聖騎士イズヴァルトの伝説 外伝 『女王の末裔たち』

CHACOとJAGURA

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第二部 『呪いの序曲。イーガの魔王』 (少年編から青年編の間のエピソード。)

59 おしゃぶり姫の再起

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 明くる日の朝である。ベッドの横で一緒に眠っていたマルティンに、マイヤはおしゃぶりを求めた。ちんぽをしゃぶって精液を吸わないと、何故か身体がいらいらするからだ。

 フェアディナントは隣のベビーベッドに寝かして付けている。マルティンに抱き着いて耳元でささやいた。

「マルティンさま。起きてください。お願いがございます」
「んん……どうしたんですか、マイヤさん?」

 マルティンが目を開ける。彼女のおっぱいが彼の素肌にひっついていた。マイヤとマルティンは裸で寝る様にしていた。

「おちんちん。しゃぶりたいのです……」
「わ、わかりました」

 マルティンはベッドから起き上がった。マイヤを座らせてその裸身を見る。両腕と両脚を失った無残な身体だが、胴体は下腹の手術痕以外は見事なものだった。

 90以上はある大きな乳房とむっちりとした尻と腰。3度の出産を経た彼女の下半身は大きく広がっていた。それと、お腹にほんのりとお肉がついていた。

 愛くるしさと同時に卑猥さも兼ね備えた身体だ。抱えるとその肌のなめらかさにマルティンの本能は狂ってしまった。マイヤは二の腕でおっぱいを寄せながらせがむ。はやくしゃぶらせてください。  

「う、うん」

 幼い頃に包茎手術を受け、亀頭がむき出しになった彼のペニスは少年のそれに似つかわしくない太さと硬さだ。反り返ったペニスの先をマイヤの口元に近づける。

 マイヤは自分の唾液の匂いを嗅いだ。昨日の夜にしゃぶって放たせたからだ。それをついばみ、ねっとりとした舌遣いで愛で始めた。

「ま、マイヤさん……」

 ちゅぱちゅぱ。フェラチオの快楽にマルティンは彼女に起こった悲劇を考えられなくなった。それはマイヤも同じだ。おいしいザーメンミルクを飲ませてくれる肉蛇口を舐めると、こんなになった前の自分を思い出せたからだ。

 手足は無くなった。卵巣も。でも自分にはまだ、口と舌がある。考える為の脳もあれば、とてもたゆんとしたおっぱいやぷりぷりとしたお尻も。妊娠と出産でちょっと太ったけど。

 マルティンはうれしそうに呻き続けた。それから肉管からどぴゅっ、と濃い精液が口の中に放たれた。マルティンの精液の味はとても良い。イズヴァルト程ではないが舌と鼻を楽しませてくれる。

(うん。高級イタリア料理店のフルコースに出される海鮮スープみたいな味がする。)

 理性や感情ではイーガから出てイズヴァルトに会いたいと願っていた。でも身体はもう少しここにいてもいいんじゃないかと呼びかけている。それに、寝たきりだったから座るだけでも尻が痛い。

 精液は彼女の身体に喜びをもたらせてくれた。淫魔の血ゆえにだからだろう。マイヤは急に下腹が切なくなった。ちゅぱちゅぱだけでは物足らないよ。

 舌で亀頭をねぶりながら、ゆっくりと口を離した。彼女はシーツが濡れてしまったのを感じると、マルティンにせがんだ。

「お願いです。フェアディナントちゃんを産む前みたく、マイヤのおまんこを愛でてください」
「い、いいのですか?」
「う、疼くんです。いてもたってもいられないよ……」

 マイヤは後ろに倒れた。大股を開き濡れ切ったヴァギナを見せた。手入れをしていない。とはいえまばらに生えていて舐めるのに難儀はしなかった。

 うっすらとした茂みの下は、短いムダ毛がまわりに生えていた。その荒れ野に囲まれたぬかるんだ肉の花園は、せがむようにうごめいていた。

 やや伸びきっていたが子供を産んでもピンク色のきれいなラヴィアだ。それが蜜をしたたらせてペニスの来訪を望んでいた。マルティンはごくりとつばを飲み込み、マイヤに覆いかぶさった。

「う……あっ!」

 久しぶりの侵入と膣蜜の掻き出し行為にマイヤはいつも以上に感じてしまった。膣洞がきゅっと締まり、マルティンを悩ませた。

 ぬるりとして肉付きが豊かなそこがペニスをたじろがせる。マルティンはマイヤの大きな乳房を感じ、彼女と口を合わせて腰を振り動かす。止まらない。やめたくない。

「う…わっ!」

 マルティンはたちまち果ててしまった。マイヤもまた満足を得た。それでも2人は止まらなかった。このヴァギナを精液で満たしたい。マイヤは強く願いマルティンはそれに応えた。

 4回も果ててしまった。マルティンはぐったりとなってマイヤの母乳をちゅうちゅうと吸う。それを見て彼女は微笑ましく思った。恨みが吹っ飛んでしまっている。なんて自分は単純なのだろう?

(できれば、マルティンくんには存分に『慰謝料』を分捕りたいなあ。)

 イズヴァルトと再会しても。2人でこの『だるま女』をめいいっぱい可愛がって欲しい。でもである。それだけでは終わりにしたくない。

 もはや子を産む力が無い子宮に精を吸わせたからか。彼女には生きる為の強い力が湧き出していた。なかなかにイズヴァルトには会えないかもしれない。でも、もう1つの野望を是非とも叶えてみたい。違う方法で。

「マルティンさま。お願いがあるのです」

 アクメで疲れ切ったはずなのに、ますます力が湧いて来るのを感じながらマイヤは言う。

「本が読みたいの。それから、いろいろとこの国のことでやってみたいことがあるのですが……」

 英雄の恋人である彼女もまた、英雄となりうる女傑でもある。マルティンをもっと楽しませようと自分から腰を動かしながらせがんだ。義手とか義足とか無いかな?


□ □ □ □ □


 特注の義手義足は、1か月もせずに出来上がった。魔法によって駆動し、念じると動いてくれるらしい。専用の髪飾り型の脳波装置をつけると、より滑らかに動く。

 彼女は後頭部におだんごをつくり、それを飾った。義足には太ももに、義手は二の腕にはめる固定器具をつけるそうだ。

 操作方法を医療魔道士達から学び、マイヤは立った。違和感があり、脚の太ももに若干窮屈な痛さを感じた。それを伝えると後々緩衝材を入れるからと魔道士たちは答えた。

 動いてみた。最初は動きがもっさりとしていたが、命令をすればするほど動きが滑らかになった。外見はどうにもマネキンの手足と思える様な代物だったが、気にしなければいい。

 動き続ける。次第に腰と背中が痛くなった。あと、肩も。技術魔道士達からはその重さを軽減するスーツも作れると申し出られたが、彼女はリハビリとトレーニングで力をつけようと考えた。それに頼ると筋力が衰えると思ったからだ。

「ありがとう。そういういうわけで。ねえ、オットー?」

 マイヤはオットーを呼びつけた。たらいを持ってきて。オットーはしきりに嫌な顔をする。またかよこの女は?

「なあに、そのふてくされた顔は。王子の夫人にそんな顔をするのは謀反のたくらみでも抱いているのかしら?」
「い、いえ……そうではございませぬ」

 オットーはその部屋の備え付けの便所からたらいを持ってきた。あと、水が入った水差しとちり紙もだ。たらいは部屋の真ん中に置かれた。

「魔道士のみなさん。ちょっと集まってきていただけませんこと?」

 優雅そうな口っぷりでマイヤが呼びかける。何をするつもりなのだろうと魔道士達が近づいた。全員が男である。

 マイヤは椅子から立ち上がるとオットーは窓を開けた。マイヤは両脚が無かったから、太ももが見える短いスカートのドレスをまとっていた。彼女はスカートをたくしあげた。真っ白くむっちりとした太ももと腰と陰毛が、皆の目に映った。

「わっ!」
「ま、マイヤさま! 何をなされるおつもりで!」
「うふふ。こういうことよ?」

 マイヤは背を向けて尻を見せる。とても柔らかそうな大きくて丸い尻だ。桶にまたがり、しゃがみこんだ。

「ふんぬぬぬぬ!」

 丸見えの尻穴が開き締めし、おならを放ち始めた。ぷす。ぷす。ぷす。生々しい甘い香りのするおならに皆のペニスが勃起した。

 窓を開けても芳香が漂っている。ついでにオットーもクリトリスを勃起させ、女蜜を股からしたたらせてしまっていた。相当に強力な淫気をマイヤのおならから感じ取ってしまったからだ。

