80 / 143
第三部 青年編
第十回
しおりを挟む
ウーラ要塞。
オダキソフィアの北東10キロほど先にある、ツッチ地方の大きな城塞だ。南北が西のイシオキア山地から流れて来る川に囲まれ、東は海側までずっと広がる、カスミール大湿地帯と隣接している。
元々はツッチ=ウーラという湿地沿いの城市であったが、400年程前に街を南に移して一大軍事拠点に造り替えた。西の山岳と東の湿地、南北の川に目をつけた時の皇帝が命じたのだ。
要塞はカントニア最高の築城技師が縄張りを決め、工事を監督した。東の鉄壁の城塞都市・オーシタニア城を設計した人物でもあった。
それだけではない。その人物はウーラの前にヒッターチの衛星国ともいえるウマヤーノに、いくつも名城を設計して皇帝の信頼を得ていたのだ。
そして出来あがったのは3重の城壁に囲まれた金城湯池。石造りの帝都の東の守護神であった。その設計者はさらに南北の川の向こう岸に、いくつも砦や防塁を設けることを提案した。
要塞の周囲はあちこちに有刺鉄線が張り巡らされ、堅固なセメント造りのトーチカがいくつも造られた。しかも収容の想定は5万の兵。兵糧庫も充実しており、1年2年は絶対に持たせるとその築城技師は豪語した。
「湿地帯はツックバーの水軍がなんとかするずら。まあたぶん、船いくさが得意な連中だから敵国に抜く様な真似はさせねえだろうけど」
「ついでながらイシオキアにもかってえ城を置くべきずらよ。あっちは険しいけど山岳戦が得意な奴らを差し向けられたら、まさかこんなことに、っちゅう事態になるかもしれねえ」
大体そんなことを言っていた、とクリスタは語った。ぼいんぼいんでたわわなおっぱいをちゅうちゅうとむさぼる男2人の頭を撫でながらだ。
「何者でござる?」
イズヴァルトが尋ねた。全く思い当たらなかったからだ。
「おらの故郷のニラッサの郷にいる、ミレイユ=キョーライさんずら」
「ミレイユ=キョーライ……そのう、まさかでござるが?」
イズヴァルトは頭を抱えた。まさか、ホーデンエーネンでも数々の名城を設計した人物の作だとは。ウーラ要塞が。
「まいったでござる。そんなのに籠られたら、たまったものではないでござるよ……」
「そうなったらそうなったで仕方ねえずら。まあ、その前にあわせた手を揉みながら、ご機嫌伺いに来るはずずらよ。そうなったらおらが皇帝さんに、このおっぱいをちゅうちゅうとさせてやるずら。乳はでねえけど」
クリスタの乳房はとても大きい。そのくせ垂れずに弾力をたたえたまま丸っこい。風船の様に柔らかくて顔をつけるとふにゅりとたわんだ。
乳首はふっくらとして柔かく、口あたりは絶品だった。それを大の男2人が幼子になった気分でちゅうちゅうと吸い続ける。こいつら、なかなかおまんこをしてくれねえずらな?
