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マルデク&地球編 第1章 想い遙かに
第13話 それで、アシュラは見つかったのか?
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「それで、アシュラは見つかったのか?」
統治神<シ>は、「光の泉」本部にある神殿で、謁見の間の窓から外を見やりながら、ミカエルに問うた。
「それらしき青年は、見つけましたが・・・」
とミカエルは答えた。
「今生も、女神ではなかった、ということだな」
「はい」
統治神<シ>は、女神への転生を拒み続けるアシュラの強い意志を、ミカエルの言葉のなかに感じていた。
「アシュラには前世の記憶はまったくありませんが、お会いになりますか?」
「そうだな。お前が刑を執行する前に、もう一度会って、私の婚約者にせめて最後の別れの挨拶をしようか・・・」
統治神<シ>は、「光の泉」本部にある神殿で、謁見の間の窓から外を見やりながら、ミカエルに問うた。
「それらしき青年は、見つけましたが・・・」
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「今生も、女神ではなかった、ということだな」
「はい」
統治神<シ>は、女神への転生を拒み続けるアシュラの強い意志を、ミカエルの言葉のなかに感じていた。
「アシュラには前世の記憶はまったくありませんが、お会いになりますか?」
「そうだな。お前が刑を執行する前に、もう一度会って、私の婚約者にせめて最後の別れの挨拶をしようか・・・」
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