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第二部 『呪いの序曲。イーガの魔王』 (少年編から青年編の間のエピソード。)
62 オルフレッドの家出
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あの時、母とのけんかをしたオルフレッドは、宿場の中にある運送屋の事務所に向かった。そこにハンナの父がいた。
アスカウの村出身で、アーレント商会の元締めだった。一昨年に本店をここよりも大きく栄えているタカイチゲンシュタットに移したが、社長の地位を息子に譲って今は隠居の身であった。
「おうおう。オルフレッドちゃん。そんなに困った顔をしてどうしたのだね? お母さんと喧嘩かい?」
「おいちゃん。ハンナねえちゃんはどこにいるの?」
「ハンナかい。ふっふっふ。結婚の申し出ならおじちゃんはいつでもいいよ? しかし君はまだ9歳だ」
ハンナの父はオルフレッドを抱き上げた。体格が立派で重い。とはいえハンナの父も大柄で筋肉質だ。一時期警備兵団で働いた事もあるぐらいに腕っぷしが強かった。
「いやあ。いつ抱き上げても重いねえ。オルフレッドちゃんは将来、イズヴァルトさんのようになるかなあ?」
「ならないよ。だって武術は嫌いだし」
「だったらおじちゃんの会社で働くかい?」
この元社長はオルフレッドを買っていた。聞けば村の学問所で一番読み書きが得意らしいではないか。あの賢いトーリの息子だから確かにそうだろう。オルフレッドは記憶力がとても良い。
それから計算も得意らしい。あと地理も。常々、学問所で一番地図を読むのが大好きなルッソに似ていると思った。ハンナの父はルッソも買っていた。できればハンナを嫁にして、我が家に組み込みたかったな。
「そっちがいいかもしれないなあ。でも、羊の世話をするのも大好きだし」
「だったら半々でやればいい。ずっとこの村で働けばいいのだよ」
武人になりたくないのなら、会社で雇って事務仕事をやらせよう。ところでハンナは、とオルフレッドが問うと元社長は苦笑いしながら館にいると答えた。タカイチゲンシュタットの別宅にだ。
「ふうん。どうして今日は本宅にはいないの?」
「俺の弟がサカーイから戻ってきたからだよ。あいつは弟が大好きなんだ」
ハンナは幼いころから、元社長の末弟になついていた。実の兄よりもだ。ハンナに会いたいとオルフレッドがせがむと、元社長は馬車に乗せて連れて行った。
タカイチゲンシュタットはアスカウよりも栄えている。ここは耕作に適した土地が多く、もともと宿場町があるからだ。中心地の郊外にアーレント家の別宅があった。
屋敷のドアを叩くと、下女を連れてハンナが出迎えてくれた。金髪で目が大きい、ちょっとくせのある顔つきだ。少々下唇が突き出ていた。美人の部類ではある。
「あら、オルフレッドくん。私に会いここまで来てくれたの?」
ハンナが着ていたのは室内用のドレスだ。大きな乳房の谷間がたゆんと揺れていた。このかなり大きな乳房を、彼女は叔父や親しい下男達を楽しませたりしていた。
「ねえちゃん。今晩ここにかくまって?」
「いいよ。オルフレッドくんなら。なんならずっとここに住む?」
「そりゃだめだよ。だって俺、まだ9歳だよ? 結婚できないもん」
12歳になったらずっと居座るよ、と言いながら彼は屋敷に入った。一緒にいたハンナの父は彼女の胸元から、弟の唾液のにおいを嗅ぎ取ってしかめっ面をした。
「ハンナ、ルドルフおじさんはどうしたんだい?」
「さっき出て行ったよ。エルク兄さんと一緒に、ナントブルグの支店の視察に行ったわ」
「そうか。あいつは30になるっていうのにまだ結婚もしない。お前からもそろそろ嫁をみつけたらどうだ、と言っておいてくれ」
はーい。気の無い返事をするとハンナの父は仕事があると言って馬車に乗った。ハンナは自分の部屋にオルフレッドを招き入れた。