「ホージュリアさんにマルカスを寝取られた、おらの寂しさを紛らわせてほしいずら……」
乳房をむさぼる男達のペニスはしぼんだままだ。マルカスや騎馬の民は乳を吸いながらも盛んに勃起していたのに。なんともなさけねえやつずら、とクリスタは苦笑した。
「ツックバーのやろうどもはちょっぴし腑抜けが多いみてえずらな?」
「仕方がないかもしれぬ」
イズヴァルトはドスケベさ満載の、ぽっちゃりもちもちボディの持ち主に、『おかん』のイメージも抱けるだろうと思った。
「何もかもが柔らかくてぷりんぷりんなクリスタどのに抱かれると、たいていの殿方はあかちゃんになった気分になってしまうのでござるよ?」
「おら、まだあかちゃん産んだことねえずら。イズヴァルトさん、産ませてくれねえか?」
クリスタはたくましくもぷにぷにな身体で男2人を引きずりながらイズヴァルトに近寄った。それをパオレッタが睨んだ。
「オラとマリアがイズヴァルトさんに懸想しているの、知っているのに近づくズラか!」
「いやいや、おらは別に独りじめにするつもりはねえずら。ちゃんと月曜はパオレッタさん、火曜はマリアさんみたいに決めるつもりずらよ?」
「……ならいいズラ。ちなみに後の曜日はイナンナさんとオクタヴィアさんとで半々ズラ。年上は敬わねばならねえからな?」
そりゃそうずら。クリスタは邪気の無い朗らかな笑みを浮かべてうなずいた。赤ちゃんをこさえるのはパオレッタさんとマリアさんが先でええずらよ。2人とも経産婦なので卵巣と子宮は問題ないはずだ。
「イズヴァルトさん。お願いできねえずらか?」
「ん、しかし拙者は見回り番のみなさんと一緒に、今夜の襲撃に備えておきたいでござるよ」
「なら、明日の朝ずらな? おらのおまんこ、なかなかちんぽがお邪魔してこなくてさびしがっているずらよ」
クリスタが寂しがるとイズヴァルトはこう忠言した。その2人を乳首から放してみては? 言われた通りにすると即座に彼等のペニスがみょーんと伸びた。
「は、はっ!」
「こんなドエロいエルフがひっついているのに、どうして俺はおっぱいばかりしゃぶっていたのだ!」
母性愛から解き放たれ、たぎる様な異性愛と放精欲に駆られた2人はクリスタに挑んだ。クリスタは寝っ転がり、そのうち1人を引き寄せた。
相手の男は彼女のぽちゃぽちゃした身体に官能を刺激されてしまい、猛り狂ってしまった。陰毛がちょろっとしか生えていない股を開かせると、肉厚の襞が顕わになった。
彼女のヴァギナは外側が大きかった。そこに沈み込ませて驚く。がばがばだと思っていたのに、中はとても締まっていた。しかも深い。
下腹を密着する事ができた。大陰唇に肉がついていて柔らかく、触れるたびにぽゆんとした感触があった。
「うわん。やっとおとこってのをみせてくれたずら♥」
クリスタは喜んだ。ぐいぐい、とねじってみせると更に喜んだ。たっぷんとした大きな乳房がゆらゆらと揺れ、ぽわんとしたお腹の肉がうねった。
「うおっ! うおっ! たまらない!」
「どういうことだおい!」
「こ、これはおまんこの底なし沼だっ! もがけばもがくほど絡み取られる! なんということだ!」
クリスタに乗った男はたちまち放ってしまった。次と交代。もう1人もたちまちめろめろになってしまった。これまで抱いた女の中で、一番の絶品だと激褒めした。
「そ、そんなあ♥ おら、そこまで締まりがよくねえずらよ♥」
「絶品だ! いや超絶品おまんこ! しかもとってもどえろい顔と体つきだし、肌が黒いからくさそうに思えたが、あまくていいにおいがする。かわいいにおいだっ!」
お肌ももちもちですべすべ。まるでつきたての大福餅ちゃんだと相手の男ははしゃいだ。
「大福もち……あれずらな。小豆と砂糖で煮たもんを小麦粉もちでまるめたもんずらか?」
「エルフの住むところにはもち米が無いのだな? あと、ツックバーでは小豆ではなく果実のジャムを中に入れるのだ!」
「ほうずらか? なんならおら、ツックバーに移住したいずら♥」
「もちろんもちろん! 貴殿の様などえろいもち肌エルフは大歓迎だ! さあさあ、我ら2人と楽しもうじゃないか!」
2人はクリスタに耽溺し始める。結婚してだとかハーフエルフの赤ちゃんを産んでとささやかれ、クリスタは「まあ♥」と頬を赤く染めた。
しかも互いの下腹をみっちりと食い込み、クリトリスを刺激してくれる様なセックスが続いたものだから、彼女は何度も果ててますますそのぽっちゃりボディに艶やかにさせてしまった。
情をねだってきた彼女が代わりの男を2人も見つけて充実しているのを見て、イズヴァルトは安堵のため息をついた。
(クリスタどのと交わると、絶対に時間を忘れてしまうでござるよ……)
このぽっちゃりエルフとは何度も交わったことがあった。本当に時間を忘れてしまう。ついつい飯を喰う事も。男女の睦み事の素晴らしさについては少なくとも、別れた恋人に匹敵するだろうと彼は思っていた。
□ □ □ □ □
「なに! もうこのオダキソフィアにまで迫っていると!」
寝室で夜分に急な知らせを受けてオーダレイオス1世はどよめいた。女エルフ達との爛れた楽しい夜を過ごしていた時に、そんな悲報を聞くのはまっぴらだった。
彼は左右の乳首を彼女達に吸わせ、陰茎をマリアに吸わせていた。生殖力旺盛な陰茎は、もう3回ほど彼女の口の中で果てていた。お清めのフェラチオを受けていた最中だ。
少々疲れてふにゃっとしたマラを、じゅっぷ、じゅっぷとしゃぶられてその心地よさを堪能していたのに。これからこの3人と2回ずつ、尊きツックバー皇帝の精を分け与えてやろうという時に、なんたることか!
