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第一部 少年騎士と幼き侍女(幼年編から少年編の間のお話)
24 その後
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明くる日。王都にあるケノービ=スカルファッカーの館に、急ぎのお願いにあがったと称し、荷車を引いた数名の女達がやってきた。
「急ぎのお願い? どういうことだよ?」
「よくはわかりません。しかしえらく体つきのいやらしい美人ばかりです」
「ほう? なら会おうじゃないか」
スケベ心を抱きながらケノービは側近らを従えて中庭で女達と顔をあわせた。どの女も凝視したくなるような美人ばかり。
「何の用事だね? これから私は急ぎ支度をしなくてはならないのだ」
仕事ではない。妻となるチュバッカとの子作りの為に彼女の館に向かう為だ。そんなに手間取らせないと女達は答えた。
その中の1人、とりわけ胸が大きな女が前に出て、深く頭を下げた。
「さて、ケノービ=スカルファッカー様にはこれを見ていただきたくてお持ちいたしました」
これへ。荷車が出され、覆いが取り外された。その中には任務に失敗し、討ち果たされたセルゲイらの武器や衣服があった。
「これはなんだ?」
「我らがあるじを亡き者にしようとした者達の遺物にございます。ケノービ様、お納めくださいますように」
「何のためだ? お前達のあるじとは何者だ?」
わけがわからぬ、という態度であったが内心では動揺するケノービ。女は笑む事もなくケノービの顔を見据えた。
「カツランダルクの惣領様こそが我らが主でありまことの王。よもや、偉大なるカツランダルク家の庶流であり守り手たるスカルファッカーの御曹司様であられれば、ご本家に刃を突きつける事はいたしますまい」
そしてこの剣やハンマーは、まことの当主たる人物を害しようとしたハーフリングが持っていたもの。ケノービは混乱していた。
(ご本家? スカルファッカーの? まさか滅ぼされたというカツランダルク宗家のか? ……俺は聞いちゃいない、義父殿から!)
ただただ、最初の試練としてこの村娘を殺す計画を実行せよという遺言に従っただけだ。取るに足らない平民を殺すという話である。
もし王家にばれたら人格破綻を疑われて廃嫡を強制され、アナキンに家督を譲ることとあいなるはずだが、ちゃんと目立たぬようにやったつもりだ。
「おわかりになられませぬか、ケノービ様」
「な、なにをだ?」
「惣領様は温情を示しているのですよ。我らにかかれば、弟様がスカルファッカー家の跡継ぎとなるようにも……」
「わ、わかった。これは引き取ろう。それと、すまなかった……」
ケノービは頭をさげた。彼の側近らはただただ首をかしげるばかり。坊ちゃまは亡きソーロー家の先代様と何を頼まれたのだ。
女達は館から去っていった。ケノービは不安と恐怖とを振り払いたい為に、急ぎ子を宿していた醜い許嫁のもとに向かった。
この不思議な話は館の中で話題になり、国元のスカルファッカー領にいる現当主の耳にも届いた。
3年後、ハンの遺児のカイロの病状がいよいよ深刻になると、ケノービはソーロー家の当主として迎えられる事となった。スカルファッカー家の家督はアナキンが継ぐことに。
ただしケノービは、事あるごとにスカルファッカーの名前を語り、実父の死後は弟相手に領地の割譲の訴えを何度も起こすようになった。
□ □ □ □ □
この人さらいの計画者に脅しをかけ、トーリはもとの平和な若妻としての暮らしができるようになった。
