「星の言葉のひとかけら」惑星テラ ファイナル・カウントダウン

夢織人

文字の大きさ
上 下
14 / 15

第14話 異世界からの攻撃と侵入を防ぐための新たな結界を求めて・・・

しおりを挟む
 クベーラはその頃、前シヴァ神セザールがかつて惑星テラで滞在していた場所、ヨハネとルシファーが住む家の客人となっていた。

 前シヴァ神セザールは、クベーラが唯一愛した舞の名手で、特別な能力を持つ異能者だった。セザールはフォースを操ることができたのだが、それも特別なエナジーのフォースを操ることが出来た。

 クベーラが秘かにソラリスを離れ、宇宙の辺境の星であるテラへやって来たのには、わけがあった。それは愛するセザールを救うためだった。セザールはすでに死んだも同然だったのだが、それでも完全に死んだわけでは無く、異世界への生け贄となり、この世界と異世界との境界で、異世界からの侵入者を防いでいた。その姿を見たとき、クベーラは泣くことしか出来なかった。しかしセザールがテラにいたとき命を救った少年がいて、その少年がセザールの霊力を受け継いでいることを、ソラリスの将軍ルドラから秘かに教えられたのだった。クベーラはその少年を見つけ出し、護り、新シヴァ神へと導くために、惑星テラへ来ていた。

 少年は、セザールが自分の命と引き変えに残した、異世界からの攻撃と侵入を防ぐための新たな結界でもあった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

豁サ逕コ縲(死町)season3・4・5

霜月麗華
ミステリー
高校1年生の主人公松原鉄次は竹尾遥、弘田早苗、そして凛と共に金沢へ、そして金沢ではとある事件が起きていた。更に、鉄次達が居ないクラスでも呪いの事件は起きていた。そして、、、過去のトラウマ、、、 3つのストーリーで構成される『死町』、彼らは立ち向かう。 全てに

【R15】アリア・ルージュの妄信

皐月うしこ
ミステリー
その日、白濁の中で少女は死んだ。 異質な匂いに包まれて、全身を粘着質な白い液体に覆われて、乱れた着衣が物語る悲惨な光景を何と表現すればいいのだろう。世界は日常に溢れている。何気ない会話、変わらない秒針、規則正しく進む人波。それでもここに、雲が形を変えるように、ガラスが粉々に砕けるように、一輪の花が小さな種を産んだ。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

御院家さんがゆく‼︎ 〜橙の竪坑〜

涼寺みすゞ
ミステリー
【一山一家】 喜福寺の次期 御院家さんである善法は、帰省中 檀家のサブちゃんと待ち人について話す。 遠い記憶を手繰り寄せ、語られたのは小さな友達との約束だったが―― 違えられた約束と、時を経て発見された白骨の関係は? 「一山一家も、山ん無くなれば一家じゃなかけんね」 山が閉まり、人は去る 残されたのは、2人で見た橙の竪坑櫓だけだった。 ⭐︎作中の名称等、実在のものとは関係ありません。 ⭐︎ホラーカテゴリ『御院家さんがゆく‼︎』主役同じです。

【完結】共生

ひなこ
ミステリー
高校生の少女・三崎有紗(みさき・ありさ)はアナウンサーである母・優子(ゆうこ)が若い頃に歌手だったことを封印し、また歌うことも嫌うのを不審に思っていた。 ある日有紗の歌声のせいで、優子に異変が起こる。 隠された母の過去が、二十年の時を経て明らかになる?

桐之院家の日誌

斉凛
ミステリー
 昭和初期。荒んだ世界から切り離されたように、静かな桐之院(とうのいん)のお屋敷があった。  孤独を愛する老紳士・桐之院良隆子爵と、賢く麗しき息子・悠之介。  女中として奉公にあがった15歳の少女・美佐は、平和に見えて歪んだ家族の内情を知り、その全てを「日誌」に書き綴る。それは美佐の仕事であり、日誌こそが全ての「鍵」である。  沼のように深い闇と、ミルフィーユのようにめくってもめくっても出て来る謎の数々に、ハラハラドキドキ。  複数の謎が絡み合う濃厚なサスペンスヒューマンドラマ。

処理中です...