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32 Playtime night 3
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目が、マスターの手元から離せない。
「低温蝋燭だから火傷することはないよ。ほら、大丈夫」
手に持った蝋燭を傾かせ、反対の手のひらで蝋を手に受け止める。
手の中に真っ赤な蝋燭が溜まっていく、あり得ない光景。
そしてマスターは受け止めた掌を傾けーー。
「………っ!!」
「goodboy。初めてなのによく耐えたね」
晶の腹の上に、リボンと同じ真っ赤な蝋が広がった。
すぐに固まった蝋。
肌に張り付いたそれを、マスターの爪が無造作に引き剥がす。
熱さはほんの一瞬。
痛みよりも恐怖で凍りついた身体に、再びの蝋が落る。
今度は蝋燭からダイレクトに落とされ、肌の上に張り付く蝋。
先程よりも下腹部のリボンに近い位置。
根本を縛るリボンの端に蝋がくっつき、ぴったりと肌に縫い付けられる。
「………怖い?」
「はい」
「正直だな、晶は」
未知の行為に恐怖を感じるのは人として当然のこと。
「だが、耐えられるね?」
「ーーはい」
「目を瞑ってはいけないよ」
「………はい」
むしろ、マスターが見えなくなる方が辛いのだから重症だ。
マスターの為ならば、何だって耐えて見せる。
「look」
頭を下に向けられ、自らの根本に蝋が落とされる瞬間を間近で見た。
「…………!!」
「ふふ……。可愛い帽子になったね」
鬼頭のてっぺんの小さな穴を覆う蝋。
これでは射精することも敵わない。
それよりも驚くべきは、こんな仕打ちをされてもなお、その昂りを失うことのない自分自身だ。
「リボンが辛そうだね?晶」
「マスター……」
「まだ動いてはいけないよ。さぁ、次のお願いをしよう。
………自分でその蝋を剥がして、こう言うんだ。《もう一度お願いします》と」
勿論、射精する事は許されない。
「もう一度……お願いします」
「goodboy。さぁ、続きだ」
繰り返される行為に、体の中に熱だけがどんどん溜まっていく。
吐き出せないマグマに身を焼かれる晶を、満足げな瞳で見下ろすマスター。
傀儡師に操られる人形のような晶は、いまだ萎えない根本の昂りから先走りを漏らし、ベッドに倒れ伏したまま。
シーツには、繰り返された行為の名残として真っ赤な蝋が散らばり、晶の肌にもまだ、剥がしきれない蝋が点々と残されている。
それでも尚、マスターの許しは出ない。
「もう一度」
「どうか私を……躾けてください」
無慈悲な命令は、なおも続いた。
「低温蝋燭だから火傷することはないよ。ほら、大丈夫」
手に持った蝋燭を傾かせ、反対の手のひらで蝋を手に受け止める。
手の中に真っ赤な蝋燭が溜まっていく、あり得ない光景。
そしてマスターは受け止めた掌を傾けーー。
「………っ!!」
「goodboy。初めてなのによく耐えたね」
晶の腹の上に、リボンと同じ真っ赤な蝋が広がった。
すぐに固まった蝋。
肌に張り付いたそれを、マスターの爪が無造作に引き剥がす。
熱さはほんの一瞬。
痛みよりも恐怖で凍りついた身体に、再びの蝋が落る。
今度は蝋燭からダイレクトに落とされ、肌の上に張り付く蝋。
先程よりも下腹部のリボンに近い位置。
根本を縛るリボンの端に蝋がくっつき、ぴったりと肌に縫い付けられる。
「………怖い?」
「はい」
「正直だな、晶は」
未知の行為に恐怖を感じるのは人として当然のこと。
「だが、耐えられるね?」
「ーーはい」
「目を瞑ってはいけないよ」
「………はい」
むしろ、マスターが見えなくなる方が辛いのだから重症だ。
マスターの為ならば、何だって耐えて見せる。
「look」
頭を下に向けられ、自らの根本に蝋が落とされる瞬間を間近で見た。
「…………!!」
「ふふ……。可愛い帽子になったね」
鬼頭のてっぺんの小さな穴を覆う蝋。
これでは射精することも敵わない。
それよりも驚くべきは、こんな仕打ちをされてもなお、その昂りを失うことのない自分自身だ。
「リボンが辛そうだね?晶」
「マスター……」
「まだ動いてはいけないよ。さぁ、次のお願いをしよう。
………自分でその蝋を剥がして、こう言うんだ。《もう一度お願いします》と」
勿論、射精する事は許されない。
「もう一度……お願いします」
「goodboy。さぁ、続きだ」
繰り返される行為に、体の中に熱だけがどんどん溜まっていく。
吐き出せないマグマに身を焼かれる晶を、満足げな瞳で見下ろすマスター。
傀儡師に操られる人形のような晶は、いまだ萎えない根本の昂りから先走りを漏らし、ベッドに倒れ伏したまま。
シーツには、繰り返された行為の名残として真っ赤な蝋が散らばり、晶の肌にもまだ、剥がしきれない蝋が点々と残されている。
それでも尚、マスターの許しは出ない。
「もう一度」
「どうか私を……躾けてください」
無慈悲な命令は、なおも続いた。
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