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地球編 第3章 新興宗教「光の泉」と光の戦士たち
第8話 落ち込むヨハネを見て、心配するセザール
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「あのさ・・・、おじさん」
と、またもや謎の下宿人は、ルシファーをオジサン呼ばわりした。
しかし慣れと云うものは、恐ろしいものだ。
ルシファーはもはや、それぐらいのことでは、怒らなくなっていた。
「ヨハネ、帰ってきてから、とっても元気がないんだけど・・・」
セザールはとても心配そうに、ルシファーにそう言った。
「ほっといてやれ。ヨハネはショックで、今は立ち上がれないでいるが、じきに立ち直るだろう。
前からわかっていたことだったのに、認めたくなくて、認めようとしなかったことを、親友に言われて、落ち込んでいるだけた」
しかしそれ以上は何も答えてくれないルシファーを前に、セザールは少し怒った。
「僕だけ、仲間外れ・・・、ってわけだね。
いいよ、だったら僕だって教えてあげない!」
と言うと、なぜかセザールは突然、ソファーの上で、またもやあの奇妙なポーズを取り始めた。
「ところで、その奇妙なポーズは、何なんだ?」
「ちゃんと答えてくれないんだから、僕も教えてあげない!」
と言いながら、セザールは変な呪文のような言葉まで唱え始めた。
と、またもや謎の下宿人は、ルシファーをオジサン呼ばわりした。
しかし慣れと云うものは、恐ろしいものだ。
ルシファーはもはや、それぐらいのことでは、怒らなくなっていた。
「ヨハネ、帰ってきてから、とっても元気がないんだけど・・・」
セザールはとても心配そうに、ルシファーにそう言った。
「ほっといてやれ。ヨハネはショックで、今は立ち上がれないでいるが、じきに立ち直るだろう。
前からわかっていたことだったのに、認めたくなくて、認めようとしなかったことを、親友に言われて、落ち込んでいるだけた」
しかしそれ以上は何も答えてくれないルシファーを前に、セザールは少し怒った。
「僕だけ、仲間外れ・・・、ってわけだね。
いいよ、だったら僕だって教えてあげない!」
と言うと、なぜかセザールは突然、ソファーの上で、またもやあの奇妙なポーズを取り始めた。
「ところで、その奇妙なポーズは、何なんだ?」
「ちゃんと答えてくれないんだから、僕も教えてあげない!」
と言いながら、セザールは変な呪文のような言葉まで唱え始めた。
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