203 / 234
地球編 第4章 ハリーと運命
第6話 四神戦士ミカエルとダニエル・リー
しおりを挟む
「マイケルさま、お友だちのヨハネさまが、急ぎの用事があってマイケルさまにぜひお会いしたいと、今、お見えなのですが、どうされますか?」
その日、恋人ジュリアの兄、ダニエルを訪ね「クラブ・パラダイス」にいたミカエルは、クラブの受付からの電話に、笑ってしまった。
「ダニエルさま、プリンス・チャーミングは今、この建物内にいますか?」
「あなたもついに、プリンス・チャーミングに恋を?」
「まさか! そんなことあるわけありませんよ。
あなたの妹ジュリアという、恋人がいるのに・・・」
といって、笑った。
「ただ、私の友ヨハネは、どうもプリンス・チャーミングのことが気にかかるようなのです。彼の初恋の相手に、プリンス・チャーミングがとても似ているので・・・」
と言った。
「プリンス・チャーミングには相思相愛の恋人がいるようだし、ヤツの目を覚まさせるには、ちょうど良いかなと思いましてね」
とミカエル(マイケル)はダニエルに言った。
「今日はいるはずだが、彼は今や、うちのクラブの看板ドールなので、あなたのお友だちでも、彼がイヤだといえば無理強いは出来ないのです。でも、一応、頼んで見ましょう」
と言ってくれた。
「ラウンジでお友だちと一緒に、待っていて下さい。
ただあまり期待しないでほしい。
例のムハンマド王子との一件以来、彼はちょっと神経質になっていて、本当に親しい人以外とは会おうとしないのです」
と言った。
その日、恋人ジュリアの兄、ダニエルを訪ね「クラブ・パラダイス」にいたミカエルは、クラブの受付からの電話に、笑ってしまった。
「ダニエルさま、プリンス・チャーミングは今、この建物内にいますか?」
「あなたもついに、プリンス・チャーミングに恋を?」
「まさか! そんなことあるわけありませんよ。
あなたの妹ジュリアという、恋人がいるのに・・・」
といって、笑った。
「ただ、私の友ヨハネは、どうもプリンス・チャーミングのことが気にかかるようなのです。彼の初恋の相手に、プリンス・チャーミングがとても似ているので・・・」
と言った。
「プリンス・チャーミングには相思相愛の恋人がいるようだし、ヤツの目を覚まさせるには、ちょうど良いかなと思いましてね」
とミカエル(マイケル)はダニエルに言った。
「今日はいるはずだが、彼は今や、うちのクラブの看板ドールなので、あなたのお友だちでも、彼がイヤだといえば無理強いは出来ないのです。でも、一応、頼んで見ましょう」
と言ってくれた。
「ラウンジでお友だちと一緒に、待っていて下さい。
ただあまり期待しないでほしい。
例のムハンマド王子との一件以来、彼はちょっと神経質になっていて、本当に親しい人以外とは会おうとしないのです」
と言った。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説

パパには言わない
田中潮太
ミステリー
翠はクローゼットの中で自分に瓜二つの少女、紅と出会う。紅の存在を「パパには言わない」という約束をして二人の少女の奇妙な友情は始まる。しかし翠は紅の正体を探るうちにどんどん追い詰められていく。
以前別の場所に別名義で掲載していたものの再掲です。

傷だらけの僕は空をみる
猫谷 一禾
BL
傷を負った少年は日々をただ淡々と暮らしていく。
生を終えるまで、時を過ぎるのを暗い瞳で過ごす。
諦めた雰囲気の少年に声をかける男は軽い雰囲気の騎士団副団長。
身体と心に傷を負った少年が愛を知り、愛に満たされた幸せを掴むまでの物語。
ハッピーエンドです。
若干の胸くそが出てきます。
ちょっと痛い表現出てくるかもです。

奇異なる事象万お委せあれ:奇異探偵社
崎田毅駿
ミステリー
高校生の礼南は、巫女姿で探偵をするという珍しいバイトに精を出している。社長の大室がこの度引き受けてきた依頼は、なんと礼南の同級生で幼馴染みでもある御厨からのものだった。何でも、御厨がバイトをしているカラオケボックスの一室で、四人の男女が首を絞められ、うち三名が死亡、一名だけどうにか命を取り留めたという。その部屋を担当していた御厨に容疑が向きかねない状況だったため、近場の探偵社に依頼を出したところ、たまたま礼南のバイト先だったようだ。幼馴染みの前で、首尾よく解決となるか?
子持ちの私は、夫に駆け落ちされました
月山 歩
恋愛
産まれたばかりの赤子を抱いた私は、砦に働きに行ったきり、帰って来ない夫を心配して、鍛錬場を訪れた。すると、夫の上司は夫が仕事中に駆け落ちしていなくなったことを教えてくれた。食べる物がなく、フラフラだった私は、その場で意識を失った。赤子を抱いた私を気の毒に思った公爵家でお世話になることに。
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜
櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。
パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。
車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。
ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!!
相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム!
けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!!
パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。

【完結】貴方達から離れたら思った以上に幸せです!
なか
恋愛
「君の妹を正妻にしたい。ナターリアは側室になり、僕を支えてくれ」
信じられない要求を口にした夫のヴィクターは、私の妹を抱きしめる。
私の両親も同様に、妹のために受け入れろと口を揃えた。
「お願いお姉様、私だってヴィクター様を愛したいの」
「ナターリア。姉として受け入れてあげなさい」
「そうよ、貴方はお姉ちゃんなのよ」
妹と両親が、好き勝手に私を責める。
昔からこうだった……妹を庇護する両親により、私の人生は全て妹のために捧げていた。
まるで、妹の召使のような半生だった。
ようやくヴィクターと結婚して、解放されたと思っていたのに。
彼を愛して、支え続けてきたのに……
「ナターリア。これからは妹と一緒に幸せになろう」
夫である貴方が私を裏切っておきながら、そんな言葉を吐くのなら。
もう、いいです。
「それなら、私が出て行きます」
……
「「「……え?」」」
予想をしていなかったのか、皆が固まっている。
でも、もう私の考えは変わらない。
撤回はしない、決意は固めた。
私はここから逃げ出して、自由を得てみせる。
だから皆さん、もう関わらないでくださいね。
◇◇◇◇◇◇
設定はゆるめです。
読んでくださると嬉しいです。
将来を誓い合った王子様は聖女と結ばれるそうです
きぬがやあきら
恋愛
「聖女になれなかったなりそこない。こんなところまで追って来るとはな。そんなに俺を忘れられないなら、一度くらい抱いてやろうか?」
5歳のオリヴィエは、神殿で出会ったアルディアの皇太子、ルーカスと恋に落ちた。アルディア王国では、皇太子が代々聖女を妻に迎える慣わしだ。しかし、13歳の選別式を迎えたオリヴィエは、聖女を落選してしまった。
その上盲目の知恵者オルガノに、若くして命を落とすと予言されたオリヴィエは、せめてルーカスの傍にいたいと、ルーカスが団長を務める聖騎士への道へと足を踏み入れる。しかし、やっとの思いで再開したルーカスは、昔の約束を忘れてしまったのではと錯覚するほど冷たい対応で――?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる