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第二部 『呪いの序曲。イーガの魔王』 (少年編から青年編の間のエピソード。)
16 ホーデンエーネンからの留学生⑤
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マルティン=トードヴェル=キョウゴクマイヤー。
アドルフ王太子のたった1人の男児。この時9歳である。彼は父と違い母によく似て、頑健で聡明な少年だ。
こんなエピソードがある。ある時、彼が祖父とともに王城近くの公園で散歩していた。そこそこに富裕な住民の散歩コースであったそこは、犬のふんをよく見かけた。
「まったくけしからん。最近の住民は飼い犬のふんの後始末もしないのか?」
国王が怒ると幼いマルティンはこう祖父に助言したという。
「いいことではありませんか。わんちゃんのうんちをそのままにするのは、この公園の掃除夫を信頼しての事でしょう。ほうったらかしにしていれば今頃きっと、足の踏み場も無いぐらいにうんちが落ちているはずです」
彼は道端に落ちている犬のふんを調べ、できたてのほかほかなものばかりで1日2日経ったやや干からびたものが無いぞと祖父に教えた。
「なるほどなあ」
「陛下。この公園の掃除夫にもっとやる気を出させれば、公園の犬のうんちはもっと減るかと思われます。お手当を増やして頑張ってもらえば良いのではないのでしょうか」
国王は孫の言う事に耳を傾け、まずは掃除夫の給料について調べる事にした。愕然とした。行政はその公園の管理会社に毎月委託費を払っているのだが、掃除夫の給料がどうにも安い給料だったからだ。
それをマルティンに告げると彼はこう答えた。たぶん公園の掃除夫を雇っている管理会社がピンハネをしているかもしれません。その通りであった。
「こうしたらどうでしょう。管理会社と雇われ人を一旦王家の家臣に引き立てるのです。社長には男爵の位を与えてみてはいかがでしょうか」
男爵になることで、毎月いくら使ったとか徹底的に問いただすことが出来る。イーガの法律では民はある程度放任だったが、貴族に関してはいささか厳しい。
王家の要求は絶対だ。逆らったら罰金かお家取りつぶしである。国王は管理会社の社長を貴族にする案は取り入れなかったが、経費と社員への給料を正してやった。
その他にもいろいろとマルティンのエピソードはあるが、彼は将来を嘱望される少年であった。しかも健康優良児。毎日馬術や弓術の鍛錬もしていた。
アドルフは己の身体が弱いゆえに、息子のマルティンを次の王にして欲しいと父に頼んでいた。彼もまたまだ幼い嫡男に期待を寄せていたのである。
□ □ □ □ □
「はあつ……はあっ……」
夕方。屋敷の御曹司の居室での事。幼い少年は机に向かい、目の前の水晶版に映し出されるその映像を見ながら喘いでいた。
その水晶版の手前には、小さな受け皿がついており1個の映像水晶が乗せられている。水晶の中身を水晶版に映し出す為の器具だ。
置台がついて立てられていた平たい板には、素っ裸になった黒髪の幼女がお尻を突き出して桶の中にうんちをひねる姿があった。蒼にも見える黒髪のその娘は大層愛らしかった。
「ああっ……くうう……」
少年はそれを見て己のペニスをしごき続ける。彼のそれは父と同じく乳児の頃に手術を受けていた。この年頃の少年にしては発達していた。11センチぐらいで太ましい。
先月やってきた初めての射精は、この水晶玉に記録された童女の排便光景でだ。自慰行為自体は7歳の頃からちょくちょくやっていたが、大抵はこの童女の映像でだった。
童女のアナルがクローズアップされ、排便を終えたばかりの尻穴がひくひくとうごめくのがくっきりと見えた。その後ろの女膣の入口も少しだけ割れ目から顔を出し、とろりとした幼蜜を垂らしている。
「ふ……あっ……!」
少年はうめき、気持ちよく勃起したペニスから精を放った。机の裏側にかかり、絨毯にそそうする。欲情が落ち着き正気に戻った彼は理性を取り戻した。
「いけない……拭かなくちゃ」
少年はちり紙を取ってペニスを拭いたあと、机にかかって滴り落ちる精液をぬぐった。そこに扉を叩く音が。
「殿下、お邪魔いたしますよ」