部屋の中はちょっと大人の男の汗のにおいがした。嗅覚が鋭敏な者であれば、彼女の身体とソファには、男の精液臭が漂っていたのに気づいていただろう。それもそのはず、ハンナはついさっきまで、叔父とあいびきをしていたのだ。
専らがパイズリとフェラチオだった。彼女へのクンニリングスと挿入は為されなかった。本当にナントブルグへの視察の用事があったから、のんびりと性愛遊戯に耽られなかったのだ。
つまり、彼女は不完全燃焼のままであった。そこへ、一緒にお風呂場に入っていちゃいちゃしたこともあるオルフレッドが来てくれた。まだ9歳だがどれほど立派なものをお持ちか、彼女はよく存じていた。
「ハンナねえちゃん……」
オルフレッドはハンナに抱き着いた。母と喧嘩したことを語り、彼女の同情を誘った。息子と取っ組み合って押さえつけるなんて、乱暴なお母さんだなあと苦笑した。
「何で笑っているんだよ! 俺、ナントブルグに行きたくないよ! アスカウにずっといたい!」
「仕方ないわ。あなたはトーリ様の息子なんだもの。まあでも、トーリおねえちゃんを様づけするのはなんだかしっくり来ないわ」
まさか王家に連なる人物だったとは。トーリは村の者にこれまで通り接するようにと申しつけていたからまあいいが。そういえばこの子は領主の息子さんになるのか。ハンナは花芯を熱くさせた。玉の輿を狙いたい。
オルフレッドとは7歳も離れている。けれどもいずれ彼も大人になる。糟糠の妻というのは概して浮気され放題だろうだが、自分も浮気をするから気にしない。
むしろ彼女はオルフレッドの肉体的魅力の虜になっていた。大柄な男の子だがなんだか柔らかい、いいにおいがする。女の子のそれに近い。
彼女は抱き着いて慰めを求めに来るオルフレッドを抱きしめてやった。ドレスを脱ぎ、わがままに育った乳房をさらけ出すとオルフレッドに吸って、と誘った。
「いつものように、おっぱいちゅうちゅうして気を鎮めて?」
「う、うん……」
オルフレッドはハンナの乳房にむしゃぶりついた。柔らかくて大きなおっぱいはとてもいい。くやしさを忘れさせてくれる。彼女はオルフレッドにズボンを脱いでとささやいた。
オルフレッドは口に乳首を含みながら、自分のズボンを降ろした。彼のペニスは強く勃起していた。9歳なのにもうすでに15センチ以上もあった。
いじり倒す事で亀頭がめくれあがっており、大いに発達している雁があった。幹は根元がものすごく太く広がっている。これのせいでハンナはなかなか離れたがらない。
2人してソファに倒れた。金色の陰毛に覆われたヴァギナは蜜を垂らしていた。ぐっちゃりとしたラヴィアにペニスが入り込む。2人は何度もセックスをしてきたから慣れていた。
「ハンナねえちゃん……」
オルフレッドのペニスが膣肉に包み込まれた。侵入の快感が彼を襲う。そのまま腰を動かし、ハンナを喘がせる。ペニスはヴァギナの中に入り込むと、一層大きく膨らんだ。
「お、オルフレッドくん……やっぱりすごい。とてもすごいよ……」
叔父はなかなかに挿入をしてくれない。たまにセックスの為に連れ込む下男たちもだ。挿入という奉仕をせずにパイズリフェラですっきりした顔になって去ってしまう。奥のむずむずするのをなかなかに癒してくれなかった。
たまに性交をする時には、「ほーらお嬢さん。おまちかねのちんぽだぞ?」などともったいぶった言い方をしてから挿入する。そんな言い方は彼女は大嫌いだった。ちんぽはもっと気軽に楽しませてよ。ばかばかしい。
対してオルフレッドは単純明快だ。自分が楽しんでかつ相手も楽しませる。焦らすことなんてやらない。そもそも性交の楽しみを学んだばかりの若い娘に、焦らしプレイは必要無かった。とにかく本能のまま腰を振り動かす。
「おっ、おねえちゃん! ハンナねえちゃん!」
オルフレッドが喘いで叫ぶ。彼の腰遣いは力強かった。ハンナは下腹のむずむずするのが解消され、心地よい挿入の動きに浸った。
少年が叫ぶ。精液が膣の中に飛び込んだ。ハンナは満ち足りた気分と考え始めた打算とで胸をいっぱいにしながら、新鮮な子胤液を子宮に飲ませた。
彼女はこの時、新たな生を自分の胎内に芽吹かせるだろうと予感した。その思いに伴う不思議な満足感を覚えながら、まだ硬いペニスのままのオルフレッドにささやいた。
「なんなら、私がオルフレッドくんのふるさとになってもいいんだよ?」
「ふるさと? なあにそれ?」
「もっともっとお腹の中にオルフレッドくんが出すものを注げば、いつかそうなるの。私をふるさとにしちゃいなよ?」
何だかよくわからないといった面持ちで、オルフレッドは腰を動かし続けた。ハンナは絶頂を覚えた。叔父からは舐めてでしか貰えないそれをオルフレッドから受け取った。自分の夫はこの子だろう。
自分が彼の妻となり、子供達の母親となる。いつも戻って来られる家庭という名のふるさとを築くのだ。
□ □ □ □ □
翌日。オルフレッドはハンナに連れられてナントブルグへ向かった。父にはオルフレッドを、お城の王様に是非とも会わせたいと手紙を送ってからだ。朝早くに向かい馬車を乗り継ぎ、翌々日には王都に入った。
東門から入ったナントブルグの街は、オルフレッドにとって初めての都会であった。ハンナはナントブルグにある父の会社の支店に向かう。そこには酒臭い息を放つ兄のエルクと叔父のルドルフがいた。
査察と称して2人はろくに仕事をしていなかった。酒場と娼館に入り浸っていたのだ。兄がご愛顧にしている娼館に、界隈で有名なサキュバスの娼婦がヘルプに入ったという。
おっぱいがものすごくでっかい。大抵、サキュバスは巨乳なのだが大きさが半端ではない。ややぽっちゃりめで黒髪のそのサキュバスのは、メジャーで測ると108センチを記録した。だけどデブではない。
「オーラフっていうサキュバスなんだけど、なかなかの上物でね」
「この2日間、彼女を貸し切っちゃったんだよ! 2人でね! あははははっ!」
聞けばホーデンエーネン金貨10枚。高級娼婦の10倍の値段だ。ハンナは呆れてものが言えなかった。それ、兄さんの月の報酬と同じじゃない?
「でさ、その子はサキュバスアイスクリームってのを作れるんだよ」
「尻からひねり出すんだぜ。糞だと思ってたのに本当にアイスクリームなんだ。食べたらなんと、甘い甘い!」
「そ、そうなの。ふ、ふーん……」
そのサキュバスは娼館でのアルバイトの日以外の昼間は、色街のアイスクリーム店で働いているという。ツノと翼と尻尾を隠してニンゲンの姿でいるという。
サキュバスアイスクリームは話で聞いたことがあった。食べてみようとハンナは思った。エルクに連れられてオルフレッドと一緒にそこに向かう。
ナントブルグの色街には、ニンゲンに化けたサキュバスが数多く店の前に立っていた。エルクはこの街区の有名人らしく、女達から桃色の声で誘いを受け続けた。
「は、ハンナねえちゃん……」
腰に抱き着くオルフレッドがハンナに呼びかけた。どうしたの、と尋ねるとちんちんがいらいらして出そうなんだ、と嘆いた。サキュバスの色香は純真な少年の毒らしい。
「こらえて。まあ気持ち悪いならそこの路地ですっきりさせようか?」
「だ、大丈夫だよ……」
ハンナとオルフレッドの色ボケな会話を聞いて、エルクはほくそ笑んだ。へえ、そこまで進んでいるのかね。しかし9歳で射精とは随分と成長が早いなとも思った。まるで聖騎士イズヴァルトみたいだなあ。
アイスクリーム店は色街の奥深くにあった。コミカルで可愛いサキュバスの絵が描かれた桃色の看板で目立っていた。
アイスクリーム店の名前はフラウ・ホーデンという。見たことが無い文字だがそう読むらしい。兄のエルクに尋ねたが、なんていう意味かはわからないと返された。
店の中は狭い。カウンターと料金表、テーブルと4つの椅子があるだけだ。ここで食べる仕組みらしい。今日は平日だから客は来ていない。いつもは立って食べる客がいるぐらいだという。
「らっしゃっせー! げほっ!」
店に入るとたばこくさい金髪でポニーテールの女が近づいてきた。喉の調子が悪いのか、げほげほと咳をする。美人だしおっぱいがおおきくてスタイルが良いのに、ひどく残念だなあとハンナは思った。
この女もサキュバスらしい。娼館でよく見かけるとエルクはささやいた。名前はハーマイオニー。おまんこのテクニックは絶品だが、行為の最中とにかく煙草をすぱすぱ吸って、部屋が煙たいと悪評高かった。
アスカウの村出身で、アーレント商会の元締めだった。一昨年に本店をここよりも大きく栄えているタカイチゲンシュタットに移したが、社長の地位を息子に譲って今は隠居の身であった。
「おうおう。オルフレッドちゃん。そんなに困った顔をしてどうしたのだね? お母さんと喧嘩かい?」
「おいちゃん。ハンナねえちゃんはどこにいるの?」
「ハンナかい。ふっふっふ。結婚の申し出ならおじちゃんはいつでもいいよ? しかし君はまだ9歳だ」
ハンナの父はオルフレッドを抱き上げた。体格が立派で重い。とはいえハンナの父も大柄で筋肉質だ。一時期警備兵団で働いた事もあるぐらいに腕っぷしが強かった。
「いやあ。いつ抱き上げても重いねえ。オルフレッドちゃんは将来、イズヴァルトさんのようになるかなあ?」
「ならないよ。だって武術は嫌いだし」
「だったらおじちゃんの会社で働くかい?」
この元社長はオルフレッドを買っていた。聞けば村の学問所で一番読み書きが得意らしいではないか。あの賢いトーリの息子だから確かにそうだろう。オルフレッドは記憶力がとても良い。
それから計算も得意らしい。あと地理も。常々、学問所で一番地図を読むのが大好きなルッソに似ていると思った。ハンナの父はルッソも買っていた。できればハンナを嫁にして、我が家に組み込みたかったな。
「そっちがいいかもしれないなあ。でも、羊の世話をするのも大好きだし」
「だったら半々でやればいい。ずっとこの村で働けばいいのだよ」
武人になりたくないのなら、会社で雇って事務仕事をやらせよう。ところでハンナは、とオルフレッドが問うと元社長は苦笑いしながら館にいると答えた。タカイチゲンシュタットの別宅にだ。
「ふうん。どうして今日は本宅にはいないの?」
「俺の弟がサカーイから戻ってきたからだよ。あいつは弟が大好きなんだ」
ハンナは幼いころから、元社長の末弟になついていた。実の兄よりもだ。ハンナに会いたいとオルフレッドがせがむと、元社長は馬車に乗せて連れて行った。
タカイチゲンシュタットはアスカウよりも栄えている。ここは耕作に適した土地が多く、もともと宿場町があるからだ。中心地の郊外にアーレント家の別宅があった。
屋敷のドアを叩くと、下女を連れてハンナが出迎えてくれた。金髪で目が大きい、ちょっとくせのある顔つきだ。少々下唇が突き出ていた。美人の部類ではある。
「あら、オルフレッドくん。私に会いここまで来てくれたの?」
ハンナが着ていたのは室内用のドレスだ。大きな乳房の谷間がたゆんと揺れていた。このかなり大きな乳房を、彼女は叔父や親しい下男達を楽しませたりしていた。
「ねえちゃん。今晩ここにかくまって?」
「いいよ。オルフレッドくんなら。なんならずっとここに住む?」
「そりゃだめだよ。だって俺、まだ9歳だよ? 結婚できないもん」
12歳になったらずっと居座るよ、と言いながら彼は屋敷に入った。一緒にいたハンナの父は彼女の胸元から、弟の唾液のにおいを嗅ぎ取ってしかめっ面をした。
「ハンナ、ルドルフおじさんはどうしたんだい?」
「さっき出て行ったよ。エルク兄さんと一緒に、ナントブルグの支店の視察に行ったわ」
「そうか。あいつは30になるっていうのにまだ結婚もしない。お前からもそろそろ嫁をみつけたらどうだ、と言っておいてくれ」
はーい。気の無い返事をするとハンナの父は仕事があると言って馬車に乗った。ハンナは自分の部屋にオルフレッドを招き入れた。
部屋の中はちょっと大人の男の汗のにおいがした。嗅覚が鋭敏な者であれば、彼女の身体とソファには、男の精液臭が漂っていたのに気づいていただろう。それもそのはず、ハンナはついさっきまで、叔父とあいびきをしていたのだ。
専らがパイズリとフェラチオだった。彼女へのクンニリングスと挿入は為されなかった。本当にナントブルグへの視察の用事があったから、のんびりと性愛遊戯に耽られなかったのだ。
