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地球編 第1章 光の泉
第2話 深夜の警報音にミカエルは・・・
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その日、たまたま、ミカエルは深夜まで残り、作業をしていた。
最近、頻繁に起こる電磁波の異常に、ミカエルもヨハネもこの地球で何かが起こっていると感じていた。何者かの侵入が疑われた。
地球では、秘密裏に大きな作戦が展開されていることもあり、最高レベルの警戒体制が取られていた。その強固な警備網をくぐり抜け、何者かが侵入していたならば、それは大きな問題だった。
教団「光の泉」の建物は、表向きは新興宗教の本部だったが、実体は新たに作られた宇宙連合の地球防衛拠点だった。その拠点の建物に、何者かが侵入したことを、レーダーが警報で知らせた。やがて監視カメラは、突然現れた2つのエネルギー体を正確に捉え、自動解析した後、ズームした映像をミカエルのもとへ届けた。
二人の人影が映し出され、一人は床に横たわり、ひとりは連れの者を介助しているようだった。
「何者だろう?」
とミカエルは思った。
侵入したのは、二人だけのようだった。
最近、頻繁に起こる電磁波の異常に、ミカエルもヨハネもこの地球で何かが起こっていると感じていた。何者かの侵入が疑われた。
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「何者だろう?」
とミカエルは思った。
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