「は、はい……!」
少年はちり紙をそそくさとゴミ箱の中に入れた。入ってきたのは20ぐらいの胸元が豊かな女中だ。父の手がついたと妹達から聞いた事がある。
「……何やら臭いますわね?」
「いや、気のせいだよ」
「ごまかしなさいまするな。おのこにとって普通のことなのですよ?」
女中は少年と机から精液のにおいを感じ取っていた。造り始めの清冽さを感じさせるものである。彼女はこのにおいを何度か嗅いだことがあった。
「ニコラ。何の用事だい?」
「お父上様から殿下のご様子を伺いに来いと申しつけられてやって参りました」
今はこの少年の自由時間だ。こういう時はいつも好きなポルノ映像を見て手淫をし、精を放って気を落ち着かせていた。
「殿下。我らにお命じくだされば、何もお手を汚すおこないはなさらずとも良いのです」
「ニコラ……」
「マルティン様はこの国にとって大事なお方です」
この少年こそマルティン=トードヴェル=キョウゴクマイヤー。アドルフのたった1人の息子であり、未来のイーガ国王だ。ニコラは近づいて右ひざをつけた。
「我ら一同、一生忠誠を誓うべきお方……あら、その水晶版の映像は?」
ニコラはちらとみて、顔をほころばせてしまう。映像には黒髪の童女が歳と体付きにそぐわぬ、ちょっと膨らみ過ぎなおっぱいを、映像を撮っている相手のペニスにこすりつけていたのだ。
「うふふふ。ホーデンエーネンのかわいい『おしゃぶり姫ちゃん』のうんち動画でございますわね」
「ニコラも持っているのかい?」
「ええ。内容はどすけべきわまりないですが、かわいいぶりぶり姫は目の保養なのです」
ニコラはこの映像に移る少女、つまりはマイヤの『おたから動画水晶』のコレクターだった。マイヤが草むらでひねるところやおまるにお尻をつける姿。それから撮影者のペニスをしゃぶったりおっぱいでさわさわするものを大量に集めていた。
「うふふふ。本当に可愛らしいですわね。しかしこれでおちんちんをいじってなさっていたのですか?」
「ま、まあ……」
「その気持ちがわかりません。ただただ、愛らしくて抱きしめちゃいたくなるだけなのに……」
ニコラはうっとりとして幼い頃のマイヤの姿を眺めていた。それから思い出したように言う。どうやらこのイーガに来ているらしい。
「本当のことかい?」
「らしいですわね。しかも将来の背の君と共に来られているようです」
マルティンは胸が高鳴った。『おしゃぶり姫』がこのイーガに来ているとは。彼の初恋は映像にうつるマイヤだった。愛くるしさいっぱいにお尻からぶりぶりとひねる姿に恋をしてしまったのだ。
「あら、マルティン様。またまた股間のものが起き出してしまわれましたね?」
「あ、ああ……」
マルティンが履いていたタイツの股間のあたりがぴっちりとなってしまった。ニコラは優しく微笑みかけると、マルティンのタイツを脱がして楽にさせた。
精を放ったばかりで濃厚なにおいを放つ直立したペニスだ。ニコラは何も言わず、それを口に頬張り、首と舌を動かし始めた。
「ああ……ニコラ……」
何度やられてもこれは気持ちがいい。マルティンは精通が始まる前から、ニコラを含む女中や父の妾達から、フェラチオによる男性器の研磨を受けて来た。
1日で最低でも1回。調子の良い日は3回も。精通が始まってからは朝と晩に必ず鎮めに来る。
マルティンの睾丸は大きい。将来は沢山の子供に恵まれるのを約束されていた。国の長たるものは絶倫でなくてはならない。祖父や父からはそう言い聞かされていた。
「ニコラ……ニコラ……あああああっ!」
マルティンのペニスの導管から大量の精液が放たれた。女中は余さず口の中に受け止め、のどに絡みつくどろしとしたものをつばと一緒に飲み込んだ。
その行いは彼女にとって至福の時でもあった。何故なら美容と健康に良いとされる高貴な者の精を拝領できたのだから。
その仕草にマルティンは増々盛ってしまった。映像の中の幼いマイヤが小さな口で撮影者や相手役のペニスをくすぐり、弄んだ後に出されたものを美味しそうに飲む姿と重ね合わさったからだ。
「ニコラ、お願いがあるんだけど……」
「ふふ。わかっておりますとも」
マルティンのペニスは残り汁を垂らしながら直立していた。ニコラは上着を脱ぎ、紐のタイを外してシャツの前を開ける。重そうに垂れた白い乳がぼろんと出た。
