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Chapter-05
Log-083【煙霞の鉄城】
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明朝。空は薄暗い曇天、触れれば溶ける粉雪が舞っていた。
ゴドフリーを筆頭として、アレクシア、イングリッド、エレイン、レギナ、サムと、五名のマフィア構成員、そしてフードを目深に被った小柄な人物一人を含めた一行。暗色の分厚い外套を身にまとい、粉雪の舞う、情緒に乏しい道のりを進む。次第に、セプテムの首都中央に位置する城塞が眼前に迫ってきた。
城壁から城そのものまで、目に見える全てが金属製。其処彼処に設けた煙突から蒸気が湧き立ち、まるで霞を纏うが如き様は、俗に“煙霞の鉄城”と呼ばれる。城の中心から堆く伸びた天守に至っては、地上からでは霞み掛かって判然としない。だが、天守側からは、透視魔術を用いることで、視界の確保が可能だった。都市規模の機械化が招いた大気汚染を逆手に取り、名実共に“煙霞の鉄城”となっている。対人の戦がない現代では、無用の長物となっているが。
一行は、見上げるほど高く聳える、城壁の門前へと足を運ぶ。そこに構えた衛兵の男が、険しい表情で歩み寄り、ゴドフリーに対して詰問を始めた。
「……貴様、闇市場の頭取、ゴドフリー・アナンデールか」
「如何にも」
裏社会の長として名の通ったゴドフリーの顔は、その筋に明るくはなくとも、上層はおろか兵卒ですら認知していた。如何に主君ボブロフがその界隈に寛容であろうと、衛兵の男が身構えてしまうのは当然至極。男の顔が、更に険しさを増していく。
「現在、王より厳戒体制が敷かれているのは分かっているな? 昨日の都市全域を襲った異変、貴様の耳にも届いているはずだ」
「無論」
ゴドフリーの間を置かない返答に、鞘を握る衛兵の男の手に自然と力が入る。アクセルがもたらした昨日の一件に対し、既に政府機関は厳戒体制を敷いていた。当然、国民には伏せられているが、そもそも政府機関が実情を把握できていないことが何よりも問題だった。
如何に主君であるボブロフが闇市場を容認し互恵関係にあるとは言え、暴力と権謀術数が渦巻く世界の頂点に君臨する男を、おいそれと看過するわけにはいかなかった。何よりも、昨日の一件が、この男の仕業ではない確証がないからだ。
「では、何用だ」
「勇者を捕らえた。王に面会させてもらおう」
衛兵は目を見開いた。まさかこの男の口から、勇者などという平和を象徴する言葉を――何よりも、セプテム政府が容認していない存在の名を発するとは。
ゴドフリーは、隣でフードを被り手錠を嵌めた人間を衛兵に差し向ける。背後からフードを剥ぐと、そこには無数の青痣と切傷を湛えて、口や額から血を流す――ウルリカの顔が現れた。伏せた瞳は沈んだ色に濁り、皮膚は血色を失い、髪は激しく振り乱れていた。誰の目にも、無残な姿の少女だと映るだろう。
「……これが、勇者だと? 貴様、俺を馬鹿にして――」
ゴドフリーは衛兵の激昂を遮り、一つの懐中時計と一枚の文書を眼前に掲げた。呆気に取られる衛兵だったが、その顔は見る見る内に歪んでいく。
懐中時計の背面には、ローエングリン家の紋章と共にウルリカの名が刻印されていた。それは当然、当家の当人以外が所有することは許されない代物。
そして文書の方には、政府機密の証として“機密”の判と共に、見出しには『三国間次代勇者選定資料』と記されていた。本文には勇者としての誓約が列挙され、資料末尾の署名欄には“ウルリカ・ローエングリン”と達筆で記名されている。承認印欄にはセプテムを除く二カ国が認可していた。決して世に出回ることのない、出回ってはいけない公文書だった。
