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名花蹂躙 七
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「ああ!」
低俗なポルノそのもののような陋劣きわまりない光景が展開する。
「こ、こないで! こないでちょうだい!」
断末魔のような悲鳴をあげ、シャルロットの全身がこわばったのが目に見えるようにあきらかだ。
だが、アレシアの手は言葉とはうらはらに緩いものだった。
「あ……ああ」
けっして力まかせで挿入するような真似はせず、じっくりと、丁寧に、ゆっくりと、先端を可憐な花びらにあてがい、かすかに動かすに過ぎない。
アレシアという人間は、激しやすい性格にみえて、仕事では感情をおさえることができ、切り替えも早いようだ。
「ああ……、あっ、ああっ!」
シャルロットの花園を道具で弄りながら、もう片方の右手で、臀部を撫であげる。
シャルロットは首を左右に振った。
けっして急がず、入口付近で、まるでシャルロットの許しが出るまで待つように根気よくいたぶる。
「う……うう!」
シャルロットの額にうっすら玉の汗が光る。
掻痒感は、今や痛痒感に変じようとしているようだ。
それを察しているはずなのに、アレシアは空とぼけて言う。
「どうだい? 痒いのはおさまったかい、お嬢さん?」
「ああ……」
「おや、どうしたんだい? まだ痒いのかい?」
「や……、やめ……」
「ほほほほ。まだ物足りないかい? それじゃ、もう少し入れてみるかい?」
「い、いや……」
シャルロットの頬をながれる滴りが燦然と輝いて、この嬲り絵図に一抹の哀愁を感じさせる。
「さぁ、どうだい、お嬢さん? もう痒いのはおさまったかい? おさまったのなら、止めるとするかい?」
「ああっ!」
今まで以上に悲痛な声がシャルロットの愛らしい唇からもれたとき、アレクサンダーが身じろぎしたのをピロテスはさとった。
「どうじゃ? 女の身体がどういうものか少しはわかったかぇ? 良家の令嬢だとて、十七、八の乙女だとて、ああなるものなのじゃ」
低俗なポルノそのもののような陋劣きわまりない光景が展開する。
「こ、こないで! こないでちょうだい!」
断末魔のような悲鳴をあげ、シャルロットの全身がこわばったのが目に見えるようにあきらかだ。
だが、アレシアの手は言葉とはうらはらに緩いものだった。
「あ……ああ」
けっして力まかせで挿入するような真似はせず、じっくりと、丁寧に、ゆっくりと、先端を可憐な花びらにあてがい、かすかに動かすに過ぎない。
アレシアという人間は、激しやすい性格にみえて、仕事では感情をおさえることができ、切り替えも早いようだ。
「ああ……、あっ、ああっ!」
シャルロットの花園を道具で弄りながら、もう片方の右手で、臀部を撫であげる。
シャルロットは首を左右に振った。
けっして急がず、入口付近で、まるでシャルロットの許しが出るまで待つように根気よくいたぶる。
「う……うう!」
シャルロットの額にうっすら玉の汗が光る。
掻痒感は、今や痛痒感に変じようとしているようだ。
それを察しているはずなのに、アレシアは空とぼけて言う。
「どうだい? 痒いのはおさまったかい、お嬢さん?」
「ああ……」
「おや、どうしたんだい? まだ痒いのかい?」
「や……、やめ……」
「ほほほほ。まだ物足りないかい? それじゃ、もう少し入れてみるかい?」
「い、いや……」
シャルロットの頬をながれる滴りが燦然と輝いて、この嬲り絵図に一抹の哀愁を感じさせる。
「さぁ、どうだい、お嬢さん? もう痒いのはおさまったかい? おさまったのなら、止めるとするかい?」
「ああっ!」
今まで以上に悲痛な声がシャルロットの愛らしい唇からもれたとき、アレクサンダーが身じろぎしたのをピロテスはさとった。
「どうじゃ? 女の身体がどういうものか少しはわかったかぇ? 良家の令嬢だとて、十七、八の乙女だとて、ああなるものなのじゃ」
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