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第三部 カツランダルク戦記 『第一章・本当の支配者』
13 仕掛かり
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口に入れたサミュエルの極太のペニスを愛撫し続け、獣のうめきの様な悶える声に発情して膣を濡らしながら、最初の精液を口に含んだマイヤは感動を覚えてさえいた。
うううう、と呻きながら何度も脈打ちながら放たれた液体はコップ半分程の量はあった。その味は刺すように強く、においはまるで朝霧に包まれた朝の草むらの様だった。
それを舌で転がしながらごくりと飲む。胸のあたりが急に熱くなった。乳房から汗が浮かびはじめ、欲情を覚えるとおならをしながらうごめく肛門は、盛んに収縮を始めていた。
勘は正しかった。まだ肉棒から少しずつ出て来る精液を味わいながらマイヤは懐かしさを感じていた。初めてフェラチオを施したイズヴァルトのペニスが、まさにこれだけの精液の量とにおいを彼女に与えたからだ。
(イズヴァルトのに比べるとおいしくない。)
癖が強すぎる。味に関しては素人ではとても飲めるものではないと思えた。『ごっくん』はおすすめしないだろう。
(でも……。)
身体がとても喜んでいる。もっと精を受け止めたいと発情しきっている。サミュエルの精液には身体が良くなる成分が、沢山含まれているように感じられた。
味に関して言えばイズヴァルトのが薬膳料理のスープなら、サミュエルのは原料となった漢方そのものだろう。まだ硬いままで口の中でペニスを動かしてくるサミュエルを宥めながら、閉じていた腿を開いた。
「おふっ。おふふーっ!」
サミュエルはマイヤの股間に顔をかぶせてきて、猛烈に舐めまわす。ただただ精を放つだけでなく、女を悦ばせる事も仕込まれていた。
女膣の周りを夢中になってしゃぶりつくすものだから、マイヤは絶頂の声をあげてへとへとになってしまった。
弛緩したヴァギナが口を半開きにしてよだれを垂らしていたのをサミュエルは確かめると、大きく硬い喜び棒でマイヤの奥を貫いた。
マイヤは覆いかぶされ、重いと嘆きながらも下腹をめちゃくちゃにされる快楽に酔った。『しつけ』に失敗して本能を丸出しのままのサミュエルは、放出を繰り返しながらも生暖かい粘膜の穴倉をへばることなく掘り続けた。
何度目かの射精の後、サミュエルは荒く息をしながらマイヤの乳房に顔を付け、乳首をしゃぶり始めた。でも連結はそのままだった。マイヤは耳元でささやいた。とても気持ちよかったよ。
「うううう!」
声の響きでサミュエルは褒められていたと理解していた。俄然やる気が出てしまう。
しかしマイヤは身体はへとへとだ。まる一日セックスをしたような快感を味わった気もしていた。質の良い精液が身体の中に染み渡るのを感じるのはわかるが、活力となるのは明日以降だろう。
サミュエルが乳首を舐めまわしながらゆっくりと掻きこねるのにため息をつきながら壁にかけられた時計を見れば、まだ2時間も経っていなかった。こんなに濃密な時間だったのか。
「ねえ、サミュエルさん。ちょっと休もうよ?」
汗ばんだ体をお風呂できれいにしたい。そうささやくマイヤだったがサミュエルは違った。彼女の身体が放つ甘くて濃い女の肉の臭いで欲情が収まりきらないのだ。
硬さを保ち、はめたまま家来に差し出された水さしを貪るように飲むと、サミュエルは彼女をきつく抱きしめて力いっぱい腰を振り動かす。マイヤは歓喜で言葉を失っていた。
(うふふ。マイヤはすっかりサミュエルさんの虜ね。)
別の部屋の寝台の上で、メイスと対面座位で抱き合いながらトーリは妹の心を読んで思った。息子と違い父親はへなへなだ。硬さが緩んでしまいトーリの膣の中でしぼみ始めていた。
「メイスさん。今日はお元気が無いのですね。今夜も控えているのに、まだまだこれからですわよ?」
「ははは。面目ない……」
