聖騎士イズヴァルトの伝説 外伝 『女王の末裔たち』

CHACOとJAGURA

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第三部 カツランダルク戦記 『第二章・浸食し始める闇』

52 婚姻の使者

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 シャロンはソファに腰をかけた。書机の椅子に座ったままのセイン王は問いかけた。

「イズヴァルトの情報、お前らはどこまで握ってる?」
「と、いいますと?」
「あいつがチンゼーでナニをやっていたかだよ。当然、トーリには報告済みだよな?」

 チンゼーに渡ってからイズヴァルトが、少なくても2人の娘の父親になった。エルフのオルタンスと、イーガのエレクトラ=ガモーコヴィッツとの間にだ。
 
「よりにもよって、イーガの王太子の実母だぜ? 知ってるんだろう?」
「どなたからお聞きになられましたか?」
「イーガ王家からの密書さ。つい先日に届いたんだ。映像水晶付きでな……えらいべっぴんのおばさんだったぜ。イズヴァルトが惚れるのも、まあ理解できる」

 シャロンはわからないふりをした。しかし既に得ていた情報だ。イーガにいるカミラもこの事を知っている。トーリもサキュバス達からの逐次報告で、イズヴァルトが新たに2人の娘を得たことぐらい、存じていた。

「ホーデンエーネンじゃカルカド=セッツェンら殺害の実行犯としてお尋ね者だが、外国じゃ闇討ち以外できねえ。ま、俺はそんなこと命じねえけどよ」
「それは、聞いたことがございませんでした」
「ならこの話はどうだ? イズヴァルトの奴、15ばかり年上でも年増趣味が止まらないらしい」

 秘密に包まれた山奥の国・アソマリアの火山神に仕える老巫女・ビアンカとの間に子を授かったという。
 
「なんでもその老巫女、少なくとも70を過ぎていると聞いたんだが……イズヴァルトのやつ、年増好きにも程があるだろ?」
「かもしれません。何せマイヤ様は、前世では20数歳生きていらっしゃったとか。魂の歳を鑑みれば、イズヴァルト様は『年上』ゆえに惹かれたかもしれませぬ」
「ははは。かもしれんな!」
「ところで、それもイーガから聞かされた話でしょうか?」
「まあな……おめえと話したいのは、そのイズヴァルトの娘達のことだ。」

 イーガからこういう提案があった。イズヴァルトの娘のうち、エレクトラが産んだエレナと言う娘をジョーケインと婚約させたい。
 
「その申し出は目論見があってのことなのでしょう?」
「国交の強化さ。ホーデンエーネンとイーガのな。婚姻関係を結びたいようだ。悪い話じゃねえだろう」

 セインは立ち上がり、出された茶を飲むシャロンに近づき、ささやいた。
 
「但し、こっちも条件をつけるつもりだぜ?」

 手を取りそのままセックスにもつれ込むのかと期待したが、そうはならなかった。トーリの魔法が弱まっている証拠だ。普段ならセイン王はこのままシャロンに抱きつく。

「条件? どのようなものをお考えでしょうか?」
「マイヤを未来永劫イーガに渡さねえ。マルティンにゃ可哀そうだがきっぱりと断らせてもらう」

 マイヤが『廃人』になったのも、今は亡きアドルフのろくでもない欲望のせいだ。12歳なのにとんでもない大きさの乳房と愛らしさに魔が差したあの男が拉致してあんな姿に造り替えてしまった。セインはトーリを通して事の真相を聞いていた。本当のところはアドルフがカツランダルク家を危険視していたというのもあったが、その部分は聞かされていなかった。
 
「手足をもぎられた上に、マルティンにガキを作らされた。それだけでもホーデンエーネンの連中をぶち切れさせる事だったんだ! まったく!」
「けど、今はもう過ぎた事ですし……」
「ニンゲン様はサキュバスと違うぜ? 手脚を斬られても自然と生えてくるもんじゃねえ」

 今ある体というのが大事なのだ。ただ、その恨みは4年前の戦争で帳消しにすることにしていた。あの侵攻作戦ではマイヤの『手足チョンパ』より悲惨なことが起こっったからだ。
 
 ホーデンエーネン軍は進撃路で多くのイーガ側の民に被害を与えた。略奪や強姦はさることながら、虐殺や街や村への焼き討ち、あるいは、捕まえた飼い犬のケツ穴に木の枝をぶっ刺すなどという、あまりにも残虐で非道な事をし続けたのだ。
 
