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蛇に遭遇する。って蛇かコレ?
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森の木々がバキバキと音をたてていく。枝だけではなく木そのものが倒れているような音が立て続けに聞こえてくる。
一体なんだとダンが森を注視していると、その音の原因が姿を現した。
ヌルっと出てくるのは大蛇の頭。それが森の木々から複数現れる。
蛇の顔の高さは人の背丈ほどだろうか。それが1、2、3……
「あ~、胴体は1つですか。多頭竜ってやつですね。ざっと8つ。ヒドラ認定されそうな個体ですね」
2つでツーヘッド。3つからトリプル、フォース、ファイブヘッドと増えていき、6つ以上はヒドラと呼ばれる。それが多頭竜だ。そういえば指揮官の男が最後に何か叫んだな?
「え~っと? 『スニークマスター』だっけ?」
『『スネークマスター』だ!』
ダンの言葉に反論する人物がヒドラと共に森から出てくる。
「? しかし竜種ですよね? たまたま一緒に出てきただけでは?」
『こいつは多頭蛇竜種! 我が『スネークマスター』の力が及ぶ最強の魔物よ!』
「え~、それってこじ付けが酷くありませんか?」
『こじ付けではないわアホー!』と騒ぐフード付きのマント姿の人物をとりあえず無視して、ダンは完全に森から出てきた多頭蛇竜種を観察した。
たしかに竜種の鱗というよりは蛇の鱗の様に小さい鱗は、なるほど普通の蛇のようにヌラヌラと光沢が滑らかに動いている。
「たぶん称号の効果なんでしょうが、しかし『蛇』の名前が付いているからとヒドラを使役できるとは……。やっぱりこじ付け感が」
とはいえ目の前には確実にヒドラが現れているのだ。ダンは両手の剣を構えて相手の出方を窺った。
「『スネークマスター』! 我らの切り札!」
「ローデン殿の仇を!」
ダンの作った線を越えずに生き残った兵士達が喝采を上げる。『というか「ローデン殿」って誰だ? あ、そういや指揮官が名乗りを上げてなかったから名前聞いてないや』とダンは一筋の汗を流した。
『ふふふ、魔境の奥地に潜むような魔物に慄いたか。しかし情けは掛けん! 行けヒドラよ!』
ダンの様子に尻込みをしたと思ったのか、『スネークマスター』と呼ばれる人物がマントの裾をはためかせてダンへと手を向けたような仕草をした。それを受けてヒドラがダンへと向かってくる。
足を持たない胴体をくねらせて、それこそダンの身長をはるかに超える胴体で進んでくるヒドラ。
8つある頭が不規則に動くと、その中の1つがダンへと急速に頭を伸ばしてきた。
ダンがそれを躱しながら左手の剣を振るって頭と胴体を分ける様に切り裂く。
直後、ダンの鼻が異様な臭いを嗅いだ瞬間、ダンは一気にバックステップでヒドラから距離を開けた。
グシュ! と切り裂かれた部分から噴き出した血が、地面に生えていた草を瞬く間に腐らせていく。土も変色をしているようだった。
距離を置いたダンは二の腕で鼻を抑えて呼吸を浅くした。
「やはり、毒血液でしたか。それに――」
ダンに切り裂かれた部位が泡立つようになり、外に出た血液が流れ落ちた後は綺麗な状態になっていた。
「噂に聞く超速再生。なるほどこれは厄介だ」
ならばと今度は力を込めて完全に切断してみる。左手の剣を唐竹割のように真っすぐに振り下ろし、飛び散る血液は剣を横に振るうことで弾き飛ばす。
ポーンと飛んでいく首を横目に、「どうだ?」とダンが切断面を見た。すると切られた箇所の中心から盛り上がるように新たな頭が出てきて、十数秒後には切った頭と遜色ない大きさに再生を果たすヒドラ。
「ぐああああああ!」
「ぎゃあああああ!」
「え?」
何故か悲鳴が聞こえてそちらを見るダン。そこにはヒドラの血を浴びた兵士が身悶えしながら弱っていく姿があった。ダンは視線を動かし、兵士に掛かったヒドラの血の痕跡を辿る。ヒドラの血は一直線にダンの元に――
「おのれ! 口封じのつもりか!」
『違うよね!? 今のお前の攻撃で飛び散った血だよね!?』
怒りに震えるダンは左手からも異臭を感じてそれを見た。
「うわ! 黒鉄鋼製の武器が溶けてる!」
熔解するように腐食する左手の剣をさっさと手放して、ダンは右手の刀だけで構えた。
『はっはっは! ヒドラの血は並みの金属をも腐食させる猛毒よ! お前もその血を浴びるか、ヒドラに食われてしまえ!』
男の言葉と共にヒドラの首が多重攻撃を仕掛けてくる。ダンは体裁きだけでその攻撃を回避していく。剣で防御すればヒドラの血液を無駄にまき散らす結果となるからだ。素早く各頭の攻撃を避けていくダン。互いの首を攻撃することのないヒドラのその首を盾にするように立ち回っていく。
『なかなか素早いようだな? しかしいつまでも逃げ切れるものではない!』
ダンもヒドラと持久力勝負をするつもりはなかった。
「ヒドラを倒せない。などと誰が言いましたか? 過去にヒドラを倒した傑物は存在しました。そして僕の家系にもヒドラを討ち取った者が居ます。その奥義、見せてあげましょう」
そういってダンは右手の刀を左手の――
「あれ?」
自分の疑問符に先ほどの記憶が蘇る。腐食する左手の剣をさっさと手放して――
「あああ!?」
そしてダンは地面に落ちて、今だに腐食していく剣というか鞘を見た。
『ダン流刀術』の起点は鞘に納めた刀から始まる。抜き身の状態でも普通の攻撃やアーツは使えるが、『ダン流刀術』はイアイと呼ばれる技を昇華したものだ。鞘の中を走らせて、驚異的な速度を生み出すことで成立する技。
『やっちまった』と心の中で思いながらも、ダンはこの事態を打開する方法を考えていた。
『他の武器は黒鉄鋼製で2合と持たない。そもそも頑丈に作った鞘だからこと2度振るうことが出来たのかも? とするとコクシン・テットウサイだけで切るか? こいつの素材ならヒドラの毒に負けることはないだろうけど、う~ん、ヒドラの首が纏まっててくれれば一撃で落とせるんだけどなぁ』
そう思うダンはヒドラを見る。ウネウネと頭を躍らせるヒドラの各首はダンなら飛び上がれば届く高さだ。しかし、飛び上がるということは地面に足が着いていない状態だ。さすがにダンも攻撃の反動を空中では支えきれない。
『せめて何合か打ち合える武器がもう一本あればなぁ』
『どうした? 奥義とやらを見せてくれるのではなかったのか?』
『スネークマスター』の声がダンを挑発してくる。もういっそのことポーチの武器も大盤振る舞いしてやってやろうかと考えたダンの視界に指揮官の遺体が移った。
『あ! あるじゃないか!』
ヒドラの攻撃を大きく躱したダンは目的とした指揮官の遺体の傍へと降り立つ。そしてその手に握られた剣を左手で拾い上げた。
手にした剣をざっと見る。不思議な光沢を放つ金属で出来た魔剣。軽く振っておおよその硬さを確認する。
「よし、これでいけるかも」
『貴様! ローデン殿の剣だぞ!』
「死人が使う剣は無し! 剣は振るわれてこそ剣ですよ!」
『スネークマスター』が激高するも、ダンはそれをバッサリと切り捨てて両手に剣を構える。
ダンの高まる闘気。2本の剣がヒドラへと向けられる。
『その身ごと食らってやる! 行け、ヒドラ!』
「予定の奥義ではありませんが。行きます! 『剣の華』!」
ヒドラはダンを食らおうと首を伸ばす。逆にダンはヒドラへと向かって跳躍をした。迫りくるヒドラの口に、ダンの右手の刀が煌めきを残して振るわれる。切り裂かれる口の向こうに更なる口が見えた。ダンは振るった勢いの身体で左手の剣を裏薙ぎに振るった。切った瞬間に体を捻じり、ダンの身体がコマの様に回転をしていく。更なる斬撃がダンの周囲を覆い、さながら斬撃の華が宙を舞う。
ダンへと殺到するヒドラの首が次々と切り飛ばされていき、再生を果たそうとする断面も更に切り落とされた。
『ヒ、ヒドラが、やられた?』
ヒドラの断面から飛び散った血液も斬撃の華に防がれてダンに届くことなく、全てのヒドラの首を切り落とし終えるとダンがアーツを終了させた。
「う~ん、ギリギリでしたね」
左手の剣は剣身が細くなっていた。さすがに魔剣といえども耐久力に限界があったようだ。ちなみに右手の刀は一切の変化もなかった。
「さて、残るはあなたですね?」
ダンに刀を突きつけられた『スネークマスター』の身体が揺らぐ。
『く、こうなったら――』
「あ、にいちゃん」
いきなり声がした。ダンが横目で見ると、いつの間にやら少年が草むらから顔を覗かせていた。
ダンが眉を顰めて、告げる。
「とりあえず、そこを動かないように」
そしてダンは刀を構えて『スネークマスター』へと近づいていった。
「――甘いな」
いきなり少年はダンへと走りよると、ダンの脇腹へと隠し持った短剣を突き出した。
一体なんだとダンが森を注視していると、その音の原因が姿を現した。
ヌルっと出てくるのは大蛇の頭。それが森の木々から複数現れる。
蛇の顔の高さは人の背丈ほどだろうか。それが1、2、3……
「あ~、胴体は1つですか。多頭竜ってやつですね。ざっと8つ。ヒドラ認定されそうな個体ですね」
2つでツーヘッド。3つからトリプル、フォース、ファイブヘッドと増えていき、6つ以上はヒドラと呼ばれる。それが多頭竜だ。そういえば指揮官の男が最後に何か叫んだな?
「え~っと? 『スニークマスター』だっけ?」
『『スネークマスター』だ!』
ダンの言葉に反論する人物がヒドラと共に森から出てくる。
「? しかし竜種ですよね? たまたま一緒に出てきただけでは?」
『こいつは多頭蛇竜種! 我が『スネークマスター』の力が及ぶ最強の魔物よ!』
「え~、それってこじ付けが酷くありませんか?」
『こじ付けではないわアホー!』と騒ぐフード付きのマント姿の人物をとりあえず無視して、ダンは完全に森から出てきた多頭蛇竜種を観察した。
たしかに竜種の鱗というよりは蛇の鱗の様に小さい鱗は、なるほど普通の蛇のようにヌラヌラと光沢が滑らかに動いている。
「たぶん称号の効果なんでしょうが、しかし『蛇』の名前が付いているからとヒドラを使役できるとは……。やっぱりこじ付け感が」
とはいえ目の前には確実にヒドラが現れているのだ。ダンは両手の剣を構えて相手の出方を窺った。
「『スネークマスター』! 我らの切り札!」
「ローデン殿の仇を!」
ダンの作った線を越えずに生き残った兵士達が喝采を上げる。『というか「ローデン殿」って誰だ? あ、そういや指揮官が名乗りを上げてなかったから名前聞いてないや』とダンは一筋の汗を流した。
『ふふふ、魔境の奥地に潜むような魔物に慄いたか。しかし情けは掛けん! 行けヒドラよ!』
ダンの様子に尻込みをしたと思ったのか、『スネークマスター』と呼ばれる人物がマントの裾をはためかせてダンへと手を向けたような仕草をした。それを受けてヒドラがダンへと向かってくる。
足を持たない胴体をくねらせて、それこそダンの身長をはるかに超える胴体で進んでくるヒドラ。
8つある頭が不規則に動くと、その中の1つがダンへと急速に頭を伸ばしてきた。
ダンがそれを躱しながら左手の剣を振るって頭と胴体を分ける様に切り裂く。
直後、ダンの鼻が異様な臭いを嗅いだ瞬間、ダンは一気にバックステップでヒドラから距離を開けた。
グシュ! と切り裂かれた部分から噴き出した血が、地面に生えていた草を瞬く間に腐らせていく。土も変色をしているようだった。
距離を置いたダンは二の腕で鼻を抑えて呼吸を浅くした。
「やはり、毒血液でしたか。それに――」
ダンに切り裂かれた部位が泡立つようになり、外に出た血液が流れ落ちた後は綺麗な状態になっていた。
「噂に聞く超速再生。なるほどこれは厄介だ」
ならばと今度は力を込めて完全に切断してみる。左手の剣を唐竹割のように真っすぐに振り下ろし、飛び散る血液は剣を横に振るうことで弾き飛ばす。
ポーンと飛んでいく首を横目に、「どうだ?」とダンが切断面を見た。すると切られた箇所の中心から盛り上がるように新たな頭が出てきて、十数秒後には切った頭と遜色ない大きさに再生を果たすヒドラ。
「ぐああああああ!」
「ぎゃあああああ!」
「え?」
何故か悲鳴が聞こえてそちらを見るダン。そこにはヒドラの血を浴びた兵士が身悶えしながら弱っていく姿があった。ダンは視線を動かし、兵士に掛かったヒドラの血の痕跡を辿る。ヒドラの血は一直線にダンの元に――
「おのれ! 口封じのつもりか!」
『違うよね!? 今のお前の攻撃で飛び散った血だよね!?』
怒りに震えるダンは左手からも異臭を感じてそれを見た。
「うわ! 黒鉄鋼製の武器が溶けてる!」
熔解するように腐食する左手の剣をさっさと手放して、ダンは右手の刀だけで構えた。
『はっはっは! ヒドラの血は並みの金属をも腐食させる猛毒よ! お前もその血を浴びるか、ヒドラに食われてしまえ!』
男の言葉と共にヒドラの首が多重攻撃を仕掛けてくる。ダンは体裁きだけでその攻撃を回避していく。剣で防御すればヒドラの血液を無駄にまき散らす結果となるからだ。素早く各頭の攻撃を避けていくダン。互いの首を攻撃することのないヒドラのその首を盾にするように立ち回っていく。
『なかなか素早いようだな? しかしいつまでも逃げ切れるものではない!』
ダンもヒドラと持久力勝負をするつもりはなかった。