つまり、彼女は不完全燃焼のままであった。そこへ、一緒にお風呂場に入っていちゃいちゃしたこともあるオルフレッドが来てくれた。まだ9歳だがどれほど立派なものをお持ちか、彼女はよく存じていた。
「ハンナねえちゃん……」
オルフレッドはハンナに抱き着いた。母と喧嘩したことを語り、彼女の同情を誘った。息子と取っ組み合って押さえつけるなんて、乱暴なお母さんだなあと苦笑した。
「何で笑っているんだよ! 俺、ナントブルグに行きたくないよ! アスカウにずっといたい!」
「仕方ないわ。あなたはトーリ様の息子なんだもの。まあでも、トーリおねえちゃんを様づけするのはなんだかしっくり来ないわ」
まさか王家に連なる人物だったとは。トーリは村の者にこれまで通り接するようにと申しつけていたからまあいいが。そういえばこの子は領主の息子さんになるのか。ハンナは花芯を熱くさせた。玉の輿を狙いたい。
オルフレッドとは7歳も離れている。けれどもいずれ彼も大人になる。糟糠の妻というのは概して浮気され放題だろうだが、自分も浮気をするから気にしない。
むしろ彼女はオルフレッドの肉体的魅力の虜になっていた。大柄な男の子だがなんだか柔らかい、いいにおいがする。女の子のそれに近い。
彼女は抱き着いて慰めを求めに来るオルフレッドを抱きしめてやった。ドレスを脱ぎ、わがままに育った乳房をさらけ出すとオルフレッドに吸って、と誘った。
「いつものように、おっぱいちゅうちゅうして気を鎮めて?」
「う、うん……」
オルフレッドはハンナの乳房にむしゃぶりついた。柔らかくて大きなおっぱいはとてもいい。くやしさを忘れさせてくれる。彼女はオルフレッドにズボンを脱いでとささやいた。
オルフレッドは口に乳首を含みながら、自分のズボンを降ろした。彼のペニスは強く勃起していた。9歳なのにもうすでに15センチ以上もあった。
いじり倒す事で亀頭がめくれあがっており、大いに発達している雁があった。幹は根元がものすごく太く広がっている。これのせいでハンナはなかなか離れたがらない。
2人してソファに倒れた。金色の陰毛に覆われたヴァギナは蜜を垂らしていた。ぐっちゃりとしたラヴィアにペニスが入り込む。2人は何度もセックスをしてきたから慣れていた。
「ハンナねえちゃん……」
オルフレッドのペニスが膣肉に包み込まれた。侵入の快感が彼を襲う。そのまま腰を動かし、ハンナを喘がせる。ペニスはヴァギナの中に入り込むと、一層大きく膨らんだ。
「お、オルフレッドくん……やっぱりすごい。とてもすごいよ……」
叔父はなかなかに挿入をしてくれない。たまにセックスの為に連れ込む下男たちもだ。挿入という奉仕をせずにパイズリフェラですっきりした顔になって去ってしまう。奥のむずむずするのをなかなかに癒してくれなかった。
たまに性交をする時には、「ほーらお嬢さん。おまちかねのちんぽだぞ?」などともったいぶった言い方をしてから挿入する。そんな言い方は彼女は大嫌いだった。ちんぽはもっと気軽に楽しませてよ。ばかばかしい。
対してオルフレッドは単純明快だ。自分が楽しんでかつ相手も楽しませる。焦らすことなんてやらない。そもそも性交の楽しみを学んだばかりの若い娘に、焦らしプレイは必要無かった。とにかく本能のまま腰を振り動かす。
「おっ、おねえちゃん! ハンナねえちゃん!」
オルフレッドが喘いで叫ぶ。彼の腰遣いは力強かった。ハンナは下腹のむずむずするのが解消され、心地よい挿入の動きに浸った。
少年が叫ぶ。精液が膣の中に飛び込んだ。ハンナは満ち足りた気分と考え始めた打算とで胸をいっぱいにしながら、新鮮な子胤液を子宮に飲ませた。
彼女はこの時、新たな生を自分の胎内に芽吹かせるだろうと予感した。その思いに伴う不思議な満足感を覚えながら、まだ硬いペニスのままのオルフレッドにささやいた。
「なんなら、私がオルフレッドくんのふるさとになってもいいんだよ?」
「ふるさと? なあにそれ?」