「貴様……! この文書をどこで手に入れたッ!」
衛兵は遂に抜刀する。氷点下二十度ほどの寒気にも関わらず、額に滝のような汗をかいていた。なぜなら、仮にこの機密文書をゴドフリーが不正入手していた場合、国際刑事事件として逮捕する必要が出てくるからだ。その上、万が一にも市民に漏出すれば、国家責任問題へと発展しかねない。この状況下での最良の判断は、可及的速やかにゴドフリーら一行を捕捉すること。
だが、ゴドフリーは動じることもなく、たった一言発した。
「こいつからだ」
ゴドフリーが指し示した者は、眼前に佇むウルリカ。勇者本人が犯罪に手を染めていた、ということ。セプテムの法に照らし合わせれば、二重の意味で重罪となる。つまり、極刑に値する。
「事実はどうあれ、女はこの場で拘束させてもらう。その文書も没収させてもらおう」
「こいつと文書の処分は貴様らに任せる。だが、首魁の譲渡は、王との面会が条件だ。俺とボブロフとの約束事だったはずだが?」
「何を、馬鹿な……」
衛兵が言葉を吐き捨てる。ゴドフリーに終始踊らされ、処分にまごついていると、衛兵の背後にある城門に併設された門屋から、黒い外套を纏った大柄な一人の男が現れた。それに気づかない衛兵の、その至近にまで迫り、その男は淡々と口を開いた。
「奴らを通せ。宰相の命だ」
それは重く鈍く、氷雪よりも冷たい声色。衛兵は驚愕した顔を湛えて、すぐさま振り返りざまに頭を垂れた。
「ネストル……様……!」
ゴドフリーは男に視線を移し、問うた。
「貴様は?」
「公安情報局所属、名をネストル。アナンデール家当主ゴドフリー、貴様のことは把握している」
「クックック、犬か。なら当然だろうよ」
宰相直属の政府機関である公安情報局に所属する、ネストルと名乗る男。鷹派が多数を占めるセプテムの政府機関において、公安情報局は最も武闘派と呼ばれている。主な役割は国家を害する可能性に対する監視と情報収集、そして直接干渉。要するに、機密任務を担う諜報部隊だった。
ゴドフリーの皮肉にも表情すら変えない、ネストルという鉄面皮の男は、衛兵の男に対して淡々とした口調で、開門を命令する。当然、ゴドフリーらに対する疑念が拭えていないにも関わらず、城内進入を許そうとするネストルに対し、衛兵は戸惑った。だが、その煮え切らない態度に、ネストルは腰に携えたホルスターから、一丁の拳銃を取り出し、
「開けろ、と言ったはずだが?」
銃口を差し向けながら、冷淡に告げた。これには思わず、衛兵から微かな悲鳴が漏れ、仰け反った拍子に尻餅をついてしまう。忙しなく、逃げるように、門屋へと駆けていった。その直後、ガコンッ、というレバーを引く音が鳴ると、駆動音を立てながら、城門が金属音の擦れるとともに開かれていく。城門の先、城壁の内側には、降り積もった雪の合間から覗くコンクリートの舗装路が、城を望む丘の上まで伸びていた。口を開くこともなく、ネストルは先行してゴドフリーら一行を牽引した。
黙々と進む一行。ただ風を切る音と、雪を踏みしだく音だけが鼓膜を震わせる。城壁内は殺風景極まりなく、草木はおろか飾り立てる造形物すら存在しない。それはまるで牢獄の如く。質素と言えば聞こえは良いが、その様相は禍々しさすら感じるほどに閉塞的だった。あたかも、笑みを湛えることさえ許されないほどに、一輪の花を添えることさえ憚られるほどに。
そんな状況下で、ふと、ゴドフリーが妙なことを呟く。
「蝋は足りているか」
それは、誰かに語り掛けるわけでもなく、まるで独り言のように。そして、その言葉に答えたのは、意外にも、先頭を歩くネストル。
「左右に四本、灯したるは最奥のマイノリティ。西の風が灯籠を沈めるだろう」