(……嫌だなあ。)

 サキュバスの血筋ゆえに過剰に反応してしまう。ついでに彼女はマイヤのおっぱいをじっと見ていた。あんな大きなもので『偽ちんぽずり』をされるとどうなるのかしら。ああ、おしゃぶりは絶対受けたくない。ハマってイキ殺されそうだから。

「さあ、近寄ってみてくださいな! おほほほ!」

 マイヤが呼びかけると魔道士らは寄って見た。実は誰もが、彼女の小さい頃のうんち動画を見ていた者達だった。かわいい尻穴から放たれるうんちにちんちんをおっきさせた経験もある。

 間近で見たマイヤの尻穴は、白がかったピンク色のきれいなものだった。肛門性交や尻穴いじりでやや育ってしまったが、きっと柔らかいに違いない。

「うぬっ!」

 肛門がにゅっと大きくなり、入口が大きく口を開いた。茶色く太い物がくわっと開いたものから放たれ、桶に落とし込まれていった。

「はあっ……」

 気持ちよさげなため息がうんちかすが尻穴を汚していくのを見て、彼等はもっと勃起した。肛門は尚もうごめき、にゅるにゅるとうんちを出す。排便量はかなりのものだ。

 マイヤは排便の快感に酔いしれて股から愛液をとろりとこぼし出した。量は常人の倍以上もある。それを目ざとく見つけた男達は増々興奮した。

 うんちが全て出た。桶にはこれでもか、というぐらいの便が溜まっていた。しかしこれはそれからおしっこがちょろちょろと出始めた。その光景を見てオットーはますます変な気分になってしまった。

(なにもかもにすけべの色が漂っているな。この子は……)

 とにかく艶めかしい。たぬき顔でたぬきみたいな愛らしさがあるのだが、淫蕩さもいっぱいで、とにかく相手を欲情させに来る。

 相当な淫魔の祖先を持つと聞いていた。『きつね顔』で細身のオットーは正直、この愛らしさを羨ましいと思っていた。この愛され上手め。その魅力の1割でも自分に寄越せ。

「ねえオットー。拭いて?」
「恐れながら。義手がどれだけ動くのかをお試しになられたら?」
「私、オットーの拭き方が気に入っているのよ?」

 ちっ。オットーは舌打ちしてマイヤの背後に向かった。改めて尻を見る。寝たきりの生活をしていた割に形が崩れていない。大きくて丸っこい。

 触ればふんわりとしており、ぺちぺちと叩きたくなってくる。彼女の臀部が良い物か、尻拭きと入浴の介助で存じていた。

 いいや、尻だけではない。身体全体に魅惑の感触が。隅から隅までふわっとしていて滑らか。まるで幼な児の肌だ。その肌からは人の心をくすぐる甘い香りが常に漂っている。

(アドルフ様が溺れ、マルティン様が手放したくないのはよくわかる。)

 オットーはマイヤの尻を持ち上げた。その感触だけで胸が高鳴ってしまった。なんなのこれは。尻に触れる手が喜んでいた。

 尻穴の周りはもっと蠱惑的な柔らかさ。直に触りたかったがちり紙越しであきらめた。マイヤが嬉しそうにため息をつく。常に垂らし込みにかかっている尻だ。むかつく。

 汚れを拭き、肛門の周囲に清めの水をかけてもらうと、マイヤは魔道士らに呼びかけた。お礼におしゃぶりを差し上げて進ぜます。皆が驚いた。

「お、恐れ多くもマイヤ様とその様なことをなされるのは……」
「いいんだよ。マルティン様は私が好きなようにやっていいと言ってくれたわ。さあ、誰からおちんちんを差し出してくれるのかしら?」

 マイヤが呼びかけると魔道士達のうち1人が進み出た。衣服から勃起したペニスをさらけ出す。

 彼女はそれを口に咥えてしごき始めた。気持ちよさげにうめきながら相手の男は果てた。フェラチオによる労いが全員のちんぽに行き渡った後、肌を艶光らせながらオットーに言った。

「オットー。明日からこの義足と義手の訓練を日課に取り入れるよ。貴方を含めた私のお手伝いさんの予定に組み込んでおいてね」
「明日からですか。わかりました」
「それとね。私、本が読みたい。このお館の図書室でも構わないけど、どこかほかに、珍しい本が沢山置いてある図書館はあるかしら?」
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