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第一部 少年騎士と幼き侍女(幼年編から少年編の間のお話)
12 遠征行⑪
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挑発の為の奇襲としてはいささか度が過ぎるきらいもあったが、城に集結していた反乱軍を野戦に持ち込ませる事には成功した。しかし当の3面作戦はうまくいかなかった。南の街道を通っていた部隊が、敵の斥候部隊と鉢合わせをして阻まれたからだ。
けれども敵はライナーが立てた集結地点に来てくれた。合戦が始まり、聖騎士団1500は北の間道からの750名とともに敵主力の騎士達を殲滅した。
イズヴァルトとベートーベンは他の見習いと同じく、背後の物見としての仕事だけを任されただけで戦いには加わらなかった。敵主力の中核部隊を撃破したところで南の街道から残りの750が飛び込んだ。それが詰めとなった。
聖騎士団の圧倒的勝利。とはいうものの20名程死傷者が出たので手放しには喜べなかった。それに続く攻城戦は思いのほか激戦で、100名以上の負傷者を出した。
ライナーは後続の4000の来援を待って次の作戦に取り掛かる事にした。反乱軍の主戦派が頼みとする精鋭たちはやっつけた。並べられた首の中には主戦派の要人が何名もいる。
反乱軍の本拠に放ったスパイの知らせによれば、敵軍は講和派の勢いが付き始めたという。なにせ一番強い部隊がやられたのだから当然の事だ。
最長老であり一番の発言権を持つレオナルド=タカトリオが重い口をとうとう開いたという。和平に向けて考えようと思っている、と会議の中で発したらしい。主戦派は頼みの騎士達がやられたから口をつぐんで抗えなかった。
そのことを知らせにライナーの部屋に入ってきた女間者は、服を脱ぎながらそのことを語った。勤務中だがライナーも服を脱ぎ、鍛え上げられた裸体をベッドの前にさらしている。
この女間者に関しては、仕事の後の追加報酬として性交を求められていた。緑色の長い髪を白く豊満な裸身にかけた女の頭には、牡羊の様な黒いツノが生えていた。
サキュバスである。その中でも下級であったが念話魔法と姿隠しの魔法を駆使し、時には誘惑の魔法でもって標的を誘って抱かれながら、あれこれと秘密情報を聞き出してくれる。
彼女は王国ではなく聖騎士団によって雇われた。ライナーや同僚のエルヴィンは魔竜の一派に属さぬ野良サキュバスを臨時雇いのスパイにしていた。魔竜に見つかったら魔界へ強制送還されるらしいと聞いている。
「ライナーさん。報告はこれまでよ。これからたっぷり楽しませて?」
「まあしかしだねフローネ。私よりもイキのいい男は騎士団に沢山いるが、どうしていつも私なのだ?」
「だってアナタ、お嫁さんも尻穴貸しの小姓も連れていないでしょ? それと男やもめだから女の肌は魔族のものでも欲しがっているかなーと思ってね? お嫌だったかしら?」
そんなわけがないだろう。ライナーのペニスは勃起していた。考え事をし過ぎている頭をすっきりさせるのに、このサキュバスの身体と友情はかなえてくれる。
ノミがぴょんぴょんと飛ぶベッドにあがり、口を開いてきた女にペニスを近づけた。フローネはむき出しにした亀頭に鼻を近づけ、すんすんと嗅いで首を傾げた。
「……あれ? アナタ、さっきサキュバスのちびっこにしゃぶられてたのかしら? とってもあまーい、いいにおいがするんだけど?」
「君の種族の子供とはしてないが……似たような女の子には君が来るまで、そこの机の下でしゃぶられていたよ」
ライナーは机の下を指さした。そこからひょい、と蒼に近い黒髪の小さな女の子が顔を出す。マイヤだった。
「きゃっ! ニンゲンのおんなのこ!」
「マイヤだ。私のちいさな参謀さんだよ。私の秘密のスパイの姿を見てみたいからと潜んでいたんだ」
