8 / 10
お正月的な回 2
しおりを挟む
「んー! んー! んー!」
妖精界の産院の分娩台で、身長130センチぐらいの全身が毛に覆われた女の子が両方の足を開いてうめいていた。
人型の、愛らしい幼い少女の顔立ちのそれはリリピュアのお供を務めている妖精のクルクルンだ。去年の5月ぐらいにぬいぐるみっぽい幼体から人型の思春期体になった。
ちなみに彼女の種族は成体になると、身長が5センチほど伸びておっぱいがE以上に膨らむ。今はCといったところだった。
乳房こそ毛に覆われているが、乳首はちゃんと見えた。ピンク色である。
「んー! んー! んーっ!」
クルクルンは今、人生最初の難関に挑戦しているところだ。彼女のお腹はポッコリと膨らんでいる。今日は出産の日であった。陣痛が起きていた。
「んー!」
クルクルンの股は大きく伸びていた。男性器を迎え入れ、子をひねり出すそこだけは毛が生えておらず丸出しだった。大陰唇から小陰唇と膣口が丸見えなのは使い込んでいる証拠である。彼女は人間界に来てから、ちんちんを受け入れぬ日は1日たりとも無かった。
「んんんんー! くるしいくりゅん!」
辛いよ、逃げたい。そう言いながらも介添え役の妖精に励まされ、クルクルンは頑張っていた。愛らしい姿かたちに似合わぬ、使い込まれた妖精の女性器の入口がぽっかりと口を開いた。中から羊水にまみれた何かが見えた。赤ん坊の頭だ。
「クルクルン、頑張るぴょん!」
クルクルンの分娩台に向けて叫ぶのは、右の分娩台に横たわっていた妖精のピョンピョン(性別:メス)だ。白うさぎと幼女とを掛け合わせた姿かたちをした彼女もまた、リリピュアのお供妖精であった。お腹がぼこん、と出ており、これまた使い込まれた黒々しい女性器を丸出しにしていた。彼女も今日が出産予定日だ。
「い、いだいくりゅん!」
あまりにも伸びすぎてクルクルンの女性器が切れた。血をにじませながらも赤ん坊を外に出そうと懸命に動く。クルクルンは激痛に苛まれていたがある種の快感も覚えていた。おっきなものでおまんこを貫かれているのと同じ感覚が。
「いだい! いだい! でもきもぢいいいくりゅん!」
妖精は加護を与えられている。出産の痛みが段々と充実感や気持ちよさになるという類のだ。人間の雌から見れば「ふざけんな!」と思えるだろうが、そっちも脳内麻薬が分泌される場合もあるそうだ。
「がんばれー!」
「ピョンピョン……む、む、むり、むりくりゅん!」
けれども赤子の頭は半分以上出ている。この時にクルクルンは感じた。股間の痛みが気持ちよさに変わったのが。加護の力だ。
「しゅ、しゅごいくりゅん♡ はーっ♡ はわわわーっ♡」
りきんでひねり出そうとすると気持ちよさが倍加した。これはすごいくりゅん。愛らしい妖精は満身の力をお腹に込めた。介添え役の妖精が引っ張ろうとすると絶頂を覚えて尿口からじょばばばば、と出てしまう。それが引き金だった。
にゅるるるる、すぽん。ほぎゃー!
クルクルンの子が産まれた。クルクルン、女の子よ。自分の幼体と同じ姿かたち。羊水にまみれた我が子を、クルクルンは涙を浮かべて抱きしめた。
大きく開いた女性器から胎盤が吐き出されると、下腹は急速に縮んでいった。クルクルンはお腹の中でびくん、とした痛みを覚えた。元に戻った小陰唇から、どろっとした血が流れた。
「クルクルン、どうしてか血がながれているぴょん!」
「ど、どうしようくりゅん!」
「まあまあ、落ち着いて」
介添え役の妖精が説明する。出産してすぐ排卵が起きたのだと。流れた血のようなものは子宮に残った老廃物である。クルクルンはまたすぐ、あかちゃんができるようになったのよ。
「はへ? どうしてそうなるくりゅん?」
「妖精はね、たくさんのあかちゃんが生まれる様にできているの。この世界にハッピーが沢山起きる為によ?」
赤ん坊がたくさん生まれるとどうして幸せが沢山起きるか、という理由はさておき、妖精の身体の構造はそうなっていた。今度はぴょんぴょんの陣痛が始まった。
「いたたーっ!」
「がんばるくりゅん! がんばるくりゅん!」
「そ、それよりもクルクルンの出産報告をするぴょん!」
そうだった。クルクルンは産院の者に携帯電話を貸してもらった。連絡先は、人間界にいる赤ん坊の父親とリリピュアにだ。
クルクルンとピョンピョン、それから、半月後が出産予定日のもう1人に種付けをしたのは1人の青年である。リリピュアの1人、ピュアブロッサムこと桜樹瑠偉の兄だ。
妖精界の産院の分娩台で、身長130センチぐらいの全身が毛に覆われた女の子が両方の足を開いてうめいていた。
人型の、愛らしい幼い少女の顔立ちのそれはリリピュアのお供を務めている妖精のクルクルンだ。去年の5月ぐらいにぬいぐるみっぽい幼体から人型の思春期体になった。
ちなみに彼女の種族は成体になると、身長が5センチほど伸びておっぱいがE以上に膨らむ。今はCといったところだった。
乳房こそ毛に覆われているが、乳首はちゃんと見えた。ピンク色である。
「んー! んー! んーっ!」
クルクルンは今、人生最初の難関に挑戦しているところだ。彼女のお腹はポッコリと膨らんでいる。今日は出産の日であった。陣痛が起きていた。
「んー!」
クルクルンの股は大きく伸びていた。男性器を迎え入れ、子をひねり出すそこだけは毛が生えておらず丸出しだった。大陰唇から小陰唇と膣口が丸見えなのは使い込んでいる証拠である。彼女は人間界に来てから、ちんちんを受け入れぬ日は1日たりとも無かった。
「んんんんー! くるしいくりゅん!」
辛いよ、逃げたい。そう言いながらも介添え役の妖精に励まされ、クルクルンは頑張っていた。愛らしい姿かたちに似合わぬ、使い込まれた妖精の女性器の入口がぽっかりと口を開いた。中から羊水にまみれた何かが見えた。赤ん坊の頭だ。
「クルクルン、頑張るぴょん!」
クルクルンの分娩台に向けて叫ぶのは、右の分娩台に横たわっていた妖精のピョンピョン(性別:メス)だ。白うさぎと幼女とを掛け合わせた姿かたちをした彼女もまた、リリピュアのお供妖精であった。お腹がぼこん、と出ており、これまた使い込まれた黒々しい女性器を丸出しにしていた。彼女も今日が出産予定日だ。
「い、いだいくりゅん!」
あまりにも伸びすぎてクルクルンの女性器が切れた。血をにじませながらも赤ん坊を外に出そうと懸命に動く。クルクルンは激痛に苛まれていたがある種の快感も覚えていた。おっきなものでおまんこを貫かれているのと同じ感覚が。
「いだい! いだい! でもきもぢいいいくりゅん!」
妖精は加護を与えられている。出産の痛みが段々と充実感や気持ちよさになるという類のだ。人間の雌から見れば「ふざけんな!」と思えるだろうが、そっちも脳内麻薬が分泌される場合もあるそうだ。
「がんばれー!」
「ピョンピョン……む、む、むり、むりくりゅん!」
けれども赤子の頭は半分以上出ている。この時にクルクルンは感じた。股間の痛みが気持ちよさに変わったのが。加護の力だ。
「しゅ、しゅごいくりゅん♡ はーっ♡ はわわわーっ♡」
りきんでひねり出そうとすると気持ちよさが倍加した。これはすごいくりゅん。愛らしい妖精は満身の力をお腹に込めた。介添え役の妖精が引っ張ろうとすると絶頂を覚えて尿口からじょばばばば、と出てしまう。それが引き金だった。
にゅるるるる、すぽん。ほぎゃー!
クルクルンの子が産まれた。クルクルン、女の子よ。自分の幼体と同じ姿かたち。羊水にまみれた我が子を、クルクルンは涙を浮かべて抱きしめた。
大きく開いた女性器から胎盤が吐き出されると、下腹は急速に縮んでいった。クルクルンはお腹の中でびくん、とした痛みを覚えた。元に戻った小陰唇から、どろっとした血が流れた。
「クルクルン、どうしてか血がながれているぴょん!」
「ど、どうしようくりゅん!」
「まあまあ、落ち着いて」
介添え役の妖精が説明する。出産してすぐ排卵が起きたのだと。流れた血のようなものは子宮に残った老廃物である。クルクルンはまたすぐ、あかちゃんができるようになったのよ。
「はへ? どうしてそうなるくりゅん?」
「妖精はね、たくさんのあかちゃんが生まれる様にできているの。この世界にハッピーが沢山起きる為によ?」
赤ん坊がたくさん生まれるとどうして幸せが沢山起きるか、という理由はさておき、妖精の身体の構造はそうなっていた。今度はぴょんぴょんの陣痛が始まった。
「いたたーっ!」
「がんばるくりゅん! がんばるくりゅん!」
「そ、それよりもクルクルンの出産報告をするぴょん!」
そうだった。クルクルンは産院の者に携帯電話を貸してもらった。連絡先は、人間界にいる赤ん坊の父親とリリピュアにだ。
クルクルンとピョンピョン、それから、半月後が出産予定日のもう1人に種付けをしたのは1人の青年である。リリピュアの1人、ピュアブロッサムこと桜樹瑠偉の兄だ。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【Vtuberさん向け】1人用フリー台本置き場《ネタ系/5分以内》
小熊井つん
大衆娯楽
Vtuberさん向けフリー台本置き場です
◆使用報告等不要ですのでどなたでもご自由にどうぞ
◆コメントで利用報告していただけた場合は聞きに行きます!
◆クレジット表記は任意です
※クレジット表記しない場合はフリー台本であることを明記してください
【ご利用にあたっての注意事項】
⭕️OK
・収益化済みのチャンネルまたは配信での使用
※ファンボックスや有料会員限定配信等『金銭の支払いをしないと視聴できないコンテンツ』での使用は不可
✖️禁止事項
・二次配布
・自作発言
・大幅なセリフ改変
・こちらの台本を使用したボイスデータの販売
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

【完結】年収三百万円台のアラサー社畜と総資産三億円以上の仮想通貨「億り人」JKが湾岸タワーマンションで同棲したら
瀬々良木 清
ライト文芸
主人公・宮本剛は、都内で働くごく普通の営業系サラリーマン。いわゆる社畜。
タワーマンションの聖地・豊洲にあるオフィスへ通勤しながらも、自分の給料では絶対に買えない高級マンションたちを見上げながら、夢のない毎日を送っていた。
しかしある日、会社の近所で苦しそうにうずくまる女子高生・常磐理瀬と出会う。理瀬は女子高生ながら仮想通貨への投資で『億り人』となった天才少女だった。
剛の何百倍もの資産を持ち、しかし心はまだ未完成な女子高生である理瀬と、日に日に心が枯れてゆくと感じるアラサー社畜剛が織りなす、ちぐはぐなラブコメディ。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる