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71、最高の誕生日に最高の快感を (4) *
しおりを挟む一瞬だけ冷んやりとした感覚があって、直後にツプッと指が挿し入れられたのが分かった。
元々十分に濡れていたところにゼリーの働きも加わって、冬馬の指があっさり奥まで入って行く。
ーーあっ……。
指が1本加えられて、2本の指の腹で上壁のザラついた部分を擦られた。
「ああっ!」
ゾクゾクっと甘い痺れが走って、無意識に腰を浮かせてしまう。
指はヌルヌルと抽送を繰り返し、時々グルリと中を押し広げ、隘路を解していく。
「3本入れたよ」
コクコクと頷いた。言われるまでもなく、中の圧迫感ですぐに分かった。
3本ならもう何度か経験しているし、十分に濡れた中は抵抗なく受け入れている。
ジュボジュボと湿度の高い音を響かせながら、快感の波がジワジワと広がっていくのを感じていた。
「あ……イい……なんか…来ちゃう」
「気持ちいい? イきそう?」
「うん……もう………あっ!」
「4本……」
ゼリーが足されたんだろう。
またしても冷やっとして、その直後に中から押し広げられるような感覚。
天馬が口にした通り、4本目が挿入されたのだ。
「う………ふぅ……」
「痛くない?」
「ちょっと……苦しいけど…だいじょ……ぶ」
「ゆっくり動かすから。痛かったら言って」
「ん……」
天馬は親指で蕾をグリグリ捏ねながら、中の指をゆっくりと出し入れし始めた。
グチュ……グチュッ……
指の動きに合わせて水っぽい音もゆっくりと聞こえて来る。
隘路をギチギチに埋めた指がイいところを擦るたびにゾワッと刺激され、甘い声が喉から漏れる。
「ああっ! イい、イイ!凄い!……」
「ああ、凄く感じてるな。奥からどんどん溢れてヌルヌルになってるからすぐに分かる。4本咥えてこんなに感じて……いやらしい身体になったな」
中で指がグルッと回転して内側の壁全体を擦り上げた。
「ああっ、ああっ!嫌っ、駄目!」
「いいよ、思いっきりイって」
直後に花芯に生暖かい感触があって、ペロペロと舐められた。
同時に中の指が激しく抽送を繰り返す。
「嘘っ!そんな……あっ!」
中と外から同時に攻められ、快感が一気に高まる。腰が浮き、ガクガクと揺れる。
ーーもう……もうイっちゃ……
ジュルッ、チューッ……
ザラリと壁を撫でられ、蕾を吸い上げられた。
「ああっ、あーーーっ!」
楓花が一層高い声を上げると、目の前が真っ白になった。
背中が反り上がり、腰が大きくビクンと跳ねて、花弁と蕾が同じタイミングでピクピク痙攣を始める。
ズルリと指が抜かれると、中に籠もっていた熱が急激に離れて呼吸が楽になる。
だけどまだソコは絶頂を迎えた後の余韻がジワジワと残っていて、敏感になっている。少しでも触れられたら飛び上がってしまいそうだ。
「楓花……」
「……ん?」
「挿れるよ」
ーーあ……
天馬が避妊具の箱を手に取って、背中を向けた。ガサガサと音がしているから、きっと装着しているんだろう。
ーーいよいよ本当に……天にいと結ばれちゃうんだ。
予想通り、こちらを向いた天馬の漲りには薄いゴムが被せられていた。その中にあるモノは既に赤黒く血管を浮き上がらせ、ビクンビクンと揺れている。
天馬は2本の指にゼリーを大量に垂らし、もう一度中をグルリと掻き回した。少しでも痛みを和らげてあげようとする彼の配慮なんだろう。
「楓花、今から楓花の中に俺が入るよ」
天馬はその手で自分の漲りにもゼリーを纏わせてから、楓花の蜜口にゆっくりと腰を沈めていった。
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