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第三部 カツランダルク戦記 『第一章・本当の支配者』
11 オルガスムナ家の兄弟
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オルガスムナ家の大公が、ひそかに長子を嫌っていることをトーリは知っていた。ソーロー家の姫を妻に迎えた後継者は、とてもじゃないが大公の器ではない事も。
メイスの長男は先天的な原因で知能が乏しかった。両目が異様に離れていて顔つきはしまりがなく、常に口を半開きにしていた。人に呼び掛けるときは身震いをし、時折、意味不明な言葉を口走って周囲の失笑を買った。
体格はいいのに武芸はからっきし。おまけに学問や実用の術はおろそか。趣味は持たぬし本も読まない。
但し、あっちのほう、つまり生殖に関してはとんでもなくすごかった。陰茎は20センチ近くあり精巣も重そうにぶら下がっていた。ソーロー家から迎えた嫁とは子供はまだだったが、父親がつけた妾や侍女たちに手を付け、次々と孕ませていた。10人以上の赤ん坊や屋敷にはいた。
それぐらいの上物をトーリが放っておくわけが無かった。私に『ごあいさつ』をしなさいと屋敷に呼び寄せ、目が離れ口から臭い息を放つろくでなしに抱かれた。うーとかあーとか奇声を発しながらおよそ30分以内に終わるセックスとなった。その時のトーリの感激は、こうである。
「しゅ、しゅごいのおおっ♡」
7度も8度も連続して射精する程に元気で激しかった。とにかく腰の振り方がむちゃくちゃにすごい。荒淫でも痛まぬおまんこの肉なのに、あかぎれを起こしてしまった。それでも彼女はボルチオをガンガンに突かれる激しいセックスを味わう為、月に1度、彼に『ごあいさつ』をさせた。
愛撫は一切ない。そのセックスが彼女を虜にした。とはいえきちんと避妊魔法をかけていたしこの男の為すがままになるつもりは毛頭なかった。
不思議だったのはあかぎれを起こしてまでのセックスをした翌日、身体の調子がいつもの倍以上良くなることだった。彼女は調べてみた。精液に含まれる魔力が貴族達の中では一番多かっのだ。サキュバス達をオルガスムナ家に潜入させることにした。
メイドに化け、下半身の本能に狂う跡継ぎと寝て「んぬほほおおおお♡」と悶えさせられたサキュバス達から報告があがった。念話魔法で直接脳に語りかける教育をすれば、そこそこの魔法の使い手になるんじゃないだろうかという見立てを聞かされた。
しかし大公の長子をそのように活かすつもりはトーリには無かった。大公が申し出て来たオルガスムナ家を3つに分割する案にうなずき、割合と聡明そうな顔立ちのスピキオとアルトールに微笑みを向けた。
「なるほど。領地を3つに分けてお二人様にご長子様の補佐をさせるおつもりですのね?」
「はい。この坊や達はナントブルグの屋敷に住まわせ、王国随一の学問所や武芸所にて習わせております。いずれは、宮廷の廷臣としてお引き立ていただけるようにと願っておりますが、ここは是非ともご本家様の後押しをいただければと……」
父の言葉に張り詰めていた少年達はどんなものだろうかとトーリは思った。顔立ちはまあまあ凛々しい。もっとも生みの母親が美人だからなのかもしれないが。右にいたサキュバスが念話で呼びかける。
「期待するほどじゃありませんよ」
なぜ。カミラは大公の別宅にも間諜を潜り込ませて調べていた。この2人はナントブルグの別宅を任されていた実母が亡くなってから、素行の良くない友人らに引きずり込まれて娼婦遊びや博打遊びに興じている。学問所や武芸の道場では「伸びない」とも言われてしまっている程に才が無い。