あれから2年、イズヴァルトとマイヤは事あるごとに国内反乱の鎮圧軍に加わり、戻って来てはその話をして楽しませてくれる。
一騎打ちになれば向かう所敵無しのイズヴァルトは、もはやキンキ大陸中の有名人だ。未だ見習い騎士ではあるが、領地の加増も得ている。
マイヤにいたっては陣中のマスコットでありちょっとした知恵袋。ついでに誰構わずしゃぶりたてるとてもかわいい『おしゃぶり姫』として、アイドルのようなものになっていた。踊りと歌は下手くそだったが。
トーリだが、ルッソとの間にもう1人子供を授かった。コリアンナという黒髪の娘だ。拉致のすぐ後に宿った子である。
もう1歳になる。母親によく似た顔立ちだった。彼女は時たま顔を見せに来る10歳の叔母がとても大好きだった。
遊びに来ると必ず、マイヤおばちゃんだっこして、とせがんでくる。マイヤは気持ちよく応じる。とてもかわいい姪っ子だからだ。
今日もイズヴァルトと共にやってきた小さな叔母に、コリアンナは「だっこして!」とせがみに来た。
「おばちゃん。だっこだっこ!」
「はーい! コリアンナちゃんは甘えんぼさんなんだねー?」
「甘えてないもん! コリアンナはおばちゃんがだいすきなだけだもん!」
姪は1歳なのによくしゃべる。マイヤは彼女を抱き上げた。マイヤは体つきこそ細かったが、同年代の女の子に比べて背が高い。
「おばちゃん。たかーい! おっぱいふわふわ!」
コリアンナはマイヤの胸を触り始めた。彼女の乳房は立派に成長していた。ナントブルグで有名な大きな肉饅頭店のそれに匹敵するぐらいになっていた。
学問所や近所の男の子達から『デカパイマイヤ』とからかわれている。そういう彼等にはきつーい仕返しをしてやっていた。肉饅頭2つ並べた様なおっぱいでコキながらのフェラチオである。
家の中に入る。ルッソとイズヴァルトはオルフレッドと共に羊たちの世話に出かけて行った。
トーリはまたまた大きくなったお腹を撫でてベッドに腰掛け、マイヤのでかぱいに頬ずりをする娘を見て笑った。
「トーリ。次の赤ちゃんは男の子かな? 女の子かな?」
「わからないわ。占い師によれば男の子だと出たけど。私はどちらでもうれしいわ」
出産は再来月。これを機にトーリは毎年の様に子供を生む事になる。夫のルッソと朝晩と交わるせいでもあった。
15歳の彼女には沢山の子を産み育てる時間が十分にあった。病で若死にするかもしれないが、ルッソと子沢山の家庭を築くに違いないと信じていた。
「それにしても。貴方はとっても大きくなっちゃったわね?」
トーリはマイヤを見て笑う。妹の身長は140を超えていた。横に広がることもなく、細身の体つきでおっぱいだけがまるまると太っている。お尻はそんなでも無かったけれど。
「トーリも腰つきがすっかりおかあさん、になっちゃったよね!」
「余計よ!」
からかわれたトーリはくすくすと笑う。まったくそうだ。胴回りとお尻のあたりが太くなってしまった。おっぱいは申し訳程度なのに。
これからどんどん子供を宿して産んでいけば、でっぷりとしたおばさんになるかもしれない。でもそれでもいいと思っている。平穏な人生を送る為には醜くなったほうが良いかもしれない。
「マイヤもきっとおでぶになると思うわ。なんたってイズヴァルトさんのお嫁さんになるんだから。きっと、私みたいにたくさん赤ちゃんを産むことになるでしょうし」
「うふふ。ま、まあね?」
マイヤは恥ずかしそうに笑ってごまかした。イズヴァルトとはとうとうフェラチオ以外の性愛を楽しむ様になった。アナルセックスだ。
ベートーベンに尻穴を鍛えられた彼女は、あれからすぐにイズヴァルトのちんぽもアナルに挿れられる様になった。正直、ヴァギナよりもこっちのほうが気持ちが良かった。