フローネは顔をむっつりとして見せたが、マイヤが姿を現してぺこりとお辞儀をすると、なかなかに可愛い女の子だと思って顔を緩めてしまった。
「それと、間諜というものを是非とも見てみたいとねだってきてね……どういう追加のお手当を与えるのかもだよ?」
ライナーは有無も言わさず彼女を押し倒し、組み伏せてペニスを突き入れた。サキュバスのそれは常に潤っていて暖かく、とても柔らかくて締りがいい。
それだけでなく膣全体も鋭敏な性感帯で、マイヤが椅子にちょこんと座って見物するのを咎める事も出来ずに、「あああううううん!」と喘ぎ声だけをあげ続けてしまうのみである。
ライナーのほうがマイヤに見られて恥ずかしくなってぎこちなくなってしまったが、フローネは見られる事に恥じらいによる性的快感の倍加を覚えてしまった。しかもちっちゃな女の子にである。
「うにゃああんっ! い、いくううっ!」
サキュバスは果てやすい。エクスタシーを覚えたフローネはライナーの背中に爪を立てながら登頂を遂げた。けれどもその山は峰が遥か先まで連なっていて、ペニスで奥をこねられるだけで果てが見えなくなってしまう。
それでももうやめて、と言わないのは、性的快感に対する魔族の耐久力によるものである。イキ過ぎても失神しない。というかずっとエクスタシーが続いたままにして。神経が脆いニンゲンであれば焼き切れて死ぬ程でも、耐え続けて甘受し続けられる。
「わあ! おわああ! ほわあああ! おふういっ!」
「ちょ、ちょっとやかましくないかね、フローネ?」
「さきゅばすだからしかたがないのよっ! おほおおお!」
やかましく叫び続けるフローネを見て、マイヤはまるで姉みたいだなと思った。姉の出産前にアスカウの村に泊まりに行ったが、トーリはルッソに離れの小屋で抱かれている時、外でも聞こえる大声でアクメの叫び声をあげ続けていたのだ。
あんなおしとやかな姉が、あんなすごい声を。いいや、元からだったかな。トーリは普段は無口で大人しいが、セックスのことになると途端に貪欲かつ大胆になるきらいがあった。
(うーん。トーリは今どうしているんだろ? ちゃんと赤ちゃんの面倒を見ているのかなあ……)
「おあああっ! ら、ライナー。そんなにやられたらワタシ、孕んじゃう! せーえきうけてないのにあかちゃんできちゃう!」
(サキュバスさんを見るのはこれが二度目ぐらいだったと思うけど……きれいでぷりんぷりんなのに、喘ぎ声でだめにしちゃってるなあ……)
「おわああっ! も、もう子宮がだめ! せーえきのみたいってうずうずしてる! はやく、だしてっ!」
「私が遅漏だっていうのを知っているくせに。無理難題だというものだよ……」
「お、おちんちんってその時のきぶんで」すぐにでるもんじゃなかったの!」
「私はさっき放ったばかりだからな。そこにいるマイヤちゃんのお口にだよ」
「しょ、しょんなあ!」
ひどい。突かれ続けるのはいいんだけど、肝心の精液が貰えないとサキュバスはとても悲しいのよとフローネは嘆いた。彼女のイキ声に呆れていたマイヤも、流石にそれはよろしくなかったかもと自省した。
ぎゃひ。ぎいいいい、と金切りアクメ声が30分も続いた後、とうとうライナーはフローネの子宮に『ごちそう』を与える準備にとりかかった。びん、と膨らみが増したペニスのせいで、フローネはますますアクメ声をがなり立てた。
「ふぎいいい! おぎゃっ! おぎゃああああっ!」
まるで生まれたばかりの赤ん坊が泣くような声を。流石に呆れてしまったライナーの尿道が、とうとう精液を外へと排出してしまった。『ごほうび』を与え終えるとライナーは、ひどく疲れた様なため息をついてフローネの身体から離れた。
「私からのこづかいはもうこれで終わりだよ。後は騎士団の中からつまみ食いをするといい」
「ふにゃ……1発だけでまんぞくなの?」
「君に『ごほうび』を施すのは凄く疲れる……嫌いだから言っているんじゃないよ。私が淡泊なだけだ」
そう告げるライナーのペニスはふにゃふにゃになっていた。遅漏であり1発出すと2発目が出せないタイプのペニスだった。フローネは下腹にピンク色の何かを輝かせながらうなだれた。浮かんでいた紋様は淫紋というものである。
サキュバスは精液を得ると魔力が補充された証でそれを輝かせていた。形はさまざま。本人の好みよって変えられる。この日の彼女の淫紋は、猫の顔を極限までデフォルメした大変にコミカルで愛らしいものであった。
(ふ~ん。あれが淫紋かあ。)
本で知ってはいたけど、どうにも形が違うとマイヤはぼそっと言った。読んだ本ではあんな可愛い形ではなく、呪術紋みたいな代物。はっきりいってあんなものを浮かび上がらせたくないと思わせる、たいへん気持ちの悪いデザインだった。
マイヤはぺこりと頭を下げ、面白い物を見せてくれてありがとうございます、とフローネに礼を述べた。その言い方がむかっと来たのか、フローネはマイヤを手招きする。
「……タダじゃ返さないわ。ワタシにおだちんをちょーだい?」
どういうことかしら、とマイヤは首を傾げて近づいた。すると身体が急に何かに縛り付けられるような感覚を覚え、勝手にフローネの元に飛び込んでしまう。
「あ、これ、な、なんなんですか?」
「束縛魔法よ。うふふ。近くで見れば見るほどはっきりと可愛さがわかるわね」
ライナーはベッドから離れて服を着る。出て行っていいかねとフローネに尋ねるとそこで見ててね、と彼女は申しつけた。
「いや。マイヤ君が貪られる姿を別に見たいとは思わないのだが……」
「むさぼられるって、なにをですかっ!」
「そんなひどい言い方はやめてよ。いいこいいこーをしてあげるんだから?」
それでも立ち去ろうとするライナーをフローネは魔法で縛り付けた。椅子に座らせて見ていろ、と申しつける。対してマイヤはフローネを見続けたまま、口を閉ざしていた。恐怖ではない。期待していたのである。
「うふふ。アナタ、さっきからどすけべの気配を漂わせていたわよ?」
「ば、ばれちゃったかな。えへへ……」
そりゃあサキュバスだからね、とささやきながら、フローネはマイヤの身体を抱きしめた。小さな身体に乗った小さな頭についた柔らかな口をついばむ。ちゅぱっ。ちゅぱっと音を立てながらのそれに、マイヤは心を時めかせた。
サキュバスの唇と舌は甘い味がする。アルコールが含んでもいるような。まるでカルーアミルクみたいだ。マイヤはフローネとの口移しによる唾液交換にいそしんだ。
対して、フローネもマイヤのお口の味に感激を覚えていた。甘くていい香りがする。とても上質な砂糖菓子の味が。ニンゲンの幼な子とキスしたこともあったが、たいていは虫歯や食べ物のカスの味がしたのに。この子は違う。
「お、おいちー!」
「あの、フローネさん。思ったことが口に出ちゃってますけど?」
「あ、アナタ。もしかしてお母さんかおばあちゃんがサキュバスだったりは?」
「そんな話は……聞いたことがないけど」
マイヤは否定した。しかしフローネは確信した。この味はサキュバスの子孫のお口の味だ。しかもかなり上位のサキュバスのそれである。魔界ではその上級の淫魔とちゅぱちゅぱしていたから彼女は自信を持っていた。
キスをしながらマイヤの服のボタンを外し、脱がしていく。たいへんにすべりのいい幼な児の肌の感触を掌で感じ取った。きめ細かいのはさることながら、いつまでも触れ続けたいと思わせる魔力がその肌にはたたえられていた。
フローネは女性にも好まれる柔らかな手でもって、マイヤの胸をまさぐる。ちっちゃい身体なのにもう膨らむのが始まっていた。この子のおっぱいは将来きっとおっきく実ると思った。揉むだけで幸せを感じてしまう。なんていう揉み心地なのかしら?
「ふひっ。ふ、フローネさん……」
マイヤもサキュバスの手の素晴らしさに歓喜を覚えていた。こんなおててでいつまでもマッサージされていたい。確かトーリの掌もこんな感じだったはず。その手がお腹に滑り込んだ。うひひ。くすぐったい!
「ああ。おなかおなか……マイヤちゃんのこれ、ぷにぷにぷに……」
「くすぐったいですよう!」
「すっきりしているのにふんにりしているのね……お腹好きの男の子が知ったら、放っておかないはずよ……」
お腹とへそをくすぐる手が、とうとう割れ目に滑り込んだ。サキュバスの手つきは恐ろしく馴れていた。ふっくらとした割れ目がねじ開けられ、おしっことヴァギナのにおいをもわああっと漂わせる。
普通の人間の女の子のにおいではない。果汁の様な甘いにおいだった。サキュバスのそれに殆ど近かった。先祖がサキュバスであったのなら、相当高位の者でない限り淫魔の膣臭に似せるのは無理な話だ。
「ふ、ふああ……」
幼肉をくにくにとやられ、クリトリスをちょこちょこといじられたマイヤはのけぞり、膣口から愛液を垂らした。上の口から垂れたよだれをすすりながら、フローネは「甘くておいちー!」と悶えつつ、マイヤの可愛いヴァギナをいじり続ける。
「そ、そ、そこまでやられると……うふっ……」
色っぽい声をあげながらマイヤは震え出した。エクスタシーが彼女の全身を襲ったからだ。小さなつぼみがとろりとした愛液を垂らし、フローネの指をますます濡らせた。
「ふふ。いっちゃった?」
「は、はひっ……」
「じゃあ……指が濡れてきたからこっちもいじいじしてあげないとね?」
優しくいやらしいお姉さん然としてささやくフローネだが、心の中では童子の気持ちになっていた。この女の子の全身くまなくぺろぺろれろれろしたい。でも段取りというものがある。その次に仕掛けるのは、マイヤにとってのまさに本丸だった。
フローネは愛液で濡れた左手の中指で、マイヤのお尻の窄まりの皺を撫で始めた。
「う、ふ、ひいっ!」
(あれ? さっきとはちょっと感激度合いが違うんですけど? まさかこのコ……)
「そ、そこだけはやめてくだしゃい!」
お尻の穴が本当の急所だったのか。フローネはマイヤのアナルに指を少しだけ入れてみた。とっても吸いついてくる。わあすごい。ひくひくしている。もっと奥に滑り込ませると、とうとうマイヤはおかしくなってしまった。
「うへ。うへえええ。おちりのあながむずむずしゅるよう。ふろーねしゃん、もっといじいじしゅてー!」
「あ、やっぱりそうなのね。ほれほれ」
フローネはアナルの奥深くに沈み込ませた中指をくねくねとさせる。マイヤは「ぐぼびっ!」と叫んだ。ヴァギナから愛液が増々流れ出している。ライナーは見てはいけないものを見てしまっていると思い、誘ったことを後悔した。
「ほれほれほれ」
「いやほっ! ほひ!」
「マイヤちゃーん。おちりのあながきもちいいでちゅかー?」
「そ、そーれしゅ! マイヤ、おちりのあなをいじいじしゃれるのがだいしゅきなのっ!」
「まあ、とてもいいことを聞いちゃったわ!」
ならば、この女の子にたっぷりと楽しんでもらおう。フローネはサービス精神を励ましてマイヤの股間に顔を突っ込んだ。クンニリングスとアナル責め。マイヤは1度で2つの快楽器官から得られる快感で、白目を剝きながら喘ぎ始めた。
「あっ! ほっ! ほ! の! ほいっ!」
「はーい。マイヤちゃんのおまんこちゃんとしりあなちゃん、とーってもうれしいってよろこんでいましゅよー?」
「う、うん! マイヤもしょれされるのたのしくてだいすき!」
「あらあら~、お股のおまめちゃんがとってもふっくらしてましゅねー。これもちゅぱちゅぱしちゃいますからね?」
フローネはクリトリスを舌で責め、アナルを指でいじり込んだ。マイヤが絶叫して割れ目をぱっくりと開く。甘い香りのする蜜がたっぷりと流れ出た。
それを舌で舐り取って、フロ―ネはその甘さと美味さの感激のあまりに顔をほころばせてしまう。わあ、なんておいしいんでしょう。こんなに美味な愛液を口に含むのは久しぶりだった。魔界の高位のサキュバスの割れ目から湧き出るものといい勝負だ。
けれども敵はライナーが立てた集結地点に来てくれた。合戦が始まり、聖騎士団1500は北の間道からの750名とともに敵主力の騎士達を殲滅した。
イズヴァルトとベートーベンは他の見習いと同じく、背後の物見としての仕事だけを任されただけで戦いには加わらなかった。敵主力の中核部隊を撃破したところで南の街道から残りの750が飛び込んだ。それが詰めとなった。
聖騎士団の圧倒的勝利。とはいうものの20名程死傷者が出たので手放しには喜べなかった。それに続く攻城戦は思いのほか激戦で、100名以上の負傷者を出した。
ライナーは後続の4000の来援を待って次の作戦に取り掛かる事にした。反乱軍の主戦派が頼みとする精鋭たちはやっつけた。並べられた首の中には主戦派の要人が何名もいる。
反乱軍の本拠に放ったスパイの知らせによれば、敵軍は講和派の勢いが付き始めたという。なにせ一番強い部隊がやられたのだから当然の事だ。
最長老であり一番の発言権を持つレオナルド=タカトリオが重い口をとうとう開いたという。和平に向けて考えようと思っている、と会議の中で発したらしい。主戦派は頼みの騎士達がやられたから口をつぐんで抗えなかった。
そのことを知らせにライナーの部屋に入ってきた女間者は、服を脱ぎながらそのことを語った。勤務中だがライナーも服を脱ぎ、鍛え上げられた裸体をベッドの前にさらしている。
この女間者に関しては、仕事の後の追加報酬として性交を求められていた。緑色の長い髪を白く豊満な裸身にかけた女の頭には、牡羊の様な黒いツノが生えていた。
サキュバスである。その中でも下級であったが念話魔法と姿隠しの魔法を駆使し、時には誘惑の魔法でもって標的を誘って抱かれながら、あれこれと秘密情報を聞き出してくれる。
彼女は王国ではなく聖騎士団によって雇われた。ライナーや同僚のエルヴィンは魔竜の一派に属さぬ野良サキュバスを臨時雇いのスパイにしていた。魔竜に見つかったら魔界へ強制送還されるらしいと聞いている。
「ライナーさん。報告はこれまでよ。これからたっぷり楽しませて?」
「まあしかしだねフローネ。私よりもイキのいい男は騎士団に沢山いるが、どうしていつも私なのだ?」
「だってアナタ、お嫁さんも尻穴貸しの小姓も連れていないでしょ? それと男やもめだから女の肌は魔族のものでも欲しがっているかなーと思ってね? お嫌だったかしら?」
そんなわけがないだろう。ライナーのペニスは勃起していた。考え事をし過ぎている頭をすっきりさせるのに、このサキュバスの身体と友情はかなえてくれる。
ノミがぴょんぴょんと飛ぶベッドにあがり、口を開いてきた女にペニスを近づけた。フローネはむき出しにした亀頭に鼻を近づけ、すんすんと嗅いで首を傾げた。
「……あれ? アナタ、さっきサキュバスのちびっこにしゃぶられてたのかしら? とってもあまーい、いいにおいがするんだけど?」
「君の種族の子供とはしてないが……似たような女の子には君が来るまで、そこの机の下でしゃぶられていたよ」
ライナーは机の下を指さした。そこからひょい、と蒼に近い黒髪の小さな女の子が顔を出す。マイヤだった。
「きゃっ! ニンゲンのおんなのこ!」
「マイヤだ。私のちいさな参謀さんだよ。私の秘密のスパイの姿を見てみたいからと潜んでいたんだ」
フローネは顔をむっつりとして見せたが、マイヤが姿を現してぺこりとお辞儀をすると、なかなかに可愛い女の子だと思って顔を緩めてしまった。
「それと、間諜というものを是非とも見てみたいとねだってきてね……どういう追加のお手当を与えるのかもだよ?」
ライナーは有無も言わさず彼女を押し倒し、組み伏せてペニスを突き入れた。サキュバスのそれは常に潤っていて暖かく、とても柔らかくて締りがいい。
それだけでなく膣全体も鋭敏な性感帯で、マイヤが椅子にちょこんと座って見物するのを咎める事も出来ずに、「あああううううん!」と喘ぎ声だけをあげ続けてしまうのみである。
ライナーのほうがマイヤに見られて恥ずかしくなってぎこちなくなってしまったが、フローネは見られる事に恥じらいによる性的快感の倍加を覚えてしまった。しかもちっちゃな女の子にである。
「うにゃああんっ! い、いくううっ!」
サキュバスは果てやすい。エクスタシーを覚えたフローネはライナーの背中に爪を立てながら登頂を遂げた。けれどもその山は峰が遥か先まで連なっていて、ペニスで奥をこねられるだけで果てが見えなくなってしまう。
それでももうやめて、と言わないのは、性的快感に対する魔族の耐久力によるものである。イキ過ぎても失神しない。というかずっとエクスタシーが続いたままにして。神経が脆いニンゲンであれば焼き切れて死ぬ程でも、耐え続けて甘受し続けられる。
「わあ! おわああ! ほわあああ! おふういっ!」
「ちょ、ちょっとやかましくないかね、フローネ?」
「さきゅばすだからしかたがないのよっ! おほおおお!」
やかましく叫び続けるフローネを見て、マイヤはまるで姉みたいだなと思った。姉の出産前にアスカウの村に泊まりに行ったが、トーリはルッソに離れの小屋で抱かれている時、外でも聞こえる大声でアクメの叫び声をあげ続けていたのだ。
あんなおしとやかな姉が、あんなすごい声を。いいや、元からだったかな。トーリは普段は無口で大人しいが、セックスのことになると途端に貪欲かつ大胆になるきらいがあった。
(うーん。トーリは今どうしているんだろ? ちゃんと赤ちゃんの面倒を見ているのかなあ……)
「おあああっ! ら、ライナー。そんなにやられたらワタシ、孕んじゃう! せーえきうけてないのにあかちゃんできちゃう!」
(サキュバスさんを見るのはこれが二度目ぐらいだったと思うけど……きれいでぷりんぷりんなのに、喘ぎ声でだめにしちゃってるなあ……)
「おわああっ! も、もう子宮がだめ! せーえきのみたいってうずうずしてる! はやく、だしてっ!」
「私が遅漏だっていうのを知っているくせに。無理難題だというものだよ……」
「お、おちんちんってその時のきぶんで」すぐにでるもんじゃなかったの!」
「私はさっき放ったばかりだからな。そこにいるマイヤちゃんのお口にだよ」
「しょ、しょんなあ!」
ひどい。突かれ続けるのはいいんだけど、肝心の精液が貰えないとサキュバスはとても悲しいのよとフローネは嘆いた。彼女のイキ声に呆れていたマイヤも、流石にそれはよろしくなかったかもと自省した。
ぎゃひ。ぎいいいい、と金切りアクメ声が30分も続いた後、とうとうライナーはフローネの子宮に『ごちそう』を与える準備にとりかかった。びん、と膨らみが増したペニスのせいで、フローネはますますアクメ声をがなり立てた。
「ふぎいいい! おぎゃっ! おぎゃああああっ!」
まるで生まれたばかりの赤ん坊が泣くような声を。流石に呆れてしまったライナーの尿道が、とうとう精液を外へと排出してしまった。『ごほうび』を与え終えるとライナーは、ひどく疲れた様なため息をついてフローネの身体から離れた。
「私からのこづかいはもうこれで終わりだよ。後は騎士団の中からつまみ食いをするといい」
「ふにゃ……1発だけでまんぞくなの?」
「君に『ごほうび』を施すのは凄く疲れる……嫌いだから言っているんじゃないよ。私が淡泊なだけだ」
そう告げるライナーのペニスはふにゃふにゃになっていた。遅漏であり1発出すと2発目が出せないタイプのペニスだった。フローネは下腹にピンク色の何かを輝かせながらうなだれた。浮かんでいた紋様は淫紋というものである。
サキュバスは精液を得ると魔力が補充された証でそれを輝かせていた。形はさまざま。本人の好みよって変えられる。この日の彼女の淫紋は、猫の顔を極限までデフォルメした大変にコミカルで愛らしいものであった。
(ふ~ん。あれが淫紋かあ。)
本で知ってはいたけど、どうにも形が違うとマイヤはぼそっと言った。読んだ本ではあんな可愛い形ではなく、呪術紋みたいな代物。はっきりいってあんなものを浮かび上がらせたくないと思わせる、たいへん気持ちの悪いデザインだった。
マイヤはぺこりと頭を下げ、面白い物を見せてくれてありがとうございます、とフローネに礼を述べた。その言い方がむかっと来たのか、フローネはマイヤを手招きする。
「……タダじゃ返さないわ。ワタシにおだちんをちょーだい?」
どういうことかしら、とマイヤは首を傾げて近づいた。すると身体が急に何かに縛り付けられるような感覚を覚え、勝手にフローネの元に飛び込んでしまう。
「あ、これ、な、なんなんですか?」
「束縛魔法よ。うふふ。近くで見れば見るほどはっきりと可愛さがわかるわね」
ライナーはベッドから離れて服を着る。出て行っていいかねとフローネに尋ねるとそこで見ててね、と彼女は申しつけた。
「いや。マイヤ君が貪られる姿を別に見たいとは思わないのだが……」
「むさぼられるって、なにをですかっ!」
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それでも立ち去ろうとするライナーをフローネは魔法で縛り付けた。椅子に座らせて見ていろ、と申しつける。対してマイヤはフローネを見続けたまま、口を閉ざしていた。恐怖ではない。期待していたのである。
「うふふ。アナタ、さっきからどすけべの気配を漂わせていたわよ?」
「ば、ばれちゃったかな。えへへ……」
そりゃあサキュバスだからね、とささやきながら、フローネはマイヤの身体を抱きしめた。小さな身体に乗った小さな頭についた柔らかな口をついばむ。ちゅぱっ。ちゅぱっと音を立てながらのそれに、マイヤは心を時めかせた。
サキュバスの唇と舌は甘い味がする。アルコールが含んでもいるような。まるでカルーアミルクみたいだ。マイヤはフローネとの口移しによる唾液交換にいそしんだ。
対して、フローネもマイヤのお口の味に感激を覚えていた。甘くていい香りがする。とても上質な砂糖菓子の味が。ニンゲンの幼な子とキスしたこともあったが、たいていは虫歯や食べ物のカスの味がしたのに。この子は違う。
「お、おいちー!」
「あの、フローネさん。思ったことが口に出ちゃってますけど?」
「あ、アナタ。もしかしてお母さんかおばあちゃんがサキュバスだったりは?」
「そんな話は……聞いたことがないけど」
マイヤは否定した。しかしフローネは確信した。この味はサキュバスの子孫のお口の味だ。しかもかなり上位のサキュバスのそれである。魔界ではその上級の淫魔とちゅぱちゅぱしていたから彼女は自信を持っていた。
キスをしながらマイヤの服のボタンを外し、脱がしていく。たいへんにすべりのいい幼な児の肌の感触を掌で感じ取った。きめ細かいのはさることながら、いつまでも触れ続けたいと思わせる魔力がその肌にはたたえられていた。
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「ふひっ。ふ、フローネさん……」
マイヤもサキュバスの手の素晴らしさに歓喜を覚えていた。こんなおててでいつまでもマッサージされていたい。確かトーリの掌もこんな感じだったはず。その手がお腹に滑り込んだ。うひひ。くすぐったい!
「ああ。おなかおなか……マイヤちゃんのこれ、ぷにぷにぷに……」
「くすぐったいですよう!」
「すっきりしているのにふんにりしているのね……お腹好きの男の子が知ったら、放っておかないはずよ……」
お腹とへそをくすぐる手が、とうとう割れ目に滑り込んだ。サキュバスの手つきは恐ろしく馴れていた。ふっくらとした割れ目がねじ開けられ、おしっことヴァギナのにおいをもわああっと漂わせる。
普通の人間の女の子のにおいではない。果汁の様な甘いにおいだった。サキュバスのそれに殆ど近かった。先祖がサキュバスであったのなら、相当高位の者でない限り淫魔の膣臭に似せるのは無理な話だ。
「ふ、ふああ……」
幼肉をくにくにとやられ、クリトリスをちょこちょこといじられたマイヤはのけぞり、膣口から愛液を垂らした。上の口から垂れたよだれをすすりながら、フローネは「甘くておいちー!」と悶えつつ、マイヤの可愛いヴァギナをいじり続ける。
「そ、そ、そこまでやられると……うふっ……」
色っぽい声をあげながらマイヤは震え出した。エクスタシーが彼女の全身を襲ったからだ。小さなつぼみがとろりとした愛液を垂らし、フローネの指をますます濡らせた。
「ふふ。いっちゃった?」
「は、はひっ……」
「じゃあ……指が濡れてきたからこっちもいじいじしてあげないとね?」
優しくいやらしいお姉さん然としてささやくフローネだが、心の中では童子の気持ちになっていた。この女の子の全身くまなくぺろぺろれろれろしたい。でも段取りというものがある。その次に仕掛けるのは、マイヤにとってのまさに本丸だった。
フローネは愛液で濡れた左手の中指で、マイヤのお尻の窄まりの皺を撫で始めた。
「う、ふ、ひいっ!」
(あれ? さっきとはちょっと感激度合いが違うんですけど? まさかこのコ……)
「そ、そこだけはやめてくだしゃい!」
お尻の穴が本当の急所だったのか。フローネはマイヤのアナルに指を少しだけ入れてみた。とっても吸いついてくる。わあすごい。ひくひくしている。もっと奥に滑り込ませると、とうとうマイヤはおかしくなってしまった。
「うへ。うへえええ。おちりのあながむずむずしゅるよう。ふろーねしゃん、もっといじいじしゅてー!」
「あ、やっぱりそうなのね。ほれほれ」
フローネはアナルの奥深くに沈み込ませた中指をくねくねとさせる。マイヤは「ぐぼびっ!」と叫んだ。ヴァギナから愛液が増々流れ出している。ライナーは見てはいけないものを見てしまっていると思い、誘ったことを後悔した。
「ほれほれほれ」
「いやほっ! ほひ!」
「マイヤちゃーん。おちりのあながきもちいいでちゅかー?」
「そ、そーれしゅ! マイヤ、おちりのあなをいじいじしゃれるのがだいしゅきなのっ!」
「まあ、とてもいいことを聞いちゃったわ!」
ならば、この女の子にたっぷりと楽しんでもらおう。フローネはサービス精神を励ましてマイヤの股間に顔を突っ込んだ。クンニリングスとアナル責め。マイヤは1度で2つの快楽器官から得られる快感で、白目を剝きながら喘ぎ始めた。
「あっ! ほっ! ほ! の! ほいっ!」
「はーい。マイヤちゃんのおまんこちゃんとしりあなちゃん、とーってもうれしいってよろこんでいましゅよー?」
「う、うん! マイヤもしょれされるのたのしくてだいすき!」
「あらあら~、お股のおまめちゃんがとってもふっくらしてましゅねー。これもちゅぱちゅぱしちゃいますからね?」
フローネはクリトリスを舌で責め、アナルを指でいじり込んだ。マイヤが絶叫して割れ目をぱっくりと開く。甘い香りのする蜜がたっぷりと流れ出た。
それを舌で舐り取って、フロ―ネはその甘さと美味さの感激のあまりに顔をほころばせてしまう。わあ、なんておいしいんでしょう。こんなに美味な愛液を口に含むのは久しぶりだった。魔界の高位のサキュバスの割れ目から湧き出るものといい勝負だ。
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いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

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