館の侍女らの中で美しい者にも言い寄り、セックスを強要しているそうだ。カミラが寄越した間諜はサキュバスだった。2人とも下半身がとても発達していてやんちゃだ。将来は大層な遊び人になりそうだ。ただ、精液に含まれる魔力は最低ランクだと唾棄した。
「期待外れで終わるでしょう。ひめさま、せいぜいが捨て駒ですよ」
「わかったわ。でもとりあえずはオルガスムナに恩を売っておきましょう」
こちら側に付かせる為にだ。カツランダルク御三家の連中は血筋のせいか誘惑の魔法にかかりにくい。柔らかい女体のにおいを嗅ぎ、ちんぽを気持ちよくする事には熱心だが、心を操ることは出来なかった。
トーリが股を開いたのはオルガスムナ家の当主と息子と、スカルファッカー家の当主である。彼等は心理魔法に対する抗力がそこそこ強かった。他の男なら一度肌を重ね合わせただけで忠義の士になってくれるのに。
でも必ずこいつらを従えて見せる。奴らのちんぽに貫かれて「あへっ♥ いひぃーっ♥ ひいいーっ♡」とイカされていた頃とは違う。そう思いながらトーリは椅子から立ち上がり、何かを期待して自分を見るメイス=オルガスムナの背中に回って抱き着いた。
「オルガスムナさん。素晴らしいお土産のお返しをしなくてはなりませんね?」
「あははは。御戯れを。子供が見ている前ですぞ?」
「カツランダルクの血の者ならば、こういう事はほんのご挨拶だとおわかりですのに?」
トーリは大公の股間に手を伸ばした。メイスのそこは既に硬くなっていた。この男も親に子だくさんになるようにと赤ん坊の頃に包皮を切り取られていたから、先端を布越しで触られると擦れて感じてしまった。
快感を受け始めて顔がゆがむ父親を少年達は目にしていた。親父もああやられると弱いんだなあ。遊び女や2人が一番のお気に入りの侍女にやられた事を思い出した。その侍女というのがカミラのスパイというわけだ。
「ご本家様。出来ればこちらの意を汲んでいただきたい。本日息子どもを連れて来たのですから、できればこうしたご挨拶は……」
「うふふ。子供のおちんちんでは満足できないがばがばなのを、貴方のここはよくご存じじゃなくって?」
トーリは侍女に命じた。この2人には特別な相手をつけてあげて。彼等と歳が近くてとても可愛いからきっと気に入るはず。美しいトーリが父親のベルトを緩めてズボンの中に手を入れるのを眺めながら、2人は別室に連れて行かれた。
部屋の扉を開くとベッドに横たわる少女がいた。トーリに似ているがどちらかというと愛嬌たっぷりの顔立ちだ。蒼にも見える黒髪を後ろに結えて横たわるその娘は、あろうことか手足が無かった。
二の腕と太ももに白い絹の覆いをかぶせたままで、細い胴体のくせにおっぱいがとんでもないほど大きい。その娘が少年達に目を向ける。
「トーリ様の妹様のマイヤ様でございます」
2人は目を見開いた。この人が『おしゃぶり姫』。イーガ留学中に事故に遭って手足を失い、聖騎士イズヴァルトと別れてイーガの王子マルティンの愛人になったという人か。
その事を2人は口にしなかった。無言のままだった。マイヤの見事なおっぱいと可愛らしさを受けられなくなると恐れてだ。兄のスピキオがひざまづいて名乗った。マイヤはにっこりと笑った。
「初めまして。トーリの妹のマイヤだよ。お貴族の言葉は不慣れだから平民みたいなしゃべり方で我慢してね?」
「め、滅相もございません。マイヤ様がそれだけ気さくなかただという事ですから……その恰好で寒くないのですか?」
「大丈夫だよ。この部屋には暖房魔法がかけられているし、どうせすぐに身体があったまっちゃうし……ほら、カツランダルク流のご挨拶はなさらないの?」
マイヤは笑いながら催促した。侍女がもう1人やって来て彼等の服を脱がせてやった。スピキオもアルトールも、股間にぶら下がっているものだけはやけに立派だった。
白い肌とは真逆の黒いペニスと陰嚢だ。特にペニスは2人とも、元娼婦だった実母が絶倫かつ女を悦ばせる大きさと形になるよう、赤ん坊の頃に包皮切除を受けていた。押さえつける皮が無くなった亀頭は衣擦れと自慰とでたくましく育ち続けていた。
その上にだ。娼婦遊びや侍女への手出しにより、2人は陰部を急成長させていた。射精は日に5度ぐらいざらであった。祖先がサキュバスだから『女好み』に育つようにプログラムされていもいたのだ。淫魔の血を継ぐ男児は短命で病がちになる事が多かったけど、絶倫でもあった。
彼女は背中の力を使って身体を彼等に向けた。病にかかってしまってかつての丸っこいかわいらしさが幾分削がれてしまったが、それでも彼女には愛らしさと淫らそうな肢体があった。なだれた乳房を見て2人はペニスを硬くさせた。
「さあ、来て……」
マイヤが身体を横に立てて呼びかける。ただでさえ大きなおっぱいが深い谷間をつくってこちらに向いたのを見ると、2人の少年はたじろぐどころか自ら進んで彼女の近くに寄った。
大きなたわわを実らせる美少女。それも手足が無くて抵抗する術も無い、好きなだけ弄べそうなか弱い存在。そんなのが前にいるのだ。好きなだけ弄んでやれ。色事をたしなんでいた彼等に慈愛や遠慮は無かった。
アルトールはマイヤの口元に寄越した。彼女は微笑みを向けるとしゃぶりこむ。頬をすぼめて深く、深く。アルトールの牡器官は彼女の温かい口の中で喜んだ。
「は、ああっ……」
奉仕を受けている少年は気持ちよさそうにため息をついた。マイヤはおいしそうにしゃぶり込んでいる。スピキオは息を飲み込んだ。そんなに気持ちがいいのか。彼はマイヤの乳房の谷間に目を向けた。ふわりとした白くておいしそうなものがうごめいていた。
「マイヤ様……いいですか?」
「んぐ……んぐ……」
マイヤは察してうなずいた。スピキオは大きな双丘の狭間に己を突っ込んだ。押しつぶしてやろうと思うぐらいに右手で上を抑え、乳の山の裂け目で動かした。
乳房での愛撫は決して気持ちいいものではない。手で押して圧迫感を増してもふんわりとなり過ぎて手ごたえに乏しい。それなら太ももに挟んでしごいてもらうほうが幾分か良い。
しかし乳での愛撫は欲情を高ぶらせてくれるのに効果があった。特に巨乳が好きな者にとってはたまらないものだ。スピキオは大きな乳房をつけた娼婦が好きだった。マイヤの乳間が汗ばんでしっとり濡れて来ると、腰の動きを早めて鈴口から染み出るものを彼女になすりつけた。
「わあっ! も、もう出ちゃう!」
情けないと思いながらも本能の意のままになっていたスピキオはマイヤの乳の中で射精した。どく、どく、どくっ。射精が止まらない。
マイヤの乳房の中でスピキオのものが柔らかくなった。谷間から真っ白な精液がこぼれ出て、彼女の乳房の甘いにおいを青臭いにおいで覆ってしまった。
精飲を為したいマイヤを残念がらせた。でもスピキオは満足していた。女の中で一番魅力を感じるところを精にまみれさせる事に、大きな喜びを感じたからだ。
「お兄ちゃん。すごい出たね……ぼくも……」
アルトールはマイヤにやさしかった。彼女の中で濃厚な少年のエキスを放ち込む。そのくさいにおいと濃い味がマイヤの味覚を刺激し、子宮を動かした。毛が割れ目に沿ってしか生えていないひそかな場所に、ぬるっとしたものをにじみ出た。
「うふふ。今度はおまんこに飲ませてね?」
口の中に残るザーメンのゼリーを舐めとりながら、マイヤは身体を仰向けに横たえた。太ももまでしか無い両脚を広げ、少年達に下腹の奥まで入ってくるように誘った。
広がったヴァギナは緩くうごめいていた。全体的にこぢんまりとして愛らしくも、濡れて艶やかな桜色の肉芯を見てスピキオは我慢が出来なかった。
「お願いします」
そう言っただけで答えも聞かずに寝台に乗った。きて、とマイヤが呼びかけるとペニスをしごきながら亀頭を沈み込ませる。その感触を受けただけで再び最高潮を得た。
ペニスを奥まで沈み込ませる。きゃっ、と笑った後にマイヤは気持ちよさそげなため息をついた。彼女の奥は最初はゆるかったのにたちまち吸いついて来た。
腰を引いてみた。亀頭と幹を女膣の肉壁がまんべんなく舐めとって来た。すさまじい締まりだ。もう一度奥に押し出してみた。中は弾力を増して彼のペニスを増々悦ばせた。精液を吸い取ろうとする魂胆が見え見えの吸茎っぷりだった。
「マイヤさまのあそこ、すごい……」
気を付けないとすぐに放ってしまいそうだ。スピキオが往復運動を始める。締め付けがもっと強くなった。膣の中の感覚も鋭いマイヤは、大きな乳房を揺らしながら目に涙を浮かべながらスピキオにささやいた。
「とってもかたい。おまんこの中で元気に張り詰めてる……」
私はもうたじたじだよ。お世辞ではなく本当だった。大きなちんぽもそこそこ小さなちんぽも両方味わえる。スピキオは少年なのに中の中ぐらいの大きさだったからエクスタシーに至ることができるだろう。
感慨深いのはスピキオも同じだった。マイヤのはとても濡れていて気持ちがいい。できればずっとこのまま楽しみたい。谷間が精液まみれになったマイヤを見ながらスピキオは腰をスライドさせた。
どうしてもテンポが速くなってしまう。スピキオのペニスにもっと血が集まってしまった。血管が浮き出て芯の奥まで感じてしまう。限界が近づいていた。
「はあっ。はあっ。はあっ。はあっ……」
生殖への欲求が勝ってしまった。スピキオはうめき、マイヤの腹の中で2度目の射精がなされた。とてつもない満足感。マイヤがにっこりしながら呼びかける。
「もっとたくさん。ちょうだい?」
ねだる幼子の様なあどけない顔だった。スピキオのペニスはまた硬くなってしまった。
メイスの長男は先天的な原因で知能が乏しかった。両目が異様に離れていて顔つきはしまりがなく、常に口を半開きにしていた。人に呼び掛けるときは身震いをし、時折、意味不明な言葉を口走って周囲の失笑を買った。
体格はいいのに武芸はからっきし。おまけに学問や実用の術はおろそか。趣味は持たぬし本も読まない。
但し、あっちのほう、つまり生殖に関してはとんでもなくすごかった。陰茎は20センチ近くあり精巣も重そうにぶら下がっていた。ソーロー家から迎えた嫁とは子供はまだだったが、父親がつけた妾や侍女たちに手を付け、次々と孕ませていた。10人以上の赤ん坊や屋敷にはいた。
それぐらいの上物をトーリが放っておくわけが無かった。私に『ごあいさつ』をしなさいと屋敷に呼び寄せ、目が離れ口から臭い息を放つろくでなしに抱かれた。うーとかあーとか奇声を発しながらおよそ30分以内に終わるセックスとなった。その時のトーリの感激は、こうである。
「しゅ、しゅごいのおおっ♡」
7度も8度も連続して射精する程に元気で激しかった。とにかく腰の振り方がむちゃくちゃにすごい。荒淫でも痛まぬおまんこの肉なのに、あかぎれを起こしてしまった。それでも彼女はボルチオをガンガンに突かれる激しいセックスを味わう為、月に1度、彼に『ごあいさつ』をさせた。
愛撫は一切ない。そのセックスが彼女を虜にした。とはいえきちんと避妊魔法をかけていたしこの男の為すがままになるつもりは毛頭なかった。
不思議だったのはあかぎれを起こしてまでのセックスをした翌日、身体の調子がいつもの倍以上良くなることだった。彼女は調べてみた。精液に含まれる魔力が貴族達の中では一番多かっのだ。サキュバス達をオルガスムナ家に潜入させることにした。
メイドに化け、下半身の本能に狂う跡継ぎと寝て「んぬほほおおおお♡」と悶えさせられたサキュバス達から報告があがった。念話魔法で直接脳に語りかける教育をすれば、そこそこの魔法の使い手になるんじゃないだろうかという見立てを聞かされた。
しかし大公の長子をそのように活かすつもりはトーリには無かった。大公が申し出て来たオルガスムナ家を3つに分割する案にうなずき、割合と聡明そうな顔立ちのスピキオとアルトールに微笑みを向けた。
「なるほど。領地を3つに分けてお二人様にご長子様の補佐をさせるおつもりですのね?」
「はい。この坊や達はナントブルグの屋敷に住まわせ、王国随一の学問所や武芸所にて習わせております。いずれは、宮廷の廷臣としてお引き立ていただけるようにと願っておりますが、ここは是非ともご本家様の後押しをいただければと……」
父の言葉に張り詰めていた少年達はどんなものだろうかとトーリは思った。顔立ちはまあまあ凛々しい。もっとも生みの母親が美人だからなのかもしれないが。右にいたサキュバスが念話で呼びかける。
「期待するほどじゃありませんよ」
なぜ。カミラは大公の別宅にも間諜を潜り込ませて調べていた。この2人はナントブルグの別宅を任されていた実母が亡くなってから、素行の良くない友人らに引きずり込まれて娼婦遊びや博打遊びに興じている。学問所や武芸の道場では「伸びない」とも言われてしまっている程に才が無い。
館の侍女らの中で美しい者にも言い寄り、セックスを強要しているそうだ。カミラが寄越した間諜はサキュバスだった。2人とも下半身がとても発達していてやんちゃだ。将来は大層な遊び人になりそうだ。ただ、精液に含まれる魔力は最低ランクだと唾棄した。
「期待外れで終わるでしょう。ひめさま、せいぜいが捨て駒ですよ」
「わかったわ。でもとりあえずはオルガスムナに恩を売っておきましょう」
こちら側に付かせる為にだ。カツランダルク御三家の連中は血筋のせいか誘惑の魔法にかかりにくい。柔らかい女体のにおいを嗅ぎ、ちんぽを気持ちよくする事には熱心だが、心を操ることは出来なかった。
トーリが股を開いたのはオルガスムナ家の当主と息子と、スカルファッカー家の当主である。彼等は心理魔法に対する抗力がそこそこ強かった。他の男なら一度肌を重ね合わせただけで忠義の士になってくれるのに。
でも必ずこいつらを従えて見せる。奴らのちんぽに貫かれて「あへっ♥ いひぃーっ♥ ひいいーっ♡」とイカされていた頃とは違う。そう思いながらトーリは椅子から立ち上がり、何かを期待して自分を見るメイス=オルガスムナの背中に回って抱き着いた。
「オルガスムナさん。素晴らしいお土産のお返しをしなくてはなりませんね?」
「あははは。御戯れを。子供が見ている前ですぞ?」
「カツランダルクの血の者ならば、こういう事はほんのご挨拶だとおわかりですのに?」
トーリは大公の股間に手を伸ばした。メイスのそこは既に硬くなっていた。この男も親に子だくさんになるようにと赤ん坊の頃に包皮を切り取られていたから、先端を布越しで触られると擦れて感じてしまった。
快感を受け始めて顔がゆがむ父親を少年達は目にしていた。親父もああやられると弱いんだなあ。遊び女や2人が一番のお気に入りの侍女にやられた事を思い出した。その侍女というのがカミラのスパイというわけだ。
「ご本家様。出来ればこちらの意を汲んでいただきたい。本日息子どもを連れて来たのですから、できればこうしたご挨拶は……」
「うふふ。子供のおちんちんでは満足できないがばがばなのを、貴方のここはよくご存じじゃなくって?」
トーリは侍女に命じた。この2人には特別な相手をつけてあげて。彼等と歳が近くてとても可愛いからきっと気に入るはず。美しいトーリが父親のベルトを緩めてズボンの中に手を入れるのを眺めながら、2人は別室に連れて行かれた。
部屋の扉を開くとベッドに横たわる少女がいた。トーリに似ているがどちらかというと愛嬌たっぷりの顔立ちだ。蒼にも見える黒髪を後ろに結えて横たわるその娘は、あろうことか手足が無かった。
二の腕と太ももに白い絹の覆いをかぶせたままで、細い胴体のくせにおっぱいがとんでもないほど大きい。その娘が少年達に目を向ける。
「トーリ様の妹様のマイヤ様でございます」
2人は目を見開いた。この人が『おしゃぶり姫』。イーガ留学中に事故に遭って手足を失い、聖騎士イズヴァルトと別れてイーガの王子マルティンの愛人になったという人か。
その事を2人は口にしなかった。無言のままだった。マイヤの見事なおっぱいと可愛らしさを受けられなくなると恐れてだ。兄のスピキオがひざまづいて名乗った。マイヤはにっこりと笑った。
「初めまして。トーリの妹のマイヤだよ。お貴族の言葉は不慣れだから平民みたいなしゃべり方で我慢してね?」
「め、滅相もございません。マイヤ様がそれだけ気さくなかただという事ですから……その恰好で寒くないのですか?」
「大丈夫だよ。この部屋には暖房魔法がかけられているし、どうせすぐに身体があったまっちゃうし……ほら、カツランダルク流のご挨拶はなさらないの?」
マイヤは笑いながら催促した。侍女がもう1人やって来て彼等の服を脱がせてやった。スピキオもアルトールも、股間にぶら下がっているものだけはやけに立派だった。
白い肌とは真逆の黒いペニスと陰嚢だ。特にペニスは2人とも、元娼婦だった実母が絶倫かつ女を悦ばせる大きさと形になるよう、赤ん坊の頃に包皮切除を受けていた。押さえつける皮が無くなった亀頭は衣擦れと自慰とでたくましく育ち続けていた。
その上にだ。娼婦遊びや侍女への手出しにより、2人は陰部を急成長させていた。射精は日に5度ぐらいざらであった。祖先がサキュバスだから『女好み』に育つようにプログラムされていもいたのだ。淫魔の血を継ぐ男児は短命で病がちになる事が多かったけど、絶倫でもあった。
彼女は背中の力を使って身体を彼等に向けた。病にかかってしまってかつての丸っこいかわいらしさが幾分削がれてしまったが、それでも彼女には愛らしさと淫らそうな肢体があった。なだれた乳房を見て2人はペニスを硬くさせた。
「さあ、来て……」
マイヤが身体を横に立てて呼びかける。ただでさえ大きなおっぱいが深い谷間をつくってこちらに向いたのを見ると、2人の少年はたじろぐどころか自ら進んで彼女の近くに寄った。
大きなたわわを実らせる美少女。それも手足が無くて抵抗する術も無い、好きなだけ弄べそうなか弱い存在。そんなのが前にいるのだ。好きなだけ弄んでやれ。色事をたしなんでいた彼等に慈愛や遠慮は無かった。
アルトールはマイヤの口元に寄越した。彼女は微笑みを向けるとしゃぶりこむ。頬をすぼめて深く、深く。アルトールの牡器官は彼女の温かい口の中で喜んだ。
「は、ああっ……」
奉仕を受けている少年は気持ちよさそうにため息をついた。マイヤはおいしそうにしゃぶり込んでいる。スピキオは息を飲み込んだ。そんなに気持ちがいいのか。彼はマイヤの乳房の谷間に目を向けた。ふわりとした白くておいしそうなものがうごめいていた。
「マイヤ様……いいですか?」
「んぐ……んぐ……」
マイヤは察してうなずいた。スピキオは大きな双丘の狭間に己を突っ込んだ。押しつぶしてやろうと思うぐらいに右手で上を抑え、乳の山の裂け目で動かした。
乳房での愛撫は決して気持ちいいものではない。手で押して圧迫感を増してもふんわりとなり過ぎて手ごたえに乏しい。それなら太ももに挟んでしごいてもらうほうが幾分か良い。
しかし乳での愛撫は欲情を高ぶらせてくれるのに効果があった。特に巨乳が好きな者にとってはたまらないものだ。スピキオは大きな乳房をつけた娼婦が好きだった。マイヤの乳間が汗ばんでしっとり濡れて来ると、腰の動きを早めて鈴口から染み出るものを彼女になすりつけた。
「わあっ! も、もう出ちゃう!」
情けないと思いながらも本能の意のままになっていたスピキオはマイヤの乳の中で射精した。どく、どく、どくっ。射精が止まらない。
マイヤの乳房の中でスピキオのものが柔らかくなった。谷間から真っ白な精液がこぼれ出て、彼女の乳房の甘いにおいを青臭いにおいで覆ってしまった。
精飲を為したいマイヤを残念がらせた。でもスピキオは満足していた。女の中で一番魅力を感じるところを精にまみれさせる事に、大きな喜びを感じたからだ。
「お兄ちゃん。すごい出たね……ぼくも……」
アルトールはマイヤにやさしかった。彼女の中で濃厚な少年のエキスを放ち込む。そのくさいにおいと濃い味がマイヤの味覚を刺激し、子宮を動かした。毛が割れ目に沿ってしか生えていないひそかな場所に、ぬるっとしたものをにじみ出た。
「うふふ。今度はおまんこに飲ませてね?」
口の中に残るザーメンのゼリーを舐めとりながら、マイヤは身体を仰向けに横たえた。太ももまでしか無い両脚を広げ、少年達に下腹の奥まで入ってくるように誘った。
広がったヴァギナは緩くうごめいていた。全体的にこぢんまりとして愛らしくも、濡れて艶やかな桜色の肉芯を見てスピキオは我慢が出来なかった。
「お願いします」
そう言っただけで答えも聞かずに寝台に乗った。きて、とマイヤが呼びかけるとペニスをしごきながら亀頭を沈み込ませる。その感触を受けただけで再び最高潮を得た。
ペニスを奥まで沈み込ませる。きゃっ、と笑った後にマイヤは気持ちよさそげなため息をついた。彼女の奥は最初はゆるかったのにたちまち吸いついて来た。
腰を引いてみた。亀頭と幹を女膣の肉壁がまんべんなく舐めとって来た。すさまじい締まりだ。もう一度奥に押し出してみた。中は弾力を増して彼のペニスを増々悦ばせた。精液を吸い取ろうとする魂胆が見え見えの吸茎っぷりだった。
「マイヤさまのあそこ、すごい……」
気を付けないとすぐに放ってしまいそうだ。スピキオが往復運動を始める。締め付けがもっと強くなった。膣の中の感覚も鋭いマイヤは、大きな乳房を揺らしながら目に涙を浮かべながらスピキオにささやいた。
「とってもかたい。おまんこの中で元気に張り詰めてる……」
私はもうたじたじだよ。お世辞ではなく本当だった。大きなちんぽもそこそこ小さなちんぽも両方味わえる。スピキオは少年なのに中の中ぐらいの大きさだったからエクスタシーに至ることができるだろう。
感慨深いのはスピキオも同じだった。マイヤのはとても濡れていて気持ちがいい。できればずっとこのまま楽しみたい。谷間が精液まみれになったマイヤを見ながらスピキオは腰をスライドさせた。
どうしてもテンポが速くなってしまう。スピキオのペニスにもっと血が集まってしまった。血管が浮き出て芯の奥まで感じてしまう。限界が近づいていた。
「はあっ。はあっ。はあっ。はあっ……」
生殖への欲求が勝ってしまった。スピキオはうめき、マイヤの腹の中で2度目の射精がなされた。とてつもない満足感。マイヤがにっこりしながら呼びかける。
「もっとたくさん。ちょうだい?」
ねだる幼子の様なあどけない顔だった。スピキオのペニスはまた硬くなってしまった。
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