30センチ近くに育った婚約者のペニスを乳でしごき、フェラチオで存分に射精させてから尻穴に受け入れる。この行いを毎晩やっている。尻穴が何かに当たるだけで「ひうん……」と悶えるぐらいにまで開発されてしまっていた。
コリアンナがおもむろに、マイヤの上着のボタンを外しにかかっていた。おっぱいのませて、とねだった。
「はいはい。たーんとちゅうちゅうさせてあげるからね!」
「わーい!」
マイヤは上着を脱ぎ、シャツのボタンを外して乳覆いを取り外した。姉のトーリも凝視して思わずよだれを垂らしてしまう様な見事な右の乳房が顕になった。
ふわふわとしてほんのちょっとだけついているような乳首は上向き。乳白色のそれはイズヴァルトも「ちゅうちゅう」したがる逸品である。
「はーい。たくさんのんでね!」
「うん!」
コリアンナはマイヤの右乳にしゃぶりついた。ほっぺたでふにふにふにと甘い感触を楽しむと、ちゅうちゅうちゅう、と吸いたてる。
「コリアンナちゃん。どう? おいしい?」
「うん!」
叔母のおっぱいを幸せそうに含むコリアンナ。愛娘がそれをするのを見てトーリは思わず唇をすぼめて、「ちゅうちゅうちゅう」としてみせた。マイヤは至極嫌そうな目つきでトーリを睨んだ。
「……トーリにはやだよ?」
「ええっ? この前は吸わせてくれたじゃない?」
「トーリは熱中すると噛み付いてくるんだもん。おとなしそうな女の子のくせしてならずものみたいなんだけど?」
「いや、そんな事言わずに、お姉ちゃんにもちゅうちゅうさせて?」
「だめ!
トーリは至極悲しんだ。妹は今もおまんこや尻穴はしゃぶらせてくれるししゃぶってくれるのに、おっぱいは控えめにしてほしいと拒んでくる。
そのマイヤは最近、姉の『甘えん坊っぷり』に辟易し始めていた。舐めてくれるのはありがたいし、そもそもトーリは妹の自分でも恋しちゃいそうなくらいにきれいな女の子だが、子供を産んでから貪欲になった。
もういいって言っているのにヴァギナから顔を離してくれないし、アナルも奥までほじくる舐め方をいとわない。
マイヤも仕返しをするのだが、かつての頃とは違っていた。いつの間にかトーリにやられてしまう。こちらが倍以上イカされてしまうのだ。
スケベに対する欲求も拍車がかかっていた。イズヴァルトとの浮気は続いていたが、最近は砦の兵士達とも遊んでいる。茂みに隠れて見物したいというルッソの希望でだった。
清楚な身なりなのにとんでもなくどすけべな若い人妻がいる。どこの村にも必ず1人か2人はいるが、トーリはいささか名が知られすぎていた。
それをとがめないのがこの牧童の村の人達やシュミット夫妻のいいところだとマイヤは思ったが、姉がそんな悪い意味での有名人になるのはどうにもいただけなかった。
姉の浮気相手と噂される者達の顔を思い浮かべ、そのうちのはっきりしている1人の名前を思い出してマイヤが問いかける。
「そういえば、最近ベートーベンさんはこっちに遊びに来ないの?」
「ベートーベンさん? ああ、そうね……」
去年まではよく来てくれたけど。トーリは寂しそうに笑う。
「私とイズヴァルトに断りもせず、よくこの村を訪れていたと聞いたけど?」
「ええ。お世話しによく来てくれたわ」
「何の?」
「このお家で飼っている、雌の家畜をね?」
トーリが含み笑いする。シュミット夫妻もルッソもいないから良いものを、もうちょっと言葉を選べばいいのにとマイヤは思った。
ルートヴィッヒは、しばらくは姉妹の拉致騒ぎで守れなかった自分を悔やんでこの村から遠ざかっていた。
しかしイズヴァルトやマイヤの慰めと、「あなたのことを思うと、おしりのあながじんじんしちゃうの……」などという、スケベな誘い文句を連ねたトーリの手紙がいくつも届いたので、とうとう通う様になった。
聖騎士団や道場での訓練をすっぽかし、村の入口で待っていたトーリと待ち合わせをすると、宿屋や人気の居ない森の中でずぽずぽとほじくり散らした。
ただ、どの逢瀬も必ずルッソが窓や物陰から覗き見ていた。トーリはベートーベンに必ず、罵りながら尻にぶちこんでほしいとせがんだ。
けつのあなにぶちこまれて激しく責め立てられるだけでない。時には宙吊りにされてムチでぶたれたり、悪いことが大好きなお尻を何度も平手打ちされるなど、過激なことも。
はたまた、トーリは尻穴を掘削される最中に、ルートヴィッヒに悪し様に自分を罵るよう強く求めた。
『ルートヴィッヒ様専用人間型便所』。『肉棒狂いの淫乱廃棄物』。あるいは、『脳みそ性病まみれの欠陥品妻』などなど。とにかく悪し様に罵ってほしいの。
そういう要求が続いて、ベートーベンのトーリに対する『恋心』を削いでしまった。品がなくて言葉遣いは乱暴だが、彼は善人である。
おちんぽを気持ちよくしてくれる女の子、しかもとんでもないぐらいの美少女を罵ったりぶっ叩くのは心が痛んだ。
ルッソも「ヤリ過ぎなんじゃないかな」と苦言を呈す程だった。が、トーリはそちらのほうが燃えた。
ところが過激な要求がとうとう、ベートーベンの心を折ってしまった。産まれたばかりのコリアンナを寝かしつけながら、おちんぽをしゃぶってみたいとベートーベンに求めたところ、彼は青ざめた顔でこうつぶやいた。
「ごめんよ……もうつきあえないかもしれない。俺……」
マイヤはベートーベンが姉の『しりあなご奉仕人』という認識でしか知らない。彼がトーリの求める、人でなしの荒くれ者との強制プレイの竿役を担わされ、ひどく傷ついたとは思ってもみなかった。
「そうだね。ルートヴィッヒさんもいろいろと忙しくなったようだし……」
もう家庭も持っているからね、とボソリとつぶやいた。
「急ぎのお願い? どういうことだよ?」
「よくはわかりません。しかしえらく体つきのいやらしい美人ばかりです」
「ほう? なら会おうじゃないか」
スケベ心を抱きながらケノービは側近らを従えて中庭で女達と顔をあわせた。どの女も凝視したくなるような美人ばかり。
「何の用事だね? これから私は急ぎ支度をしなくてはならないのだ」
仕事ではない。妻となるチュバッカとの子作りの為に彼女の館に向かう為だ。そんなに手間取らせないと女達は答えた。
その中の1人、とりわけ胸が大きな女が前に出て、深く頭を下げた。
「さて、ケノービ=スカルファッカー様にはこれを見ていただきたくてお持ちいたしました」
これへ。荷車が出され、覆いが取り外された。その中には任務に失敗し、討ち果たされたセルゲイらの武器や衣服があった。
「これはなんだ?」
「我らがあるじを亡き者にしようとした者達の遺物にございます。ケノービ様、お納めくださいますように」
「何のためだ? お前達のあるじとは何者だ?」
わけがわからぬ、という態度であったが内心では動揺するケノービ。女は笑む事もなくケノービの顔を見据えた。
「カツランダルクの惣領様こそが我らが主でありまことの王。よもや、偉大なるカツランダルク家の庶流であり守り手たるスカルファッカーの御曹司様であられれば、ご本家に刃を突きつける事はいたしますまい」
そしてこの剣やハンマーは、まことの当主たる人物を害しようとしたハーフリングが持っていたもの。ケノービは混乱していた。
(ご本家? スカルファッカーの? まさか滅ぼされたというカツランダルク宗家のか? ……俺は聞いちゃいない、義父殿から!)
ただただ、最初の試練としてこの村娘を殺す計画を実行せよという遺言に従っただけだ。取るに足らない平民を殺すという話である。
もし王家にばれたら人格破綻を疑われて廃嫡を強制され、アナキンに家督を譲ることとあいなるはずだが、ちゃんと目立たぬようにやったつもりだ。
「おわかりになられませぬか、ケノービ様」
「な、なにをだ?」
「惣領様は温情を示しているのですよ。我らにかかれば、弟様がスカルファッカー家の跡継ぎとなるようにも……」
「わ、わかった。これは引き取ろう。それと、すまなかった……」
ケノービは頭をさげた。彼の側近らはただただ首をかしげるばかり。坊ちゃまは亡きソーロー家の先代様と何を頼まれたのだ。
女達は館から去っていった。ケノービは不安と恐怖とを振り払いたい為に、急ぎ子を宿していた醜い許嫁のもとに向かった。
この不思議な話は館の中で話題になり、国元のスカルファッカー領にいる現当主の耳にも届いた。
3年後、ハンの遺児のカイロの病状がいよいよ深刻になると、ケノービはソーロー家の当主として迎えられる事となった。スカルファッカー家の家督はアナキンが継ぐことに。
ただしケノービは、事あるごとにスカルファッカーの名前を語り、実父の死後は弟相手に領地の割譲の訴えを何度も起こすようになった。
□ □ □ □ □
この人さらいの計画者に脅しをかけ、トーリはもとの平和な若妻としての暮らしができるようになった。
あれから2年、イズヴァルトとマイヤは事あるごとに国内反乱の鎮圧軍に加わり、戻って来てはその話をして楽しませてくれる。
一騎打ちになれば向かう所敵無しのイズヴァルトは、もはやキンキ大陸中の有名人だ。未だ見習い騎士ではあるが、領地の加増も得ている。
マイヤにいたっては陣中のマスコットでありちょっとした知恵袋。ついでに誰構わずしゃぶりたてるとてもかわいい『おしゃぶり姫』として、アイドルのようなものになっていた。踊りと歌は下手くそだったが。
トーリだが、ルッソとの間にもう1人子供を授かった。コリアンナという黒髪の娘だ。拉致のすぐ後に宿った子である。
もう1歳になる。母親によく似た顔立ちだった。彼女は時たま顔を見せに来る10歳の叔母がとても大好きだった。
遊びに来ると必ず、マイヤおばちゃんだっこして、とせがんでくる。マイヤは気持ちよく応じる。とてもかわいい姪っ子だからだ。
今日もイズヴァルトと共にやってきた小さな叔母に、コリアンナは「だっこして!」とせがみに来た。
「おばちゃん。だっこだっこ!」
「はーい! コリアンナちゃんは甘えんぼさんなんだねー?」
「甘えてないもん! コリアンナはおばちゃんがだいすきなだけだもん!」
姪は1歳なのによくしゃべる。マイヤは彼女を抱き上げた。マイヤは体つきこそ細かったが、同年代の女の子に比べて背が高い。
「おばちゃん。たかーい! おっぱいふわふわ!」
コリアンナはマイヤの胸を触り始めた。彼女の乳房は立派に成長していた。ナントブルグで有名な大きな肉饅頭店のそれに匹敵するぐらいになっていた。
学問所や近所の男の子達から『デカパイマイヤ』とからかわれている。そういう彼等にはきつーい仕返しをしてやっていた。肉饅頭2つ並べた様なおっぱいでコキながらのフェラチオである。
家の中に入る。ルッソとイズヴァルトはオルフレッドと共に羊たちの世話に出かけて行った。
トーリはまたまた大きくなったお腹を撫でてベッドに腰掛け、マイヤのでかぱいに頬ずりをする娘を見て笑った。
「トーリ。次の赤ちゃんは男の子かな? 女の子かな?」
「わからないわ。占い師によれば男の子だと出たけど。私はどちらでもうれしいわ」
出産は再来月。これを機にトーリは毎年の様に子供を生む事になる。夫のルッソと朝晩と交わるせいでもあった。
15歳の彼女には沢山の子を産み育てる時間が十分にあった。病で若死にするかもしれないが、ルッソと子沢山の家庭を築くに違いないと信じていた。
「それにしても。貴方はとっても大きくなっちゃったわね?」
トーリはマイヤを見て笑う。妹の身長は140を超えていた。横に広がることもなく、細身の体つきでおっぱいだけがまるまると太っている。お尻はそんなでも無かったけれど。
「トーリも腰つきがすっかりおかあさん、になっちゃったよね!」
「余計よ!」
からかわれたトーリはくすくすと笑う。まったくそうだ。胴回りとお尻のあたりが太くなってしまった。おっぱいは申し訳程度なのに。
これからどんどん子供を宿して産んでいけば、でっぷりとしたおばさんになるかもしれない。でもそれでもいいと思っている。平穏な人生を送る為には醜くなったほうが良いかもしれない。
「マイヤもきっとおでぶになると思うわ。なんたってイズヴァルトさんのお嫁さんになるんだから。きっと、私みたいにたくさん赤ちゃんを産むことになるでしょうし」
「うふふ。ま、まあね?」
マイヤは恥ずかしそうに笑ってごまかした。イズヴァルトとはとうとうフェラチオ以外の性愛を楽しむ様になった。アナルセックスだ。
ベートーベンに尻穴を鍛えられた彼女は、あれからすぐにイズヴァルトのちんぽもアナルに挿れられる様になった。正直、ヴァギナよりもこっちのほうが気持ちが良かった。
30センチ近くに育った婚約者のペニスを乳でしごき、フェラチオで存分に射精させてから尻穴に受け入れる。この行いを毎晩やっている。尻穴が何かに当たるだけで「ひうん……」と悶えるぐらいにまで開発されてしまっていた。
コリアンナがおもむろに、マイヤの上着のボタンを外しにかかっていた。おっぱいのませて、とねだった。
「はいはい。たーんとちゅうちゅうさせてあげるからね!」
「わーい!」
マイヤは上着を脱ぎ、シャツのボタンを外して乳覆いを取り外した。姉のトーリも凝視して思わずよだれを垂らしてしまう様な見事な右の乳房が顕になった。
ふわふわとしてほんのちょっとだけついているような乳首は上向き。乳白色のそれはイズヴァルトも「ちゅうちゅう」したがる逸品である。
「はーい。たくさんのんでね!」
「うん!」
コリアンナはマイヤの右乳にしゃぶりついた。ほっぺたでふにふにふにと甘い感触を楽しむと、ちゅうちゅうちゅう、と吸いたてる。
「コリアンナちゃん。どう? おいしい?」
「うん!」
叔母のおっぱいを幸せそうに含むコリアンナ。愛娘がそれをするのを見てトーリは思わず唇をすぼめて、「ちゅうちゅうちゅう」としてみせた。マイヤは至極嫌そうな目つきでトーリを睨んだ。
「……トーリにはやだよ?」
「ええっ? この前は吸わせてくれたじゃない?」
「トーリは熱中すると噛み付いてくるんだもん。おとなしそうな女の子のくせしてならずものみたいなんだけど?」
「いや、そんな事言わずに、お姉ちゃんにもちゅうちゅうさせて?」
「だめ!