背を向けたまま呟く。その言葉が何を意味するのか、それを問うことは誰にもできなかった。その後、二人が口を開くことはなく、再びの寂寞に身を委ねながら、一行はネストルの背中を追った。
ゴドフリーを筆頭として、アレクシア、イングリッド、エレイン、レギナ、サムと、五名のマフィア構成員、そしてフードを目深に被った小柄な人物一人を含めた一行。暗色の分厚い外套を身にまとい、粉雪の舞う、情緒に乏しい道のりを進む。次第に、セプテムの首都中央に位置する城塞が眼前に迫ってきた。
城壁から城そのものまで、目に見える全てが金属製。其処彼処に設けた煙突から蒸気が湧き立ち、まるで霞を纏うが如き様は、俗に“煙霞の鉄城”と呼ばれる。城の中心から堆く伸びた天守に至っては、地上からでは霞み掛かって判然としない。だが、天守側からは、透視魔術を用いることで、視界の確保が可能だった。都市規模の機械化が招いた大気汚染を逆手に取り、名実共に“煙霞の鉄城”となっている。対人の戦がない現代では、無用の長物となっているが。
一行は、見上げるほど高く聳える、城壁の門前へと足を運ぶ。そこに構えた衛兵の男が、険しい表情で歩み寄り、ゴドフリーに対して詰問を始めた。
「……貴様、闇市場の頭取、ゴドフリー・アナンデールか」
「如何にも」
裏社会の長として名の通ったゴドフリーの顔は、その筋に明るくはなくとも、上層はおろか兵卒ですら認知していた。如何に主君ボブロフがその界隈に寛容であろうと、衛兵の男が身構えてしまうのは当然至極。男の顔が、更に険しさを増していく。
「現在、王より厳戒体制が敷かれているのは分かっているな? 昨日の都市全域を襲った異変、貴様の耳にも届いているはずだ」
「無論」
ゴドフリーの間を置かない返答に、鞘を握る衛兵の男の手に自然と力が入る。アクセルがもたらした昨日の一件に対し、既に政府機関は厳戒体制を敷いていた。当然、国民には伏せられているが、そもそも政府機関が実情を把握できていないことが何よりも問題だった。
如何に主君であるボブロフが闇市場を容認し互恵関係にあるとは言え、暴力と権謀術数が渦巻く世界の頂点に君臨する男を、おいそれと看過するわけにはいかなかった。何よりも、昨日の一件が、この男の仕業ではない確証がないからだ。
「では、何用だ」
「勇者を捕らえた。王に面会させてもらおう」
衛兵は目を見開いた。まさかこの男の口から、勇者などという平和を象徴する言葉を――何よりも、セプテム政府が容認していない存在の名を発するとは。
ゴドフリーは、隣でフードを被り手錠を嵌めた人間を衛兵に差し向ける。背後からフードを剥ぐと、そこには無数の青痣と切傷を湛えて、口や額から血を流す――ウルリカの顔が現れた。伏せた瞳は沈んだ色に濁り、皮膚は血色を失い、髪は激しく振り乱れていた。誰の目にも、無残な姿の少女だと映るだろう。
「……これが、勇者だと? 貴様、俺を馬鹿にして――」
ゴドフリーは衛兵の激昂を遮り、一つの懐中時計と一枚の文書を眼前に掲げた。呆気に取られる衛兵だったが、その顔は見る見る内に歪んでいく。
懐中時計の背面には、ローエングリン家の紋章と共にウルリカの名が刻印されていた。それは当然、当家の当人以外が所有することは許されない代物。
そして文書の方には、政府機密の証として“機密”の判と共に、見出しには『三国間次代勇者選定資料』と記されていた。本文には勇者としての誓約が列挙され、資料末尾の署名欄には“ウルリカ・ローエングリン”と達筆で記名されている。承認印欄にはセプテムを除く二カ国が認可していた。決して世に出回ることのない、出回ってはいけない公文書だった。
「貴様……! この文書をどこで手に入れたッ!」
衛兵は遂に抜刀する。氷点下二十度ほどの寒気にも関わらず、額に滝のような汗をかいていた。なぜなら、仮にこの機密文書をゴドフリーが不正入手していた場合、国際刑事事件として逮捕する必要が出てくるからだ。その上、万が一にも市民に漏出すれば、国家責任問題へと発展しかねない。この状況下での最良の判断は、可及的速やかにゴドフリーら一行を捕捉すること。
だが、ゴドフリーは動じることもなく、たった一言発した。
「こいつからだ」
ゴドフリーが指し示した者は、眼前に佇むウルリカ。勇者本人が犯罪に手を染めていた、ということ。セプテムの法に照らし合わせれば、二重の意味で重罪となる。つまり、極刑に値する。
「事実はどうあれ、女はこの場で拘束させてもらう。その文書も没収させてもらおう」
「こいつと文書の処分は貴様らに任せる。だが、首魁の譲渡は、王との面会が条件だ。俺とボブロフとの約束事だったはずだが?」
「何を、馬鹿な……」
衛兵が言葉を吐き捨てる。ゴドフリーに終始踊らされ、処分にまごついていると、衛兵の背後にある城門に併設された門屋から、黒い外套を纏った大柄な一人の男が現れた。それに気づかない衛兵の、その至近にまで迫り、その男は淡々と口を開いた。
「奴らを通せ。宰相の命だ」
それは重く鈍く、氷雪よりも冷たい声色。衛兵は驚愕した顔を湛えて、すぐさま振り返りざまに頭を垂れた。
「ネストル……様……!」
ゴドフリーは男に視線を移し、問うた。
「貴様は?」
「公安情報局所属、名をネストル。アナンデール家当主ゴドフリー、貴様のことは把握している」
「クックック、犬か。なら当然だろうよ」
宰相直属の政府機関である公安情報局に所属する、ネストルと名乗る男。鷹派が多数を占めるセプテムの政府機関において、公安情報局は最も武闘派と呼ばれている。主な役割は国家を害する可能性に対する監視と情報収集、そして直接干渉。要するに、機密任務を担う諜報部隊だった。
ゴドフリーの皮肉にも表情すら変えない、ネストルという鉄面皮の男は、衛兵の男に対して淡々とした口調で、開門を命令する。当然、ゴドフリーらに対する疑念が拭えていないにも関わらず、城内進入を許そうとするネストルに対し、衛兵は戸惑った。だが、その煮え切らない態度に、ネストルは腰に携えたホルスターから、一丁の拳銃を取り出し、
「開けろ、と言ったはずだが?」
銃口を差し向けながら、冷淡に告げた。これには思わず、衛兵から微かな悲鳴が漏れ、仰け反った拍子に尻餅をついてしまう。忙しなく、逃げるように、門屋へと駆けていった。その直後、ガコンッ、というレバーを引く音が鳴ると、駆動音を立てながら、城門が金属音の擦れるとともに開かれていく。城門の先、城壁の内側には、降り積もった雪の合間から覗くコンクリートの舗装路が、城を望む丘の上まで伸びていた。口を開くこともなく、ネストルは先行してゴドフリーら一行を牽引した。
黙々と進む一行。ただ風を切る音と、雪を踏みしだく音だけが鼓膜を震わせる。城壁内は殺風景極まりなく、草木はおろか飾り立てる造形物すら存在しない。それはまるで牢獄の如く。質素と言えば聞こえは良いが、その様相は禍々しさすら感じるほどに閉塞的だった。あたかも、笑みを湛えることさえ許されないほどに、一輪の花を添えることさえ憚られるほどに。
そんな状況下で、ふと、ゴドフリーが妙なことを呟く。
「蝋は足りているか」
それは、誰かに語り掛けるわけでもなく、まるで独り言のように。そして、その言葉に答えたのは、意外にも、先頭を歩くネストル。
「左右に四本、灯したるは最奥のマイノリティ。西の風が灯籠を沈めるだろう」
背を向けたまま呟く。その言葉が何を意味するのか、それを問うことは誰にもできなかった。その後、二人が口を開くことはなく、再びの寂寞に身を委ねながら、一行はネストルの背中を追った。
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