「もっともっとお腹の中にオルフレッドくんが出すものを注げば、いつかそうなるの。私をふるさとにしちゃいなよ?」
何だかよくわからないといった面持ちで、オルフレッドは腰を動かし続けた。ハンナは絶頂を覚えた。叔父からは舐めてでしか貰えないそれをオルフレッドから受け取った。自分の夫はこの子だろう。
自分が彼の妻となり、子供達の母親となる。いつも戻って来られる家庭という名のふるさとを築くのだ。
□ □ □ □ □
翌日。オルフレッドはハンナに連れられてナントブルグへ向かった。父にはオルフレッドを、お城の王様に是非とも会わせたいと手紙を送ってからだ。朝早くに向かい馬車を乗り継ぎ、翌々日には王都に入った。
東門から入ったナントブルグの街は、オルフレッドにとって初めての都会であった。ハンナはナントブルグにある父の会社の支店に向かう。そこには酒臭い息を放つ兄のエルクと叔父のルドルフがいた。
査察と称して2人はろくに仕事をしていなかった。酒場と娼館に入り浸っていたのだ。兄がご愛顧にしている娼館に、界隈で有名なサキュバスの娼婦がヘルプに入ったという。
おっぱいがものすごくでっかい。大抵、サキュバスは巨乳なのだが大きさが半端ではない。ややぽっちゃりめで黒髪のそのサキュバスのは、メジャーで測ると108センチを記録した。だけどデブではない。
「オーラフっていうサキュバスなんだけど、なかなかの上物でね」
「この2日間、彼女を貸し切っちゃったんだよ! 2人でね! あははははっ!」
聞けばホーデンエーネン金貨10枚。高級娼婦の10倍の値段だ。ハンナは呆れてものが言えなかった。それ、兄さんの月の報酬と同じじゃない?
「でさ、その子はサキュバスアイスクリームってのを作れるんだよ」
「尻からひねり出すんだぜ。糞だと思ってたのに本当にアイスクリームなんだ。食べたらなんと、甘い甘い!」
「そ、そうなの。ふ、ふーん……」
そのサキュバスは娼館でのアルバイトの日以外の昼間は、色街のアイスクリーム店で働いているという。ツノと翼と尻尾を隠してニンゲンの姿でいるという。
サキュバスアイスクリームは話で聞いたことがあった。食べてみようとハンナは思った。エルクに連れられてオルフレッドと一緒にそこに向かう。
ナントブルグの色街には、ニンゲンに化けたサキュバスが数多く店の前に立っていた。エルクはこの街区の有名人らしく、女達から桃色の声で誘いを受け続けた。
「は、ハンナねえちゃん……」
腰に抱き着くオルフレッドがハンナに呼びかけた。どうしたの、と尋ねるとちんちんがいらいらして出そうなんだ、と嘆いた。サキュバスの色香は純真な少年の毒らしい。
「こらえて。まあ気持ち悪いならそこの路地ですっきりさせようか?」
「だ、大丈夫だよ……」
ハンナとオルフレッドの色ボケな会話を聞いて、エルクはほくそ笑んだ。へえ、そこまで進んでいるのかね。しかし9歳で射精とは随分と成長が早いなとも思った。まるで聖騎士イズヴァルトみたいだなあ。
アイスクリーム店は色街の奥深くにあった。コミカルで可愛いサキュバスの絵が描かれた桃色の看板で目立っていた。
アイスクリーム店の名前はフラウ・ホーデンという。見たことが無い文字だがそう読むらしい。兄のエルクに尋ねたが、なんていう意味かはわからないと返された。
店の中は狭い。カウンターと料金表、テーブルと4つの椅子があるだけだ。ここで食べる仕組みらしい。今日は平日だから客は来ていない。いつもは立って食べる客がいるぐらいだという。
「らっしゃっせー! げほっ!」
店に入るとたばこくさい金髪でポニーテールの女が近づいてきた。喉の調子が悪いのか、げほげほと咳をする。美人だしおっぱいがおおきくてスタイルが良いのに、ひどく残念だなあとハンナは思った。
この女もサキュバスらしい。娼館でよく見かけるとエルクはささやいた。名前はハーマイオニー。おまんこのテクニックは絶品だが、行為の最中とにかく煙草をすぱすぱ吸って、部屋が煙たいと悪評高かった。
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