メイスは力なく笑いながら、彼女の尻穴に右手の人差し指を突っ込む。あっ。トーリはのけぞり嬉しそうに笑った。しかしペニスは元気が無かった。
この前は少しの休憩だけでトーリと一晩つなぎ合っていたのに。トーリは部下の報告を思い出す。メイスは毎日、医者を呼びつけているそうだ。
メイスはこの頃から、体内に巣くっていた腫瘍が本格的にうごめき始めていた。数日後にトーリはそのことを知るが予感はしていた。1年以内に死ぬ男のにおいというものを彼の顔から嗅ぎ取っていたからだ。
マイヤはますます悶え狂っていた。疲れ切っているのにもっと貪られたがっていた。妹の快感がどれほどのものか、トーリは感覚共有の魔法で確かめてみた。
「うふっ。うふふふっ♥」
思わず喜んでしまった。妹の身体はサキュバスになりつつある自分に負けないぐらいの感激屋さんだ。ペニスでの奉仕から指による肛愛に切り替えたメイスに抱き寄せられながらトーリは考えた。妹も先祖返りさせてあげなくちゃ。
□ □ □ □ □
メイスは体調不良を訴えて翌日の朝に帰ったが、息子のサミュエルは滞在することとなった。おおよそ2か月もだ。トーリがマイヤの物欲しそうな顔を見ておねだりしたのだ。
サミュエルはマイヤにとっての良き『ザーメン排水管』だった。彼女の身体の治癒に一定の役割を尽くしてくれた。穴ができて漏れ続けている魔力の供給源にもなったのだ。
もちろんマイヤはもう魔法は使えない。しかしトーリが妹の身体を治癒する為の魔力の素にはなった。夜中、互いの性器を結合させながら仲良く眠っているサミュエルの上でへたっているマイヤの背中に手をかざし、長い拷問が続いたイーガで痛めつけられた妹の身体を治してやった。
サミュエルは最初の半月はもっぱら、マイヤの膣にばかり精を放っていたが、いつも見せてくれるおまるにまたがっての彼女の『ぶりぶり』を見てアヌスにも興味を示しだした。
「ううううううう!」
初めてのマイヤの『泣きどころ』の快感は、彼が味わった中で最も素晴らしい『搾精名器』だった。マイヤもヴァギナから直腸に情交が移ったことで増々喜んだ。
「うほおおおおお!」
「うんちのあな、きもちいいよう! うんちを出したり引っ込めたりしていりゅみたい!」
アナルセックス狂いの妹が、どれだけ気持ちいいのかをトーリはわかっていたが、感覚共有はしたくなかった。前に一度やったからだ。
「いじゅばるとのおちんちん、きもちいいよう♥」
そう言って悶えるマイヤから得た快感は、尻穴が死ぬほど熱く焼けるようだった。あれは馬鹿になってしまう。アナルセックスへの激しい欲望がたぎってしまうのだ。
(いけないわ、そんなことをしたら尻穴から常にうんちが垂れ出ちゃうぐらいにがばがばになっちゃいそう。)
トーリはアスカウの村にいる長女のコリアンナの事を思い出した。いつの間にかうんちを漏らしてしまうので彼女は常にスカートの後ろを尻までめくっていた。もうに7歳になるのだが。
理由は肛門がゆるゆるになってしまったからだ。3歳の頃からわんこのちんぽをケツ穴にぶち込んで、「あは♥ あは♥」とよがり狂っていたのだ。ルッソにも叱られたがいう事を訊かなかった。カツランダルクの女は本当に尻穴が弱いのだ。
とはいえマイヤは漏らす事は無かった。日に3度4度も大便をする体質だったが。あの尻穴は羨ましいと思いながらトーリは「んあうっ!」と叫んだ。
「と、トーリ様、痛くなかったですか?」
彼女の背中ごしに心配そうに問いかける男がいた。寝台の上で裸で四つん這いになっていた彼女はその声の主に背後から抱き着かれていた。サミュエルの家来のうち1人だ。
「だ、だいじょうぶよ。あまりにも気持ちがいいから……」
トーリは肛門を押し広げたままの固い肉棒の感触に身悶えし、膣口から愛液をとろとろとこぼしながら笑った。むしろ精液がこぼれ出ていた。
サミュエルの家来2人は護衛を兼ねていた武芸者だった。トーリとサキュバスの侍女らは毎日、彼等を美味しくいただいていた。
来た当初でも彼等は主に負けないぐらいの絶倫家だったが、男を増々好色にさせるサキュバスの肉穴や愛液の効果によって、毎日16時間ぐらいをセックスに費やす強靭な精力を得てしまった。陰茎も陰嚢も1.2倍ぐらい増大していた。
トーリがうなずいたので、いきますよ、と声がかかった。ゆっくりとした動きだ。肛門が肉棒の太さに添って大きく広がり、また少し狭まるとまた拡げられる。
「あひいいっ♥」
できるだけ奥まで届くと今度はゆっくりと引いた。肛門とその周囲の肉が離れたくないという様にペニスに絡まっていた。これで3往復目だがトーリはもう自我がこわれそうだった。
「あっ。ああっ。うああーっ……」
「また絞り込んできた、トーリ様、もっとゆるめていただけませんか?」
「い、いたくない。すごくきもちいい♥」
「それは私も同じくですが、ううう、尻の奥までそんなに絞られてしまうと……」
ペニスが音を上げて尻の中で放ってしまった。いささか早い気がする。トーリのアナルによるペニスマッサージはいささか力が強すぎた。
しかしペニスは硬いままだった。この男はトーリらのせいでへばって失神してもペニスに血が集まる様になっていた。起きている時は常に勃起しているので困ってもいた。
「も、もっとちょうだい♥」
「もちろんです!」
男はトーリの尻を強くつかんだ。細身で胸は妹と比べて控えめな体型だが、尻は肉がついていた。何度かの出産で安産型になり、臀部がふっくらと大きくなっていた。張りもある。
とても柔らかな尻に下腹ができるだけ密着するように腰を振り始めた。妹と同じぐらいに泣き所である肛門をやられてトーリはたまらない。のけぞってよだれをたらし、可愛く聞こえる奇声を相手の耳に届けてしまった。
「おぴょーっ♥ おけつのあなっ♥ あっちち♥ あっち♥ あっちぃい♥」
トーリは絶頂で狂い続け、相手の男は気を失うまで精液を放ち続けた。男側にとって過酷ともいえるアナルセックスが終わってから、トーリは便意を感じて窓を開いてよじ登った。
窓の真下は草むらであった。そちらに向けて真っ白な尻を突き出し力み始める。
「ん♥ ん♥ んっ♥」
精液がべっとりとまとわりついた大便が尻穴からにゅるりと出た。魔力と栄養はとっくに吸い取って身体に取り込んでいる。出たのはカスであった。
おおよそ20センチ程のある1本糞が4メートル下の草むらにぼとりと落ちると、ひどく満足げな「はーっ♥」と満足げに微笑む。トーリはもう少し尻を突き上げて小水を放ち、「ふーっ♥」とため息をついた。
排泄行為でも絶頂に近い性的快感を覚える。カツランダルクの、いや、サキュバスの血を継ぐ者全員がその体質を持っていた。トーリとマイヤの姉妹は人には悟らせないが、毎回そこまでの快感を受けていた。
性交と排泄による満足感を受けたトーリは侍女に呼び掛けた。影のように目の前にすっと現れた女はサキュバスの部下。股のあたりからひどく精液のにおいが籠っていた。
「お尻、拭いて……」
呼びかけたトーリが尻を向けるとやれやれ、といった様子で侍女は紙で拭く。この様に甘ったれたことを求めるのは日常茶飯事だった。人前ではおしとやかだが、家ではわがままで図々しいのだ。
「トーリ様。おケツを拭き終えましたらカミラ様からのご提案の件で他の者達とお話を……」
「わかっているわ。今すぐ集めなさい」
かくして数人のサキュバスらがトーリの元にやって来た。ニンゲンの農婦や行商人、旅芸人や娼婦に化けてだ。
彼女達はスパイを任じられていた。ホーデンエーネン国内のあちこちを回って領主とその周辺について嗅ぎまわっている。トーリへの暗殺の企てや国王の半ば后である地位から蹴り落とす陰謀を仕掛けているかを調べていた。
集めたのはカミラが提案した策についての同意を得る為だ。トーリは既に腹を決めている。だからその様に事を運んで来た。館の誰も使わない部屋でトーリがそのことを語ると、部下のうち1人が首を傾げた。
「その様なまわりくどいことを? しかしあの者達は、従わせるのになかなか骨が折れるはずですが」
「硬い骨を砕いておくのよ。いいえ、骨折させるの、自分達から。芯はそろそろ終わりみたいだから、他のところから丈夫な接ぎ木が入ってくる前に手を打つのよ」
うううう、と呻きながら何度も脈打ちながら放たれた液体はコップ半分程の量はあった。その味は刺すように強く、においはまるで朝霧に包まれた朝の草むらの様だった。
それを舌で転がしながらごくりと飲む。胸のあたりが急に熱くなった。乳房から汗が浮かびはじめ、欲情を覚えるとおならをしながらうごめく肛門は、盛んに収縮を始めていた。
勘は正しかった。まだ肉棒から少しずつ出て来る精液を味わいながらマイヤは懐かしさを感じていた。初めてフェラチオを施したイズヴァルトのペニスが、まさにこれだけの精液の量とにおいを彼女に与えたからだ。
(イズヴァルトのに比べるとおいしくない。)
癖が強すぎる。味に関しては素人ではとても飲めるものではないと思えた。『ごっくん』はおすすめしないだろう。
(でも……。)
身体がとても喜んでいる。もっと精を受け止めたいと発情しきっている。サミュエルの精液には身体が良くなる成分が、沢山含まれているように感じられた。
味に関して言えばイズヴァルトのが薬膳料理のスープなら、サミュエルのは原料となった漢方そのものだろう。まだ硬いままで口の中でペニスを動かしてくるサミュエルを宥めながら、閉じていた腿を開いた。
「おふっ。おふふーっ!」
サミュエルはマイヤの股間に顔をかぶせてきて、猛烈に舐めまわす。ただただ精を放つだけでなく、女を悦ばせる事も仕込まれていた。
女膣の周りを夢中になってしゃぶりつくすものだから、マイヤは絶頂の声をあげてへとへとになってしまった。
弛緩したヴァギナが口を半開きにしてよだれを垂らしていたのをサミュエルは確かめると、大きく硬い喜び棒でマイヤの奥を貫いた。
マイヤは覆いかぶされ、重いと嘆きながらも下腹をめちゃくちゃにされる快楽に酔った。『しつけ』に失敗して本能を丸出しのままのサミュエルは、放出を繰り返しながらも生暖かい粘膜の穴倉をへばることなく掘り続けた。
何度目かの射精の後、サミュエルは荒く息をしながらマイヤの乳房に顔を付け、乳首をしゃぶり始めた。でも連結はそのままだった。マイヤは耳元でささやいた。とても気持ちよかったよ。
「うううう!」
声の響きでサミュエルは褒められていたと理解していた。俄然やる気が出てしまう。
しかしマイヤは身体はへとへとだ。まる一日セックスをしたような快感を味わった気もしていた。質の良い精液が身体の中に染み渡るのを感じるのはわかるが、活力となるのは明日以降だろう。
サミュエルが乳首を舐めまわしながらゆっくりと掻きこねるのにため息をつきながら壁にかけられた時計を見れば、まだ2時間も経っていなかった。こんなに濃密な時間だったのか。
「ねえ、サミュエルさん。ちょっと休もうよ?」
汗ばんだ体をお風呂できれいにしたい。そうささやくマイヤだったがサミュエルは違った。彼女の身体が放つ甘くて濃い女の肉の臭いで欲情が収まりきらないのだ。
硬さを保ち、はめたまま家来に差し出された水さしを貪るように飲むと、サミュエルは彼女をきつく抱きしめて力いっぱい腰を振り動かす。マイヤは歓喜で言葉を失っていた。
(うふふ。マイヤはすっかりサミュエルさんの虜ね。)
別の部屋の寝台の上で、メイスと対面座位で抱き合いながらトーリは妹の心を読んで思った。息子と違い父親はへなへなだ。硬さが緩んでしまいトーリの膣の中でしぼみ始めていた。
「メイスさん。今日はお元気が無いのですね。今夜も控えているのに、まだまだこれからですわよ?」
「ははは。面目ない……」
メイスは力なく笑いながら、彼女の尻穴に右手の人差し指を突っ込む。あっ。トーリはのけぞり嬉しそうに笑った。しかしペニスは元気が無かった。
この前は少しの休憩だけでトーリと一晩つなぎ合っていたのに。トーリは部下の報告を思い出す。メイスは毎日、医者を呼びつけているそうだ。
メイスはこの頃から、体内に巣くっていた腫瘍が本格的にうごめき始めていた。数日後にトーリはそのことを知るが予感はしていた。1年以内に死ぬ男のにおいというものを彼の顔から嗅ぎ取っていたからだ。
マイヤはますます悶え狂っていた。疲れ切っているのにもっと貪られたがっていた。妹の快感がどれほどのものか、トーリは感覚共有の魔法で確かめてみた。
「うふっ。うふふふっ♥」
思わず喜んでしまった。妹の身体はサキュバスになりつつある自分に負けないぐらいの感激屋さんだ。ペニスでの奉仕から指による肛愛に切り替えたメイスに抱き寄せられながらトーリは考えた。妹も先祖返りさせてあげなくちゃ。
□ □ □ □ □
メイスは体調不良を訴えて翌日の朝に帰ったが、息子のサミュエルは滞在することとなった。おおよそ2か月もだ。トーリがマイヤの物欲しそうな顔を見ておねだりしたのだ。
サミュエルはマイヤにとっての良き『ザーメン排水管』だった。彼女の身体の治癒に一定の役割を尽くしてくれた。穴ができて漏れ続けている魔力の供給源にもなったのだ。
もちろんマイヤはもう魔法は使えない。しかしトーリが妹の身体を治癒する為の魔力の素にはなった。夜中、互いの性器を結合させながら仲良く眠っているサミュエルの上でへたっているマイヤの背中に手をかざし、長い拷問が続いたイーガで痛めつけられた妹の身体を治してやった。
サミュエルは最初の半月はもっぱら、マイヤの膣にばかり精を放っていたが、いつも見せてくれるおまるにまたがっての彼女の『ぶりぶり』を見てアヌスにも興味を示しだした。
「ううううううう!」
初めてのマイヤの『泣きどころ』の快感は、彼が味わった中で最も素晴らしい『搾精名器』だった。マイヤもヴァギナから直腸に情交が移ったことで増々喜んだ。
「うほおおおおお!」
「うんちのあな、きもちいいよう! うんちを出したり引っ込めたりしていりゅみたい!」
アナルセックス狂いの妹が、どれだけ気持ちいいのかをトーリはわかっていたが、感覚共有はしたくなかった。前に一度やったからだ。
「いじゅばるとのおちんちん、きもちいいよう♥」
そう言って悶えるマイヤから得た快感は、尻穴が死ぬほど熱く焼けるようだった。あれは馬鹿になってしまう。アナルセックスへの激しい欲望がたぎってしまうのだ。
(いけないわ、そんなことをしたら尻穴から常にうんちが垂れ出ちゃうぐらいにがばがばになっちゃいそう。)
トーリはアスカウの村にいる長女のコリアンナの事を思い出した。いつの間にかうんちを漏らしてしまうので彼女は常にスカートの後ろを尻までめくっていた。もうに7歳になるのだが。
理由は肛門がゆるゆるになってしまったからだ。3歳の頃からわんこのちんぽをケツ穴にぶち込んで、「あは♥ あは♥」とよがり狂っていたのだ。ルッソにも叱られたがいう事を訊かなかった。カツランダルクの女は本当に尻穴が弱いのだ。
とはいえマイヤは漏らす事は無かった。日に3度4度も大便をする体質だったが。あの尻穴は羨ましいと思いながらトーリは「んあうっ!」と叫んだ。
「と、トーリ様、痛くなかったですか?」
彼女の背中ごしに心配そうに問いかける男がいた。寝台の上で裸で四つん這いになっていた彼女はその声の主に背後から抱き着かれていた。サミュエルの家来のうち1人だ。
「だ、だいじょうぶよ。あまりにも気持ちがいいから……」
トーリは肛門を押し広げたままの固い肉棒の感触に身悶えし、膣口から愛液をとろとろとこぼしながら笑った。むしろ精液がこぼれ出ていた。
サミュエルの家来2人は護衛を兼ねていた武芸者だった。トーリとサキュバスの侍女らは毎日、彼等を美味しくいただいていた。
来た当初でも彼等は主に負けないぐらいの絶倫家だったが、男を増々好色にさせるサキュバスの肉穴や愛液の効果によって、毎日16時間ぐらいをセックスに費やす強靭な精力を得てしまった。陰茎も陰嚢も1.2倍ぐらい増大していた。
トーリがうなずいたので、いきますよ、と声がかかった。ゆっくりとした動きだ。肛門が肉棒の太さに添って大きく広がり、また少し狭まるとまた拡げられる。
「あひいいっ♥」
できるだけ奥まで届くと今度はゆっくりと引いた。肛門とその周囲の肉が離れたくないという様にペニスに絡まっていた。これで3往復目だがトーリはもう自我がこわれそうだった。
「あっ。ああっ。うああーっ……」
「また絞り込んできた、トーリ様、もっとゆるめていただけませんか?」
「い、いたくない。すごくきもちいい♥」
「それは私も同じくですが、ううう、尻の奥までそんなに絞られてしまうと……」
ペニスが音を上げて尻の中で放ってしまった。いささか早い気がする。トーリのアナルによるペニスマッサージはいささか力が強すぎた。
しかしペニスは硬いままだった。この男はトーリらのせいでへばって失神してもペニスに血が集まる様になっていた。起きている時は常に勃起しているので困ってもいた。
「も、もっとちょうだい♥」
「もちろんです!」
男はトーリの尻を強くつかんだ。細身で胸は妹と比べて控えめな体型だが、尻は肉がついていた。何度かの出産で安産型になり、臀部がふっくらと大きくなっていた。張りもある。
とても柔らかな尻に下腹ができるだけ密着するように腰を振り始めた。妹と同じぐらいに泣き所である肛門をやられてトーリはたまらない。のけぞってよだれをたらし、可愛く聞こえる奇声を相手の耳に届けてしまった。
「おぴょーっ♥ おけつのあなっ♥ あっちち♥ あっち♥ あっちぃい♥」
トーリは絶頂で狂い続け、相手の男は気を失うまで精液を放ち続けた。男側にとって過酷ともいえるアナルセックスが終わってから、トーリは便意を感じて窓を開いてよじ登った。
窓の真下は草むらであった。そちらに向けて真っ白な尻を突き出し力み始める。
「ん♥ ん♥ んっ♥」
精液がべっとりとまとわりついた大便が尻穴からにゅるりと出た。魔力と栄養はとっくに吸い取って身体に取り込んでいる。出たのはカスであった。
おおよそ20センチ程のある1本糞が4メートル下の草むらにぼとりと落ちると、ひどく満足げな「はーっ♥」と満足げに微笑む。トーリはもう少し尻を突き上げて小水を放ち、「ふーっ♥」とため息をついた。
排泄行為でも絶頂に近い性的快感を覚える。カツランダルクの、いや、サキュバスの血を継ぐ者全員がその体質を持っていた。トーリとマイヤの姉妹は人には悟らせないが、毎回そこまでの快感を受けていた。
性交と排泄による満足感を受けたトーリは侍女に呼び掛けた。影のように目の前にすっと現れた女はサキュバスの部下。股のあたりからひどく精液のにおいが籠っていた。
「お尻、拭いて……」
呼びかけたトーリが尻を向けるとやれやれ、といった様子で侍女は紙で拭く。この様に甘ったれたことを求めるのは日常茶飯事だった。人前ではおしとやかだが、家ではわがままで図々しいのだ。
「トーリ様。おケツを拭き終えましたらカミラ様からのご提案の件で他の者達とお話を……」
「わかっているわ。今すぐ集めなさい」
かくして数人のサキュバスらがトーリの元にやって来た。ニンゲンの農婦や行商人、旅芸人や娼婦に化けてだ。
彼女達はスパイを任じられていた。ホーデンエーネン国内のあちこちを回って領主とその周辺について嗅ぎまわっている。トーリへの暗殺の企てや国王の半ば后である地位から蹴り落とす陰謀を仕掛けているかを調べていた。
集めたのはカミラが提案した策についての同意を得る為だ。トーリは既に腹を決めている。だからその様に事を運んで来た。館の誰も使わない部屋でトーリがそのことを語ると、部下のうち1人が首を傾げた。
「その様なまわりくどいことを? しかしあの者達は、従わせるのになかなか骨が折れるはずですが」
「硬い骨を砕いておくのよ。いいえ、骨折させるの、自分達から。芯はそろそろ終わりみたいだから、他のところから丈夫な接ぎ木が入ってくる前に手を打つのよ」
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