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118、お願いなので結婚してください (1) *
しおりを挟む「キャアッ!」
太いモノがいきなりズン!と子宮まで突き当たり、腰が砕けるような衝撃と、意識がトびそうなくらいの快感が背中を突き抜けた。
達したばかりのナカに天馬の立派な滾りは刺激が強すぎる。既に肉壁がビクンビクンと痙攣している。
「うぁっ!千切れそうだ……凄いな…楓花、いつもより感じてる?」
「そんなの……分から……ああっ!」
--ダメ……こんなの…気持ち良すぎて……。
頭が沸騰して何も考えられない。
もう限界なはずなのに、下から天馬に小刻みに突き上げられると、愛液を溢れさせ、喜びの声をあげてしまう。
「いやっ、あっ!……あん!ああっ!」
「嫌じゃないだろ。こんなにギュンギュン締めつけといて。……ほら、自分でも動いて」
天馬に腕を取られ、その太い首にしがみ付いた。ギュッと抱きしめられると天馬の肌で乳首が擦れ、先端からジンジンと痺れが広がっていく。
痼ってきたそこをペロリと舐められると、ゾクッとして喉を晒した。
言われるままにゆるゆると腰を動かすと、天馬がその動きに合わせ、同じように腰を回す。
2人の動きがシンクロしながら速度を増して行くと、ナカの天馬自身が益々グンと大きくなり、内側から膣壁を押し上げてくる。イイところが擦られてゾクゾクしてくる。
「あっ……なんかクる……もう…もうっ……!」
「もう少し頑張って。今日は一緒にイきたいから」
「でも……あっ……ああっ……」
「分かった……俺も一緒に……イくからっ!」
言いながら楓花の腰を抱え、下からズンッ!と激しく突き上げる。
「イヤぁあっ!」
お湯が大きく波打ち、ザバンと溢れていった。
ズンッ! もう一回。
「ああっ、駄目ぇ!」
「俺もっ……もう……」
「イヤっ!ああっ、ああー-っ!」
「楓花っ……俺も……イくからっ!」
後はひたすら激しいピストン運動で攻められると、楓花は背中を大きく仰け反らせ、何度目かの絶頂を迎えた。同時に天馬の動きも止まり、楓花を抱きしめながら腰を押し付ける。
楓花の内側がビクンビクンと痙攣するたびにナカで天馬の漲りもビュッ、ビュクッと跳ね、何度かに分けて精を吐き出した。
お互いの身体をキツく抱きしめ合い、拍動を感じながら、甘い余韻に浸る。
荒い息が収まるのを待って漸くお互いの身体を離すと……天馬がギョッとして楓花を見た。
「楓花っ!」
天馬の腕の中で楓花がグッタリしている。のぼせたのだろう。顔が真っ赤だ。
--マズい!
天馬は慌てて楓花を抱え上げベッドに向かうと、白いシーツの上に彼女をゆっくり横たえた。
冷蔵庫からボトルの水を取り出し、キャップを開けて中身を口に含むと、楓花の顎を上げ口移しでそれを与える。
コクリ……と楓花の喉が動いた。もう一度水を口に含み口移しする。
「楓花?!」
フッ……と楓花の瞼が開き、大きく胸が上下した。大きく深呼吸するのを見て、漸く天馬も息を吐いた。
「楓花、俺が分かるか?」
「あれっ? 私また……気絶してた?」
「今回のはお風呂でのぼせたんだ。ごめん、俺がしつこくしたからだ」
ベッドの隅に腰を下ろし、楓花の額に水のボトルを充てながら申し訳なさそうに眉尻を下げると、楓花がフルフルと首を横に振る。
「違うよ、天馬のせいじゃない。なんだか気持ち良すぎて……いつもより興奮しちゃったんだね、恥ずかしい」
そう言って楓花が火照った頬に両手を当てた途端、今度は天馬が右手を口に当て、真っ赤な顔になる。
「えっ、ちょっと、天馬も顔が赤いよ。首を冷やすとかしたほうがいいんじゃない?」
「いやっ……大丈夫だ。それより、気持ち……興奮って……」
「天馬?」
「く~っ! もう辛抱たまらんっ!」
天馬はおもむろに立ち上がると、脱衣所からバスタオルやバスローブ、ドライヤーを持って来てベッドの上に並べ出した。
楓花の背中を支えてゆっくり起こすと、バスタオルで全身を丁寧に拭き、バスローブを着させる。
「はい、袖に腕を通して。次はこっち側」
前を合わせて腰で紐を結んでやると、今度はドライヤーの電源を入れて髪を乾かし始める。
至れり尽くせりだ。
「はい、つかまって」
「えっ?……きゃっ!」
髪を乾かし終わると再びお姫様抱っこ。
わけが分からず目を丸くしていると、窓際まで連れて行かれ足からゆっくりと下ろされた。
夜景の輝く大きなガラス窓の前に立つと、向かいあって見つめ合う。
「楓花……」
天馬が楓花の両手を取って口づけた。長い睫毛を伏せ、そのまま暫く唇を押し当てたままでいる。
「天馬?」
だけど天馬は何も語らず、手の甲から漸く唇を離すと、手を繋いだまま楓花の瞳を見つめている。
「……楓花」
数秒後に聞こえてきたのは、妙に緊張した 掠れ声。
天馬の喉仏がゴクッと動いた。
そして……
「楓花さん……俺と……僕と……結婚して下さい!」
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