「さあ、お含みになさいまし。殿下」
彼女が腰を上げるとマルティンは右の乳房にむしゃぶりついた。ニコラの乳首を強く吸うと、少しだけとろりとしたものが出てきた。彼女はつい三カ月前に子を産んだばかりであった。
しかし彼女は独身だ。産まれた女の赤ん坊の父親はわからぬ。主君アドルフともこの館の警護の者とも噂されている。とはいえニコラは夫がいなくても娘を育てるのに充分な給金を王太子から貰っていた。
ちゅぷっと音を立ててマルティンは母乳を吸い込む。ニコラは左手でマルティンのペニスをしごくが、手で放つ様な寂しい果て方は御曹司に対して無礼である。
「殿下。椅子に腰掛けてもよろしいでしょうか」
マルティンは乳房を含みながらうなずいた。ニコラは長いスカートをめくりあげ、ちぢれた陰毛がびっしりと茂る陰部を顕にすると、マルティンが座っていた椅子に腰掛けた。
しっかりとした造りの皮張りの回転椅子だ。彼女は両脚をひじ掛けに乗せると、しっとりと濡れた肉裂を指で広げてみせた。
「さあ、マルティン様。思う存分お学びになってください」
女膣の勉強だ。ぬるりとした熱い中の感触を覚えさせ、その温かみとにおいとを染みつかせる。マルティンは乳房から唇を離し、ニコラの首筋にしがみついた。
「うあああーっ。ニコラ、ニコラ!」
湿潤な谷間は少年の生殖器にとって刺激が強すぎた。数回その中で暴れるだけで、会陰を貫くしびれが彼を襲った。それでも勃起は収まらない。マルティンは激しく腰を動かす。
「ああっ。殿下……」
ニコラは御曹司の成長を喜んでいた。しかしマルティンの子を産むのは考えていない。子宮にはちゃんと避妊の為のまじないをかけていた。
「わあっ!」
マルティンはまたも絶頂に達した。膣の中で精液が流し込まれる。それでもまだ勃起は止まらない。この幼い少年の生殖機能は、将来の王者にふさわしいものだった。
マルティンは何度も喘いで喜びの叫びをあげた。精液が何度も放たれた。彼とてこれが初めての性交ではない。いつもの様にフェラチオをされ、精通が起こった時に相手の侍女に手ほどきを受けたのだ。
射精を限界まで続けてやっとペニスはぐったりとなった。ニコラは驚かされた。フェラチオを含めて8回もマルティンは果てたのだ。
(すごいわ。マルティン殿下は……)
身も心もぐったりとなったマルティンは、膣からだらんとなったペニスを引き抜くとニコラの乳房にむしゃぶりついた。彼女の乳首からにじんだものを口に含み、もっと勃起と射精とを続けようという目論みだった。
しかし彼の性欲はそこで収まってしまった。いくら乳房をねぶってもペニスが勃起しない。マルティンは悲しそうな目でニコラに目を向けた。ごめんね。君が気持ちよくならずに終わっちゃった。
「……殿下。気になさらなくてもよいのです。ニコラは殿下がとても嬉しそうにするだけで、それだけで幸せでございます」
「ニコラ……」
今日のレッスンは終わった。後片付けをするとマルティンはニコラと共に部屋を出た。気分転換に中庭で散歩をする為にだ。
1階への階段へと向かう途中、彼はオットーに呼びかけられた。父のアドルフが及びだと彼女は答えた。
「お父様が? 一体何の用事だろうね、オットー?」
「どんな用事かはわかりませんが、とりあえず一緒について来てください。お父様は書斎でお待ちかねですよ」
アドルフは窓を開けてタバコをふかしながら待っていた。扉からオットーがノックする音が鳴った。急ぎタバコの火を消して息子を迎え入れた。マルティンは非難の目つきを向けていた。
「……お父様。タバコはお体にわるいとお医者様から言われているではありませんか? クララにも」
「許してくれ。これだけは止められないのだ。臭いのは我慢してくれ。お前に話したいことがあったからな」
「話したいことですか? どの様な?」
マルティンが近づくとアドルフは答えた。新しい家庭教師が来る。
「何の先生です? もう既にありとあらゆる学術の講義は受けているつもりですが……」
「どちらかといえば雑学みたいなものだよ。隣国の歴史や文化、風土について教えてくれる先生だ。出来不出来は問わないつもりだ」
「ホーデンエーネンですか? 何の為に?」
マルティンは眉をしかめ、オットーは何も知らないかの様にだんまりを決め込む。ニコラは必要の無さそうな事をいきなり何をと考え込んでいた。
アドルフ王太子のたった1人の男児。この時9歳である。彼は父と違い母によく似て、頑健で聡明な少年だ。
こんなエピソードがある。ある時、彼が祖父とともに王城近くの公園で散歩していた。そこそこに富裕な住民の散歩コースであったそこは、犬のふんをよく見かけた。
「まったくけしからん。最近の住民は飼い犬のふんの後始末もしないのか?」
国王が怒ると幼いマルティンはこう祖父に助言したという。
「いいことではありませんか。わんちゃんのうんちをそのままにするのは、この公園の掃除夫を信頼しての事でしょう。ほうったらかしにしていれば今頃きっと、足の踏み場も無いぐらいにうんちが落ちているはずです」
彼は道端に落ちている犬のふんを調べ、できたてのほかほかなものばかりで1日2日経ったやや干からびたものが無いぞと祖父に教えた。
「なるほどなあ」
「陛下。この公園の掃除夫にもっとやる気を出させれば、公園の犬のうんちはもっと減るかと思われます。お手当を増やして頑張ってもらえば良いのではないのでしょうか」
国王は孫の言う事に耳を傾け、まずは掃除夫の給料について調べる事にした。愕然とした。行政はその公園の管理会社に毎月委託費を払っているのだが、掃除夫の給料がどうにも安い給料だったからだ。
それをマルティンに告げると彼はこう答えた。たぶん公園の掃除夫を雇っている管理会社がピンハネをしているかもしれません。その通りであった。
「こうしたらどうでしょう。管理会社と雇われ人を一旦王家の家臣に引き立てるのです。社長には男爵の位を与えてみてはいかがでしょうか」
男爵になることで、毎月いくら使ったとか徹底的に問いただすことが出来る。イーガの法律では民はある程度放任だったが、貴族に関してはいささか厳しい。
王家の要求は絶対だ。逆らったら罰金かお家取りつぶしである。国王は管理会社の社長を貴族にする案は取り入れなかったが、経費と社員への給料を正してやった。
その他にもいろいろとマルティンのエピソードはあるが、彼は将来を嘱望される少年であった。しかも健康優良児。毎日馬術や弓術の鍛錬もしていた。
アドルフは己の身体が弱いゆえに、息子のマルティンを次の王にして欲しいと父に頼んでいた。彼もまたまだ幼い嫡男に期待を寄せていたのである。
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「はあつ……はあっ……」
夕方。屋敷の御曹司の居室での事。幼い少年は机に向かい、目の前の水晶版に映し出されるその映像を見ながら喘いでいた。
その水晶版の手前には、小さな受け皿がついており1個の映像水晶が乗せられている。水晶の中身を水晶版に映し出す為の器具だ。
置台がついて立てられていた平たい板には、素っ裸になった黒髪の幼女がお尻を突き出して桶の中にうんちをひねる姿があった。蒼にも見える黒髪のその娘は大層愛らしかった。
「ああっ……くうう……」
少年はそれを見て己のペニスをしごき続ける。彼のそれは父と同じく乳児の頃に手術を受けていた。この年頃の少年にしては発達していた。11センチぐらいで太ましい。
先月やってきた初めての射精は、この水晶玉に記録された童女の排便光景でだ。自慰行為自体は7歳の頃からちょくちょくやっていたが、大抵はこの童女の映像でだった。
童女のアナルがクローズアップされ、排便を終えたばかりの尻穴がひくひくとうごめくのがくっきりと見えた。その後ろの女膣の入口も少しだけ割れ目から顔を出し、とろりとした幼蜜を垂らしている。
「ふ……あっ……!」
少年はうめき、気持ちよく勃起したペニスから精を放った。机の裏側にかかり、絨毯にそそうする。欲情が落ち着き正気に戻った彼は理性を取り戻した。
「いけない……拭かなくちゃ」
少年はちり紙を取ってペニスを拭いたあと、机にかかって滴り落ちる精液をぬぐった。そこに扉を叩く音が。
「殿下、お邪魔いたしますよ」
「は、はい……!」
少年はちり紙をそそくさとゴミ箱の中に入れた。入ってきたのは20ぐらいの胸元が豊かな女中だ。父の手がついたと妹達から聞いた事がある。
「……何やら臭いますわね?」
「いや、気のせいだよ」