トーリは至極悲しんだ。妹は今もおまんこや尻穴はしゃぶらせてくれるししゃぶってくれるのに、おっぱいは控えめにしてほしいと拒んでくる。
そのマイヤは最近、姉の『甘えん坊っぷり』に辟易し始めていた。舐めてくれるのはありがたいし、そもそもトーリは妹の自分でも恋しちゃいそうなくらいにきれいな女の子だが、子供を産んでから貪欲になった。
もういいって言っているのにヴァギナから顔を離してくれないし、アナルも奥までほじくる舐め方をいとわない。
マイヤも仕返しをするのだが、かつての頃とは違っていた。いつの間にかトーリにやられてしまう。こちらが倍以上イカされてしまうのだ。
スケベに対する欲求も拍車がかかっていた。イズヴァルトとの浮気は続いていたが、最近は砦の兵士達とも遊んでいる。茂みに隠れて見物したいというルッソの希望でだった。
清楚な身なりなのにとんでもなくどすけべな若い人妻がいる。どこの村にも必ず1人か2人はいるが、トーリはいささか名が知られすぎていた。
それをとがめないのがこの牧童の村の人達やシュミット夫妻のいいところだとマイヤは思ったが、姉がそんな悪い意味での有名人になるのはどうにもいただけなかった。
姉の浮気相手と噂される者達の顔を思い浮かべ、そのうちのはっきりしている1人の名前を思い出してマイヤが問いかける。
「そういえば、最近ベートーベンさんはこっちに遊びに来ないの?」
「ベートーベンさん? ああ、そうね……」
去年まではよく来てくれたけど。トーリは寂しそうに笑う。
「私とイズヴァルトに断りもせず、よくこの村を訪れていたと聞いたけど?」
「ええ。お世話しによく来てくれたわ」
「何の?」
「このお家で飼っている、雌の家畜をね?」
トーリが含み笑いする。シュミット夫妻もルッソもいないから良いものを、もうちょっと言葉を選べばいいのにとマイヤは思った。
ルートヴィッヒは、しばらくは姉妹の拉致騒ぎで守れなかった自分を悔やんでこの村から遠ざかっていた。
しかしイズヴァルトやマイヤの慰めと、「あなたのことを思うと、おしりのあながじんじんしちゃうの……」などという、スケベな誘い文句を連ねたトーリの手紙がいくつも届いたので、とうとう通う様になった。
聖騎士団や道場での訓練をすっぽかし、村の入口で待っていたトーリと待ち合わせをすると、宿屋や人気の居ない森の中でずぽずぽとほじくり散らした。
ただ、どの逢瀬も必ずルッソが窓や物陰から覗き見ていた。トーリはベートーベンに必ず、罵りながら尻にぶちこんでほしいとせがんだ。
けつのあなにぶちこまれて激しく責め立てられるだけでない。時には宙吊りにされてムチでぶたれたり、悪いことが大好きなお尻を何度も平手打ちされるなど、過激なことも。
はたまた、トーリは尻穴を掘削される最中に、ルートヴィッヒに悪し様に自分を罵るよう強く求めた。
『ルートヴィッヒ様専用人間型便所』。『肉棒狂いの淫乱廃棄物』。あるいは、『脳みそ性病まみれの欠陥品妻』などなど。とにかく悪し様に罵ってほしいの。
そういう要求が続いて、ベートーベンのトーリに対する『恋心』を削いでしまった。品がなくて言葉遣いは乱暴だが、彼は善人である。
おちんぽを気持ちよくしてくれる女の子、しかもとんでもないぐらいの美少女を罵ったりぶっ叩くのは心が痛んだ。
ルッソも「ヤリ過ぎなんじゃないかな」と苦言を呈す程だった。が、トーリはそちらのほうが燃えた。
ところが過激な要求がとうとう、ベートーベンの心を折ってしまった。産まれたばかりのコリアンナを寝かしつけながら、おちんぽをしゃぶってみたいとベートーベンに求めたところ、彼は青ざめた顔でこうつぶやいた。
「ごめんよ……もうつきあえないかもしれない。俺……」
マイヤはベートーベンが姉の『しりあなご奉仕人』という認識でしか知らない。彼がトーリの求める、人でなしの荒くれ者との強制プレイの竿役を担わされ、ひどく傷ついたとは思ってもみなかった。
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