あきとかな ～恋とはどんなものかしら～

あとがき

『あきとかな　～恋とはどんなものかしら～』に
最後までお目通しいただき、
本当にありがとうございました！
こういった場所に
自分の妄想を登録することも、
男性同士が愛し合う物語を書くことも
初めてだったので、
いろいろこなれていない部分も
あったと思います。
最後までおつきあいいただき、
心より感謝いたします。

基本的にここで描きたかったのは、
自分が同性愛者とわかり、
自分自身や周囲の固定観念に振り回され、
その中で成長していく男性の姿です。
ですのでエピソード重視の大長編に
なってしまいました。
物語は2017～18年を想定しています。
同性愛者への風当たりは今よりも
強かったかも知れませんが、
主人公に過剰な試練を与えるのは
好きではありませんし
（キツいのは現実だけで
十分じゃないですか笑）、
お相手が美形だというＢＬの
ファンタジーを加えたので、
良くも悪くも緩くなったと思います。

原稿が仕上がったのは早かったのですが、
何度も校正し、表紙絵を描いてもらう
などしているうち、
暁斗と奏人は、私の大切な「ウチのコ」と
なりました。
機会があれば、スピンオフを出したいです。
まずは、アルファポリスさんの
アンダルシュ企画で
お題をいただくというものがあるようなので、
2021年の9月に奏人が帰国した後のネタで、
そちらに参加することを考えています。

改めまして、長い作品を読んでくださった
皆様に、
心より御礼申し上げます。

2021.9.13　穂祥　舞