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第3話 異世界四重奏 〜イセカイカルテット〜
16「ダーツルーレット」
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どうして俺は今こんな姿をしているのだろう。
そんな後悔の念が、俺の頭に渦巻いていた。
今着ているのは「このコーデ、お嬢様っぽく見えて可愛い! 上品ミラちゃん!」とシルヴィアが興奮していた組み合わせである。レースのついたトップスと、前よりは比較的丈の長くなったスカート。確かに俺もそんなイメージを抱くことだろう。
もちろん、俺が着ていなければ、の話である。
この前のショッピングの時、シルヴィアが相当気合いを入れて俺の服を選んでくれていたということをエルヴァから聞き、罪悪感でいたたまれなくなった俺はシルヴィアが居ないにも関わらず、女の子らしいこの服に道中で着替えたのだが……。
その時は何の問題も無かった。しかしそれから時間が経つにつれ、罪悪感が薄れてくると同時に羞恥心がどんどんと台頭してきたのだ。
しかしこの状況で『やっぱりさっきのに着替え直す』なんて言えるはずもなく、今はもうどうしてあの時着替えてしまったのか、とただ悔やむばかりである。
「……ラ。……ミラ。おい、大丈夫か」
「え……?」
「おい、時間無くなるぞ?」
あまりに服装に意識を取られたせいか、エルヴァのその言葉の意味がすぐには理解出来ず、思わず辺りを見回す。
そこに広がっていたのは、水をモチーフに絵の描かれた壁に囲まれた部屋である。
その部屋はやや縦長の形状で、元の世界風に言うと、カラオケボックスを縦に二つ繋げたような大きさだ。一角には水が少量だが溜められている。
ここは魔法修練場の水の部屋である。
そういえば、さっきエルヴァと共に受付を終えてこの部屋を借りたのだったか。確か2時間で取ったはずだ。
そしてどうやら、あまりの恥ずかしさにぼーっとしていたらしい。
「大丈夫か。ちょっと顔が赤いけど、熱でもあんのか?」
「う、ううん! ちょっと考え事してただけ! さあやろっか!」
「お、おう。やるのはミラだけどな」
あたかも二人でやるみたいな言い方をしてしまったが、確かにその通りである。
このままじゃ墓穴を掘り続けるだけな気がしたので、とりあえず羞恥の連鎖から逃れるべく魔法を撃つことにした。
まずは《アクアボール》で水球を作成する。貯水されているものを使ってもいいのだが、近場に水が無い想定でもやりたいので、ここから。
今朝お風呂場でやった時と同じように、二十ほどの水球を浮かべた。
うん、ここまでは順調だ。次は《アクアビーム》。確か魔法書によると、魔力を集中させた指先に水を集め、それを細い光線のように放つというC級の攻撃魔法だ。
……しかしなかなか指先に光が集まってこない。
来るには来るのだが、スピードも遅いし力もあまり伝わらないしで、とてもじゃないが光線として放てそうにはない。
「ところでミラってもう手袋つけなくても大丈夫なのか?」
「あ」
それだ。
どうにも魔力が伝わりにくいと思ったら、補助アイテムの手袋をつけるのを忘れていました。
一旦生成した水球を排水口の方へと放ち、ポーチから手袋を取り出す。すると見ていたエルヴァがやや呆れて。
「おいおい……魔法使いが手袋のこと忘れてどうすんだよ……」
「あ、あはは……」
まったくもってその通りである。
《アクアボール》に関してはD級魔法な上、朝やカイルと居る時に散々使ったから出来たのだろうが、初見のC級魔法にはさすがに無茶も甚だしいといったところか。
改めて仕切り直し、再び生成した水球を周囲に浮かべ、指先に力を溜める。
すると今度はすんなりと指先に集まり、光線として放つことが出来た。
ついでに壁の的を狙ってみたのだが、端にギリギリ当たったというところだった。
「まずまずだな。でも初めてで的中させたんなら、端でも上出来だろ」
「そうかな。ありがと」
どうやら当たっただけでも上等らしい。まあしかし、百発百中で真ん中に当てれるようにならないと、《大魔導師》になることも《ノア・デリュージュ》の完成も夢に終わってしまう。ちゃんとコントロールの練習もしていこう。
ただその前に、もうひとつやりたいことがある。それを試すべく、俺は例のごとくアクアボールで水球を生成。
しかし、今度はそれを砕いて小さめのサイズを大量に作る。
そして浮かせたそれらを《フリーズ》で固め、氷のつぶてを浮かせたところで、C級攻撃魔法《アイスニードル》だ。
これは氷のトゲを無数に浮かせてから放つのだが、先に氷のつぶてを浮かべておくことで、アイスニードルの発動時間を短縮することが出来る。
と、C級魔法の攻撃はとりあえずこんなところだろうか。もちろん他にもまだたくさんあったが、今はこの2つを極めることにしよう。そうすれば、街の近くなら外でもさほど脅威にならないはずだ。
◇
2時間ひたすらに魔法を撃ち続けた俺は、MPの8割以上を消費している。さすがに身体に溜まった疲労感は相当なもので、早く家に帰って寝転がりたい。
「お前、結構上達早いよな。最後の方なんて9割くらい中心に当ててただろ」
「あはは、ありがと」
「まあ、俺なら百発百中だけどな」
エルヴァはそう言って意地の悪い笑みを浮かべた。つくづく楽しい男である。それが、今日一緒に居て俺が抱いた感想だった。
ちょくちょくからかったりしてくるのだが、どれも不快なものではなく、『やられた』と笑えるようなものだった。
そんな今日の会話を思い出しながらエルヴァの笑みに対して笑い返していると、祭りでもないのに出ているひとつの屋台が目に入った。
「何あれ?」
「ああ、あれはルーレットダーツだな。たまにある。矢の刺さったとこに書いてある景品が貰えるんだよ。やるか?」
「面白そう! やりたい!」
エルヴァの説明を聞いた俺は多大な興味を持って共にその屋台へ。
ルールは至ってシンプルで、一人一回まで。
エルヴァの説明と違わず、回転する的にダーツの矢を投げるだけ。景品は、下はポケットティッシュから上はパーティ旅行券まで様々だ。
余談だが、ペア旅行券じゃなくてパーティ旅行券という名前なのもこの世界らしい。
俺は上機嫌に矢を持って的の前へ。すると的が回転し始め……一切書かれた文字が見えなくなってしまう。
俺は自分の運を信じて腕を振った。放たれた矢はギリギリで的の端に刺さる。
「うわっ、あぶなっ!」
「外してたら悲惨だったな」
エルヴァがそう言って小馬鹿にしてくるが、見ていろ。旅行券当ててギャフンと言わせてやる。
二人で見守る中、ゆっくりと回転のスピードを落としていく的。やがて字が見えるほどになると、矢の刺さったところはティッシュと書かれた大きなゾーンだった。
「うえ~」
「残念だったね、お嬢ちゃん。ほれ」
屋台の老婆がカッカと笑いながらポケットティッシュを渡してきた。
まあ、ゾーンの大きさを見ればこんなものか。けど、せめて商品券くらい当たって欲しかった。
と、少し意地の悪いことを思いついた。
「エルヴァは百発百中だもんね、良い景品に」
「は?」
「さっき言ってたでしょ? 俺なら百発百中だーって」
「いや、あれは止まってる的の話だろ?」
確かにそうだが、俺には引き下がる気は無い。
「怖いの……?」
「くっそ。やるよ、やりゃいいんだろ?」
ヤケ気味になったエルヴァがお金を取り出し、屋台の老婆にそれを渡した。
そんな挑発に乗ったエルヴァを見ていると、つい調子に乗りたくなってしまって。
「ティッシュとたわし以外なら、向こう一週間の当番代わってあげるよ」
「お、言ったからな? 泣いて謝っても取り消しは無しだぞ?」
エルヴァがニヤリと笑みを浮かべ、矢をつがえる。するとまた的が回り出した。
そして腕を振って放たれた矢は、さすがに豪語するだけあって危なげなく的に当たった。
「さ、ティッシュかな? たわしかな?」
俺はここぞとばかりにエルヴァを煽った。大人気ない? そんなことは関係ない。
すると当の本人は、してやったりとでも言いたげな笑みを浮かべている。
「おいミラ、当番代わってもらう礼にこの景品はお前にやるよ」
「えー、ティッシュなら要らないからね?」
やけに自信満々なその様子に少し嫌な予感を感じるが、怯まないように煽り返す。
そして的の回転スピードも視認できるほどに遅くなり、矢の刺さったところに目をやってみると……。
「ぬいぐるみ……?」
「おっ、お兄さんやるね。ほら、お嬢ちゃん。お兄さんからのプレゼントだとさ」
射的屋の老婆はそう言って、抱えるほどの大きさのぬいぐるみを俺に渡してきた。
イマイチ事態を理解できないながらも流れのままに受け取ると、エルヴァが勝ち誇った笑顔で俺の肩を叩いて歩き出した。
「た、たまたま運が良かったからって……!」
俺は悔しさを滲ませながらそう叫びながら前を歩くエルヴァを追いかけると、ちょうど追いついたくらいに立ち止まって振り返る。
そしてぬいぐるみを抱える俺の方を見て。
「お前、似合ってるな」
「……ど、どういう意味さっ!!」
そんな後悔の念が、俺の頭に渦巻いていた。
今着ているのは「このコーデ、お嬢様っぽく見えて可愛い! 上品ミラちゃん!」とシルヴィアが興奮していた組み合わせである。レースのついたトップスと、前よりは比較的丈の長くなったスカート。確かに俺もそんなイメージを抱くことだろう。
もちろん、俺が着ていなければ、の話である。
この前のショッピングの時、シルヴィアが相当気合いを入れて俺の服を選んでくれていたということをエルヴァから聞き、罪悪感でいたたまれなくなった俺はシルヴィアが居ないにも関わらず、女の子らしいこの服に道中で着替えたのだが……。
その時は何の問題も無かった。しかしそれから時間が経つにつれ、罪悪感が薄れてくると同時に羞恥心がどんどんと台頭してきたのだ。
しかしこの状況で『やっぱりさっきのに着替え直す』なんて言えるはずもなく、今はもうどうしてあの時着替えてしまったのか、とただ悔やむばかりである。
「……ラ。……ミラ。おい、大丈夫か」
「え……?」
「おい、時間無くなるぞ?」
あまりに服装に意識を取られたせいか、エルヴァのその言葉の意味がすぐには理解出来ず、思わず辺りを見回す。
そこに広がっていたのは、水をモチーフに絵の描かれた壁に囲まれた部屋である。
その部屋はやや縦長の形状で、元の世界風に言うと、カラオケボックスを縦に二つ繋げたような大きさだ。一角には水が少量だが溜められている。
ここは魔法修練場の水の部屋である。
そういえば、さっきエルヴァと共に受付を終えてこの部屋を借りたのだったか。確か2時間で取ったはずだ。
そしてどうやら、あまりの恥ずかしさにぼーっとしていたらしい。
「大丈夫か。ちょっと顔が赤いけど、熱でもあんのか?」
「う、ううん! ちょっと考え事してただけ! さあやろっか!」
「お、おう。やるのはミラだけどな」
あたかも二人でやるみたいな言い方をしてしまったが、確かにその通りである。
このままじゃ墓穴を掘り続けるだけな気がしたので、とりあえず羞恥の連鎖から逃れるべく魔法を撃つことにした。
まずは《アクアボール》で水球を作成する。貯水されているものを使ってもいいのだが、近場に水が無い想定でもやりたいので、ここから。
今朝お風呂場でやった時と同じように、二十ほどの水球を浮かべた。
うん、ここまでは順調だ。次は《アクアビーム》。確か魔法書によると、魔力を集中させた指先に水を集め、それを細い光線のように放つというC級の攻撃魔法だ。
……しかしなかなか指先に光が集まってこない。
来るには来るのだが、スピードも遅いし力もあまり伝わらないしで、とてもじゃないが光線として放てそうにはない。
「ところでミラってもう手袋つけなくても大丈夫なのか?」
「あ」
それだ。
どうにも魔力が伝わりにくいと思ったら、補助アイテムの手袋をつけるのを忘れていました。
一旦生成した水球を排水口の方へと放ち、ポーチから手袋を取り出す。すると見ていたエルヴァがやや呆れて。
「おいおい……魔法使いが手袋のこと忘れてどうすんだよ……」
「あ、あはは……」
まったくもってその通りである。
《アクアボール》に関してはD級魔法な上、朝やカイルと居る時に散々使ったから出来たのだろうが、初見のC級魔法にはさすがに無茶も甚だしいといったところか。
改めて仕切り直し、再び生成した水球を周囲に浮かべ、指先に力を溜める。
すると今度はすんなりと指先に集まり、光線として放つことが出来た。
ついでに壁の的を狙ってみたのだが、端にギリギリ当たったというところだった。
「まずまずだな。でも初めてで的中させたんなら、端でも上出来だろ」
「そうかな。ありがと」
どうやら当たっただけでも上等らしい。まあしかし、百発百中で真ん中に当てれるようにならないと、《大魔導師》になることも《ノア・デリュージュ》の完成も夢に終わってしまう。ちゃんとコントロールの練習もしていこう。
ただその前に、もうひとつやりたいことがある。それを試すべく、俺は例のごとくアクアボールで水球を生成。
しかし、今度はそれを砕いて小さめのサイズを大量に作る。
そして浮かせたそれらを《フリーズ》で固め、氷のつぶてを浮かせたところで、C級攻撃魔法《アイスニードル》だ。
これは氷のトゲを無数に浮かせてから放つのだが、先に氷のつぶてを浮かべておくことで、アイスニードルの発動時間を短縮することが出来る。
と、C級魔法の攻撃はとりあえずこんなところだろうか。もちろん他にもまだたくさんあったが、今はこの2つを極めることにしよう。そうすれば、街の近くなら外でもさほど脅威にならないはずだ。
◇
2時間ひたすらに魔法を撃ち続けた俺は、MPの8割以上を消費している。さすがに身体に溜まった疲労感は相当なもので、早く家に帰って寝転がりたい。
「お前、結構上達早いよな。最後の方なんて9割くらい中心に当ててただろ」
「あはは、ありがと」
「まあ、俺なら百発百中だけどな」
エルヴァはそう言って意地の悪い笑みを浮かべた。つくづく楽しい男である。それが、今日一緒に居て俺が抱いた感想だった。
ちょくちょくからかったりしてくるのだが、どれも不快なものではなく、『やられた』と笑えるようなものだった。
そんな今日の会話を思い出しながらエルヴァの笑みに対して笑い返していると、祭りでもないのに出ているひとつの屋台が目に入った。
「何あれ?」
「ああ、あれはルーレットダーツだな。たまにある。矢の刺さったとこに書いてある景品が貰えるんだよ。やるか?」
「面白そう! やりたい!」
エルヴァの説明を聞いた俺は多大な興味を持って共にその屋台へ。
ルールは至ってシンプルで、一人一回まで。
エルヴァの説明と違わず、回転する的にダーツの矢を投げるだけ。景品は、下はポケットティッシュから上はパーティ旅行券まで様々だ。
余談だが、ペア旅行券じゃなくてパーティ旅行券という名前なのもこの世界らしい。
俺は上機嫌に矢を持って的の前へ。すると的が回転し始め……一切書かれた文字が見えなくなってしまう。
俺は自分の運を信じて腕を振った。放たれた矢はギリギリで的の端に刺さる。
「うわっ、あぶなっ!」
「外してたら悲惨だったな」
エルヴァがそう言って小馬鹿にしてくるが、見ていろ。旅行券当ててギャフンと言わせてやる。
二人で見守る中、ゆっくりと回転のスピードを落としていく的。やがて字が見えるほどになると、矢の刺さったところはティッシュと書かれた大きなゾーンだった。
「うえ~」
「残念だったね、お嬢ちゃん。ほれ」
屋台の老婆がカッカと笑いながらポケットティッシュを渡してきた。
まあ、ゾーンの大きさを見ればこんなものか。けど、せめて商品券くらい当たって欲しかった。
と、少し意地の悪いことを思いついた。
「エルヴァは百発百中だもんね、良い景品に」
「は?」
「さっき言ってたでしょ? 俺なら百発百中だーって」
「いや、あれは止まってる的の話だろ?」
確かにそうだが、俺には引き下がる気は無い。
「怖いの……?」
「くっそ。やるよ、やりゃいいんだろ?」
ヤケ気味になったエルヴァがお金を取り出し、屋台の老婆にそれを渡した。
そんな挑発に乗ったエルヴァを見ていると、つい調子に乗りたくなってしまって。
「ティッシュとたわし以外なら、向こう一週間の当番代わってあげるよ」
「お、言ったからな? 泣いて謝っても取り消しは無しだぞ?」
エルヴァがニヤリと笑みを浮かべ、矢をつがえる。するとまた的が回り出した。
そして腕を振って放たれた矢は、さすがに豪語するだけあって危なげなく的に当たった。
「さ、ティッシュかな? たわしかな?」
俺はここぞとばかりにエルヴァを煽った。大人気ない? そんなことは関係ない。
すると当の本人は、してやったりとでも言いたげな笑みを浮かべている。
「おいミラ、当番代わってもらう礼にこの景品はお前にやるよ」
「えー、ティッシュなら要らないからね?」
やけに自信満々なその様子に少し嫌な予感を感じるが、怯まないように煽り返す。
そして的の回転スピードも視認できるほどに遅くなり、矢の刺さったところに目をやってみると……。
「ぬいぐるみ……?」
「おっ、お兄さんやるね。ほら、お嬢ちゃん。お兄さんからのプレゼントだとさ」
射的屋の老婆はそう言って、抱えるほどの大きさのぬいぐるみを俺に渡してきた。
イマイチ事態を理解できないながらも流れのままに受け取ると、エルヴァが勝ち誇った笑顔で俺の肩を叩いて歩き出した。
「た、たまたま運が良かったからって……!」
俺は悔しさを滲ませながらそう叫びながら前を歩くエルヴァを追いかけると、ちょうど追いついたくらいに立ち止まって振り返る。
そしてぬいぐるみを抱える俺の方を見て。
「お前、似合ってるな」
「……ど、どういう意味さっ!!」
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