想愛

小谷野 天

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11章

緑風

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 健一の家に紗和が来てから1ヵ月。
 優佳が真衣を連れて健一の家にやってきた。航大も湊も陵矢もいる。
「紗和の彼氏、見に来たよ。」
 真衣が言った。
「航大、これじゃあ、諦めて正解だわ。」
 陵矢が健一を見てそう言った。
「暑くなる前に、鍋しようと思って。」
 優佳が鍋を袋から出した。
「今日は人数が多いから、味の違う鍋を2つにしようと話してたの。」
 真衣はもう一つを取り出した。
「健一、台所ちょっと借りるよ。」
 航大が台所に真衣と優佳を呼んだ。
「紗和もおいで。」
 真衣がそう言うと、
「夏川さんが作ると、甘くなるよ。」
 湊がそう言って、立ち上がろうとする紗和の手を掴んだ。紗和は一瞬、ビクッとしたが、
「紗和は湊と、出汁を取ってて。」
 優佳が言った。
「飲み物足りないから、紗和ちゃんと航大と買いに行ってくればいいよ。紗和ちゃん、俺が代わりに出汁を取るから。」
 陵矢はそう言って、紗和の隣りに座った。
「健一さんは、あの2人をあっちで見張ってて。」
「健一、こっち。」
 優佳が健一を呼んだ。
 陵矢は航大にメモを渡すと、
「寄り道するなよ。」
 そう言って、紗和と航大を買い物に送り出した。

「近くにスーパーがあったと思うけど……。」
 紗和は人が通る度に、航大の後ろに隠れた。
「あんまりくっつくなよ。まだ好きなのかなって勘違いするだろう。」
「ごめん。」
 紗和は航大から離れると少しずつ遅れ出した。
「大丈夫か?」
 スーツ姿の男性が携帯で話しながら、紗和の前を横切ると、紗和は耳を塞いでその場にしゃがみ込んだ。
「紗和。」
 航大が紗和をゆっくり立ち上がらせる。
「やっぱり帰ろうか?」
「早く買ってしまおう。みんなが待ってるから。」
「みんなは紗和に何があったのかは知らないんだ。今日集まったのは、紗和の気持ちが晴れるようにしたくての事だよ。だけど紗和は、本当は辛いんだろう?会社に来れなくなったのは、もっと他に理由があるんだろう?」
「誰にも話してないの。藤原くん、秘書課に関わったらダメ。会社にいられなくなっちゃうよ。」
「わかってる。もうすぐ秘書課はなくなるよ。いつまでもそんな悪い事を続けられる訳がない。」
「そうかな……。」
「健一には話したの?」
 紗和は首を振った。
「話すのは辛い?」
「きっと嫌いになるでしょう。仕事のために、そんな事をしたなんて。」
「健一は、紗和の事を嫌いになったりはしないよ。」
 航大は紗和の手を繋いだ。
 紗和は少し肩をすくめた。
「ごめん、大丈夫か?」
「うん。早く買って帰ろう。」
 航大の言葉に、紗和は手を繋いだまま、黙って後を歩いた。
「何を買うの?」
 紗和が紙を覗き込む。航大が持っていた紙は白紙だった。
「なにも書いてないよ、これ。」
「好きな物を買って来いって事だろう。」
「じゃあさ、氷買おうか。」
 紗和が言った。
「氷?」
「健一の家にあるの、かき氷を作るやつ。」
「鍋にかき氷なら、お腹壊すぞ。」
「大丈夫。頭が痛くなるくらい冷たいもの、ずっと食べたかった。」

 走って帰ってきた2人の買物袋を見て、真衣が唖然とした。
「これ、かき氷作れって事?」
「紗和が食べたいって言ったんだ。」
 航大が言った。
「だからさ、この2人に行かせたらダメなんだって。」
 湊が言った。
「せっかくだから、後で食べようよ。」
 優佳は氷を冷凍庫にしまった。
「ほら、野菜入れていいよ。」
 陵矢が台所にいる3人を呼んだ。
「夏川さん、こっちに座って。」
 湊が紗和を呼んだ。
「お前、ずいぶん度胸がいいな。紗和の彼氏の家で、紗和の隣りに座るなんて。」
 航大がそう言った。
「私、健一さんの隣りに座る。」
 真衣が健一を呼んだ。
「おい!真衣。」
「何よ。別にいいじゃない。」
「仕方ない、航大、一緒に座るか。」
「陵矢、私を呼ばないの?」
 優佳が言った。
「なんだよ、もうぐちゃぐちゃだな。」
 陵矢はそう言うと、
「湊、乾杯しろよ。」
「俺?」
「じゃあ。ところで何に乾杯するの?」
 7人は大笑いした。

「夏川さん、課長が魚を見たいってずっと言ってるよ。」
「そんな事もあったね。」
「魚の事は嘘だって知っても、また夏川さんと働きたいんだね。」
「橋田くんには、すごく助けられた。」
「俺もそんなふうに、みんなに助けられてきたから。」
「橋田くん、お友達多いよね。人柄なんだろうな。羨ましい。」
「夏川さんだって、みんながいるからね。また、一緒に仕事しよう。」
 少し涙が出そうになっている紗和の肩を、航大が叩いた。
 
「かき氷作ろうか。」

 みんなが帰り、後の静まり返った部屋で、紗和は窓を眺めていた。
「疲れた?」
 健一が隣りにきた。
「ううん。久しぶりに風にもあたったし。」
 紗和が言った。
「航大が外へ連れ出してくれて良かったな。」
「うん。」
 紗和はうっすら窓に映る自分を見て話し始めた。
「健一、私ね、ずっと言えなかったんだけど、」
「どうした?」
 健一は紗和を自分の方へ向かせた。
「秘書課に入って、課長から、身だしなみとか、接遇の事で毎日毎日、注意されたの。爪もね、キレイに磨いてね。それが女性としての品格だって。最初は、自分が今までだらしなかったから、怒られるんだろうなって思ってたけど、よく見ると、仕事中でも、みんな鏡を見てるし、パソコンは開いていても、打ってる音なんて、ぜんぜん聞こえないの。私が仕事をしようとキーボードを打つと、みんなジロジロ見るのよ。なんだか居場所がなくってね。それから、課長と2人で、重役の人達のスケジュールを管理するようになって、ある日ね、課長と数人の秘書と、その人達の接待ゴルフについて行く事になったの。他の会社の人もたくさん来ていて、ゴルフが終わって、汗をかいたからって、シャワーを浴びたいっていう人が何人かいてね。近くのホテルまで、一緒に行くように言われたの。その後の事は、もうよく覚えていない。それから、何回かそう言う事がある度に、厳しかった課長はすごく優しくなって、夏川さんは会社の女になったんだから、普通に結婚とか考えたらダメだよって。」
「紗和。わかったよ。もう、話さなくてもいい。」
 健一は紗和の体を優しく包んだ。
「洗っても洗っても、汚いの。健一が最後に残していったこの手の感じもね、少しずつ忘れて、思い出すのは、嫌な感触ばかり。」
 紗和の涙が健一の肩を濡らした。
「辛かったね。時間はかかるけど、きっと元に戻れるから。」

 紗和は落ち着きを取り戻し、ソファで眠っていた。
 
 航大から電話がきた。
「健一、紗和は大丈夫か?」
「ああ。疲れたのか、寝てるよ。」
「1日に何度も思い出すのか?」
「そうだな。日によって違うけどな。」
「紗和、何があったか話したか?」
「聞いたよ。」
「お前は受け止めてやれるのか?」
「好きになってしまったんだから、受け止めるしかないだろう。」
「そっか。大変だぞ、何年もかかるかもしれないし。」
「勝手な事をしたのは、男だろう。会社のためにコツコツ積み上げてきた努力だって、一瞬で奪ってしまうんだから。」
「勘違いするんだよ。部下の女には何でもしてもいいってさ。女だって、そんな上司にチヤホヤされたいって思ってるやつもいるだろう。」
「航大、早く彼女作れよ。」
「なんだ急に。」
「お前が紗和の近くにいると、心配になるだろう。」
「そういう事か。」
「今日はありがとうな。久しぶりに風にあたったって
喜んでたよ。」

 次の週。
 健一は紗和を自分の実家に連れてきた。
「お兄ちゃん、おかえり。」
 大学生の妹直美《なおみ》が、台所にいる健一の母を呼びに行った。
「健一、おかえり。こちらは?」
 母のより子《よりこ》が紗和を指して、健一に聞いた。
「彼女だよ。」
 健一の後ろで紗和は小さくこんにちは、と言った。
「こんにちは、どうぞ上がって。」
 居間に行くと健一の父昭一《しょういち》と、会社が休みで帰ってきていた兄幸一《こういち》が、健一と紗和を迎えた。
「お兄ちゃん、やっぱり、先を越されたね。」
「うるさいやつだな、お前の方が一生結婚できないぞ。」 
「いいもん。思い出のゴミが増えるくらいなら、ずっと1人の方がいい。」
 紗和が少し笑った。
「恥ずかしいぞ。そんな事、これなら結婚しようとする人の前で言うなよ。」
「お兄ちゃんが悪いでしょう。」
 健一は紗和の顔を見つめた。
「座って。」
 より子が、2人に麦茶を持ってきた。
「名前はなんでいうの?」
 より子が紗和に聞いた。 
「夏川紗和です。」
「いくつ?」
 直美が聞いた。
「28になります。」
「健一はいくつになった?」
 昭一が聞いた。
「もうすぐ、30だよ。」
「そんなになったのか。」
 昭一はそう言った。
「紗和さん、兄弟はいるの?」
「離れた所に、父親の違う妹がいます。」
「それは?」
「両親は離婚しました。私は父と暮して、母は妹と暮していました。」
「仕事はしているの?」
 より子は続けて聞いた。
「していましたけど、今は休んでいます。」
「まぁ。」
 紗和は膝の上で手をぎゅっと握った。健一が握っている紗和の右手の上に、自分の左手を重ねた。
「そんな事、どうでもいいじゃん。それ以外に聞くことないから聞くんでしょう。」
 直美がそう言った。
「家なんて、3人の男が全部に一がついて、変な家だよ。本当の兄はこんなだし、両親は変なパン作るのにハマってるし。」
「変なパンはないだろう?」
 幸一がそう言った。
「パン屋をやってる同級生に教えてもらってるんだ。」
 昭一がそう言うと
「私もお父さんも、パン屋の夫婦も同級生なの。今朝、焼いたものがあるから、食べてみて。」
 より子は台所にパンを取りに行った。
「はい。健一も食べてみて。直美もほら。」
 より子はパンを皆の前に置いた。
「コーヒーでも入れようか?」
 より子は昭一に聞いた。
「健一も飲むだろう?」
「ああ。」
「じゃあ、母さん、みんなの分を入れてくれよ。」
「私、コーヒーはいらない。紅茶にして。」
 直美が言った。
「わがままだな。自分でやれよ。」
 幸一がそう言うと、
「お兄ちゃん、だから彼女ができないんだよ。」
「うるさいなぁ。」
「一緒にやります。」
 紗和がより子について行った。
「そこにカップがあるから、出して。」 
「はい。」
「紅茶はそこにあるでしょう。」
「ありました。」
「紗和さんも紅茶にする?」
「そうします。」
 静かにカップを並べている紗和を見て、
「紗和さん、ずいぶん丁寧に並べるのね。」
「少し前、食器がぶつかる音を立てると、怒られた事があって。」 
「うちはぜんぜん平気よ。あの通り、いつもガチャガチャうるさいし。」
「楽しそうですね。」
「一番、健一が静かかな。真ん中って難しいのよ。何を考えてるかわからない。」
「ごめんなさい。もっと普通の子が、ここにくれば良かったですよね。」
 紗和はより子に謝った。
「紗和さんは普通の子よ。」 
 より子はそう言った。
「うちに家族が増えるのは初めて。紗和さんのお父さんは、健一でいいって言ってるの?」
「はい。」
「私も、両親を早く亡くして、祖父母の家で育ったの。仕事もうまく行かなくて転々としてて、そんな時、今の夫と出会って結婚したの。導火線が短いから、職場の人とよくケンカしたのよ。女のくせにとか、いろいろ言われてね。あっ、お湯が沸いたよ。」
 紗和は直美の前に紅茶を置いた。
「本当にいれてくれたの?」
「私も同じの飲みますから。お母さんも。」
「そっか。紗和さん、なんのパンがいい?」 
 紗和は直美の隣りに座った。
「この、オレンジの。」 
「はい。どうぞ。思ってる以上に硬いから。私はこれにする。」
「どう?美味しいだろう?」
 昭一が紗和に聞いた。
「お父さん、紗和さん、まだ飲み込んでないよ。やっぱり、硬いのよ、お父さんのパン。」
「言われた通りに作ったんだけどな。」
「お前、もう少し言い方気をつけないと、どこも雇ってくれないぞ。」
 幸一が直美に言った。
「お母さんだって、きついじゃん。」
 パンを飲み込んだ紗和が昭一の顔を見た。
「どう?」
「口の中がパンの味でいっぱいです。」
「それは良かった。そういうパンを作りたかったから。」
「健一、それ食べたら紗和さんと一緒に、おばさんの畑からトマトもらってきて。」
「俺、トマト嫌い。」
「じゃあ、きゅうりでもいいから。」
「おばさん、絶対トマト持っていけって言うだろう。兄ちゃんが行ってくればいいだろう。」
「俺はきゅうり嫌いだし。紗和さんと行ってこいよ。」

 健一と紗和はおばさんの家まで歩いて行った。  
 時々、人が通ると、紗和は健一の後ろに隠れた。
「外に出るの、まだ早かったかもな。」
「大丈夫。」
 紗和は健一の後ろを歩いて行った。
 おばさんの家につくと、
「畑にいるからおいでー!」
 と声がした。
 ぐんぐん伸びた豆の蔓に隠れていた女性は、紗和にキャラメルをくれた清掃会社の女性だった。
「あら、最近全然見ないと思ったら、結婚してたの?」
 伯母の麻巳子《まみこ》はそう言った。
「紗和、知り合い?」
「うん。」
「駅で花束を捨てた時は、きつい顔してたけど、結婚したら、穏やかになったのね。幸せになって良かった。」
「おばさん、俺達まだ結婚はしてないよ。」
「そうなの?まあ、してもしてなくても、今は幸せそうに見えるよ。」
「紗和、おばさんとどこで会ったの?」
「会社で。」
「私、時々その子の会社に掃除に行くの。」
「そっか。」
「健ちゃん、トマト持っていって。」
「おばさん、この豆のもらっていい?」
「いいよ。トマトは?」
「キュウリも。」
「いいよ。トマトは?」
「いらないよ。」
「お嫁さんは食べるでしょう?トマト。」
 健一は紗和を見て首を振っている。
「食べます。」
「じゃあ、一番甘いやつ、教えるから、こっち。」
「すごい畑ですね。」
「そうでしょう。手をかければ手をかけるだけ、美味しくなるから。」
「これは?」
「イチゴよ。直美ちゃんに持っていって。」
 イチゴの赤もトマトの赤も、太陽に照らされると、宝石みたいにキラキラと輝いた。
「紗和、帰るぞ。」
「健ちゃん、キュウリ取った?」
「たくさんもらいました。」
「ちょっと、お茶飲んで行かない?」
「紗和、どうする?」
 健一が紗和の顔を覗き込む。
「少し休んでいく。」
 麻巳子は紗和と健一にサイダーを持ってきた。
「私はね、健ちゃんのお父さんの姉。」
 麻巳子はそう言った。 
「ほら、あの朝顔、健ちゃんが学校で育てた種が始まりで、それからどんどん増えて、毎年花をつけるの。」
「おばさん、嘘言うなよ。」
「健ちゃん、おばさんにくれたじゃない。忘れたの?なかなか芽が出なくて、おばさんがちょっと肥料をあげたら、直ぐに芽が出て、今度は伸び過ぎたからどうしようって相談にきて、たくさん花をつけたでしょう。そうだ、お嫁さんに、隣りになってるニガウリあげようか。体にいいんだよ。」
「おばさん、そんなのいらないよ。」
 健一はそう言ったが、麻巳子は庭になっているニガウリを2つ取ってきた。
「ほら、こういうの食べないと、体の中がキレイにならないから。」
 麻巳子は紗和の持っているトマトの袋の中に入れた。
「お嫁さん、いつから会社にくるの?」
「まだ決めてないよ。」
 健一が紗和の代わりに答える。
「この前、いつも一緒にいる男の子と何人かで、机を運んでたから、誰かくるのかなあって思ってたけど。お嫁さん、あなた、魚飼ってるの?」
「飼ってません。だけど、私が難しい魚を飼ってるって噂があるんです。」
 紗和はそう言って笑った。
 袋にあったニガウリを手に取ると、
「これ食べると本当にキレイになります?」
 麻巳子に聞いた。
「キレイになるよ、血も内蔵もみんなキレイになるから。」
 
 
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