 ただ、和平にあたってイーガ側は損害賠償を不問に付してくれた。よってセインはマイヤが『芋虫女』にされたことを追及するのをやめた。
 
「マイヤに関しちゃ悪いことをしたと思ってるさ。もっと早くに王族だとわかりゃイーガになんか留学させずに、王家の姫として、イズヴァルトのガキんちょを毎年産む機械になってもらったけどな」
「本当に……それだけが残念でなりません。閉経まで考えれば、30人以上のお子様のお顔を拝めたはずでしたのに……」

 まずいな、と思いながらセインは顔をしかめた。それだけの子供達に用意できる領地が、直轄地には残っていないだろう。あったとしてもとんでもなく小間切れになる。貧乏小大名の粗製濫造になりそうだ。

「シャロン。イーガのカミラと連絡を取って、エレナというイズヴァルトの娘をホーデンエーネンに連れて行く段取りを整えてくれ」
「はあ。イズヴァルト様のご息女様を、ですか」

 チンゼーにも無論、配下を送り込んでいた。顔がくどくて性愛に関してももくどいことで有名な、チンゼー最南端の国・シマーヅ国にイズヴァルトが寄食していることも存じていた。イズヴァルトの愛人であるエレクトラが20歳近く歳の離れたピピン王子に見初められ、子を産んだことも。ウーゴという恰幅と股間が立派な黒肌の男児だという。
 
「しかし我々は、イズヴァルト様とはあまり会話ができていないのですが……」

 送ったサキュバス達だが、イズヴァルトとはまだ会えていなかった。彼から会話を拒否されていたのだ。理由はわかっていた。一度、トーリに心を操られた事があったので追手だと思われて警戒されているからだ。彼が出入りしている王宮や領地のタネガシマスカルには、エルフ仕込みの魔法結界が張られるようになっていた。盗聴などもできない。

 そうなると向こうからの報告はせいぜい、あちらの男達がどれだけ『美味』なのかぐらいだ。セックスレポートはシャロンに生唾を飲み込ませるものだった。
 
 クンニリングスは最低でも1時間はかける。常に腰布でキンタマをぶらぶらさせているから生産力がよく、ホーデンエーネン人よりも濃いのを出す。ナニも包皮が切り取られてずる剥けなだけでなく、平均的にサイズが大きい。
 
 精力の評価だが、あちらにいる部下の評価はどれもこう。とにかくすごい。一晩中寝ずに挿入し腰を振り続ける体力があるからだ。

 村に行くとそこらじゅうで青姦が行われているそうだ。スケベな男ばかりだからナンパされるのもしょっちゅうだという。淫魔でも身が持たないくらいに。

 それと珊瑚礁の海がとてもきれいで、その中で素潜り漁師とセックスをしたという報告もあった。

(うらやましい、ワタシもあっちに行きたい。)

 シャロンはシマーヅに移住したかった。サキュバスにとっては観光地そのものである。トーリを王国の支配者に仕立てた暁には暇乞いをしてシマーヅ男のチンポで、ばんばん子作りセックスをしたいと夢見ていた。

 シマーヅ人との間に生まれた子は、肌が黒い、『くさそう』だけどとてもエッチな娘達になるだろう。

「シマーヅ、とてもいいところなのでしょうね……」
「シマナミスタンのナハリジャーヤ島みたく、甘いお芋の名産地らしいぜ。ま、そんなことよりイズヴァルトに連絡を取れる様にしてくれよ?」

 シャロンは承知した。しかし、それならホーデンエーネン王国は正式に使者を立て、イズヴァルトと交渉するべきだろうか?
 
「陛下。ホーデンエーネンの使節はシマーヅに?」
「……本当はその件についても相談したかったんだが、ついでにいいかい?」

 サキュバスのお得意技を用いながら、彼等に助力してくれ。イズヴァルトを説き伏せるのは駐在の外交官となるからだ。シマーヅには数名だが、ホーデンエーネンの外交官が滞在していた。


□ □ □ □ □


 通信魔法を遠く離れたシマーヅにまで飛ばすのは、ニンゲンの魔道士にはできぬ技だ。ましてやシャロン自身もそうである。各地に散らばったサキュバスを介してを取り、海を越えて通話をするにも限度がある。海を越えたとしても届くのは、ナントブルグからだとサヌキスタンあたりまでである。
 
 よってシャロンは旅立たなくてはならなかった。急ぎの事となるのですぐにトーリとカミラと相談し、1人で旅立つ事となった。国王の親書を携えてナントブルグを出発したのはその3日後だ。

 彼女は転移魔法を用い、まる2日かけてサカーイの港にたどり着いた。シマーヅまで同行する騎士達と文官が待っていた。王国の使節船に乗り込んだ。航海は2カ月ほどを予定していた。まずはクルシマーヴァラに立ち寄り、ウワジラプタで嵐が多い南海を渡る準備を施した後、ヒューガスタンへ向かう。そこの港で水と食料を補給したら、沿岸部をそってシマーヅを目指すのだ。

 船が帆を張り港を出た。船首を南に向ける。波は穏やかだ。シャロンはあてがわれた部屋で外交官の1人から海域の説明を受けた。今はまだ落ち着いているが、クルシマーヴァラとの中間の海域になってから波が大きく荒れだすらしい。この3日程はのんびりとできる様だが。
 
「船が揺れると落ち着かなくなるわね。難破もしょっちゅうあるのかしら?」
「造りがよろしくない船はこの海域を渡りませんよ。嵐がよく起こりますからね。でもご安心ください。この船なら問題ございません」

 何せ、クルシマーヴァラの老舗の造船場に作らせた特注品だからだ。ホーデンエーネンは北部にこそ腕の良い船大工がいたが、南にはあまりいなかった。南は造船技術があまり発達していないのだ。外洋船は専ら、腕のいい大工と船用の魔道士がいるクルシマーヴァラかイーガに作らせている。
 
「けど、いつまでも外国に船を造らせてばかりではだめでしょうね。いずれ、マイア=テクニカが良い造船所を建ててくれると我々は期待しておりますよ」
「そうね。マイヤ様に提案してみるわ」

 それよりも船の上はやることが無くて飽いてしまう。シャロンはその外交官をベッドに招き入れた。背が低く童顔だが、乳房はカミラやマイヤに負けないぐらいに大きい。胸元のボタンを外すと垂れていた。下を向いた乳首は真っ黒で、乳頭の3分の1ぐらいを占めていた。
 
「……可愛い顔立ちをしているのに、ずいぶんと下品そうなおっぱいをしているのですね……」
「こういう不細工なおっぱいがいい、っていう男の人が多かったわよ?」
「僕の趣味ですよ。元の姿でもこうなのですか?」
「ツノが生えて髪の毛が橙色になるだけよ。そっちの姿を見せると『ヌケない』と不評だから、正体見せるのは勘弁ね」
「……別に見たくないですね。しかし……垂れてて先っちょが黒ずんでて、だらしがないおっぱいだ」

 不平を言いつつも男はその不細工と評したなものを指でこね始めた。硬いかと思ったら随分柔らかい。シャロンがいじくる指を掌で包む。乳房の様に柔らかだった。
 
 彼はぴっちりとした毛織りのタイツを履いていた。ベルトを緩めるとシャロンのその手が入り込んできた。あの柔らかな手がペニスを愛で、したたかに勃起した。
 
 乳首にしゃぶりつく。甘いにおいが口の中に広がった。邪魔な視覚が失せ、味覚と触覚に集中すると性欲が一層高ぶって脈を打った。
 
 ベッドに倒れ、大きく脚を広げたシャロンにいざなわれ割り入った。潤沢な吸精腔だった。すぐに放ってしまった。けれども彼女の魔法がかかった淫水のせいで怒張は収まらなかった。
 
 もっと射精がしたい。男は熱にうなされるかの様に腰を振り続けた。骨の髄まで吸いつくされた。これがサキュバスとの性交か。この体験は男にとって初めてのことだった。
 
 行為の後、外交官はシャロンとのセックスがすごかったと船員たちに吹聴した。それからシャロンはひっきりなしに男と交わった。楽しみながら3日経った。
 
 朝から船は大きく揺れていた。豪雨と南からの強い風。激しい波。その真っただ中にいたのだ。シャロンはセックスどころではなかった。自分なら空も飛べるし海に投げ出されても戻って来ると言って物見を買って出た。
 
 甲板に出た。風と雨の音と船板と帆柱がけたたましくきしむ音で耳がやられそうだ。昨日の昼にも寝たあの外交官と念話魔法で会話をしながら彼女は見回った。
 
(損傷している箇所は無いわ。割合と新しい船だからかしら。)

 クルシマーヴァラの船大工は外国向けの船には手を抜くらしいと聞いた事があったが、この船に関しては別の様だ。空気は温かくなったけれど雨と波しぶきが冷たい。戻って誰かと性交をしたいと思っていたところ、南の方角に何隻かの小さな手漕ぎ船を見つけた。
 
(この大波の中だというのに、誰かしら?)

 シャロンは戻って船員らに呼び掛けた。多分難破した船の生き残りが乗っているのだろうと皆が騒ぎ、櫂で船を進めた。やっとのことで小舟に近づくと、小舟から燃えさかる何かがいくつも投げられ、甲板で爆ぜて炎を起こした。
 
「海賊だ! 機雷を使いやがった!」

 誰かが叫ぶ声に驚き、シャロンは外へ飛び出す。大波だというのに縁に鉤縄がひっかけられ、炎があがる甲板に飛び込んできた。
 
 140センチにも満たぬ小さな姿形をしていて鼻が大きく、肌が黒かった。シマナミスタンの海賊ゴブリン達だ。小剣や短槍を手にした彼等はあっという間にシャロンの後ろに回り込み、船内へ飛び込んでいった。男達の悲鳴が上がった。
 
「な、なんてことを!」
 
 魔法で止めないと。でもサキュバスの魔法は亜人に効き辛い。効いても術式には限りがある。
 
(……でも、誘惑の魔法ならいくらかは! 自分を標的にすれば!)

 シャロンは夢中で念じた。彼女の身体から淫気が立ち上る。あとからあがって来たゴブリン達がシャロンの色気に気づいた。
 
「くらむな……いい女だ。先に言った奴らはあいつを放っておいたのか?」
「待て。あれはサキュバスだぞ。惑わされるな」

 気づいたその1人は海に顔を出して呼びかけた。縄を使わずに何者かが飛び出た。片刃の段平を持った背の高い、女エルフだった。肌は漆を塗った様に黒く艶やか。長い黒髪を後ろで束ねている。シマナミスタンに住む黒髪エルフだ。
 
 黒髪で体格たくましく、脚の筋肉が発達していて太かった。紅い腰巻を巻いていた。大きい乳房が目立つ上半身を鎧で覆っていた。手甲と脛を覆う甲が分厚い。格闘術を使う戦士に見られるいでたちだ。

「リシェナ。王国の連中から教えてもらった技、使う時だ。魔族をやっつける……」
「剣はむつかしゅうてろくに扱わん。拳がええ」
「あの術式、殴って用いるには相当な工夫がいるらしいぞ?」
「もっと修練を積んどかんといかんかったのう?」
「あいつに10年前に教えてもらったんだろ? お前が怠けたからいかんのだ。ほら、とっととせい」
「わかっちょるき……おまさん、ちょっとで済ませるき。身構えんでもええ。無駄じゃ。楽にしてええよ?」

 呼びかけられたシャロンは、相手が何を言っているのか理解できなかった。しゃべり方からシマナミスタンでもかなり南の方だとはわかったが。
 
 リシェナというエルフが動いた。すぐに消え、見えなくなった。左肩に灼熱を当てられた様な感覚を覚えて見てみると、肩と胸がごっそりと甲板に転がっていた。
 
「な、なにを……?)

 シャロンの背中に回り込んでいた、リシェナの一太刀によるものだった。回避は出来なかった。そのままシャロンは思念体ごと斬り裂かれていた。

 魂を砕かれたサキュバスの肉体が崩れ、塵となった。乗組員に生き残りがあらかたいなくなると、ゴブリンたちは魔法で火をつけ、船を焼き払った。
 
「終わったな。任務は完了だ」

 あのゴブリンがリシェナに言う。彼は懐から手紙を取り出した。それを開いてリシェナに見せる。
 
「ホーデンエーネンのトーリとやらも大した事は無いな。中にイーガの息がかかった『影』が潜んでいるのに、それに気づかないとは」
「これの送り主はタルッホじゃったか。元気しているかのう?」
 
 リシェナは印を切って手紙に火をつけた。雨に打たれても焼かれ、彼女の手の上で燃え滓となってしまった。
 
「まあ、タルッホなら心配ないが、もしものことがあると、気が気でならないがな……」

 女エルフがうなずく。彼等はタルッホの知己の海賊達だった。イーガとも手を組み、この海域で鉄砲の輸送船を襲撃も行っていたのだ。

 エレナをジョーケインの妻にしたいと望むホーデンエーネンの意向は、とうとうイズヴァルトに届かなかった。
 
 これより数か月後、もう一度使節がシマーヅに来たが後の祭りだった。彼は既にサイゴークへ出発していなかったのだ。
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