「……お前たちは急ぎ支度をしろ。ウーラにいるハッタールに、いくさの準備をさせるように申し伝えておけ」
「はっ! ではその様に取り計らいます。それと、エルフどもは?」
「ウーラに連れて行く! 馬車も用意しろ。余はこの3人と一緒に向かうからな!」
家来は青ざめた。エルフ達よりご家族を避難させるべきだろうに。そう忠言すると皇帝は「捨ておけ」と返した。妾どもよりエルフ達のほうがよっぽどいい。こやつらがいてくれたらもう、ニンゲンの女は抱けない。
「そちに聞く。おまんこがすごくにおう女と、少ししかにわないかむしろいいにおいがするエルフ、どちらを選ぶ?」
「……陛下。それは人の趣味によりけりでございましょうに?」
「いいから教えろ」
「わ、私めは、山羊の肉の様なにおいをぷんぷんさせるのが好みですが……」
女陰のにおいに一言ある家臣の答えを聞き、皇帝は激怒した。
「うつけが! そなたの様な若造ならそう答えるだろう。しかし余はもう老境である。若くてはつらつとした娘のあそこの濃いにおいが、年々苦手になっているのだ! それを慮らんか!」
「ひ、ひいっ!」
「いずれお前もわかるときが来る! 側室どもはツックバーから揃えた美人ばかり揃っておるが、どいつもこいつも生臭い! くさくてかなわん! 息子たちにさっさと譲り渡したいくらいなのだがな!」
激怒した皇帝はマリア達と共に用意された馬車に乗り、ずぶずぶの愛欲に浸りながらウーラ要塞へと向かった。
その上空には10体のワイバーンが上空を飛び、なんとも空しそうな顔で皇帝を空から警護する。
かくしてツックバー皇帝はウーラ要塞へと逃げ込んだが、そこで彼は思ってもみなかった出来事に遭遇することとなった。
さて、この愚かな皇帝が目撃したものとは、如何なる事であったのか?
その続きについてはまた、次回にて。
オダキソフィアの北東10キロほど先にある、ツッチ地方の大きな城塞だ。南北が西のイシオキア山地から流れて来る川に囲まれ、東は海側までずっと広がる、カスミール大湿地帯と隣接している。
元々はツッチ=ウーラという湿地沿いの城市であったが、400年程前に街を南に移して一大軍事拠点に造り替えた。西の山岳と東の湿地、南北の川に目をつけた時の皇帝が命じたのだ。
要塞はカントニア最高の築城技師が縄張りを決め、工事を監督した。東の鉄壁の城塞都市・オーシタニア城を設計した人物でもあった。
それだけではない。その人物はウーラの前にヒッターチの衛星国ともいえるウマヤーノに、いくつも名城を設計して皇帝の信頼を得ていたのだ。
そして出来あがったのは3重の城壁に囲まれた金城湯池。石造りの帝都の東の守護神であった。その設計者はさらに南北の川の向こう岸に、いくつも砦や防塁を設けることを提案した。
要塞の周囲はあちこちに有刺鉄線が張り巡らされ、堅固なセメント造りのトーチカがいくつも造られた。しかも収容の想定は5万の兵。兵糧庫も充実しており、1年2年は絶対に持たせるとその築城技師は豪語した。
「湿地帯はツックバーの水軍がなんとかするずら。まあたぶん、船いくさが得意な連中だから敵国に抜く様な真似はさせねえだろうけど」
「ついでながらイシオキアにもかってえ城を置くべきずらよ。あっちは険しいけど山岳戦が得意な奴らを差し向けられたら、まさかこんなことに、っちゅう事態になるかもしれねえ」
大体そんなことを言っていた、とクリスタは語った。ぼいんぼいんでたわわなおっぱいをちゅうちゅうとむさぼる男2人の頭を撫でながらだ。
「何者でござる?」
イズヴァルトが尋ねた。全く思い当たらなかったからだ。
「おらの故郷のニラッサの郷にいる、ミレイユ=キョーライさんずら」
「ミレイユ=キョーライ……そのう、まさかでござるが?」
イズヴァルトは頭を抱えた。まさか、ホーデンエーネンでも数々の名城を設計した人物の作だとは。ウーラ要塞が。
「まいったでござる。そんなのに籠られたら、たまったものではないでござるよ……」
「そうなったらそうなったで仕方ねえずら。まあ、その前にあわせた手を揉みながら、ご機嫌伺いに来るはずずらよ。そうなったらおらが皇帝さんに、このおっぱいをちゅうちゅうとさせてやるずら。乳はでねえけど」
クリスタの乳房はとても大きい。そのくせ垂れずに弾力をたたえたまま丸っこい。風船の様に柔らかくて顔をつけるとふにゅりとたわんだ。
乳首はふっくらとして柔かく、口あたりは絶品だった。それを大の男2人が幼子になった気分でちゅうちゅうと吸い続ける。こいつら、なかなかおまんこをしてくれねえずらな?
