゃ。これほどの美男なのじゃから、不足はないじゃろう?」
「ああ……」
覆われたシャルロットの目はなにを見ていたか。
「さぁ、始めるがよい。おまえたちの初夜じゃ」
言うやピロテスはのけぞって笑った。どこか人離れして見える。
「ああっ……」
「よ、よせ!」
介添えをする男二人がアレクサンダーの腰を押す。
シャルロットが嗚咽した。
本能的に尚のがれようとするシャルロットの身体を抑える青年の手は、すこしふるえていた。
最初はなかなかうまくいかなかった。
何度かやりなおすことになったが、やがて、アレクサンダーの臀部から突き出す薄紅の道具に、シャルロットの身体が引き寄せられるようにして、二人の身体が密着していく。
「い、いやあぁー……」
シャルロットの、いままでかろうじて純潔をたもっていた花園が蹂躙されていく。
だがそれは犯すアレクサンダーにとっても苦痛と屈辱でしかない。
厳密に言うとアレクサンダーが犯しているわけでもないのだ。むしろアレクサンダー自身も人工の悪魔めいた道具によってシャルロットと同時に犯され蹂躙されていることになるのだ。
アレクサンダーはシャルロットに背を向けているかたちになり、見ようによっては、シャルロットがアレクサンダーに覆いかぶさっているように見える。
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