「ごまかしなさいまするな。おのこにとって普通のことなのですよ?」
女中は少年と机から精液のにおいを感じ取っていた。造り始めの清冽さを感じさせるものである。彼女はこのにおいを何度か嗅いだことがあった。
「ニコラ。何の用事だい?」
「お父上様から殿下のご様子を伺いに来いと申しつけられてやって参りました」
今はこの少年の自由時間だ。こういう時はいつも好きなポルノ映像を見て手淫をし、精を放って気を落ち着かせていた。
「殿下。我らにお命じくだされば、何もお手を汚すおこないはなさらずとも良いのです」
「ニコラ……」
「マルティン様はこの国にとって大事なお方です」
この少年こそマルティン=トードヴェル=キョウゴクマイヤー。アドルフのたった1人の息子であり、未来のイーガ国王だ。ニコラは近づいて右ひざをつけた。
「我ら一同、一生忠誠を誓うべきお方……あら、その水晶版の映像は?」
ニコラはちらとみて、顔をほころばせてしまう。映像には黒髪の童女が歳と体付きにそぐわぬ、ちょっと膨らみ過ぎなおっぱいを、映像を撮っている相手のペニスにこすりつけていたのだ。
「うふふふ。ホーデンエーネンのかわいい『おしゃぶり姫ちゃん』のうんち動画でございますわね」
「ニコラも持っているのかい?」
「ええ。内容はどすけべきわまりないですが、かわいいぶりぶり姫は目の保養なのです」
ニコラはこの映像に移る少女、つまりはマイヤの『おたから動画水晶』のコレクターだった。マイヤが草むらでひねるところやおまるにお尻をつける姿。それから撮影者のペニスをしゃぶったりおっぱいでさわさわするものを大量に集めていた。
「うふふふ。本当に可愛らしいですわね。しかしこれでおちんちんをいじってなさっていたのですか?」
「ま、まあ……」
「その気持ちがわかりません。ただただ、愛らしくて抱きしめちゃいたくなるだけなのに……」
ニコラはうっとりとして幼い頃のマイヤの姿を眺めていた。それから思い出したように言う。どうやらこのイーガに来ているらしい。
「本当のことかい?」
「らしいですわね。しかも将来の背の君と共に来られているようです」
マルティンは胸が高鳴った。『おしゃぶり姫』がこのイーガに来ているとは。彼の初恋は映像にうつるマイヤだった。愛くるしさいっぱいにお尻からぶりぶりとひねる姿に恋をしてしまったのだ。
「あら、マルティン様。またまた股間のものが起き出してしまわれましたね?」
「あ、ああ……」
マルティンが履いていたタイツの股間のあたりがぴっちりとなってしまった。ニコラは優しく微笑みかけると、マルティンのタイツを脱がして楽にさせた。
精を放ったばかりで濃厚なにおいを放つ直立したペニスだ。ニコラは何も言わず、それを口に頬張り、首と舌を動かし始めた。
「ああ……ニコラ……」
何度やられてもこれは気持ちがいい。マルティンは精通が始まる前から、ニコラを含む女中や父の妾達から、フェラチオによる男性器の研磨を受けて来た。
1日で最低でも1回。調子の良い日は3回も。精通が始まってからは朝と晩に必ず鎮めに来る。
マルティンの睾丸は大きい。将来は沢山の子供に恵まれるのを約束されていた。国の長たるものは絶倫でなくてはならない。祖父や父からはそう言い聞かされていた。
「ニコラ……ニコラ……あああああっ!」
マルティンのペニスの導管から大量の精液が放たれた。女中は余さず口の中に受け止め、のどに絡みつくどろしとしたものをつばと一緒に飲み込んだ。
その行いは彼女にとって至福の時でもあった。何故なら美容と健康に良いとされる高貴な者の精を拝領できたのだから。
その仕草にマルティンは増々盛ってしまった。映像の中の幼いマイヤが小さな口で撮影者や相手役のペニスをくすぐり、弄んだ後に出されたものを美味しそうに飲む姿と重ね合わさったからだ。
「ニコラ、お願いがあるんだけど……」
「ふふ。わかっておりますとも」
マルティンのペニスは残り汁を垂らしながら直立していた。ニコラは上着を脱ぎ、紐のタイを外してシャツの前を開ける。重そうに垂れた白い乳がぼろんと出た。
「さあ、お含みになさいまし。殿下」
彼女が腰を上げるとマルティンは右の乳房にむしゃぶりついた。ニコラの乳首を強く吸うと、少しだけとろりとしたものが出てきた。彼女はつい三カ月前に子を産んだばかりであった。
しかし彼女は独身だ。産まれた女の赤ん坊の父親はわからぬ。主君アドルフともこの館の警護の者とも噂されている。とはいえニコラは夫がいなくても娘を育てるのに充分な給金を王太子から貰っていた。
ちゅぷっと音を立ててマルティンは母乳を吸い込む。ニコラは左手でマルティンのペニスをしごくが、手で放つ様な寂しい果て方は御曹司に対して無礼である。
「殿下。椅子に腰掛けてもよろしいでしょうか」
マルティンは乳房を含みながらうなずいた。ニコラは長いスカートをめくりあげ、ちぢれた陰毛がびっしりと茂る陰部を顕にすると、マルティンが座っていた椅子に腰掛けた。
しっかりとした造りの皮張りの回転椅子だ。彼女は両脚をひじ掛けに乗せると、しっとりと濡れた肉裂を指で広げてみせた。
「さあ、マルティン様。思う存分お学びになってください」
女膣の勉強だ。ぬるりとした熱い中の感触を覚えさせ、その温かみとにおいとを染みつかせる。マルティンは乳房から唇を離し、ニコラの首筋にしがみついた。
「うあああーっ。ニコラ、ニコラ!」
湿潤な谷間は少年の生殖器にとって刺激が強すぎた。数回その中で暴れるだけで、会陰を貫くしびれが彼を襲った。それでも勃起は収まらない。マルティンは激しく腰を動かす。
「ああっ。殿下……」
ニコラは御曹司の成長を喜んでいた。しかしマルティンの子を産むのは考えていない。子宮にはちゃんと避妊の為のまじないをかけていた。
「わあっ!」
マルティンはまたも絶頂に達した。膣の中で精液が流し込まれる。それでもまだ勃起は止まらない。この幼い少年の生殖機能は、将来の王者にふさわしいものだった。
マルティンは何度も喘いで喜びの叫びをあげた。精液が何度も放たれた。彼とてこれが初めての性交ではない。いつもの様にフェラチオをされ、精通が起こった時に相手の侍女に手ほどきを受けたのだ。
射精を限界まで続けてやっとペニスはぐったりとなった。ニコラは驚かされた。フェラチオを含めて8回もマルティンは果てたのだ。
(すごいわ。マルティン殿下は……)
身も心もぐったりとなったマルティンは、膣からだらんとなったペニスを引き抜くとニコラの乳房にむしゃぶりついた。彼女の乳首からにじんだものを口に含み、もっと勃起と射精とを続けようという目論みだった。
しかし彼の性欲はそこで収まってしまった。いくら乳房をねぶってもペニスが勃起しない。マルティンは悲しそうな目でニコラに目を向けた。ごめんね。君が気持ちよくならずに終わっちゃった。
「……殿下。気になさらなくてもよいのです。ニコラは殿下がとても嬉しそうにするだけで、それだけで幸せでございます」
「ニコラ……」
今日のレッスンは終わった。後片付けをするとマルティンはニコラと共に部屋を出た。気分転換に中庭で散歩をする為にだ。
1階への階段へと向かう途中、彼はオットーに呼びかけられた。父のアドルフが及びだと彼女は答えた。
「お父様が? 一体何の用事だろうね、オットー?」
「どんな用事かはわかりませんが、とりあえず一緒について来てください。お父様は書斎でお待ちかねですよ」
アドルフは窓を開けてタバコをふかしながら待っていた。扉からオットーがノックする音が鳴った。急ぎタバコの火を消して息子を迎え入れた。マルティンは非難の目つきを向けていた。
「……お父様。タバコはお体にわるいとお医者様から言われているではありませんか? クララにも」
「許してくれ。これだけは止められないのだ。臭いのは我慢してくれ。お前に話したいことがあったからな」
「話したいことですか? どの様な?」
マルティンが近づくとアドルフは答えた。新しい家庭教師が来る。
「何の先生です? もう既にありとあらゆる学術の講義は受けているつもりですが……」
「どちらかといえば雑学みたいなものだよ。隣国の歴史や文化、風土について教えてくれる先生だ。出来不出来は問わないつもりだ」
「ホーデンエーネンですか? 何の為に?」
マルティンは眉をしかめ、オットーは何も知らないかの様にだんまりを決め込む。ニコラは必要の無さそうな事をいきなり何をと考え込んでいた。
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