「ホージュリアさんにマルカスを寝取られた、おらの寂しさを紛らわせてほしいずら……」
乳房をむさぼる男達のペニスはしぼんだままだ。マルカスや騎馬の民は乳を吸いながらも盛んに勃起していたのに。なんともなさけねえやつずら、とクリスタは苦笑した。
「ツックバーのやろうどもはちょっぴし腑抜けが多いみてえずらな?」
「仕方がないかもしれぬ」
イズヴァルトはドスケベさ満載の、ぽっちゃりもちもちボディの持ち主に、『おかん』のイメージも抱けるだろうと思った。
「何もかもが柔らかくてぷりんぷりんなクリスタどのに抱かれると、たいていの殿方はあかちゃんになった気分になってしまうのでござるよ?」
「おら、まだあかちゃん産んだことねえずら。イズヴァルトさん、産ませてくれねえか?」
クリスタはたくましくもぷにぷにな身体で男2人を引きずりながらイズヴァルトに近寄った。それをパオレッタが睨んだ。
「オラとマリアがイズヴァルトさんに懸想しているの、知っているのに近づくズラか!」
「いやいや、おらは別に独りじめにするつもりはねえずら。ちゃんと月曜はパオレッタさん、火曜はマリアさんみたいに決めるつもりずらよ?」
「……ならいいズラ。ちなみに後の曜日はイナンナさんとオクタヴィアさんとで半々ズラ。年上は敬わねばならねえからな?」
そりゃそうずら。クリスタは邪気の無い朗らかな笑みを浮かべてうなずいた。赤ちゃんをこさえるのはパオレッタさんとマリアさんが先でええずらよ。2人とも経産婦なので卵巣と子宮は問題ないはずだ。
「イズヴァルトさん。お願いできねえずらか?」
「ん、しかし拙者は見回り番のみなさんと一緒に、今夜の襲撃に備えておきたいでござるよ」
「なら、明日の朝ずらな? おらのおまんこ、なかなかちんぽがお邪魔してこなくてさびしがっているずらよ」
クリスタが寂しがるとイズヴァルトはこう忠言した。その2人を乳首から放してみては? 言われた通りにすると即座に彼等のペニスがみょーんと伸びた。
「は、はっ!」
「こんなドエロいエルフがひっついているのに、どうして俺はおっぱいばかりしゃぶっていたのだ!」
母性愛から解き放たれ、たぎる様な異性愛と放精欲に駆られた2人はクリスタに挑んだ。クリスタは寝っ転がり、そのうち1人を引き寄せた。
相手の男は彼女のぽちゃぽちゃした身体に官能を刺激されてしまい、猛り狂ってしまった。陰毛がちょろっとしか生えていない股を開かせると、肉厚の襞が顕わになった。
彼女のヴァギナは外側が大きかった。そこに沈み込ませて驚く。がばがばだと思っていたのに、中はとても締まっていた。しかも深い。
下腹を密着する事ができた。大陰唇に肉がついていて柔らかく、触れるたびにぽゆんとした感触があった。
「うわん。やっとおとこってのをみせてくれたずら♥」
クリスタは喜んだ。ぐいぐい、とねじってみせると更に喜んだ。たっぷんとした大きな乳房がゆらゆらと揺れ、ぽわんとしたお腹の肉がうねった。
「うおっ! うおっ! たまらない!」
「どういうことだおい!」
「こ、これはおまんこの底なし沼だっ! もがけばもがくほど絡み取られる! なんということだ!」
クリスタに乗った男はたちまち放ってしまった。次と交代。もう1人もたちまちめろめろになってしまった。これまで抱いた女の中で、一番の絶品だと激褒めした。
「そ、そんなあ♥ おら、そこまで締まりがよくねえずらよ♥」
「絶品だ! いや超絶品おまんこ! しかもとってもどえろい顔と体つきだし、肌が黒いからくさそうに思えたが、あまくていいにおいがする。かわいいにおいだっ!」
お肌ももちもちですべすべ。まるでつきたての大福餅ちゃんだと相手の男ははしゃいだ。
「大福もち……あれずらな。小豆と砂糖で煮たもんを小麦粉もちでまるめたもんずらか?」
「エルフの住むところにはもち米が無いのだな? あと、ツックバーでは小豆ではなく果実のジャムを中に入れるのだ!」
「ほうずらか? なんならおら、ツックバーに移住したいずら♥」
「もちろんもちろん! 貴殿の様などえろいもち肌エルフは大歓迎だ! さあさあ、我ら2人と楽しもうじゃないか!」
2人はクリスタに耽溺し始める。結婚してだとかハーフエルフの赤ちゃんを産んでとささやかれ、クリスタは「まあ♥」と頬を赤く染めた。
しかも互いの下腹をみっちりと食い込み、クリトリスを刺激してくれる様なセックスが続いたものだから、彼女は何度も果ててますますそのぽっちゃりボディに艶やかにさせてしまった。
情をねだってきた彼女が代わりの男を2人も見つけて充実しているのを見て、イズヴァルトは安堵のため息をついた。
(クリスタどのと交わると、絶対に時間を忘れてしまうでござるよ……)
このぽっちゃりエルフとは何度も交わったことがあった。本当に時間を忘れてしまう。ついつい飯を喰う事も。男女の睦み事の素晴らしさについては少なくとも、別れた恋人に匹敵するだろうと彼は思っていた。
□ □ □ □ □
「なに! もうこのオダキソフィアにまで迫っていると!」
寝室で夜分に急な知らせを受けてオーダレイオス1世はどよめいた。女エルフ達との爛れた楽しい夜を過ごしていた時に、そんな悲報を聞くのはまっぴらだった。
彼は左右の乳首を彼女達に吸わせ、陰茎をマリアに吸わせていた。生殖力旺盛な陰茎は、もう3回ほど彼女の口の中で果てていた。お清めのフェラチオを受けていた最中だ。
少々疲れてふにゃっとしたマラを、じゅっぷ、じゅっぷとしゃぶられてその心地よさを堪能していたのに。これからこの3人と2回ずつ、尊きツックバー皇帝の精を分け与えてやろうという時に、なんたることか!
「……お前たちは急ぎ支度をしろ。ウーラにいるハッタールに、いくさの準備をさせるように申し伝えておけ」
「はっ! ではその様に取り計らいます。それと、エルフどもは?」
「ウーラに連れて行く! 馬車も用意しろ。余はこの3人と一緒に向かうからな!」
家来は青ざめた。エルフ達よりご家族を避難させるべきだろうに。そう忠言すると皇帝は「捨ておけ」と返した。妾どもよりエルフ達のほうがよっぽどいい。こやつらがいてくれたらもう、ニンゲンの女は抱けない。
「そちに聞く。おまんこがすごくにおう女と、少ししかにわないかむしろいいにおいがするエルフ、どちらを選ぶ?」
「……陛下。それは人の趣味によりけりでございましょうに?」
「いいから教えろ」
「わ、私めは、山羊の肉の様なにおいをぷんぷんさせるのが好みですが……」
女陰のにおいに一言ある家臣の答えを聞き、皇帝は激怒した。
「うつけが! そなたの様な若造ならそう答えるだろう。しかし余はもう老境である。若くてはつらつとした娘のあそこの濃いにおいが、年々苦手になっているのだ! それを慮らんか!」
「ひ、ひいっ!」
「いずれお前もわかるときが来る! 側室どもはツックバーから揃えた美人ばかり揃っておるが、どいつもこいつも生臭い! くさくてかなわん! 息子たちにさっさと譲り渡したいくらいなのだがな!」
激怒した皇帝はマリア達と共に用意された馬車に乗り、ずぶずぶの愛欲に浸りながらウーラ要塞へと向かった。
その上空には10体のワイバーンが上空を飛び、なんとも空しそうな顔で皇帝を空から警護する。
かくしてツックバー皇帝はウーラ要塞へと逃げ込んだが、そこで彼は思ってもみなかった出来事に遭遇することとなった。
さて、この愚かな皇帝が目撃したものとは、如何なる事であったのか?
その続きについてはまた、次回にて。
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説
【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)
幻田恋人
恋愛
夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。
でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。
親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。
童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。
許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…
僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
【R18】スライムにマッサージされて絶頂しまくる女の話
白木 白亜
ファンタジー
突如として異世界転移した日本の大学生、タツシ。
世界にとって致命的な抜け穴を見つけ、召喚士としてあっけなく魔王を倒してしまう。
その後、一緒に旅をしたスライムと共に、マッサージ店を開くことにした。卑猥な目的で。
裏があるとも知れず、王都一番の人気になるマッサージ店「スライム・リフレ」。スライムを巧みに操って体のツボを押し、角質を取り、リフレッシュもできる。
だがそこは三度の飯よりも少女が絶頂している瞬間を見るのが大好きなタツシが経営する店。
そんな店では、膣に媚薬100%の粘液を注入され、美少女たちが「気持ちよくなって」いる!!!
感想大歓迎です!
※1グロは一切ありません。登場人物が圧倒的な不幸になることも(たぶん)ありません。今日も王都は平和です。異種姦というよりは、スライムは主人公の補助ツールとして扱われます。そっち方面を期待していた方はすみません。
【R18短編】聖処女騎士はオークの体液に溺れイキ果てる。
濡羽ぬるる
ファンタジー
聖騎士アルゼリーテはオークの大群に犯される中、メスの快楽に目覚めてゆく。過激、汁多め、オカズ向けです。
※自作中編「聖処女騎士アルゼリーテの受難」から、即楽しめるよう実用性重視のシーンを抜粋し、読みやすくヌキやすくまとめた短編です。
チョロイン2人がオイルマッサージ店でNTR快楽堕ちするまで【完結】
白金犬
ファンタジー
幼馴染同士パーティーを組んで冒険者として生計を立てている2人、シルフィとアステリアは王都でのクエストに一区切りをつけたところだった。
故郷の村へ馬車が出るまで王都に滞在する彼女らは、今流行りのオイルマッサージ店の無料チケットを偶然手に入れる。
好奇心旺盛なシルフィは物珍しさから、故郷に恋人が待っているアステリアは彼のためにも綺麗になりたいという乙女心からそのマッサージ店へ向かうことに。
しかしそこで待っていたのは、真面目な冒険者2人を快楽を貪る雌へと変貌させる、甘くてドロドロとした淫猥な施術だった。
シルフィとアステリアは故郷に戻ることも忘れてーー
★登場人物紹介★
・シルフィ
ファイターとして前衛を支える元気っ子。
元気活発で天真爛漫なその性格で相棒のアステリアを引っ張っていく。
特定の相手がいたことはないが、人知れず恋に恋い焦がれている。
・アステリア(アスティ)
ヒーラーとして前衛で戦うシルフィを支える少女。
真面目で誠実。優しい性格で、誰に対しても物腰が柔らかい。
シルフィと他にもう1人いる幼馴染が恋人で、故郷の村で待っている。
・イケメン施術師
大人気オイルマッサージ店の受付兼施術師。
腕の良さとその甘いマスクから女性客のリピート必至である。
アステリアの最初の施術を担当。
・肥満施術師
大人気オイルマッサージ店の知らざれる裏の施術師。
見た目が醜悪で女性には生理的に受け付けられないような容姿のためか表に出てくることはないが、彼の施術を受けたことがある女性客のリピート指名率は90%を超えるという。
シルフィの最初の施術を担当。
・アルバード
シルフィ、アステリアの幼馴染。
アステリアの恋人で、故郷の村で彼女らを待っている。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる