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完全に屈服してしまいました。 前編 (6)
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バスタブにはまだお湯も水も入っていなかった。
田中はシャワーヘッドを持つと蛇口をひねった。
ぬるめのお湯の粒が葵の体に降り注ぐ、葵の冷え切った肌にそれは十分な熱を与えてくれる。
寧ろ心地がいいくらいだった。
「熱くはないかい?」
声をあげる気力もなく葵が頷くと、田中は「そうですか」と笑って、葵にバスタブのへりに手をつくように命じた。
髪を濡らさないように、田中は葵の体にお湯をかけ、長いあいだ同じ態勢を取らされていた葵の体をほぐすように、手のひらを動かす。
床に押し付けられ、無理な体制を取らされていた首から、膝の裏で固定された腕と拘束された腕に引っ張られていた肩を無理に押すような真似はしない。
「ああう!」
胸をなでられるついでに乳首を悪戯につままれると、葵の体は素直に喘ぎ声を上げた。
普段であれば、無理やり出させなければ、出さない喘ぎ声を上げた葵の反応に笑みを深めると、田中は更に下に向かって手を滑らせていく。
「ひあ、ふああ」
腹を押すように撫でられ、葵は悲鳴じみた声を上げた。
田中の手が腹を上下に動かす度に、空になった腹がまだ何かを出そうと蠢き、まことに痛みを訴えた。
「い、いやあ、や、やめてください……」
「おや?やめて欲しいのかい?」
「お、お願い……」
「やめて欲しい?君のここは随分元気みたいですが?」
「あ、ああ、ううう」
先ほどから勃ち上がっている性器にシャワーを浴びせられる。
自分のものが今どんな状態になっているのかが、鮮明に頭の中に浮かび上がるのと同時に、やわい刺激は張り詰めた葵の性感帯をもどかしく刺激した。
気持ちが良いけど、これじゃあ、いけない。
「あ、ああ、んん、あ、や、やだ……」
葵はつかまったへりに顔を押し付けて動いているのかよく分からないほど弱々しく頭をふった。
優しく弱々しい刺激は残酷に葵を苦しめた。
「やめてぇ、いやだ……もう、イかせて下さい」
「すみません。虐めすぎましたね」
シャワーヘッドをバスタブの底に置くと、田中は手を伸ばして葵の性器を優しく握り、首筋に歯を立てた。
「あ、っはあ!」
首筋を噛まれるのと同時に性器を握りこまれると、視界の先でちりちりと火花が爆ぜるように光と影が入り乱れる。
火花が爆ぜる度に、体中を痺れるような感覚が走り抜ける。
自分の首筋を噛んでいる田中に寄りかかって体を仰け反らせる。
「ひ、ひう、は、はあ、ああ、っはあん、っふ、ふうあ、っはあ、っふう、んん、っはあ、っふ」
自分に尻を打ち付けるように腰を振っている葵の頭を撫でると、田中は性器を握った手を性器に沿って上下に動かした。
「あ、ああ、っふうあ、んん、っやあ、あああああああああん!」
田中の手に包まれた葵の性器が白濁した液を飛ばす。
全身の筋肉が一気に筋肉を緊張し、筋肉の緊張がいっせいにとかれる。
心地よい脱力感が葵の体を包み込み、意識を飲み込んだ。
つづく
田中はシャワーヘッドを持つと蛇口をひねった。
ぬるめのお湯の粒が葵の体に降り注ぐ、葵の冷え切った肌にそれは十分な熱を与えてくれる。
寧ろ心地がいいくらいだった。
「熱くはないかい?」
声をあげる気力もなく葵が頷くと、田中は「そうですか」と笑って、葵にバスタブのへりに手をつくように命じた。
髪を濡らさないように、田中は葵の体にお湯をかけ、長いあいだ同じ態勢を取らされていた葵の体をほぐすように、手のひらを動かす。
床に押し付けられ、無理な体制を取らされていた首から、膝の裏で固定された腕と拘束された腕に引っ張られていた肩を無理に押すような真似はしない。
「ああう!」
胸をなでられるついでに乳首を悪戯につままれると、葵の体は素直に喘ぎ声を上げた。
普段であれば、無理やり出させなければ、出さない喘ぎ声を上げた葵の反応に笑みを深めると、田中は更に下に向かって手を滑らせていく。
「ひあ、ふああ」
腹を押すように撫でられ、葵は悲鳴じみた声を上げた。
田中の手が腹を上下に動かす度に、空になった腹がまだ何かを出そうと蠢き、まことに痛みを訴えた。
「い、いやあ、や、やめてください……」
「おや?やめて欲しいのかい?」
「お、お願い……」
「やめて欲しい?君のここは随分元気みたいですが?」
「あ、ああ、ううう」
先ほどから勃ち上がっている性器にシャワーを浴びせられる。
自分のものが今どんな状態になっているのかが、鮮明に頭の中に浮かび上がるのと同時に、やわい刺激は張り詰めた葵の性感帯をもどかしく刺激した。
気持ちが良いけど、これじゃあ、いけない。
「あ、ああ、んん、あ、や、やだ……」
葵はつかまったへりに顔を押し付けて動いているのかよく分からないほど弱々しく頭をふった。
優しく弱々しい刺激は残酷に葵を苦しめた。
「やめてぇ、いやだ……もう、イかせて下さい」
「すみません。虐めすぎましたね」
シャワーヘッドをバスタブの底に置くと、田中は手を伸ばして葵の性器を優しく握り、首筋に歯を立てた。
「あ、っはあ!」
首筋を噛まれるのと同時に性器を握りこまれると、視界の先でちりちりと火花が爆ぜるように光と影が入り乱れる。
火花が爆ぜる度に、体中を痺れるような感覚が走り抜ける。
自分の首筋を噛んでいる田中に寄りかかって体を仰け反らせる。
「ひ、ひう、は、はあ、ああ、っはあん、っふ、ふうあ、っはあ、っふう、んん、っはあ、っふ」
自分に尻を打ち付けるように腰を振っている葵の頭を撫でると、田中は性器を握った手を性器に沿って上下に動かした。
「あ、ああ、っふうあ、んん、っやあ、あああああああああん!」
田中の手に包まれた葵の性器が白濁した液を飛ばす。
全身の筋肉が一気に筋肉を緊張し、筋肉の緊張がいっせいにとかれる。
心地よい脱力感が葵の体を包み込み、意識を飲み込んだ。
つづく
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