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地球編 第3章 新興宗教「光の泉」と光の戦士たち
第18話 それは止める間もない出来事だった。
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それは止める間もない出来事だった。
セザールの言葉に、ルシファーはみんなが驚く間もないほど、あまりに素早く反応した。
ヨハネが気がついた時には、ルシファーはすでに反対側のスタンドに瞬間移動していた。
ヨハネは頭を抱えてしまった。
ミカエルは別として、周囲の人間はルシファーが突然消えてしまったことに驚き、騒ぎ始めた。
「大変だわ、マイケル! あなたのお友達が、目の前で、突然消えたわ」
しかしミカエルは機転がきくことでは一番の、統治神<シ>の右腕だった。
「心配しないで、ジュリア。何でもないことなんです。
彼の趣味はマジックなんです。種明かしをすることはできませんが、あなたを驚かそうと思って、きっと準備していたんだと思います。
ほら、あちらのスタンドを見て!
彼の姿が見えるでしょう・・・」
イマージュのコンサートがますます盛り上がるなか、ルシファーはシェリーとボーイフレンドのもとへ、驚くようなスピードで歩みよって行った。
セザールの言葉に、ルシファーはみんなが驚く間もないほど、あまりに素早く反応した。
ヨハネが気がついた時には、ルシファーはすでに反対側のスタンドに瞬間移動していた。
ヨハネは頭を抱えてしまった。
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「大変だわ、マイケル! あなたのお友達が、目の前で、突然消えたわ」
しかしミカエルは機転がきくことでは一番の、統治神<シ>の右腕だった。
「心配しないで、ジュリア。何でもないことなんです。
彼の趣味はマジックなんです。種明かしをすることはできませんが、あなたを驚かそうと思って、きっと準備していたんだと思います。
ほら、あちらのスタンドを見て!
彼の姿が見えるでしょう・・・」
イマージュのコンサートがますます盛り上がるなか、ルシファーはシェリーとボーイフレンドのもとへ、驚くようなスピードで歩みよって行った。
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