聖騎士イズヴァルトの伝説 外伝 『女王の末裔たち』

CHACOとJAGURA

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第二部 『呪いの序曲。イーガの魔王』 (少年編から青年編の間のエピソード。)

主要登場人物・地理について(第二部)

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【登場人物】


イズヴァルト=シギサンシュタウフェン

本シリーズの主人公。聖騎士イズヴァルト。ホーデンエーネンの若き無双の戦士。15歳。


マイヤ=カモセンブルグ
(マイヤ=カツランダルク)

本シリーズのヒロイン。イズヴァルトの恋人で侍女だが、様々な理由で国王から期待されている。11歳。


トーリ
(トーリ=カモセンブルグ)

マイヤの姉。アスカウの村で一番の美人。ルッソ=シュミットの妻。17歳。サキュバスの血をひく女王たちが治めた古代王国の末裔で、カミラほか、多くの『遺臣』たちに護られている。


触手姫のブランカ

魔族の幼な子。半透明のぷるぷるした身体をしている。ヒッジランドの前の王朝の勃興に寄与した。ウラスコーの街の護りをつとめていたのだが……。


コーザ=ストーンマウント

キンキ大陸の北部にあるエチウ諸島を支配する、パラッツォ教の教主。史上最強の魔道士と呼ばれた父と、魔界で魔王を脅かすほどの逸材、と呼ばれた淫魔の母を持つ。


司祭騎士ヘンリック=イプセン

パラッツォ教の司祭であり魔法戦士。突剣や片刃剣の使い手。能吏としての才があり、教主コーザから一目置かれている。


アドルフ王太子
(アドルフ=トードヴェル=キョウゴクマイヤー)

イーガ魔法王国の王太子。魔道については天賦の才の持ち主だが、身体が弱い。


セイン王子
(セイン=ホーデンエーネン)

ホーデンエーネンの王子。勇猛果敢で戦場では陣頭指揮を取る程だが、政治には疎い。


アナキン=スカルファッカー

ホーデンエーネンのナントブルグ地方に領地を持つ『カツランダルク御三家』1つ、スカルファッカー家の跡取り。ソーロー家に婿入りした兄がいる。



【地理】

 イズヴァルトの世界は赤道というものが無く、基本的に北は寒く、南は熱いという単純構造の世界です。
(北極は氷の大地、南極は延々と続く砂漠地帯。)


■キンキ大陸

 世界の中央に位置する大陸。
 精強な軍隊を擁する軍事国家・ホーデンエーネン王国が北と南を治めている。
 自治都市サカーイが南部の西側の端っこを、南東部の平野の大半をイーガ王国が領している。 
 大陸中央のアカサカチハヤ山地は魔族の支配地域で、ニンゲンの統治が及んでいない。
 北部は寒冷な平野ばかり、南部はいくつもの山脈がある比較的温暖な地域である。


★主な国


『ホーデンエーネン王国』

 キンキ大陸の覇王・ホーデンエーネン家をあるじと戴く君主制国家。首都は大陸中部の西寄りにあるナントブルグ。イズヴァルトの故国。
 王国中南部の西側には、海へと続くアジール大河がある。

<登場する町>

 ナントブルグ……王国の都。ナントブルグ盆地に存在する。イズヴァルトとマイヤは聖騎士団の宿舎でなく、東街区にあるアパートで一緒に暮らしている。
 色街にはサキュバスがたちんぼとして出没しており、中には娼館で働く者もいる。

 アスカウ……ナントブルグの東にある村。町はずれにヤマート大河という大きな川が流れている。その北側には牧場地が存在。
 もとはホーデンエーネン王家の創業の地。


『イーガ王国』

 キンキ大陸南東部にある魔法王国。主要都市を『えくすぷれす』という交通網で結んでいる。世界中に魔法道具を輸出しておりお金持ち。土地も肥えていて海産物も豊か。

<登場する町>

 シガラーキ……ホーデンエーネンとの国境にある町。『えくすぷれす』の駅がある。

 コーヅケーニッヒ……イーガ王国の首都。人口は50万人ほど。高層建築が立ち並び、世界中の魔道士の卵が集まる王立魔道学問所がある。 

 アノーヅ……イーガ東端にある漁師町。魔物やカントニアのエルフが出没するということで知られている。


■カントニア大陸


 キンキ大陸の南東にある国。南にあるが周囲を寒流が取り巻いているので比較的冷涼。南にあるのに雪が降ったりする。
 風の精霊の末裔であるエルフ達が住まう大陸でもあり、北のミナッカミニアや遊牧民地帯には金髪碧眼の金色エルフが、南西のサガミニア地方とカイロネイア山地には、白色エルフと褐色エルフが生息している。

 ★カントニアのエルフ

 『金色エルフ』……北西のミナッカミニア山地から北東端のイワキエル草原地帯に勢力を置く金髪のエルフ達。繁殖力が強く、ニンゲンとも血をしょっちゅう混血させている。能力的には南のエルフより数段劣る。
 ミナッカミニアのエルフの部族は、カタシナシュフ派とヌマタラシュク派と分かれてたびたび小競り合いを起こしている。

 『白エルフ』……サガミニア=エルフとも。銀髪だったり白髪のエルフ。ツックイー森林地帯に拠点を置く。金色エルフよりも魔法や弓、その他の武術は恐ろしく強い。

 『褐色エルフ』……サガミニアの西、カイロネイア山岳地帯に住むエルフ達。肌がやや浅黒い。能力は白エルフと拮抗。
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