「ヒドラを倒せない。などと誰が言いましたか? 過去にヒドラを倒した傑物は存在しました。そして僕の家系にもヒドラを討ち取った者が居ます。その奥義、見せてあげましょう」
そういってダンは右手の刀を左手の――
「あれ?」
自分の疑問符に先ほどの記憶が蘇る。腐食する左手の剣をさっさと手放して――
「あああ!?」
そしてダンは地面に落ちて、今だに腐食していく剣というか鞘を見た。
『ダン流刀術』の起点は鞘に納めた刀から始まる。抜き身の状態でも普通の攻撃やアーツは使えるが、『ダン流刀術』はイアイと呼ばれる技を昇華したものだ。鞘の中を走らせて、驚異的な速度を生み出すことで成立する技。
『やっちまった』と心の中で思いながらも、ダンはこの事態を打開する方法を考えていた。
『他の武器は黒鉄鋼製で2合と持たない。そもそも頑丈に作った鞘だからこと2度振るうことが出来たのかも? とするとコクシン・テットウサイだけで切るか? こいつの素材ならヒドラの毒に負けることはないだろうけど、う~ん、ヒドラの首が纏まっててくれれば一撃で落とせるんだけどなぁ』
そう思うダンはヒドラを見る。ウネウネと頭を躍らせるヒドラの各首はダンなら飛び上がれば届く高さだ。しかし、飛び上がるということは地面に足が着いていない状態だ。さすがにダンも攻撃の反動を空中では支えきれない。
『せめて何合か打ち合える武器がもう一本あればなぁ』
『どうした? 奥義とやらを見せてくれるのではなかったのか?』
『スネークマスター』の声がダンを挑発してくる。もういっそのことポーチの武器も大盤振る舞いしてやってやろうかと考えたダンの視界に指揮官の遺体が移った。
『あ! あるじゃないか!』
ヒドラの攻撃を大きく躱したダンは目的とした指揮官の遺体の傍へと降り立つ。そしてその手に握られた剣を左手で拾い上げた。
手にした剣をざっと見る。不思議な光沢を放つ金属で出来た魔剣。軽く振っておおよその硬さを確認する。
「よし、これでいけるかも」
『貴様! ローデン殿の剣だぞ!』
「死人が使う剣は無し! 剣は振るわれてこそ剣ですよ!」
『スネークマスター』が激高するも、ダンはそれをバッサリと切り捨てて両手に剣を構える。
ダンの高まる闘気。2本の剣がヒドラへと向けられる。
『その身ごと食らってやる! 行け、ヒドラ!』
「予定の奥義ではありませんが。行きます! 『剣の華』!」
ヒドラはダンを食らおうと首を伸ばす。逆にダンはヒドラへと向かって跳躍をした。迫りくるヒドラの口に、ダンの右手の刀が煌めきを残して振るわれる。切り裂かれる口の向こうに更なる口が見えた。ダンは振るった勢いの身体で左手の剣を裏薙ぎに振るった。切った瞬間に体を捻じり、ダンの身体がコマの様に回転をしていく。更なる斬撃がダンの周囲を覆い、さながら斬撃の華が宙を舞う。
ダンへと殺到するヒドラの首が次々と切り飛ばされていき、再生を果たそうとする断面も更に切り落とされた。
『ヒ、ヒドラが、やられた?』
ヒドラの断面から飛び散った血液も斬撃の華に防がれてダンに届くことなく、全てのヒドラの首を切り落とし終えるとダンがアーツを終了させた。
「う~ん、ギリギリでしたね」
左手の剣は剣身が細くなっていた。さすがに魔剣といえども耐久力に限界があったようだ。ちなみに右手の刀は一切の変化もなかった。
「さて、残るはあなたですね?」
ダンに刀を突きつけられた『スネークマスター』の身体が揺らぐ。
『く、こうなったら――』
「あ、にいちゃん」
いきなり声がした。ダンが横目で見ると、いつの間にやら少年が草むらから顔を覗かせていた。
ダンが眉を顰めて、告げる。
「とりあえず、そこを動かないように」
そしてダンは刀を構えて『スネークマスター』へと近づいていった。
「――甘いな」
いきなり少年はダンへと走りよると、ダンの脇腹へと隠し持った短剣を突き出した。
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